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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  朝鮮 >  朝日新聞が通名報道に徹する理由 ~ 日本人は犯罪者の氏名は原則、公開します! でも、朝鮮では・・・

    朝日新聞が通名報道に徹する理由 ~ 日本人は犯罪者の氏名は原則、公開します! でも、朝鮮では・・・

    A storm is coming 464

    本日のキーワード : ウクライナ、ネオナチ、シュトラウス派、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教、朝鮮人、朝日新聞、通名報道



    Ukraine : the great manipulation
    壮大な操作 ⑤

    While revelations are multiplying about the exactions committed by Ukrainian banditry over the past eight years, Westerners continue to perceive only the suffering of the Ukrainian civilian population. They are unaware of the root causes of the war, as well as the events that led the Kremlin to unleash it. No matter, the banditry is losing and the great powers are preparing for peace.
    過去 8 年間にウクライナの国賊が行った蛮行が次々と明らかになる一方で欧米人は相変わらずウクライナの民間人の苦しみだけしか認識していない彼らは戦争の根本的な原因もクレムリンがそれを解き放つに至った出来事も知らないのであるいずれにせよ賊軍は敗走し大国は平和への準備を進めている

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    President Putin exposes himself. He gathered 80,000 people in a stadium to celebrate the reunification with Crimea and the fight against Ukrainian neo-Nazis. Meanwhile, in Kiev, no crowds take to the streets to support President Zelensky, who is in hiding.
    プーチン大統領はその姿を露出させる彼はクリミアとの統一とウクライナのネオナチとの戦いを祝福するためにスタジアムに 8 万人を集めた一方キエフでは潜伏中のゼレンスキー大統領を支援するために街頭に立つ群衆はいない

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    Pope Francis has agreed to awaken the old demons of the crusades. On March 25, he will consecrate Ukraine and Russia to the Immaculate Heart of Mary, according to the vows transmitted by the visionaries of Fatima during the Russian revolution.
    教皇フランシスコは、十字軍の古びた悪魔を呼び覚ますことに同意した。3 月 25 日、彼はロシア革命の最中にファティマの幻視者が伝えた誓約に従って、ウクライナとロシアをマリアの穢れなき御心に奉献するつもりである。

    THE IDEOLOGICAL WAR
    イデオロギー戦争 (一)

    The peace in Ukraine will not solve the Russian-US conflict opened since December 17, 2021. It will continue with other confrontations. For their part, the Straussians, who have used and abused religious arguments to attack Russia in Bosnia-Herzegovina, Afghanistan, Chechnya and the wider Middle East, intend to use them on a global scale.
    ウクライナの平和は2021 年 12 月 17 日以来始まったロシアとアメリカの対立を解決するものではないであろう。それは別の対立に続くであろう。シュトラウス派としてはボスニア・ヘルツェゴビナ、アフガニスタン、チェチェン、そしてより広い中東でロシアを攻撃するために宗教的な議論を利用し悪用してきたがそれをグローバルな規模で利用しようと考えているのである。

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

    Let us remember that the Straussian orientalist Bernard Lewis (former British intelligence officer, then member of the US National Security Council, then adviser to Benjamin Netanyahu) had devised a way to mobilize the Arabs, instead of the West, against the Russians. It was the strategy of the "clash of civilizations". He explained that in Afghanistan, Muslim believers had to fight against the atheistic Soviets. This vision was realized by Osama bin Laden’s Arab-Afghans.
    シュトラウス派の東洋学者バーナード・ルイス (元英国情報部員、その後米国国家安全保障会議メンバー、ベンヤミン・ネタニヤフ首相の顧問) がロシアに対して西洋人ではなくアラブ人を動員する方法を考案していたことを思い出そう。それは 「文明の衝突」 という戦略であった彼はアフガニスタンではイスラム教の信者が無神論のソビエトに対抗して戦わなければならないと説明したこの構想はウサマ・ビン・ラーディンのアラブ系アフガン人によって実現された

    バーナード・ルイス
    バーナード・ルイス

    ベンヤミン・ネタニヤフ
    ベンヤミン・ネタニヤフ

    ウサマ・ビン・ラーディン
    ウサマ・ビン・ラーディン

    The same strategy was used successfully in Bosnia-Herzegovina and Chechnya. In the first theater of operation, Nato relied on the Saudi army and the Iranian Revolutionary Guard (as well as some elements of the Lebanese Hezbollah). A Staussian, Richard Perle, even became the diplomatic adviser to Bosnian President Alija Izetbegović, for whom Osama bin Laden was the military adviser. Later, during the Second Chechen War, the Straussians organized the alliance between Ukrainian Banderists and Chechen Islamists (Ternopol Congress, 2007), with logistical support from the Milli Görüş (then led by Recep Tayyip Erdoğan). All fought side by side for the Islamic Emirate of Itchkeria (Chechnya). Ultimately, Bernard Lewis’ strategy was popularized by his assistant, Samuel Huntington. However, he no longer presented it as a military plan, but as an inevitability that conveniently explained the attribution of the 9/11 attacks to Muslims in general.
    同じ戦略はボスニア・ヘルツェゴビナとチェチェンでも成功裏に用いられた最初の作戦地域ではNATO はサウジアラビア軍とイラン革命防衛隊 (レバノンのヒズボラの一部も) を頼りにしていたシュトラウス派のリチャード・パールはボスニアのアリヤ・イゼトベゴビッチ大統領の外交顧問になりウサマ・ビン・ラーディンはその軍事顧問を務めていたその後第二次チェチェン紛争においてシュトラウス派はウクライナのバンデライトとチェチェンのイスラム主義者の同盟を組織し ( 2007 年のテルノポリ会議)ミッリー・ギョルシュ (当時レジェップ・タイイップ・エルドアンが指導) の後方支援を受けていた。全員がイトケリア・イスラム首長国 (チェチェン) のために肩を並べて戦ったのである。結局バーナード・ルイスの戦略は彼の助手であったサミュエル・ハンティントンによって一般化されることになった。しかし彼はもはやそれを軍事計画としてではなく9 ・11 テロの原因がイスラム教徒一般にあることを都合よく説明する不可抗力として提示したのである

    リチャード・パール
    リチャード・パール

    アリヤ・イゼトベゴヴィッチ
    アリヤ・イゼトベゴヴィッチ

    レジェップ・タイイップ・エルドアン
    レジェップ・タイイップ・エルドアン

    ステパーン・バンデーラ
    ステパーン・バンデーラ

    バンデライト(バンデーラ派極右)
    バンデライト(バンデーラ派極右)

    サミュエル・P・ハンティントン
    サミュエル・P・ハンティントン

    文明の衝突と21世紀の日本

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    岸田内閣



    Ukraine : the great manipulation



    本日の書物 : 『八欲が韓国人を衝き動かす! - 日本は歴史の真実を世界に宣明せよ!』 金田 正二 桜の花出版



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 日本人は犯罪者の氏名は原則公開ですこれは社会的処罰を含むからでありそうすることで犯罪の再発を防ごうとします

     南朝鮮の場合は犯罪者の氏名は原則公開しません。経済情報誌 (朝鮮日報) を見ていると分かると思いますが、犯罪者は大抵 A 氏となります。そして、その容疑者が無罪であった時に初めて氏名が公開されますこれは犯罪の予防という概念が乏しいだけではなくそういった犯罪者隠匿を社会的に容認する土壌があるからです。 

    驚き 8

     南朝鮮人は心が広い、とは思わないでください誰もが犯罪を犯す可能性が高いから明日は我が身だからこそ氏名の公開を望まない土壌があるという意味ですこれも南朝鮮型儒教の影響ですね

    驚き 2

     だからこそ、易犯罪傾向が強く見られるのですが、こういった犯罪者氏名の公開に関する考え方の違いをよく理解していない南朝鮮人は 「よくも名前を晒したな!」 と勝手に怒っているのです。これはもう民族的な違いと言っても良いでしょうか。
     それなので日本のメディアは犯罪者の名前を公開するのは “当たり前” であり、日本政府が関係しなくても、この犯罪者は名前を晒されたのです。
     朝日新聞が通名報道に徹するのはこういった南朝鮮的報道姿勢が色濃いからでもあるんですね。』

    日の丸

    神を恐れる異邦人


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、かつて我が国の領土であり統治下にあった朝鮮半島に住む異民族である “朝鮮人” (現在は北韓国人と南朝鮮人に分断されていますがw) たちのその異様な思考回路世界的にも稀なその独特の行動パターンについてそれが一体如何なる理由で生じているのかを明らかにしてくれる良書で、ワン・フレーズで表すのであれば 「朝鮮人は “かまちょ” な民族」 である只それだけの、他者に対して迷惑な存在でしかないということが正しく認識できる御薦めの書物となります

    読書 4-94

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

    rasltedaio.jpg
    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,043,840(1,043,838)÷94,190,370(94,184,146)=0.0110・・・(0.0110) 「1.10%(1.10%)」
    rasltedaio1.jpg

    イタリア : 175,347(175,306)÷21,806,509(21,788,862)=0.0080・・・(0.0080) 「0.80%(0.80%)」
    rasltedaio2.jpg

    日本 : 39,047(38,826)÷18,531,986(18,374,230)=0.0021・・・(0.0021) 「0.21%(0.21%)」
    rasltedaio3.jpg









    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

    fhdeusid.jpg
    『初期ユダヤ教と原始キリスト教団における解釈と受容 : 「霊」と「天使」の概念の変遷を辿る』大澤 香

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 3 章 原始キリスト教団
     2 章では初期ユダヤ教において当時の神殿体制に異議を唱えるセクトが誕生したこと、神殿から離れたそれらセクトの中で神殿での犠牲儀礼に代わって内面の悔い改めを重視する 「聖化」 儀礼としての洗礼が発達したこと、それに伴ってセクトメンバーには 「聖霊」 が与えられ天使たちと共にあるとの認識があったことを、彼らが トーラーの重要性を前提としつつ多様な解釈を展開したことを示す資料を通して確認した。原始キリスト教団もまたこれらの初期ユダヤ教のセクト運動の中から生まれたことが想定される本章では原始キリスト教団が初期ユダヤ教の中の一セクトとしてユダヤ教の解釈を 「継承」 しつつ同時にいかにユニークな解釈を行ってユダヤ教から独自の宗教への 「転換」 を行っていったのかを考察する

    3 - 2 ルカ

     原始キリスト教団の文書として次にルカ文書 (ルカ福音書・使徒言行録) を検討する伝統的な理解では、ルカは異邦人キリスト者のために著作した異邦人の著者であることは議論のないこととされてきたのであるが近年の見解ではルカ文書のユダヤ人性を指摘する研究が多く提出されており、事実、ルカ文書には多くの 「ユダヤ的」 特徴を見ることができるのである。本研究の関心において最も関係のあるその特徴とはルカ文書が 「聖霊」 と 「天使」 を非常に重視している文書であるという点であるまた従来 「文学者」 としての側面が指摘されてきたルカであるがその文学的技法を見る時にそれがトーラーを下地として浮かび上がらせながら自らの解釈の 「新しい世界」 を出現させるという2 - 4 で確認した初期ユダヤ教における allusion の技法であるのを見ることができるだろう。ルカがこの技法によって描き出す新しい解釈の世界がどのようなものであるのかを、特に彼が 「聖霊」 をどのような意味で用いているのかに焦点を当てつつ、初期ユダヤ教の聖書解釈からのルカの 「継承」 と 「転換」点について考察する

    3 - 2 - 2 ルカの 「透かし絵」 ‐ allusion の技法 ‐

    (2) 天地創造の祝福とノア契約における祝福 ‐ 全ての被造物 への祝福 -

     次の 「透かし絵」 は原初史の物語である聖霊を受けた使徒たちの祈りは「天と地と海と、そこにあるすべてのものを造られた主」 への祈りとして祈られている (使 4:24。14:15 にも同様の表現がある)。異邦人への宣教へと展開する物語にルカは神による全ての被造物創 (352) と彼らへの祝福 (天地創造とノア契約を 「透かし絵」 として浮かび上がらせていることが考えられる (353)。使 10 章の 「神を恐れる異邦人」 コルネリウスの物語は初めて異邦人に聖霊が与えられた場面であるがここでもペトロが見た幻の描写で「天が開き (354) 」そこから下りて来た布に入っていた 「あらゆる獣、地を這うもの、空鳥 (創 1 章および 6 - 9 章) 」 は天地創造の物語とノアの物語を想起させるものであるだろう。これらの動物を屠って食べよとの天からの声に「主よ、とんでもないことです」 と答えるペトロの姿を描くことでモーセの掟である食物規定を忠実に守るユダヤ人の姿を描き出しているこの幻は直後のコルネ リウスへの宣教の場面と対になっていることから、先に確認したレビ 20 章が、清い動物と汚れた動物の区別と神の聖なる民と異教徒との区別とを重ねていた手法を利用しつつ創世記のノア契約を想起させることによってその清浄規定に先立つ全ての命への祝福の物語へと読者を誘導しようとしていると考えられる (355)。また、前述のヨベル書のようにペンテコステ (シャブオット) にノア契約の想起が重ねられている場合、ルカはノア契約の 「全ての被造物への祝福」 の側面に焦点を当てていることが考えられる (356)。


    (352) 天地創造の初めには、深淵の面を神の霊が羽ばたいていた( נורחפת )と記されている (創 1:1 )。アダムの創造において神が吹き入れられた命の息 ( נשנות חיים ) ( 2:7 ) は、ノアの物語における 「その鼻に命の霊である息 (があるもの) 」 との描写 (7:22) において רוח と同一のものと解釈されている。上述のイエスが十字架上で絶命する場面 (ルカ 23:46) をルカは 「息を吐き出す έξέπνσεν ( έκπνέω) 」 と表現している。イエスの聖霊による誕生とこの最期の姿は、あるいは神の創造の出来事へと立ち帰らせる描写ともなっているのだろうか。

    (353) 創 1:28 の祝福は 9:1 の祝福によって確認・更新されている。ノアの物語の中には、動物の清浄規定を反映した箇所 (7:2 等) も含まれているが、清い動物も清くない動物も箱舟に入れられ、ノアとその子孫に与えられた契約は、「すべての生き物」 との間に神が立てられる契約とされている ( 9:10 )。

    (354) 創 7:11、8:6。 פתח はノアの物語で多く登場する語。

    (355) 洪水物語は初期ユダヤ教時代に重要な意味を持っており、ヨベル書、第一エノク書、外典創世記などに記されたノア伝承から、ノアは洪水による最後の審判の使信を受領した終末の預言者で,破滅を免れる義人の原型 と考えられた (長窪、365 頁)。

    (356) Hughes による allusion の判断基準 A の両テキスト間に 「言葉の一致と類似 (天と海と地にある全ての被造物) 」 が見られ、更に基準 B の 「借用側のテキスト (使徒言行録) が、借用されるテキストの特定の解釈へと読者を向ける」 をも満たしており、確実な allusion であると言える。この場合の 「特定の解釈」 とは、ノア契約には、血を食べることの禁止という側面もある (ヨベル書などでは、この点が重要視されている) 中で、「全ての被造物への神の祝福」 に焦点が当てられている、ということである。 』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。









    続きは次回に♥




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