FC2ブログ

    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  世界史 >  まさに究極の選択 : 民主主義 or 独裁体制 ~ これ以外の選択肢があることを知らない “無自覚なイワシ” の日本人

    まさに究極の選択 : 民主主義 or 独裁体制 ~ これ以外の選択肢があることを知らない “無自覚なイワシ” の日本人

    A storm is coming 576

    本日のキーワード : ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、歴史修正主義、ロシア、中国



    How to Stop the Escalation to War
    戦争へのエスカレーションを如何にして止めるか ⑦

    The Ukrainian conflict is turning into a war between the West on one side and Russia and China on the other. Each side is convinced that the other one wants its loss. And fear is a bad advisor. Peace can only be preserved if each side recognizes its mistakes. This must be a radical change, because today neither Western discourse nor Russian actions correspond to reality.
    ウクライナ紛争は一方は欧米他方はロシアと中国という戦争になりつつある。それぞれの側は、相手が自国の敗北を望んでいると確信している。そして、恐怖心は悪しきアドバイザーである。平和は、それぞれの側が自らの過ちを認識した場合にのみ維持される。これは根本的な変化でなければならない。なぜなら、今日、西側の言説もロシアの行動も、現実には対応していないからである。

    218076-f541c.jpg
    The Russian and Chinese presidents, Vladimir Putin and Xi Jinping. The straussians of the State Department, Antony Blinken and Victoria Nuland.
    ロシアと中国の首脳、ウラジーミル・プーチン、習近平。国務省のシュトラウス派アントニー・ブリンケンとヴィクトリア・ヌーランド

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

    Russia has just held four referendums on self-determination and annexation, both in the two republics of Donbass and in two oblasts of Novorossia. The view of the G7, whose foreign ministers were attending the UN General Assembly in New York, was immediately to denounce the referendums as invalid because they were held in a war situation, which is a debatable opinion. So they went on to denounce a violation of the sovereignty and territorial integrity of Ukraine and the principles of the UN Charter. These last points are false. By definition, the right of peoples to self-determination does not violate the sovereignty and territorial integrity of the state from which they can, if they wish, separate. Moreover, all the members of the G7 (except Japan) have signed the Helsinki Final Act, in which they undertake to defend all these principles simultaneously.
    ロシアはドンバスの 2 つの共和国とノヴォロシアの 2 つの州で民族自決と併合に関する 4 つの住民投票を実施したばかりである。ニューヨークの国連総会に出席していた G7 の外相たちの見解は、すぐさま、住民投票は戦争状態の中で行われたものだから無効だと非難するものであったが、これは議論の余地がある意見である。つまり、ウクライナの主権と領土保全、国連憲章の原則の侵害を糾弾することになったのである。しかし、これらの最後の指摘は誤りである。定義上、民族の自決権は、彼らが望むなら分離することができる国家の主権と領土の完全性を侵害するものでは無い。さらに、G7 の全メンバー (日本を除く) は、これらの原則を同時に遵守することを約束した 「ヘルシンキ最終法」 に署名しているのである。

    It is particularly odious to note the way in which the G7 interprets the right to self-determination to its advantage. For example, the United Nations General Assembly has condemned the illegal occupation by the United Kingdom of the Chagos Archipelago. It ordered that it be returned to Mauritius by October 22, 2019. Not only has this not been done, but one of the Chagos Islands, Diego Garcia, is still illegally leased to the United States to house the largest military base in the Indian Ocean. Moreover, France illegally transformed its colony of Mayotte into a department in 2009. It held a referendum in violation of General Assembly resolutions 3291, 3385 and 31/4, which affirm the unity of the Comoros and prohibit referendums in only one of its parts, the state of the Comoros and the French colony of Mayotte. It is precisely to avoid decolonization that France has organized this referendum, given that it has installed a maritime military base there and above all a military interception and intelligence base.
    特にG7 が民族自決権を自分たちに有利になるように解釈するやり方は悪質である例えば国連総会はイギリスによるチャゴス諸島の不法占拠を非難した2019 年 10 月 22 日までにモーリシャスへ返還するよう命じたこれが実行されていないだけでなくチャゴス諸島の一つであるディエゴ・ガルシアは今も米国に違法に貸し出されインド洋最大の軍事基地が置かれているのである。さらにフランスは 2009 年植民地であったマヨット島を違法にフランスの県にしてしまったそれはコモロの統一を確認しコモロ州とフランスの植民地であるマヨットのいずれか一方でのみ国民投票を禁止する総会決議 3291、3385、31/4 に違反して国民投票を実施したものであるフランスがこの地に海上軍事基地とりわけ軍事傍受・諜報基地を設置していることを考えるとまさに脱植民地化を回避するためにこの住民投票を企画したのだろう

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    岸田内閣







    How to Stop the Escalation to War



    本日の書物 : 『謀略と捏造の二〇〇年戦争 釈明史観からは見えないウクライナ戦争と米国衰退の根源』 馬渕睦夫、渡辺惣樹 徳間書店



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 馬渕 : 哲人政治と聞くと、私はルソーが思い浮かぶんですね。それでルソーといえばフランス革命の首謀者であるロベスピエールらの思想的支柱となった哲学者です。血塗られたフランス革命を起こしたのはルソーであるという批判があるくらいで、こう言ってはなんですがイメージが悪い。

     同様にプラトンの哲人政治全体主義や共産主義における独裁者と同一視されている面もある。そこで、読者の誤解を解くために少しプラトンの哲人政治について説明したほうがいいと思います。

    渡辺 : おっしゃるとおり、哲人政治についての誤解は辞書を見てもわかります。たとえば 『広辞苑』 では 「哲人」 はあっても哲人政治を説明している記載はないし、ネットで多くの人が利用している Wikipedia も哲人政治とは 「独裁政治体制の一種」 と書かれている始末です。

     私がともすれば時代錯誤ともとられかねない 「哲人政治」 にこだわるのは、現代の国際情勢を分析するうえで有効ではないかと思うからです。

     日本人は民主主義化独裁体制かの二極しか価値判断の基準がなく民主主義を過信する裏側で 「独裁」 は悪の一色で塗りつぶす傾向が強い。私がナポレオンを取り上げるのも 「独裁者」 というレッテルを打破したいのが一つの大きな理由だからですが、ヨーロッパでは民主主義に対するぬぐいがたい不信感がある。

     二五〇〇年に及ぶ西洋哲学史上で 「最大の哲学者」 と称されるプラトンの、それも大著である 『国家』 と哲人政治について、専門家ではないというのをお断りしたうえで、私なりの解釈を述べたいと思います。

     プラトンは国家の形態を上から順に五つの政治体制に区別します。

     第一は言うまでもなく哲人王による統治、「哲人政治」 です。二番目は気概のある貴族階級による統治でプラトンは 「名誉支配制 (ティモクラティア) 」 および 「名誉政体 (ティマルキア) 」 と呼んでいます。三番目金持ちによる支配「寡頭政治 (オリガルキア) 」 です。四番目にくるのがわれわれの政治体制である 「民主政体 (デモクラティア) 」。そして最後の五番目絶対的な独裁政治「偕主 (せんしゅ、タイラント) 」 による支配体制です。

     つまりプラトンにいわせれば民主主義独裁体制は底辺を争う堕落した最悪の政治体制であるとともに民主政治が独裁体制を生むことを表しているのです。

    馬渕 : 肝心なのは哲人政治と独裁政治の差ということですね。これが日本ではごっちゃになっていると思います。』

    日の丸

    人的法と神的法

    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、何事も自分自身の頭で考えることができない “無自覚なイワシ” に分類される方々にお薦めの良書で、必ずしも意見が一致しているわけではない二人の著者による分かり易い対談を通じて、世間一般に流布されている “無自覚なイワシ” 向けの 「潮流 (プロパガンダ) 」 とは全く異なる世界観のその一部を垣間見ることができ、自分自身の頭で考えることの大切さがご理解頂けるようになると思われます。

    読書6-65

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

    jowsfinap.jpg
    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,119,195(1,117,508)÷103,358,594(103,120,764)=0.0108・・・(0.0108) 「1.08%(1.08%)」
    jowsfinap1.jpg

    イタリア : 187,850(187,850)÷25,547,414(25,547,414)=0.0073・・・(0.0073) 「0.73%(0.73%)」
    jowsfinap2.jpg

    日本 : 72,059(71,745)÷33,173,351(33,120,094)=0.0021・・・(0.0021) 「0.21%(0.21%)」
    jowsfinap3.jpg







    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

    ffdsqlp.jpg
    『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 第六章 マイモニデス理解

    第四節 トーラーと預言者の役割

     ヴァイレルは、プラトンとトーラーに共通する 「理想的なもの」 として、神的で絶対的な権威を捉え、この神的権威を帯びた指導者というマイモニデスの預言者理解を見出す。マイモニデスをめぐる章のタイトルを、ヴァイレルが 「マイモニデスにおける政治、権威、預言」 としたのはこのためである。以上に示したとおり、ヴァイレルの理解によればマイモニデスの国家およびトーラー観は政治の社会的な内実神的であるがゆえに絶対的な宗教の権威その権威を帯びた預言者による理想国家の創設という要素から構成されるのである。
     では他方ラヴィツキーはマイモニデスにおける神的法と預言者的指導者の関係をどのように理解するのであろうか。ラヴィツキーによれば、マイモニデスは以下のように神的法を考えた。
     

    ラビ・モーシェ・ベン=マイモーン (マイモニデス)
    ラビ・モーシェ・ベン=マイモーン (マイモニデス)

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス


     人的法 ( nomos ) はそれが人間の生活をひとつの領域すなわち政治的で地上的な領域のみにおいて修復することを求めることにより認知されるそれは社会と国家の関心事を解決し人類の平安を保証し不正と暴力を阻止することを渇望するこれに対し神的法 (モーセのトーラー) はこのようなことに満足しない。当然、それ 〔神的法〕 は社会的で政治的な秩序 ( 「身体の修復」 ( תיקון הגוף ) ) を保証しようと奮闘するが同時に個人の思弁的教育のために尽力し知性と信仰の完成 ( 「魂の修復」 ( תיקון הנפש ) ) へと彼 〔個人〕 を促すことを求める。マイモニデスの言葉では、神的トーラーは 「二つの完成を私たちへ同時にもたらす、言い換えると、統合された秩序における国の人々の生存と彼らの恒久性とを可能にするため、搾取の除去と善良な有徳の振舞いにより人間同士の状況の修復と最終的完成 〔知性と信仰の完成〕 をもたらすところの知性の修復と正しい見解の提供である」 〔 『迷える者の手引き』 3 部 27 章〕。厳密には、これら二つ領域、すなわち政治と宗教の結合と統一だけがトーラーの法 ( חוקת התורה ) に神的な性質を与えるもしそのうちの一つが他のものより分かたれるならそれはすでに神的トーラーではなかった ( Ravitzky 1998 : 20 - 21 )。』

    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。









    続きは次回に♥




    ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
    ↓↓↓↓↓↓↓

    にほんブログ村 本ブログへ
    にほんブログ村


    人気ブログランキング



    PVアクセスランキング にほんブログ村
    関連記事

    コメント






    管理者にだけ表示を許可する