2023-03-10 (Fri)

本日のキーワード : ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、歴史修正主義、ロシア、中国
How to Stop the Escalation to War
戦争へのエスカレーションを如何にして止めるか ⑧
The Ukrainian conflict is turning into a war between the West on one side and Russia and China on the other. Each side is convinced that the other one wants its loss. And fear is a bad advisor. Peace can only be preserved if each side recognizes its mistakes. This must be a radical change, because today neither Western discourse nor Russian actions correspond to reality.
ウクライナ紛争は、一方は欧米、他方はロシアと中国という戦争になりつつある。それぞれの側は、相手が自国の敗北を望んでいると確信している。そして、恐怖心は悪しきアドバイザーである。平和は、それぞれの側が自らの過ちを認識した場合にのみ維持される。これは根本的な変化でなければならない。なぜなら、今日、西側の言説もロシアの行動も、現実には対応していないからである。

The Russian and Chinese presidents, Vladimir Putin and Xi Jinping. The straussians of the State Department, Antony Blinken and Victoria Nuland.
ロシアと中国の首脳、ウラジーミル・プーチン、習近平。国務省のシュトラウス派、アントニー・ブリンケンとヴィクトリア・ヌーランド。

レオ・シュトラウス
From a Russian point of view, these referendums, if internationally recognized, would put an end to military operations. By refusing them, the West is prolonging the conflict. Their intention is to see the rest of Novorossia fall into the hands of Russia. If Odessa becomes Russian again, Moscow will have to accept the accession of the adjacent Transnistria to the Russian Federation. Transnistria is not Ukrainian, but Moldovan, hence its current name of Dniester Moldavian Republic.
ロシアの立場からすれば、これらの国民投票が国際的に承認されれば、軍事行動を停止させることができる。それを拒否することで、欧米諸国は紛争を長引かせようとしている。彼らの意図は、ノヴォロシアの残りの地域がロシアの手に落ちるのを見ることだ。オデッサが再びロシア領になれば、モスクワは隣接するトランスニストリアのロシア連邦への加盟を受け入れなければならない。トランスニストリアはウクライナ領ではなく、モルドバ領であるため、現在の名称はドニエステル・モルダビア共和国である。
Russia refuses to accept a Moldavian territory that has historical reasons to proclaim itself independent. But it did not accept it either with South Ossetia and Abkhazia, which also have historical reasons to proclaim themselves independent, but are Georgian. Neither Moldova nor Georgia have committed crimes comparable to those of modern Ukraine.
ロシアは、独立を宣言する歴史的理由があるモルダビア領の受け入れを拒否している。しかし、同じく独立を宣言する歴史的理由を持ちながらグルジア領である南オセチアとアブハジアに対しても、ロシアはそれを受け入れなかった。モルドバもグルジアも、現代のウクライナに匹敵するような犯罪は犯していない。
At the end of this presentation, we see that the blame is shared, but not equally. The West recognized the 2014 coup; it tried to stop the ensuing massacre, but ultimately let the full nationalists continue it; it armed Ukraine instead of forcing it to comply with the Minsk 1 and 2 agreements. Russia, for its part, built a bridge that locks the Sea of Azov without consultation. Peace will only be preserved if both sides recognize their mistakes.
このプレゼンテーションの最後に、責任の所在は共有されているものの、平等ではないことが分かる。欧米諸国は 2014 年のクーデターを認め、その後の大虐殺を止めようとしたが、結局は完全な民族主義者にそれを続けさせた ; ミンスク Ⅰ・Ⅱ 協定を遵守させるのではなく、ウクライナを武装させたのである。ロシアはその一方で、協議なしにアゾフ海を封鎖する橋を架けた。平和は、双方が自らの過ちを認識することによってのみ守られるのである。
Are we able to do this?
果たして、それができるだろうか?




2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆How to Stop the Escalation to War
本日の書物 : 『謀略と捏造の二〇〇年戦争 釈明史観からは見えないウクライナ戦争と米国衰退の根源』 馬渕睦夫、渡辺惣樹 徳間書店
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 馬渕 : 渡辺さんはこれまでアメリカ側の資料を軸に日米関係を論じておられて、今度はヨーロッパとの関係、ナポレオン戦争との関係から見るというのは、非常に斬新な視点です。しかもその歴史が現在の問題にも転写できるので、国際情勢の見方の参考にもなるわけです。
渡辺 : 結局、ヨーロッパとアメリカの関係です。この時代からぐちゃぐちゃだったということを頭に入れておく必要があるんですね。
ご承知のとおり、ナポレオン戦争もそうだったように、十八世紀のヨーロッパではイギリスとフランスが覇を競います。「第二次一〇〇年戦争」 ともいわれる英仏の対立の中に、アメリカ独立戦争も位置づけられていた。
一七七五年から八三年と約八年に及ぶこの戦争により、植民地だったアメリカは独立を果たしますが、フランスの存在を抜きには成し遂げることはできませんでした。長期化していた戦闘は、一七七八年にフランスがアメリカ側について参戦することにより形成有利となる。
これにスペインも参戦し、ロシア・プロイセンなどの中立国も、イギリスに対する敵対的な 「非武装中立同盟」 を結びアメリカを援護射撃しました。フランスによりイギリスは孤立化したのです。…
この独立戦争によりイギリスは大きく疲弊しましたが、一方のフランスも一〇憶リーブルという莫大な戦費負担により、政府の財政は破綻に瀕した。フランスがそこまでしたのは、大英帝国が誕生するきっかけとなった 「七年戦争 (一七五六~六三年) 」 への恨みがあったからです。
いずれにせよ、フランスにとっても代償は小さくなく、火の車となったフランス政府のしわ寄せが庶民の困窮を呼び、フランス革命の引き金を引くことになった。
共和制であるアメリカ国民は全体としてフランス革命を歓迎しています。しかし、イギリスからの独立宣言をした 「アメリカ合衆国」 を真っ先に承認し、米仏同盟を結んでくれたフランス国王ルイ一六世は、フランス革命によりギロチンにかけられてしまいました。皮肉というか、ジョージ・ワシントンからすれば非常に複雑な心境だったと思います。』

預言者的哲学者
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、何事も自分自身の頭で考えることができない “無自覚なイワシ” に分類される方々にお薦めの良書で、必ずしも意見が一致しているわけではない二人の著者による分かり易い対談を通じて、世間一般に流布されている “無自覚なイワシ” 向けの 「潮流 (プロパガンダ) 」 とは全く異なる世界観のその一部を垣間見ることができ、自分自身の頭で考えることの大切さがご理解頂けるようになると思われます。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 1,119,546(1,119,195)÷103,367,515(103,358,594)=0.0108・・・(0.0108) 「1.08%(1.08%)」

イタリア : 188,094(187,850)÷25,576,852(25,547,414)=0.0073・・・(0.0073) 「0.73%(0.73%)」

日本 : 72,142(72,059)÷33,179,863(33,173,351)=0.0021・・・(0.0021) 「0.21%(0.21%)」

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 第六章 マイモニデス理解
第四節 トーラーと預言者の役割
ラヴィツキーによると、政治の領域である 「身体の修復」 と宗教の領域である 「魂の修復」 の両方に神的法が関わる、とマイモニデスは考えた。そしてこの二つの修復に関わるがゆえに、トーラーは神的なものと理解される。
ラヴィツキーはマイモニデスの指導者に関する見解にもこれと同様の構造を指摘する。

ラビ・モーシェ・ベン=マイモーン (マイモニデス)

レオ・シュトラウス
彼 〔指導者〕 はさらに預言的指導者であり、神の使者であり、二つの領域の結合において、すなわち、彼が自身の人格のうちに政治的能力と神についての知的な理解 ( ידיעת אלוהים שכלית ) を統合することにおいて、あらゆる他の指導者と異なるのである。マイモニデスはこのことを二つの段階で強調する。最初に理想的指導者に関して、その後、歴史的な現実の指導者に関して 〔強調する〕。第一の段階では、マイモニデスの支配の理想はプラトン的理想に酷似する。彼 〔マイモニデス〕 は、指導者であり支配者でもある、預言者的哲学者のイメージを私たちの前に示す。つまり、精神的で宗教的な力と社会的で政治的な力が一身に集まる。この二つは一つの人格の内に、また一つの律法に則した行為の内に、結合するのである。マイモニデスの観点によると、この権力の統一のヴィジョン ( חזון ) は、王によるイスラエルの人々の支配により、預言と王制の間、宗教と国家の間に歴史的な分離が起こる以前に、すでにモーセ、ヨシュアと士師の聖書的イメージの内に、かつて実現している。そして来たるべき未来に、― 政治的救済者であり、精神的な贖い主でもある ― メシア王の統一者としてのイメージによって、このヴィジョンは再び繰り返され、成就することになっている。マイモニデスが、「ヨセフの子であるメシア」 (軍事的で政治的な強調を担う) の象徴と 「ダビデの子であるメシア」 (宗教的で精神的な強調を担う) の象徴という、ユダヤ教の伝統的区別を全く無視することを選んだのは、不思議なことでない。彼 〔マイモニデス〕 はそれらを、単一の贖う者のイメージへと統合したのである ( Ravitzky 1998 : 21)。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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