2023-03-17 (Fri)

本日のキーワード : ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、歴史修正主義、ロシア、中国
The United States declares war on Russia, Germany, the Netherlands and France
米国がロシア、ドイツ、オランダ、フランスに宣戦布告 ⑤
While the international press treats the sabotage of the Nord Stream gas pipelines as a news item, we analyze it as an act of war against Germany and the European Union. Indeed, the three gas supply routes to Western Europe have been cut off simultaneously, while at the same time a new gas pipeline has been opened to Poland.
Just as Mikhail Gorbachev saw in the Chernobyl disaster the inevitable break-up of the USSR, so we believe that the sabotage of the Nord Stream gas pipelines marks the beginning of the economic collapse of the Union.
国際的な報道機関がニュースとして取り扱うノルド・ストリーム・ガスパイプラインの破壊工作について、我々はドイツと欧州連合に対する宣戦布告として解析している。事実、西ヨーロッパへの 3 つのガス供給ルートが同時に遮断され、その一方で、ポーランドへの新しいガスパイプラインが開通した。
ゴルバチョフがチェルノブイリ原発事故にソ連の崩壊を見たように、今回のガスパイプライン 「ノルド・ストリーム」 の破壊工作は、EU の経済崩壊の始まりだと考えている。
こちらもご参照🌸
↓
☆ノルドストリーム破壊活動は CIA と米海軍の秘密工作だった : シーモア・ハーシュ氏の爆弾発言でホワイトハウスが反論

レオ・シュトラウス

ノルド・ストリーム破壊工作後の煮えたぎる海面を撮影したロシアの衛星写真
At the same time, the Baltic Pipe pipeline was inaugurated with great fanfare, a few hours after the sabotage, by the Polish president, the Danish prime minister and the Norwegian energy minister. It does not have at all the same capacities as Nord Stream, but it will be enough to change the times. Once the European Union was dominated by German industry using Russian gas, now it will be dominated by Poland using Norwegian gas. Polish Prime Minister Mateusz Morawiecki triumphantly declared at the inauguration ceremony: "The era of Russian gas domination is coming to an end; an era that was marked by blackmail, threats and extortion.
同時に、破壊工作から数時間後、ポーランドの大統領、デンマークの首相、ノルウェーのエネルギー大臣によって、バルティック・パイプ・パイプラインが華々しく開通した。ノルド・ストリームほどの能力はまったくないが、時代を変えるには十分だろう。かつて EU は、ロシアのガスを使うドイツの産業界が支配していたが、今度はノルウェーのガスを使うポーランドが支配するようになる。ポーランドのマテウシュ・モラヴィエツキ首相は、開通式で勝利の宣言をした。「ロシアのガス支配の時代は終わりを告げます。脅迫、脅し、強要によって特徴づけられた時代です。」
The act of war committed against Russia, Germany, the Netherlands and France forces us to rethink the events in Ukraine. It is much more important than what has gone before insofar as the United States has attacked its allies. I have explained at length in previous articles what the Straussians were looking for with their provocations in Ukraine. What has just happened shows us why Washington, as a state, supports the Straussian project, and that its "grand strategy" has not changed since the 1950s.
ロシア、ドイツ、オランダ、フランスに対して行われた一連の戦争行為は、ウクライナでの出来事について再考を迫るものである。それは、米国が同盟国を攻撃した限りにおいて、これまでのものとは比べものにならないほど重要なことである。私は以前の記事で、シュトラウス派がウクライナでの挑発行為で何を求めていたかを長々と説明してきた。今起きていることは、なぜワシントンが国家としてシュトラウス派のプロジェクトを支持し、その 「大戦略」 が 1950 年代から変わっていないのかを教えてくれる。

In 2017, a U.S. president, Donald Trump, came to participate in the launch of the Three Seas Initiative. Washington often wins because it sees further ahead than its allies.
2017 年には、アメリカの大統領であるドナルド・トランプ大統領が、三海洋イニシアチブの立ち上げに参加するようになった。ワシントンがしばしば勝利するのは、同盟国よりもさらに先が見えているからだ。
In practice, the European Union will collapse economically, with the exception of Poland and its eleven Central European allies, members of the Three Seas Initiative (Intermarium). The tide is turning. From now on, Warsaw is running ahead.
実際には、ポーランドとその中欧の 11 の同盟国、三海洋イニシアチブ (インテルマリウム構想) のメンバーを除いて、EU は経済的に崩壊するだろう。潮目は変わりつつある。これからは、ワルシャワが優位に立つ。
The big losers will be Western Europe and Russia, but also Ukraine, which will have been destroyed only to allow this game of massacre.
大きな敗者は、西ヨーロッパとロシア、そして、この虐殺ゲームを実現するためにのみ破壊されたウクライナであろう。




2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆The United States declares war on Russia, Germany, the Netherlands and France
本日の書物 : 『謀略と捏造の二〇〇年戦争 釈明史観からは見えないウクライナ戦争と米国衰退の根源』 馬渕睦夫、渡辺惣樹 徳間書店
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 渡辺 : これを指摘するのは世界でも日本でも非常にセンシティブなんですが、この時期はいわゆるユダヤ人問題は起きていません。彼らのビジネスは一九三七年までは何の問題もなく利益を上げていました。ウェーバーは次のように書いています。
「ヒトラーが政権をとってから五年経った時点でも、ビジネスの世界ではユダヤ人は重要な役割を果たしていたし、不動産も多く所有していた。それは特にベルリンで顕著であった。これが大きく変化したのは一九三八年であり、一九三九年になるとユダヤ人はドイツのビジネスの世界からほとんど一掃された」
ヒトラーは反ユダヤというよりは、猛烈な反共産主義者でした。
そのことは当時アメリカの前大統領だったフーバーも実際にヒトラーと会談した印象で次のように語っています。
「ヒトラーとの会話の中で、かなり危険な狂信者だと感じさせられることが二度あった。彼には、ある心のボタンに触れられると、突然怒りを爆発させることがあった。それは、同席の大使 (ヒュー・ウィルソン) が、ロシアの共産主義者のことを話題にしたときに起きた。また私が、世界の経済情勢を語る際に 「民主主義」 という用語を使い、それに大使がコメントした際にも怒りを見せた。ただ怒りの程度は共産主義者を話題にした債より若干は穏やかだったが、その性質は同じようなものだった。ヒトラーは共産主義の政体も、民主主義の政体もどちらも嫌っていた」
ヒトラーは反共産主義で、共産主義者にユダヤ人が多かったから反ユダヤ主義になったのだと私は見ています。ヒトラーはユダヤ人嫌いでしたが、ホロコーストのようなことは思ってもいなかった。ユダヤ人を国内から排除したかったのは事実ですが、この考えはイギリスのシオニストには都合がよく協力関係さえありました。
馬渕 : それは非常に重要な視点です。ヒトラーの経済運営が成功したのは一面には彼の手腕によるところがあるのですが、ヒトラーに資金援助を行って政権をとらせたのは、実はユダヤ系国際金融家たちと意を通じていたドイツの財閥だったからです。ここでも協力関係が見られます。』

現実に向かった際のマイモニデスと理想に向かった際のマイモニデス
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、何事も自分自身の頭で考えることができない “無自覚なイワシ” に分類される方々にお薦めの良書で、必ずしも意見が一致しているわけではない二人の著者による分かり易い対談を通じて、世間一般に流布されている “無自覚なイワシ” 向けの 「潮流 (プロパガンダ) 」 とは全く異なる世界観のその一部を垣間見ることができ、自分自身の頭で考えることの大切さがご理解頂けるようになると思われます。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 1,122,873(1,122,392)÷103,708,037(103,663,889)=0.0108・・・(0.0108) 「1.08%(1.08%)」

イタリア : 188,322(188,322)÷25,603,510(25,603,510)=0.0073・・・(0.0073) 「0.73%(0.73%)」

日本 : 72,917(72,848)÷33,310,604(33,298,799)=0.0021・・・(0.0021) 「0.21%(0.21%)」

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 終章
ヴァイレルとラヴィツキーのスピノザ受容の在り様は大きく異なる。ヴァイレルによると、スピノザはユダヤ人国家を主張した最初の世俗的ユダヤ人として称揚するべき人物であるのに対し、ラヴィツキーは 『神学・政治論』 におけるユダヤ国家再建の可能性の主張を皮肉と受け取り、スピノザの主張をユダヤ思想への補遺として位置付ける。ヴァイレルとラヴィツキーはともに、スピノザの神権政治理解の内に、宗教と政治の連続性を強調する性格を捉える。両者は、スピノザが神権政治に有効性を認めないという点で一致する。

ラビ・モーシェ・ベン=マイモーン (マイモニデス)
アバルヴァネルとスピノザに議論の枠組みを提供したマイモニデスも、ヴァイレルとラヴィツキーのあいだでは異なる様相をもって現れる。ヴァイレルによれば、マイモニデスはユダヤ的伝統と国家が全く相容れないことだけを主張している。これに対し、ラヴィツキーは、マイモニデスが様々な政治モデルを提供したことを主張する。前章の最後に指摘したように、 ヴァイレルは大枠においてユダヤ教の伝統と国民国家がまったく相容れないとの理解を読者に伝えるため、彼のマイモニデス理解はこの枠組みに適合するマイモニデスのテクストを、より強調する。この強調自体は、当時、「国法」 としては機能しえなかったユダヤ法の重要性を魂の安楽の領域に限ることによって担保しつつ、ユダヤ法に基づかない他の民の政治秩序を肯定するという、中世に生きたユダヤ人の現実を的確に突いたものである。これに対しラヴィツキーは、マイモニデスの伝統的で理想主義的な側面、言いかえると、トーラーを基準とした政治と宗教の統一モデルや、政治的救済者であり、精神的な贖い主でもある王というモデルを読者に提示する。現実に向かった際のマイモニデスと理想に向かった際のマイモニデスの両面に留意する、思想史的に適切なマイモニデス理解と言えよう。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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