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     >  世界史 >  “無自覚なイワシ” へのメッセージ

    “無自覚なイワシ” へのメッセージ

    A storm is coming 574

    本日のキーワード : ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、歴史修正主義、ロシア、中国



    How to Stop the Escalation to War
    戦争へのエスカレーションを如何にして止めるか ④

    The Ukrainian conflict is turning into a war between the West on one side and Russia and China on the other. Each side is convinced that the other one wants its loss. And fear is a bad advisor. Peace can only be preserved if each side recognizes its mistakes. This must be a radical change, because today neither Western discourse nor Russian actions correspond to reality.
    ウクライナ紛争は一方は欧米他方はロシアと中国という戦争になりつつある。それぞれの側は、相手が自国の敗北を望んでいると確信している。そして、恐怖心は悪しきアドバイザーである。平和は、それぞれの側が自らの過ちを認識した場合にのみ維持される。これは根本的な変化でなければならない。なぜなら、今日、西側の言説もロシアの行動も、現実には対応していないからである。

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    The Russian and Chinese presidents, Vladimir Putin and Xi Jinping. The straussians of the State Department, Antony Blinken and Victoria Nuland.
    ロシアと中国の首脳、ウラジーミル・プーチン、習近平。国務省のシュトラウス派アントニー・ブリンケンとヴィクトリア・ヌーランド

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

    In 2014, with President Petro Poroshenko, the Kiev government cut off all aid to the "Muscovites" of Donbass. It stopped paying pensions to its citizens and salaries to their civil servants. It banned the Russian language, spoken by half of Ukrainians, and launched punitive military operations against these "sub-humans", killing 5,600 and displacing 1.5 million in 10 months. In the face of these horrors, Germany, France and Russia imposed the Minsk agreements. The aim was to bring the Kiev government to its senses and to protect the people of the Donbass.
    2014年、ペトロ・ポロシェンコ大統領とともに、キエフ政府はドンバスの 「モスクワ人」 に対するすべての援助を打ち切った市民への年金、公務員への給与の支払いも停止したウクライナ人の半数が話すロシア語を禁止し「サブヒューマン (人間以下、類人) 」 に対する懲罰的軍事作戦を開始し10 ヶ月で 5,600 人を殺害し150 万人を追放したのである。こうした惨状を前にしてドイツ、フランス、ロシアはミンスク協定を締結したその目的はキエフ政府を正気に戻しドンバスの人々を保護することだった

    ペトロ・ポロシェンコ
    ペトロ・ポロシェンコ

    Noting that the first agreements had not been followed by effect. Russia had the Minsk 2 agreement endorsed by the Security Council. This was resolution 2202, adopted unanimously. During the explanations of vote, the United States developed its interpretation of this period. For them, the "resistance" in Donbass were only "separatists" supported militarily by Moscow. They therefore specified that the Minsk 2 agreement (February 12, 2015) did not replace the Minsk 1 agreements (September 5 and 19, 2014), but added to them. They thus demanded that Russia withdraw the troops it had deployed without uniform in the Donbass. Germany and France had a joint statement added, co-signed by Russia, guaranteeing the "binding" implementation of this set of "commitments."
    最初の合意は効果的に遵守されていなかったことに気付いた。ロシアはミンスク Ⅱ合意を安保理に承認させたこれは決議 2202 号で全会一致で採択されたものである。採決の説明の間、米国はこの時期の解釈を発展させた。彼らにとっては、ドンバスの 「抵抗勢力」 は、モスクワが軍事的に支援する 「分離主義者」 に過ぎない。そのため彼らは、ミンスク Ⅱ 合意 ( 2015 年 2 月 12 日) はミンスク Ⅰ 合意 ( 2014 年 9 月 5 日と 19 日) に取って代わるものではなく、それに追加されたものだと明記した。こうして彼らは、ロシアがドンバスに一律に配備していた部隊を撤退させることを要求した。ドイツとフランスは、ロシアと共同署名した共同声明を書き加えさせ、この一連の 「約束」 の 「拘束力ある」 履行を保証させたのである。

    However, shortly afterwards, President Poroshenko declared that he had no intention of implementing anything and resumed hostilities, a position that the government of President Zelensky has reiterated. In the seven years following resolution 2202, 12,000 new victims were killed, according to Kiev, or 20,000, according to Moscow.
    しかしながら、その直後、ポロシェンコ大統領は 「一切実施するつもりはない」 と宣言して敵対行為を再開し、その立場をゼレンスキー大統領政権も改めて表明したのである。決議 2202 号後の 7 年間でキエフによれば 1 万 2 千人モスクワによれば 2 万人の犠牲者が新たに出たという

    During this period, Moscow did not intervene. President Vladimir Putin not only withdrew his troops, but also forbade an oligarch to send mercenaries to support the people of Donbass. The latter have been abandoned by the guarantors of the Minsk agreements and by the other members of the Security Council.
    この間モスクワは介入していないウラジーミル・プーチン大統領は軍隊を撤退させただけでなくドンバスの人々を支援するためにオリガルヒが傭兵を派遣することも禁じたのである。後者は、ミンスク協定の保証人からも、他の安保理メンバーからも見捨てられた。

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    岸田内閣







    How to Stop the Escalation to War



    本日の書物 : 『謀略と捏造の二〇〇年戦争 釈明史観からは見えないウクライナ戦争と米国衰退の根源』 馬渕睦夫、渡辺惣樹 徳間書店



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 渡辺 : こんなことをいちいち断らなければならないのは不本意ですが、われわれはあたかも地球を支配する少数者が 「マスタープラン」 を立ててすべて思いどおりに人も事象も操るかのような漫画のような陰謀論には与 (くみ) していません。 あたりまえのことです。

     イワシの大群は巨大な魚のように見えます一匹一匹は前の一匹についていっているだけ先頭にリーダーのような一匹がいるわけでもないそれぞれの個体が 「地球は温暖化していて人類滅亡だ」「プーチンは核戦争を起こす悪党だ」 とのプロパガンダに乗って同方向に泳いでいるだけ

    school of sardines

    馬渕 : おっしゃるとおりです。イワシのたとえを引き継ぐと、その群れの中には自覚的に巨大な魚に見えるような潮流をつくり出そうと陰謀の限りを駆使するものたちがいる、ということです。ご承知のように彼らは 「国際金融家」「軍産複合体」 と称される勢力で「ネオコン」「グローバリスト」 と呼ばれたり、近年ではトランプ前大統領が暴いたように 「Deep State」 と一括されています

     ウォール街やシティのいわゆる民間の国際金融家たちが自分の利益を最大化するために、各国に中央銀行をつくり、通貨発行権を握ることにより国民の目から隠れて政府を裏から支配してきました。ロスチャイルド家やロックフェラーといった人たちを思い浮かべればいいでしょう金融支配により各国政府に自分たちが望む外交や内政をとらせる。場合によっては率先して戦争を仕掛ける戦争を起こせば戦争資金を融資する国際金融家と武器を売る軍産複合体が確実に儲かるからです。
     
     そしてそれらの政策はあたかも国民が自ら望んだことのように巨大メディアを通して洗脳する。「規制緩和」、「民営化」 のもとに市場の拡大をはかるグローバリズム、直近では 「脱炭素」 という潮流も仕掛けています

     彼らの最終的な目的は 「グローバル市場による世界統一」。その障害となるのが強固なナショナリズムで結び付く国家にほかなりません。ナショナリストであるプーチン大統領が率いるロシアがターゲットにされたのもこれが理由なのです。

     渡辺さんがおっしゃるとおり、巨大な魚と見間違えるのは愚かなことですが、巨大な魚に見えるような潮流のあることに気づくのは非常に重要です。潮流というのは歴史と言い換えてもいいかもしれません。

    渡辺 : 極少数の 「自覚的なイワシ」 は難しい指令は出しません「地球は温暖化している。CO2が原因だ」「世界はアメリカ的民主主義で統一すべき」 といった単純な物言いをするだけそうすると無自覚なイワシも統一のとれた動きをする「プーチンは核戦争も辞さない悪党だ」 というのも “無自覚なイワシ” へのメッセージです。』

    日の丸

    預言者の役割

    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、何事も自分自身の頭で考えることができない “無自覚なイワシ” に分類される方々にお薦めの良書で、必ずしも意見が一致しているわけではない二人の著者による分かり易い対談を通じて、世間一般に流布されている “無自覚なイワシ” 向けの 「潮流 (プロパガンダ) 」 とは全く異なる世界観のその一部を垣間見ることができ、自分自身の頭で考えることの大切さがご理解頂けるようになると思われます。

    読書6-69

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

    dteoptgos.jpg
    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,117,180(1,116,174)÷103,100,558(103,050,830)=0.0108・・・(0.0108) 「1.08%(1.08%)」
    dteoptgos1.jpg

    イタリア : 187,850(187,551)÷25,547,414(25,519,067)=0.0073・・・(0.0073) 「0.73%(0.73%)」
    dteoptgos2.jpg

    日本 : 71,457(71,316)÷33,081,711(33,063,105)=0.0021・・・(0.0021) 「0.21%(0.21%)」
    dteoptgos3.jpg









    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

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    『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 第六章 マイモニデス理解

    第四節 トーラーと預言者の役割

     ヴァイレルは 『迷える者の手引き』 におけるトーラーと預言者の役割について以下のように主張する
     

    ラビ・モーシェ・ベン=マイモーン (マイモニデス)
    ラビ・モーシェ・ベン=マイモーン (マイモニデス)


     トーラーの本性に関するマイモニデスの思想には何らかの両義性が存在する従って、さきほどの主張で証明されたように、当然〔異邦人の〕 慣習によって統治される国家においてさえもトーラーを順守することが可能であると解釈したそれにもかかわらず『迷える者の手引き』 においては完全な国家ないし社会の法的な基盤としてトーラーを提示するのである預言者の役割はこの理想国家の創設者となることである (Weiler 1976 : 55 - 56 )。


     ヴァイレルは国家におけるトーラーの地位をめぐるマイモニデスの主張のうちにトーラーが異邦的国家でその慣習と並存するあり方とそれが単独で国家ないし社会の法的基盤となるあり方という両義的なふたつの所与を見出す預言者の役割は後者のトーラーに基づく国家を設立することである。』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。









    続きは次回に♥




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