2021-01-12 (Tue)

ヤコブ・べーメが使用したシンボル
本日のキーワード : ヤコブ・ベーメ、ディープステート、神智学、神秘主義
ヤーコプ・ベーメ / ヤコブ・ベーメ(Jakob Böhme,1575年 - 1624年11月17日)は、ドイツの神秘主義者である。ドイツ語で主に著述した最初の思想家でもあり、信奉者から付けられた「フィロソフス・テウトニクス」(ドイツの哲人)という異名でも知られる。ルター派教義を背景とし、パラケルススら新プラトン主義に影響を受けた独特の自然把握と「神の自己産出」という哲学史上稀な概念の展開は、敬虔主義やドイツ観念論といった近世のドイツ思想だけでなく、近代の神秘学にも影響を与えている。
主著は『アウローラ』、『シグナトゥーラ・レールム』、『大いなる神秘』、『キリストへの道』。
本日の書物 : 『百田尚樹の日本国憲法』 百田 尚樹 祥伝社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【刀伊の入寇(といのにゅうこう)】への対応で明らかなように、【朝廷と貴族】は【治安維持には無力】で、【武士に任せきり】でした。そうでありながら、藤原隆家の評価からもわかるように、武士に高い地位を与えませんでした。【何よりも、戦争を「穢れ(けがれ)」として忌み嫌いました】。
平安時代は刑罰としての死刑を廃止していました。現在の日本でも、【死刑廃止論者】は少なくありませんが、【その大半はやはり理想論を掲げる平和主義者たちです】。彼らは「平安時代は死刑がなく、人権意識が進んでいた時代だった」と言います。しかし、これは誤解です。
確かに、嵯峨天皇が弘仁九(818)年に「死刑廃止」の宣旨(せんじ)を出してから、保元元(1156)年までの三〇〇年以上にわたり、死刑はありませんでした。これは世界史的に見ても特筆すべきことですが、【命や人権を重んじてなされたことではありません】。天皇や太政官たちは、【死刑を宣告すると身が穢れる】と考え、【死刑に処された者が怨霊となって祟(たた)る】ことを恐れました。だから、死刑を廃止したのです。
平和だった【平安時代も、末期になると治安は悪化】していました。【都では盗賊が跋扈し、殺人事件も少なくありませんでした】。にもかかわらず、朝廷は犯人を捕まえても死刑にすることなく、都から追放する処分しか下しませんでした。ただし、【地方では罪人たちは普通に処刑されていました】。【朝廷や貴族たちは嫌なものが目に入らないようにしていただけ】のことです。』

実はカール・マルクスも、ディープステート(deep state)側です!
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「マルクス主義」と同様に我が国を蝕み、さらには日本国民の生命と安全を守らない口実を与える根拠となっている「THE・日本国憲法」の、どこがどう問題で、なにがどれほど異常なのか、が簡単に理解できる良書で、いわゆる「おパヨクの砦」である「THE・日本国憲法」を廃止し、本来あるべき「天皇陛下がしらす日本国の憲法」を新たに創設するためにも、知っておきたい事実が数多く紹介されているお薦めの良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 356,228(352,620)÷20,981,023(20,739,217)=0.0169・・・(0.0170) 「1.69%(1.70%)」

イタリア : 76,329(75,680)÷2,181,619(2,166,244)=0.0349・・・(0.0349) 「3.49%(3.49%)」

日本 : 3,548(3,472)÷253,486(248,576)=0.0139・・・(0.0139) 「1.39%(1.39%)」

さて、本日はまず、昨日に引き続きまして、次の論文を読み進めることで、「社会主義」・「共産主義」の世界観について確認して参りたいと思います。

☆『社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点 :剰余価値学説と唯物史観の批判的検討(2)』筒井正夫
それでは早速見て参りましょう。
『 社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点
剰余価値学説と唯物史観の批判的検討(2)
Ⅱ 唯物史観とその問題点
ここでは剰余価値学説とともに社会主義・共産主義的世界観の根幹をなす今一つの柱である唯物史観について、その概要をまず示し、その上で問題点を検討しよう。・・・
2 問題点
以上、唯物史観の内容を概説し、未曾有の影響力を持ちえた理由の一端を考察してきた。だが、この唯物史観は多大な問題をはらんでいる。次にそれを、1)・2)・3) の内容に即して検討していこう。
(1)下部構造の上部構造規定論について
・・・前述したように剰余価値は、資本主義社会の工場制のもとにあっても労働者だけでなく、工場の統括と経営を担う経営者・資本家も加わって初めて生み出される。それは、奴隷制における奴隷農場の統括者・経営者、封建制下における領地や農地の管理・経営者たる領主や地主においても同様のことがいいうる。
たしかに経済的、政治的に優勢な階級は、自己の権力を維持するために国家の様々な機関を活用することが常道かもしれない。しかし、彼等は組織や社会の指導層として、同時に、様々な階層や地域の諸利害を調整し、さらにはインフラや社会資本の整備・国土(領土)防衛のための組織維持、教育・衛生なども含んだ公的事業のための資金徴収(徴税)と支出管理のための行財政運営を行って、社会全般の公的利益を促進してきたのである。これらの運行のための、諸階級の利害調整機関として近代市民社会では、議会と官僚機構がその役割を飛躍的に増大させていく。そこで様々な階級の利害が反映され、彼等との妥協と協力体制が整えられていったのである。
すなわち社会はマルクス・エンゲルスのいうような支配階級が被支配階級の剰余価値を一方的に搾取する階級社会にのみ還元できるものではなく、いわゆる支配層も剰余価値創出に指導的役割を果たし、また直接的経済支配に与しない小生産者や商人、雑業層など多様な階層が各々の社会的役割を担って存在している。したがって、国家はそうした諸階層の利害を調整し、共通利害である公共の事業を遂行することを任務とする。その中には、そうした事業を通して経済的・政治的に優勢な階級が自己の利益を追求する場合もあるだろう。しかし、それがすべてではない。』
この続きは、次回以降に御紹介させて頂きますが、みなさまもご承知のとおり、昨年の11月の米大統領選挙以降、次々と想像を絶するような出来事が続発しております。
で、一体何が起こっているのか、ということを理解するためには、いま一度、「社会主義」と「共産主義」について知って頂く必要があります。
ここで、さきほどの論文中に書かれていたことを、次のように否定的な意味で捉えて頂く(ほとんど文章自体は変わりませんが)と。。。
『 たしかに経済的、政治的に優勢な階級は、自己の権力を維持するために国家の様々な機関を活用することが常道であり、彼等は組織や社会の指導層として、同時に、様々な階層や地域の諸利害を調整し、さらにはインフラや社会資本の整備・国土(領土)防衛のための組織維持、教育・衛生なども含んだ公的事業のための資金徴収(徴税)と支出管理のための行財政運営を行って、社会全般の公的利益を促進してきたのである。これらの運行のための、諸階級の利害調整機関として近代市民社会では、議会と官僚機構がその役割を飛躍的に増大させていく。そこで様々な階級の利害が反映され、彼等との妥協と協力体制が整えられていったのである。』

これが、現在私たちの目前で、その本性を剥(む)き出しにしている、いわゆる「ディープステート(deep state)」の正体になります。
ほぼ同じ内容の文章であっても、それを肯定的に捉えるのか、あるいは否定的に捉えるのかで、真逆の見え方となることが御理解頂けるのではないでしょうか?

カール・マルクス
では、そんなマルクスは、「ディープステート(deep state)」の正体を見抜き、それに立ち向かい、戦いを挑んだ“正義の味方”だったのでしょうか?

この答えは、ここでは一旦棚上げにさせて頂きますが、マルクスは決して天才学者であったわけではなく、むしろ学生時代から、その放蕩な生活ぶりが知られており、アカデミックな世界とは無縁の凡人でした。

『 マルクスの思想の基本とその生成過程については、彼自身がそれを『経済学批判』の序文で簡潔に描写している。この序文は、教条的マルクス主義が好んで引用する典拠であるが、歴史的批判的研究の立場から見ても、必ずしも自己正当化というわけではなく、おおよそ事実に近いものであるといってよい。ただし、この序文でマルクスはその思想的歩みについて、彼が法学部の学生ではあったこと、しかし主に哲学と歴史を学び、法学は「付随的に学んだ」にすぎないと述べるにとどまり、学問との具体的関りについては沈黙を保っている。彼はボン大学法学部に1年間在籍したあと、ベルリン大学法学部に移籍している。しかしアルヒーフ史料を踏まえた実証研究が示すように、彼は実際にはほとんど勉強もせず、放蕩の毎日を過ごしていた。彼は、在籍期間満了直前になって慌てて作成したエピクロス自然哲学に関する論文をベルリン大学ではなく、当時、学位取得の極めて安易なイェーナ大学に提出し、まともな審査も経ず、形ばかりの学位を取得した。実際、彼の取得した学位は制度的に下位の学位であり、念願のアカデミーへの道を拓くものではなかった。マルクスは、やむなく『ライン新聞』の寄稿者となり、のちに編集者としての職を得る。』

☆『マルクス社会理論の形成とその問題性:社会主義崩壊とマルクスの責任をめぐって』 神田順司
しかも、マルクスは、明らかに「反ユダヤ主義者」でした。

『 たしかにマルクスはヘーゲルの『法哲学』を理解できなかった。いや、それどころか彼の「ヘーゲル法哲学批判」のほとんどがヘーゲル『法哲学』の曲解に基づいていると言ってよい。しかし問題は「理解できなかった」ことにあるのではなく、マルクスがヘーゲルに対する無理解あるいは曲解を通して、ヘーゲルがドイツの近代化に向けて体系化した西欧近代の法的政治的諸カテゴリーを「幻想」として、あるいは「妥協」として排除したことにある。こうして人間の恣意や情念の、そして暴力の暴走を阻止するために長きにわたって築かれてきたあらゆる法体系や政治制度が「幻想」として排除され、いまや剥き出しにされた「欲求の体系」が社会や歴史の前面に置かれる。ヘーゲルに対する曲解に基づいたマルクスのこの一面的な「市民社会の発見」が、道徳理論、法理論、国家論そして民族理論の欠如というのちのそしてマルクス主義の最大の欠陥に繋がるのである。
マルクスは、すでに彼がユダヤ人問題を摑むには「あまりに抽象的」であると看做していたバウアーの無神論的共和主義的見解に対して、それが「政治的解放」と「人間的解放」とを混同していると批判し、ユダヤ人問題の真の解決はその「現世的根拠」を廃棄することにあるという。だが、マルクスのこの「解決策」は、すでに見たように、現実のユダヤ人問題の解決とは無関係なものであった。その多くが貧困層から成るユダヤ人の国民的帰属の求めに対して「ボロ儲けとその諸前提を廃棄」せよと要求することが、いったい何の解決に繋がるだろうか。それどころか「欲求の体系」を前提とした彼のこの「解決策」は、ユダヤ人問題をその「現世的根拠」に矮小化することによって、「ボロ儲け」と「カネ」に執着する「守銭奴」ユダヤ人という伝来の偏見を再現する結果になった。このようなマルクスの発言は、のちに彼がみずからを「生粋のドイツ人」として位置づけ、他方でラサールを、その身体的特徴を捉えて「ユダヤのニグロ」などと侮辱している事実をも考え合わせるならば、彼がユダヤ人コンプレックスに捉われていたことを十分に示唆している。』

☆『マルクスとユダヤ人問題』 神田順司
それでは何故、マルクスは非常に大きな影響力を、当時の若手エリート層に与えることができたのかというと、そこには『ユートピア思想』があったから、です。

『 階級闘争を終わらせるには、何らかのかたちでの欲求と人口の抑制が必要になろう。では誰が人々の欲求を測定し、必要な欲求と不要な欲求を区別するのであろうか。ロジカルにはこういう問いが生まれようが、マルクス自身はこの種の(未来構想的な)問題をまじめには考えていない。さきのはなしであり、稀少性が(少なくとも)緩和されるのに比例して、人々の間の対立もマイルドなものとなるから、将来の人間が適当に解決するだろう、と考えていたのであろうか。オートメーションによる生産力の飛躍的な向上、それによる労働時間の短縮(必然の国の縮減)と自由時間の拡大 ―― これがマルクスの未来社会 = 共産主義論の核にある思考である。これは一見能天気な夢物語と聞こえるかもしれないが、この種のユートピアは近代の(右であれ・左であれ)思想家の多くに共通するユートピアである。近代技術の進化と社会(理性)の合理的制御能力への絶対的な信頼がベースになって、近代の「ユートピア」が生まれるのである。たとえば、ケインズも例外ではない。1930年に書かれた「わが孫たちの経済的可能性」において、ケインズは、もし戦争あるいは爆発的な人口の増加がなければ、技術進歩のおかげで、人類はいまから100年以内に経済問題を解決してしまうであろう、と予測していた。経済問題を解決してしまえば、人類にとっての問題は、食べることではなく、膨大な自由時間(余暇)をどう使うか、という(有閑マダム的な)問題になるというのである。』

☆『マルクス主義と稀少性』堀川哲
そして、この“ユートピアの実現”は可能なものであり、それは自分たちの手によってこそ現実化できると、まさに宗教のように本気で信じている連中が、いわゆる「ディープステート(deep state)」の中核を形成している、と当ブログでは考えております。
ですので、さきほどの疑問の答えとしては、マルクスは、「ディープステート(deep state)」の側の人間であり、利用される駒のひとつに過ぎなかった、となります。

以上のことを理解するためのヒントとして、次回以降に、マルクスが生まれる約200年ほど前の時代、私たちの日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代に生き、その後の「ドイツ思想」に決定的な影響を与えた、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)について触れていきたいと思います。

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村

人気ブログランキング


- 関連記事
-
- トランプ大統領がやって来たこと → 現実に“悪が実在する”ということの周知徹底(⌒∇⌒) (2021/01/19)
- 【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動) (2021/01/18)
- 無学の靴職人が妄想したにすぎない“悪” (2021/01/17)
- 「悪」とは何か? (2021/01/16)
- 日本の「百姓」のことを、何ひとつ知らなかった、「おバカ」なカール・マルクス(笑) (2021/01/15)
- 世界は本来壊れているの? (2021/01/14)
- 乱世の今の時代、頼りになるのは、政治家や官僚ではなく「日本国軍」です! (2021/01/13)
- ディープステート(deep state)って、本当に存在するの? ⇒ Yes!(⌒∇⌒) (2021/01/12)
- 過去に何度もあった外国からの侵略 (2021/01/11)
- トランプ大統領と持統天皇とパトリオット(愛国者) (2021/01/10)
- 現代に至るまで“支那に常に存在”してきた、私たち日本の「外敵」 (2021/01/09)
- 事実を尊重するひとびとの自由 V.S. 事実なんてどうでもいい権威主義者たちの自由 (2021/01/08)
- ひとつでも、ふたつでもなく、実際にはいくつもあるわけです! ~ それが理解できなかった「おパヨク」と「似非保守」 (2021/01/07)
- 弱小な北朝鮮から、いつまで我が国はナメラレ続けなければならないのでしょうか? (2021/01/06)
- 平和ボケ、弱腰外交、売国政権 ・・・ さて、どこの国のことでしょうか? (2021/01/04)