2023-03-08 (Wed)

本日のキーワード : ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、歴史修正主義、ロシア、中国
How to Stop the Escalation to War
戦争へのエスカレーションを如何にして止めるか ⑥
The Ukrainian conflict is turning into a war between the West on one side and Russia and China on the other. Each side is convinced that the other one wants its loss. And fear is a bad advisor. Peace can only be preserved if each side recognizes its mistakes. This must be a radical change, because today neither Western discourse nor Russian actions correspond to reality.
ウクライナ紛争は、一方は欧米、他方はロシアと中国という戦争になりつつある。それぞれの側は、相手が自国の敗北を望んでいると確信している。そして、恐怖心は悪しきアドバイザーである。平和は、それぞれの側が自らの過ちを認識した場合にのみ維持される。これは根本的な変化でなければならない。なぜなら、今日、西側の言説もロシアの行動も、現実には対応していないからである。

The Russian and Chinese presidents, Vladimir Putin and Xi Jinping. The straussians of the State Department, Antony Blinken and Victoria Nuland.
ロシアと中国の首脳、ウラジーミル・プーチン、習近平。国務省のシュトラウス派、アントニー・ブリンケンとヴィクトリア・ヌーランド。

レオ・シュトラウス
The Russian and Chinese armies have mastered hypersonic launchers, which the West lacks. Moscow and Beijing can destroy any target, anywhere in the world, in a matter of minutes. It is impossible to stop them, and this imbalance will last at least until 2030, according to US generals. Russia has already said that it will strike first at the British Foreign Office, which it considers to be the head of its enemies, and the Pentagon, which it considers to be its armed wing. In the event of an attack, the Russian and Chinese armies would first destroy the United States’ strategic communication satellites (CS3). The latter would lose in a few hours the possibility of guiding nuclear missiles and therefore of retaliating. There is little doubt about the outcome of such a war.
ロシアと中国の軍隊は、欧米にない極超音速のロケット発射技術をマスターしている。モスクワと北京は、世界のどこでも、どんな目標でも数分で破壊することができるのである。それらを阻止することは不可能であり、この不均衡は少なくとも 2030 年まで続くと、米国の将軍は述べている。ロシアはすでに、敵の頭目と見なす英国外務省と、その武装勢力と見なす米国防総省を最初に攻撃すると宣言している。攻撃された場合、ロシア軍と中国軍はまず米国の戦略通信衛星 (CS 3 ) を破壊するだろう。そうすれば、数時間後には核ミサイルを誘導することができなくなり、その結果、報復の可能性も失われる。このような戦争の結果については、ほとんど疑いの余地はない。
When Russia talks about using its nuclear weapons to attack, it is not talking about strategic atomic bombs like the United States used in Hiroshima and Nagasaki, but about tactical weapons to destroy small, specific targets (Whitehall or the Pentagon). President Biden’s grandiloquent statements about the risk to the world are therefore null and void.
ロシアが核兵器を使って攻撃するというのは、アメリカが広島や長崎で使ったような戦略的な原爆ではなく、小規模で特定の標的 (ホワイトホールやペンタゴン) を破壊する戦術的な兵器を指している。したがって、バイデン大統領の世界に対するリスクについての壮大な発言は空論となる。
Engaging in this confrontation is not impossible. In the United States, the Straussians, a very small group of unelected politicians, are determined to bring about the apocalypse. In their view, the United States will no longer be able to exercise dominance over the entire world, but it can still achieve it over its allies. To do this, they must not hesitate to sacrifice some of their own, if their allies suffer even more than they do and if, in this way, they remain the first (not the best).
この対決へ臨むことは、決してあり得ないことではない。米国では、選挙で選ばれたわけでもない政治家のごく小さなグループであるシュトラウス派が、終末をもたらすことを決意しているのだ。彼らの考えでは、米国はもはや全世界に対して支配力を行使することはできないが、同盟国に対してはまだそれを実現することができる。そのためには、同盟国が自国以上に苦境に立たされようとも、またそうすることで、自国が (最善ではなく) 頂点であり続けられるならば、自国の犠牲も躊躇してはならない、というのである。
As in all conflicts, people are afraid and some individuals push them to war.
すべての紛争がそうであるように、人々は恐れ、そして一部の人間が戦争へと突き進む。




2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆How to Stop the Escalation to War
本日の書物 : 『謀略と捏造の二〇〇年戦争 釈明史観からは見えないウクライナ戦争と米国衰退の根源』 馬渕睦夫、渡辺惣樹 徳間書店
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 馬渕 : 東欧の 「民主化」 である 「カラー革命」 を支援していたのはユダヤ人大富豪のジョージ・ソロスです。二〇〇年前から同じ手口を繰り返していることがわかります。

二つ目の変化は、ウィーン会議できめられたスイスの 「永世中立国化」 です。.
スイスは四万平方キロ、日本の九州程度の面積に、ドイツ語圏、フランス語圏、イタリア語圏、ロマンシュ語圏など四つの民族言語がひしめく地域であり、とうてい独立国としての条件を備えていません。
こちらもご参照🌸
↓
☆スイスには、「スイス語」はありません
しかし、だからこそ、国際金融家にとっては好都合だったのです。戦争が起きても安心して財産を守れる永世中立国をつくり、銀行を置けば、戦争の際に両陣営に資金を供給することだ可能になるからです。
スイスの永世中立国化は国際金融資本家の利益のために計画されたのです。一九三〇年には、スイスのバーゼルに世界の中央銀行の 「中央銀行」 である国際決済銀行 (BIS) が置かれることになるのです。
こちらもご参照🌸
↓
☆スイスにある 「国際決済銀行 (BIS) 」 って、どんな組織?
また、スイスの永世中立国化 (一八一五年) にともないジュネーブがスイス領に編入されました。それから約一〇〇年後の一九二〇年に、ジュネーブの地にユダヤ人が主導した国際連盟の本部が置かれたことを鑑みれば、スイスの中立国化は決して偶然の出来事ではなかったことがわかります。
ちなみに、ジュネーブは宗教改革時代の昔から国際都市でした。マルティン・ルターよりも過激な宗教改革者であるジャン・カルヴァン (一五〇九~六四) がジュネーブを拠点にピューリタニズムの原型となる思想を広めたことは、教科書で習ったとおりです。』

理想的なるもの = 絶対的な権威
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、何事も自分自身の頭で考えることができない “無自覚なイワシ” に分類される方々にお薦めの良書で、必ずしも意見が一致しているわけではない二人の著者による分かり易い対談を通じて、世間一般に流布されている “無自覚なイワシ” 向けの 「潮流 (プロパガンダ) 」 とは全く異なる世界観のその一部を垣間見ることができ、自分自身の頭で考えることの大切さがご理解頂けるようになると思われます。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 1,117,508(1,117,497)÷103,120,764(103,1123,814)=0.0108・・・(0.0108) 「1.08%(1.08%)」

イタリア : 187,850(187,850)÷25,547,414(25,547,414)=0.0073・・・(0.0073) 「0.73%(0.73%)」

日本 : 71,745(71,694)÷33,120,094(33,113,074)=0.0021・・・(0.0021) 「0.21%(0.21%)」

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 第六章 マイモニデス理解
第四節 トーラーと預言者の役割
ヴァイレルによると、『国家』 が理想とする支配者が理性的哲人王なのに対し、『法律』 における支配者は、人間が牛や山羊に上位であるような仕方で被支配者の上位に立ち、神の代理統治者として可能な限り最大の権威を有するのである。 そして 「夜の調査評議会」 が神的真実を具象化し、被統治者の側にはこの権威のくびきを受け入れないことを正当化する余地はまったくあり得ない。ヴァイレルはプラトンとマイモニデスの共通点を以下のとおり示す。

ラビ・モーシェ・ベン=マイモーン (マイモニデス)

レオ・シュトラウス
プラトンの理想国家とマイモニデスのトーラーは、神的であるがゆえに絶対的な権威を、共に主張する。これこそが問題の本質なのである、ということを主張したい。つまり、これこそがプラトンとマイモニデスの両者において一致する、「理想的な」 ものなのである。これに応じて、神的権威の可視的な受託者として、預言者を理想的支配者とする必要が生ずる (Weiler 1976 : 57 )。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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