2018-04-21 (Sat)

パラドックス(paradox)とは、正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉である。逆説、背理、逆理とも言われる。
「妥当に思える推論」は狭義には(とりわけ数学分野においては)形式的妥当性をもった推論、つまり演繹(えんえき)のみに限られる。しかし一般的にはより広く帰納など含んだ様々な推論が利用される。また「受け入れがたい結論」は、「論理的な矛盾」と「直観的には受け入れがたいが、別に矛盾はしていないもの」に分けることができる。狭義には前者の場合のみをパラドックスと言い、広義には後者もパラドックスという。こうした区分は主に数学分野を中心に行われるもので、結論が直感的に受け入れやすいかどうかではなく、公理系の無矛盾性をより重視する所から来る区分である。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【先進諸国のあり方】が【一致していくという暗黙のモデル】が、経済と社会の【グローバル化という展望の根底にあった】わけですが、それが各国の推移の現実の前で【徐々に解体】されています。

出生率という人口学的な指標の数値が数十年前から国によって非常に異なっており、今や各国をそれぞれ別個の運命へと導いています。

【フランスとイギリス】は、人口が増えもしないが減りもしない、一応【バランスのとれた状態】にあります。【日本】は高齢化していますが、何よりも国民の同質性の維持を気遣うがゆえに、【人手不足の問題の解決をテクノロジーに求めています】。【ドイツ】では、人口ピラミッドに大きく空いた穴を埋めるのに若年層の3分の1が不足しているのですが、日本と違って大国にふさわしいパワーを持つことを諦めず、【信じがたいほど冒険主義的な労働力輸入政策】に打って出ています。自国周辺のいたるところで【国境と国家の無意味化を促している】のです。ウクライナでも、中東でもそうで、それらの地域では、アメリカの無力な軍隊装備よりも、ドイツの経済パワーのほうが重きを成しつつあります。

☆独女子医学生をレイプし殺害、自称アフガン国籍の少年に終身刑
【ドイツのあり方はパラドクサル】です。

【ドイツ】は、さまざまなネイションのうちで【最もナショナルなネイション】であり、それは、あの国の【熱烈な重商主義と過剰な貿易黒字が示している】とおりです。

☆ドイツの記録的黒字「保護主義の要因」、IMFトップが縮小呼び掛け
しかし、それでいてドイツは今日、ドイツなりのやり方ですけれども、【グローバリゼーションの理想に忠実】であり続けているおそらく【唯一の先進国】なのです。

【ドイツの経済システム】はすでに【複数のネイションにまたがり】、東ヨーロッパの労働力と西ヨーロッパの消費者を組み合わせています。もしかして【ドイツ】は、【もはや後戻りできないと思っている】のでしょうか? 【今後20年の間に崩壊するリスク】を冒しても…。

【中国】は【半先進国にすぎません】。

しかし、【先進各国、特にアメリカで起こってきている潮流の反転】が【あの国を苦境に陥れる】可能性はあります。

【中国経済の成長は輸出主導】なので、【アメリカがナショナルな方向へ重心を移す】とき、

☆トランプ政権が農家救済検討、対中貿易戦争に備え
特にその重心移動が【統合ヨーロッパの統合の崩壊や断片化】と時を一にして起こるとき、

☆IMF専務理事:独仏にユーロ圏改革促すよう呼び掛け-英EU離脱で
【続かなくなる】でしょう。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、2016年に出版された、左翼・フランス人の著者による書物ですが、日本だけに存在している「左翼リベラル」(⇒世間一般に言われるところの、いわゆる、「パヨク」)の奇妙な論理とは違って、非常に参考になる見識が書かれている良書です。

さて、著者はドイツについて、「最もナショナルなネイション」でありながら、「グローバリゼーションの理想に忠実」でもあるという様を「パラドクサル」、つまり「逆説」であると表現しています。
これを「数学の論理」で考えてみましょう。まず、「逆説」の意味を確認しておきますと、次のようになります。
「逆説(背理、逆理) : ある命題から正しい推論によって導き出されているように見えて、結論で矛盾をはらむ命題。」
で、現在のドイツの状況を踏まえて、著者が指摘されている「命題」を次のように前提として置きます。
正 : ( ナショナルなネイション ) は ( グローバリゼーションの理想に忠実 )である
そもそも、この前提からして、「偽」であるのですが、ドイツの現状を、まさに表現しているものでもあり、私たちは現実に目の前で見ることができます。
続いて、
逆 : ( グローバリゼーションの理想に忠実 )であれば( ナショナルなネイション )である
もちろん、これも「偽」です。ドイツ以外には見当たりません。
当然の結論ですが、
裏 : ( ナショナルなネイション )でなければ( グローバリゼーションの理想に忠実 )でない
あるいは、
対偶 : ( グローバリゼーションの理想に忠実 )でなければ( ナショナルなネイション )でない
も、すべて「偽」となります。
つまり、現在のドイツの状況は、明らかに論理的に「誤った状態」にあり、著者は、それが維持されている理由として、独特な「ドイツの経済システム」、すなわち「東ヨーロッパの労働力と西ヨーロッパの消費者」の組み合わせを挙げられ、それは長続きしないだろう、と書かれている訳で、「数学的な思考」に基づく達見であると言えます。

「数学的な思考」が理解し難い場合は、以前ご紹介させて頂いております、こちらの書物(↓)をご参照ください。
詳しくはこちらをご参照❤
↓
☆小室直樹 数学を使わない数学の講義

実際、現在のドイツが現状を維持できているのには、他国の犠牲によって利益を得ているからという明らかな理由があり、すでに多くの国々が問題視してきたことでもあります。

☆結局、誰もが自分がかわいい ~貿易戦争の真犯人はユーロ圏?~
そして、そのことに対する反発が非常に強くなってきている状況にあります。

☆ナチス侵攻の賠償金57兆円、ポーランド議会が試算

☆ハンガリー議会選、与党が圧勝 「移民阻止」に支持 オルバン首相の再選確実
で、そのような中で、浮かび上がってくるのが「左翼ユダヤ教徒」の姿です。


☆アングル:「ソロス氏攻撃」強化か、ハンガリーの首相3選で

☆【ソロス激白】「支配的な思想」となったナショナリズム新たな戦いを誓い、EUは「崩壊寸前」と語る

☆【ダボス会議:ソロススピーチ全文】歴史上の現在の瞬間 (第一部)

☆【英国:暴露】ジョージ・ソロスはBrexitを阻止するキャンペーンに大金を投入

☆【ハンガリー首相:告発】ジョージ・ソロスは、スロバキアの反移民政権を排除しようとしている

☆【ハンガリー:警告】何千人ものソロスの傀儡たちがハンガリー政府を移民支持に変えようとしている

☆【米・ソロス】オバマ時代の国務省は、アルバニアでソロスの組織の政治活動に税金が使われたと監視団体は述べている

☆【米国州議員・インタビュー】ジョージ・ソロスは、国民ではなくオリガルヒに奉仕する世界政府を求めている
まさしく「老害」ですね❤

それでは、本日の最後になりますが、そのドイツが、「信じがたいほど冒険主義的な労働力輸入政策」を採っている、採ることができる理由を、私たち日本人が理解するためには、「ドイツ人って何なのか」を知っておく必要があります。
かつてケルト人の住む地に、ゲルマン人が侵入し、ローマ人と争い、最終的に分裂後の西ローマを滅ぼし、「フランク王国」を作り、やがて3つ分かれ、いわゆる「西欧」を形成する土台となるというのが、現在に至るまでのヨーロッパの歴史の流れです。
そして、敵であったローマ人の「ガイウス・ユリウス・カエサル」の一族である「ハプスブルク家」を、自分たちの「王さま」として喜んで迎え入れたという「訳のわからない歴史」を、さも「継続した歴史」であるかのように語っているのが、現代の西欧諸国になります。
その西欧諸国の1つであるドイツのベルリンにあるシンボルの1つが「ブランデンブルク門」で、

かつてベルリンは、ナポレオンの占領下に置かれたという屈辱の歴史もあって、ブランデンブルク門の手前の広場は、1814年の反ナポレオン連合によるフランス・パリの占領を記念して、「パリ広場」と命名されています。

詳しくはこちらをご参照❤
↓
☆古代ローマと戦った西欧の英雄
☆どうして、ドイツのベルリンに、「パリ広場」があるのでしょう?

そのドイツのシンボルの前で、現在で行われているのが、こちら(↓)です。


いかがでしょうか?
ドイツの現状を御理解頂くことができましたでしょうか?
このドイツが、ヒトラーがやったことと同じように、現在の中華人民共和国へ接近していることを、私たち日本人は危険視しておかなければなりません。

続きは次回に♥
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