2023-02-28 (Tue)

本日のキーワード : ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、歴史修正主義、ロシア、中国
How to Stop the Escalation to War
戦争へのエスカレーションを如何にして止めるか ①
The Ukrainian conflict is turning into a war between the West on one side and Russia and China on the other. Each side is convinced that the other one wants its loss. And fear is a bad advisor. Peace can only be preserved if each side recognizes its mistakes. This must be a radical change, because today neither Western discourse nor Russian actions correspond to reality.
ウクライナ紛争は、一方は欧米、他方はロシアと中国という戦争になりつつある。それぞれの側は、相手が自国の敗北を望んでいると確信している。そして、恐怖心は悪しきアドバイザーである。平和は、それぞれの側が自らの過ちを認識した場合にのみ維持される。これは根本的な変化でなければならない。なぜなら、今日、西側の言説もロシアの行動も、現実には対応していないからである。

The Russian and Chinese presidents, Vladimir Putin and Xi Jinping. The straussians of the State Department, Antony Blinken and Victoria Nuland.
ロシアと中国の首脳、ウラジーミル・プーチン、習近平。国務省のシュトラウス派、アントニー・ブリンケンとヴィクトリア・ヌーランド。

レオ・シュトラウス
No political leader wants a war on his territory. When they do, it is usually out of fear. Each side fears the other, rightly or wrongly. Of course, there are always a few elements that push for a cataclysm, but they are fanatical and in the minority.
自国の領土で戦争を望む政治指導者はいない。戦争が起きるとすれば、それはたいてい恐怖心からである。それぞれの側が、善かれ悪しかれ相手を恐れているのだ。もちろん、いつだって大惨事を起こそうとする者は少なからずいるが、それは狂信的で少数派である。
This is exactly the situation in which we find ourselves. Russia is convinced, rightly or wrongly, that the West wants to destroy it, while the West is identically convinced that Russia is conducting an imperialist campaign and will eventually destroy its freedoms. In the shadows, a very small group, the Straussians, want confrontation.
私たちが置かれているのは、まさにこのような状況なのだ。ロシアは、善かれ悪しかれ、欧米諸国が自国を破壊しようとしていると確信している。一方、欧米諸国は、ロシアが帝国主義キャンペーンを行い、最終的に自国の自由を破壊するであろうと同じように確信している。その陰で、極めて小さな集団であるシュトラウス派が対立を欲しているのである。
This is not to say that World War III is just around the corner. But if no political leader radically changes his or her foreign policy, we are walking directly into the unknown and must prepare for absolute chaos.
第三次世界大戦が間近に迫っていると言っているのではない。しかし、どの政治指導者も外交政策を根本的に変えなければ、われわれは未知の世界に直接足を踏み入れることになり、絶望的な混乱に備えなければならなくなるだろう。
To clear up misunderstandings, we must listen to the narratives of both sides.
誤解を解くには、それぞれの立場の言い分に耳を傾ける必要があるのではないか。




2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆How to Stop the Escalation to War
本日の書物 : 『戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実』 渡辺 惣樹 文藝春秋
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 対独宥和外交を支持してきたロイド・ジョージらは当然ながら、対独強硬派のクーパーまでも驚かせたポーランド独立保障決定にはいかなる動機が潜んでいたのであろうか。歴史修正主義の立場に立つ歴史家はその謎を解き明かさなければならないと考える。

ネヴィル・チェンバレン
こうした歴史家は、第二次世界大戦のきっかけ (原因) は、ミュンヘン協定 (対独宥和外交) ではなく、チェンバレンのこの唐突な 「ポーランド独立保障」 宣言にあると考えるからである。ハーバート・フーバー元大統領は、当時友人に宛てた手紙 (一九三九年五月) の中でチェンバレンの深層心理や彼を取り巻く環境に鑑みて以下の三つの動機が考えられるとしている。
一、チェンバレンは、自身を過度な宥和主義者ではないとアピールしたかった。
二、英仏両国によるドイツに対する虚勢を張った外交ブラフ (虚仮脅し) だった。
三、アメリカが英仏を支援するという期待があった。
この三点のうち第二の理由 (虚仮脅し) については、その愚かさは同時代の政治家がたちまちに見抜いたと前節に書いた。第三のアメリカの支援期待については重要であるので後述する。本節では第一の理由、つまり宥和主義者と非難されたくなかったのではないかという疑念について考察したい。
チェンバレンが気にしていたのはやはりチャーチルであった。

ウィンストン・チャーチル
既述のように彼は執拗にナチスドイツを攻撃していた。彼の物言いには、どこにもベルサイユ体制の不正義に対する自省の感情は見られなかったし、共産主義に対する警戒の念もない。ひたすらヒトラーは危険である、従って英国は軍備 (特に航空戦力) 増強が必要だと国民に訴えていた。第一次世界大戦期のドイツを貶めるイギリスのプロパガンダは、国民に強いドイツ嫌いの感情を植え付けていた。英国民の中には、ただただドイツ警戒を叫ぶチャーチルの声を心地よくきくものも多かった。…対独強硬派のシンボルとみなされる政治家チャーチルの下に、反ヒトラー勢力が集まった。彼の復権を願い、英国外交を対独強硬外交に舵を切らせたい勢力のチャーチル推しのプロパガンダが始まった。』

イスラエル国家がユダヤ教的な政治秩序となることの否定
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、米軍占領下の政策の流れをそのまま引き継いでいる、わが国の “暗記するだけ” の歴史教育でお勉強をしてきた ( = したつもりになっている) だけのヒトには、決して知り得ない、実際に起きていたこと、そしてその流れが現代にも連なっているということ (例えば、アメリカ (とイギリス) が引き起こしたウクライナ紛争) を理解できるようになる 『学び』 のために必須の書物になります。具体的に申しますと、アメリカ (とイギリス、そしてその背後に隠れているユダヤ人) が捏造し流布してきた “通説的歴史” を、膨大な証拠や根拠を提示しながら、非常に高度に、より論理的に、より科学的に解析を行うことで “通説的歴史” の誤り・嘘を糺し、『正しい歴史認識』 を人びとに知らしめる学問的立場である 『歴史修正主義』 に基づく、当ブログお薦めの良書になります。ちなみに・・・ですが、“通説的歴史” を主張し続けているような “自称専門家” 連中の知的能力では、『歴史修正主義』 の主張に反論することも、論破することも不可能で、せいぜいトンチンカンな “レッテル貼り” をするのが精一杯だ、という現実は、世に知られるところでもあります。ということで、是非一度、お手に取ってご覧頂きますように🌸

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 1,114,476(1,114,371)÷102,862,049(102,845,187)=0.0108・・・(0.0108) 「1.08%(1.08%)」

イタリア : 187,551(187,551)÷25,519,067(25,519,067)=0.0073・・・(0.0073) 「0.73%(0.73%)」

日本 : 70,796(70,566)÷32,980,916(32,957,753)=0.0021・・・(0.0021) 「0.21%(0.21%)」

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 第六章 マイモニデス理解
第三節 人間の政治的な本性の問題
ヴァイレルによるとマイモニデスは、人間が生活に必須となる様々なものを享受するために政治的であると主張する。またヴァイレルは、このような生活に欠かせないものの供給は身体の安楽に必要であり、さらに身体の安楽は魂の徳を獲得するために必要となると述べる。ヴァイレルはこれに続くべき問いとして、身体の安楽もたらす領域としての政治的秩序は特定の種類であらねばならないのか、さらに、身体の安楽の領域である政治的な秩序がトーラーにより基礎づけられねばならないのか、という二つを提起する。ヴァイレルはトーラーに固有の領域がむしろ魂の安楽にあることから、マイモニデスがトーラーによる政治的秩序を必要としなかったと考え、 以下のように主張する。

ラビ・モーシェ・ベン=マイモーン (マイモニデス)
実際、マイモニデスは人間がその本性において政治的であると主張することを求めておらず、その本性において社会的であると主張することを求めた。こうしたわけで、彼が語る必須のものとは、社会的に必須のもののことであり、それらの提供の条件を保証する、いかなる政治的秩序も真に適正なのである。マイモニデスは社会的に必須のものを、必要性としてのみ語るのであり、この点における彼のあらゆる議論には、政治的な理想への言及は見られない。( Weiler 1976 : 58 )。
上記の引用においてヴァイレルは 、マイモニデスにことさら特定の政治秩序を選好する意図はなく、必須であるものを提供できる秩序であることのみを求めていたとする。言い換えると、マイモニデスがトーラーに依拠する政治的秩序を求めなかったと、ヴァイレルは主張するのである。当然ながら、このマイモニデス理解は現代イスラエルの政治的・社会的文脈において重大な意味を持つ。つまり、ヴァイレルはマイモニデスの解釈を通し、イスラエル国家がハラハーの履行を義務付けるユダヤ教的な政治秩序となることを否定するのである。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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