2023-06-21 (Wed)

本日のキーワード : ウクライナ、ネオナチ、インテグラル・ナショナリスト、ウォロディミル・ゼレンスキー、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、歴史修正主義、ロシア、中国
The defeat of Ukraine is becoming clearer
明らかになりつつあるウクライナの敗戦 ④
It is an open secret: the government of Kiyv is losing militarily to the Russian army. The latter is advancing without hurrying and is building the defense of the regions that joined Moscow by referendum. But this inexorable reality hides others. For example, the fact that Turkey, still a member of NATO, supports Russia and provides it with spare parts for its army. Not only is the Atlantic Alliance losing, but it is cracking.
それは公然の秘密である : キエフ政府は、ロシア軍に軍事的に負けている。後者は急ぐことなく前進しており、住民投票によってモスクワに加わった地域の防衛態勢を整えている。 しかし、このどうしようもない現実には、他にも隠されていることがある。例えば、現在も NATO に加盟しているトルコがロシアを支援し、その軍隊の予備部品を提供しているという事実だ。大西洋同盟は負けているだけでなく、亀裂も入っているのである。

President Zelensky, who mocked the way Ukrainians came to Brussels to beg when he was a comedian, came to Brussels to beg as president.
芸人時代にウクライナ人がブリュッセルに物乞いに来る様を嘲笑したゼレンスキー大統領は、大統領としてブリュッセルに物乞いに来た。
The earthquake that has just shaken Turkey and Syria does not have the characteristics of earthquakes observed so far, anywhere in the world. The fact that a dozen Western ambassadors left Ankara in the five days preceding the earthquake and that, in the same period, their countries issued advice not to travel to Turkey seems to indicate that the West knew in advance what was going to happen. The United States has the technical means to cause earthquakes. In 1976, they promised never to use them. Romanian Senator Diana Ivanovici Șoșoacă claims that they violated their signature of the "Convention on the Prohibition of the Use of Environmental Modification Techniques for Military or any other Hostile Purposes" and caused this earthquake. President Recep Tayyip Erdoğan has asked his intelligence services (MİT) to investigate what is now only a hypothesis. In the case of a positive response, it would have to be admitted that Washington, aware that it is no longer the world’s leading economic power, nor the world’s leading military power, destroys its allies before it dies.
トルコとシリアを震撼させた今回の地震は、これまでに観測された世界のいかなる地域の地震にも見られない特徴を持っている。地震発生前の 5 日間に欧米の大使 12 人がアンカラを離れ、また同時期に各国からトルコへの渡航を控えるよう勧告が出されたことは、欧米が事前に何が起こるかを知っていたことを物語っているようだ。アメリカは、地震を起こす技術的な手段を持っている。1976 年、彼らは決してそれを使わないと約束した。ルーマニア上院議員のダイアナ・イヴァノヴィチ・シュオアカ氏 (Diana Ivanovici Șoșoacă) は、彼らが 「軍事的またはその他の敵対的目的のための環境改変技術の使用禁止に関する条約」 の署名に違反し、今回の地震を引き起こしたと主張している。レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、情報機関(MİT)に、現時点では仮説に過ぎないが、その調査を要請した。肯定的な回答が得られた場合、ワシントンはもはや世界有数の経済大国でもなく、世界有数の軍事大国でもないことを自覚し、自国が滅びる前に同盟国を滅ぼさんとするその姿勢を認めざるを得なくなるであろう。

レジェップ・タイイップ・エルドアン




2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆The defeat of Ukraine is becoming clearer
本日の書物 : 『第二次世界大戦 アメリカの敗北 米国を操ったソビエトスパイ』 渡辺 惣樹 文藝春秋
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 ヴェノナで解読された情報はその性格上極秘であった。計画の存在さえもごく少数の関係者しか知らないことだった。収集された情報も極秘にされた。当時、政府中枢でヴェノナ文書にアクセスできたものはジョン・エドガー・フーバー FBI 長官だけだったようだ。フランクリン・デラノ・ルーズベルト大統領 (以下 FDR) も、その死後を襲ったハリー・トルーマン大統領もその情報共有ループから外されていた。

ジョン・エドガー・フーヴァー

フランクリン・デラノ・ルーズベルト (FDR)

ハリー・S・トルーマン
ヴェノナ解読チームは政府中枢にいる何人かがスパイであることを突き止めた。その中に、財務省ナンバー 2 のハリー・デキスター・ホワイトと、国務省高官のアルジャー・ヒスがいた。司法当局 (FBI) は、二人を含む容疑者らの監視を始めたが、そのころにはカウンター・インテリジェンスを警戒するモスクワからスパイ行為停止命令が出ていた。そのため訴訟を維持するに足る証拠を見つけられなかった。

ハリー・デクスター・ホワイト

アルジャー・ヒス
そうした状況の中でワシントンの議会下院 (非米活動委員会 〔HUAC〕 ) が動いた。同委員会が疑惑の高官たちを喚問したのである。彼らの発言は怪しかったが、逮捕できるほどのものではなかった。委員会の調査は 「スパイ疑惑」 を晒したものの中途半端に終わった。のちに、アルジャー・ヒスは起訴され有罪となったが、その罪は非米活動委員会での偽証の罪であり、スパイ罪ではなかった。刑期を終えたヒスはその後も無罪の主張を変えなかった。
したがって、一九九五年のヴェノナ文書公開までは、この二人に代表されるソビエトスパイがアメリカ外交にもたらした影響については具体的に触れることは難しかった。しかし、今では彼らがスパイであったことは間違いない事実とされ、それを前提として歴史を叙述することが可能になっている。
本書は、二人のスパイ (ホワイトとヒス) の行状に焦点をあてながら、近現代史の再叙述を試みたものである。従来の歴史書には、ソビエトの諜報活動という 「横糸」 はまったくと言っていいほど使われていない。使えなかった 「横糸」 を織り込んで歴史を語った時にいかなる風景が現れるのか。それが本書のテーマである。』

ユダヤ人の民族自治?
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、第二次世界大戦時にアメリカを実質的に動かしていたのが誰だったのかという疑問に、明確な解答を示してくださる良書で、まずはこの書物を通じて基本を押さえて頂き、その上で、その発祥が同根 (もちろんソ連です) で、やがて対立するようになるもう一方の流れがアメリカで根を張り、米ソ冷戦の時代をつくり、ソ連なきあとのロシアを依然敵視し、そして今まさに、欧州連合 (EU) や日本を巻き込み、アメリカ以外の国々を弱体化せしめ、その一強の覇権体制の延命を図ろうとして 「ウクライナ紛争」 を引き起こした、現代アメリカを実質的に動かしている連中 (ネオコン&シュトラウス派) に、どのように繋がっていくのかを考えるためのきっかけとして活用して頂きたい書物のひとつとなります。

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『なぜロシア・シオニストは文化的自治を批判したのか : シオニズムの「想像の文脈」とオーストリア・マルクス主義民族理論』鶴見太郎
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 5. ロシア・シオニズムにおけるオーストリア民族理論と 「文化的自治」 批判
5-2. 文化的自治批判と領土観
これに続く部分で、オーストリアやロシア、オスマン帝国の事例に即しながら、これを具体化させる方法や細目について彼は説明している。国家の枠内で自主管理を行うマイノリティを取り仕切るのは、その代表者の機関、すなわち民族代表議会、ないし民族セイム (議会) である。民族セイムは資金を国庫から得る。それは国家の委任統治のようなものだという。詳しくは論じていないが、彼は、マジョリティ地域における民族セイムと、マイノリティ地域における民族セイムの 2 つの設置し (例えば、ポーランドにおけるポーランド人セイムと、ポーランド外の地域におけるポーランド人セイム)、相互に交流することを想定している。マジョリティ地域がないロシアのドイツ人やユダヤ人は例外的だという。こうした民族がどうすべきか彼は明示していないが、少なくとも、「自主管理」 では民族としての生を全うできないことを彼は暗示していることは、論理的に明らかであり、つまりは、どこかにマジョリティ地域を持たなければならないということである。

カール・カウツキー

カール・レンナー

オットー・バウアー
ここで注目すべきは、ジャボティンスキーの論じ方は、パスマニク同様に、「民族的なもの」 を社会的なものとして捉え、それゆえに、マイノリティがマジョリティの中では限定的な活動しかできないことを浮き彫りにする格好となっているということである。「文化的自治」 や 「文化」 という語の彼の捉え方に鑑みても、こうした位相に強調点があったがために、彼にとって 「文化的自治」 では意味がない ( 「不十分」 なのではなく) のである。
この点をさらに見ていくうえで、バウアーに関するシオニストの議論は非常に示唆的である。3 節で触れたように、バウアーは 『多民族問題と社会民主主義』 (1907 年)でも、わざわざ 「ユダヤ人の民族自治?」 という章を設けて、ユダヤ人の同化の必然を説き、ネーション (※民族の意) として残ることを否定している。やや時期は前後するが、ポーランドに関する論考を 『ラスヴェト』 に多く寄せいていたM ・M ・A ・ハルトグラスによる 「ユダヤ人問題をめぐるオットー・バウアー」 ( 『ラスヴェト』 1908.3.22) を取り上げたい。ハルトグラスは冒頭で、以前、シオニズムとブンドのどちらがレンナーと一体であるかという論争があった、と紹介しているように、やはり、シオニズムとレンナー理論は近いことになっている。バウアーの関心はシオニズムのそれとは決して同じではないが、ブンドとは著しく相容れないものであり、ブンドは自らの目的のためにレンナーを歪曲しており、シオニストはレンナーを率直に正しく理解していることは疑いない、とハルトグラスは冒頭で記している。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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