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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  朝鮮 >  “アイヌ民族” ~ 存在しないものをお金欲しさに定義して存在させようとしただけのモノ

    “アイヌ民族” ~ 存在しないものをお金欲しさに定義して存在させようとしただけのモノ

    A storm is coming 405

    本日のキーワード : アイヌ、アイヌ利権、北海道ウタリ協会 (現アイヌ協会)、公益社団法人北海道アイヌ協会、北朝鮮、チュチェ思想、ユダヤ人、ユダヤ教



    Jeffrey Sachs and Philip Giraldi: the Ukraine War Is Yet Another Neocon War
    ジェフリー・サックス氏とフィリップ・ジラルディ氏 : ウクライナ戦争はまたもやネオコンの戦争だ ③

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    Giraldi:
    ジラルディ氏

    フィリップ・ジラルディ
    フィリップ・ジラルディ

    …To put it bluntly, many US government and media Jews hate Russia and even though they benefited substantially as a group by virtue of their preeminent role in the looting of the former Soviet Union under Boris Yeltsin and continue to be among the most prominent Russian oligarchs. Many of the oligarch billionaires, like Boris Berezovsky, self-exiled when Vladimir Putin obtained power and began to crack down on their tax avoidance and other illegal activity. Many moved to Western Europe where some bought up football teams while others went south and obtained Israeli citizenship. Their current grievances somewhat reflect their tribe’s demand for perpetual victimhood and the deference plus forgiveness of all sins that it conveys, with the self-promoted tales of persecution going back to the days of the Tsars, full of allegations about pogroms and Cossacks arriving in the night, stories that rival many of the holocaust fabrications in terms of their lack of credibility.
    率直に言って、アメリカ政府やメディアのユダヤ人の多くはロシアを嫌っているボリス・エリツィン政権下の旧ソ連邦の略奪で際立った役割を果たし現在もロシアの最も著名なオリガルヒたちの一員として活動していることによって彼らはグループとして大きな利益を得ているのにであるボリス・ベレゾフスキーのようなオリガルヒの億万長者の多くは、ウラジーミル・プーチンが権力を得て、彼らの租税回避やその他の違法行為を取り締まり始めると、自己破産した。多くは西ヨーロッパに移り住みサッカーチームを買収する者もいれば南下してイスラエルの市民権を取得する者もいた彼らの今日の不満は彼らの部族が持つ絶え間ない被害者意識の要求とそれがもたらす優越感と一切の罪への免罪符を多分に反映しているのである迫害に関する自画自賛のネタはツァーリ時代に遡りポグロムやコサックが夜な夜なやって来たという主張で溢れておりその信憑性のなさは多くのホロコーストのでっち上げに匹敵する

    ボリス・アブラモヴィチ・ベレゾフスキー
    ボリス・アブラモヴィチ・ベレゾフスキー

    It has long been recognized by many that a particular antipathy directed against Russia permeates the so-called neoconservative world view. The neocons are hugely overrepresented at the top levels of government and, as noted above, a number of them are running the State Department while also holding high level positions elsewhere in the Biden Administration as well as in the foreign policy think tanks, including Richard Haass at the influential Council on Foreign Relations. Likewise, the intensely Russophobic US and Western media, foundations and social networking sites are disproportionately Jewish in their ownership and staffing.
    いわゆるネオコン (新保守主義者) の世界観には、ロシアに対する特別な反感が蔓延していることは、以前から多くの人が認識していたところである。ネオコンは政府の上層部に非常に多く存在し、前述のように、彼らの多くが国務省を牛耳っているまたバイデン政権の他の部署や外交政策シンクタンクでも、影響力のある外交問題評議会のリチャード・ハースなど高いレベルの役職に就いている同様に強烈なロシア恐怖症の米国や西側のメディア財団SNSはその所有者とスタッフが圧倒的にユダヤ人である

    And beyond that, Ukraine is to a certain extent a very Jewish-identified place. The Jewish media in the US and elsewhere has been showering Zelensky with praise, referring to him as a genuine “Jewish hero,” a modern Maccabee resisting oppression, a David versus Goliath. T-shirts bearing his image are being sold that read “Resisting tyrants since Pharaoh” while the largely Orthodox Jewish community in New York City has already been raising millions of dollars for Ukrainian aid.
    そしてそれ以上にウクライナはある程度ユダヤ人色が強い場所である米国をはじめとするユダヤ系メディアはゼレンスキーを本物の 「ユダヤの英雄」抑圧に抵抗する現代のマカバイダビデ対ゴリアテと称し賞賛の嵐を浴びせている彼のイメージをあしらった 「ファラオ以来の暴君に抵抗する」 と書かれたTシャツが売られニューヨークの主に正統派ユダヤ人コミュニティはウクライナ支援のためにすでに数百万ドルを調達している

    As US-Russian negotiations leading up the current fighting were clearly designed to fail by the Biden Administration, one therefore has to wonder if this war against Russia is largely a product of a long enduring ethno-religious hatred coupled with a belief in the necessity for a strong American military applied as needed to dominate the world and thereby protect Israel. The neocons are most visible, but equally toxic are the Jews who would prefer to describe themselves as neoliberals or liberal interventionists, that is liberals who promote a strong, assertive American leadership role to support the basically phony catchwords “democracy” and “freedom.” Both neocons and neoliberals inevitably support the same policies so they have both ends of the political spectrum covered, particularly concerning the Middle East and against Russia. They currently dominate the foreign policy thinking of both major political parties as well as exercising control over media and entertainment industry coverage of the issues that concern them, largely leaving the American public with only their viewpoint to consider.
    現在の戦闘に至るまでの米露交渉は、バイデン政権によって明らかに破綻するように計画されていた。したがって、この対ロシア戦争は世界を支配しそれによってイスラエルを守るために必要に応じて強力なアメリカ軍が必要だという信念と結びついた長く続く民族・宗教的憎悪の産物であるのではないかと思わざるを得ないネオコンが最も目立つが同様に有害なのは自らをネオリベラルあるいはリベラルな介入主義者と表現したがるユダヤ人であるつまり基本的にインチキくさい「民主主義」や「自由」というキャッチフレーズを支持し強硬で断固たるアメリカの指導的役割を推進するリベラル派の人々であるネオコンもネオリベラルも必然的に同じ政策を支持するので特に中東と対ロシアに関しては政治的側面の両端をカバーしている彼らは現在二つの主要政党の外交政策思想を支配しメディアやエンターテイメント業界の報道をコントロールしておりアメリカ国民はほとんど彼らの視点でしか考えることができない

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    『Jeffrey Sachs and Philip Giraldi: the Ukraine War Is Yet Another Neocon War』 The Unz Review • An Alternative Media Selection



    本日の書物 : 『アイヌ副読本 『アイヌ民族:歴史と現在』 を斬る ― 北朝鮮チュチェ思想汚染から子供を守れ』 的場 光昭 展転社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 私が【アイヌ先住民族国会決議】平成二十年 (ニ〇〇ハ) に【北海道ウタリ協会 (現アイヌ協会) 】事務局長に直接電話で確認した【アイヌの定義】は、

    「アイヌの血を引くと確認された者、およびその家族・配偶者・子供がアイヌである。また養子縁組などでアイヌの家族になった者も含まれるが、これは本人一代限りにおいてアイヌと認め同協会への入会が認められる」

    というもので、先に示した【客観的民族にも主観的民族にも当てはまらない、実にあいまいなもの】でした。【この定義は現在の公益社団法人北海道アイヌ協会にも引き継がれている】のです。



     【なぜアイヌの定義にこのような混乱が生じているかというと、最初にウソが行われたから】にほかなりません。ウソを隠そうとしてまたウソを重ねる】【そのウソを指摘されるとまたウソで逃げ回った結果、このようなお粗末な結果になった】のです。しかも、【わずか二千人足らずの組織に毎年五十億円以上の税金が投入される公益社団法人】なのです。



     【つまり、存在しないものをお金欲しさに定義して存在させようとしたために、このような結果を招いたのです】

    日の丸

    イエス = キリストの信仰に入る 「入会」 儀礼


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、北海道の白老町にある、我が国の代表的な “汚物” である 「ウポポイ」 (通称 : ウソッポイ) などを巡るいわゆる 「アイヌ利権問題」 の理解する上でも知っておく必要がある学校教育の現場で実際にどのようなデタラメ教育が子供たちに施されているのかを、その利権に関与する人物を実名を挙げて個別具体的に解説がなされている良書で「アイヌ利権問題」 と深く関係する北朝鮮のチュチェ思想 (主体思想) についても同時に学ぶことができるとてもお得な当ブログお薦めの良書になります。

    読書 女性 4-18

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

    goldjhxsa.jpg
    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,025,961(1,025,116)÷90,127,102(89,894,181)=0.0113・・・(0.0114) 「1.13%(1.14%)」
    goldjhxsa1.jpg

    イタリア : 170,527(170,370)÷20,467,349(20,385,814)=0.0083・・・(0.0083) 「0.83%(0.83%)」
    goldjhxsa2.jpg

    日本 : 31,746(31,698)÷10,800,103(10,613,947)=0.0029・・・(0.0029) 「0.29%(0.29%)」
    goldjhxsa3.jpg









    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

    fhdeusid.jpg
    『初期ユダヤ教と原始キリスト教団における解釈と受容 : 「霊」と「天使」の概念の変遷を辿る』大澤 香

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 2 章 初期ユダヤ教
     「初期ユダヤ教」 という時代区分は、狭くは前 2 ~ 後 2 世紀広くは前 6 ~ 後 1、2 世紀など研究者によって様々に定義されるが (69)、ここでは捕囚後の第二神殿時代に再建した神殿とモーセ五書 (トーラー) を柱とする改革が行われトーラーの絶対的な重要性のもとに特徴的でしかし多様な聖書解釈がなされていった時期を指してこの用語を用いたい (70)。TovTov (71) は 「逆説的だがモーセ五書への関心の高まりが紀元前最後の数世紀間に多種多様な本文形式の創出に寄与した」 と指摘する (72)。本章では聖典としての聖書テキストの解釈が著しく発達した初期ユダヤ教の時代状況の中での具体的な読者・解釈者の視点に焦点を当てつつテキストと彼らとの間に成立した特徴的で多様な解釈を分析する。解釈者の視点を想定することによって、特にこの時期に発達した 「霊 (聖霊) 」 「天使」 の概念がいかに重要かつ特徴的な形象であったのかを示すことができるだろう。


    2 - 2 - 3 洗礼儀礼と霊

    (3) 原始キリスト教団による採用 ‐ 改宗者洗礼の誕生 ‐
     特定のどのセクトに言及しているのかが明確ではないが、その他多数のユダヤ教の洗礼派の存在も指摘される (144)。一方で 「異端に反対する文書のキリスト教著作家たちは、はっきりとは彼らの明確な肖像を持っていない」 と指摘され、テルトゥリアヌス がマコ 7 : 2 以降を受けて 「恐らく純粋にセクタリアンの実践であった毎日の沐浴の実践をユダヤ教全体に帰している」 こと (Tertullian, De baptismo, 15)、クレメンス偽書において洗礼者ヨハネ (と彼の弟子たち) が 「ヘメロ洗礼派」 と呼ばれていること (Pseudo-Clementine, Homily II, 23)、などがキリスト教著作家たちの 「無知」 として挙げられている (145)。あるいはテルトゥリアヌスの頃には既に洗礼実践がセクトだけのものではなく原始キリスト教団による採用とも関連してユダヤ教にも取り入れられつつあった可能性も考えられるかもしれないと言うのも死海文書等の記述からは浸水儀礼がセクトへの入会儀礼 ・日々の 「聖化」 儀礼として内的な回心・悔い改めが重視されたことから礼拝の精神化・霊化が進み神殿から離れた彼らの共同体で神殿の犠牲の儀式に代わる儀礼実践となっていった過程を確認したそしてこの内的な回心・悔い改めを重視する特徴は洗礼者ヨハネの洗礼および原始キリスト教団の洗礼実践につながっている可能性強く考えられる
     しかしここでセクトの浸水儀礼の実践と原始キリスト教団の洗礼実践の間には更にもう一つの 「変化」 のステップが指摘されなければならないだろうすなわちユダヤ教セクトでは浸水儀礼は入会時の聖化儀礼でもあったがそれは一方で日々繰り返し行われる清め・聖化の儀礼でもあったしかそれが原始キリスト教団ではイエス = キリストの信仰に入る 「入会」 儀礼 としての側面が前面に出てくるという変化である (146)。


    『ヨハネによるイエスの洗礼』 グイド・レーニ
    『ヨハネによるイエスの洗礼』 グイド・レーニ

    こちらもご参照💓

    ファリサイ派、サドカイ派、エッセネ派 ~ ユダヤ教徒のイエスは何派?

     ここで一つ興味深い報告が存在する。アッリアノス (Arrian ; 後 95 -175 年) が記録したエピクテトゥス (後 50 - 130 年) の 『講話』 (The Discourses of Epictetus, book II, Ch. 19 -21 ) には、恐らく同時代のユダヤ教における洗礼実践へのほのめかしがある。彼 はここで 「公的な」 ユダヤ人を外見だけのユダヤ人から区別している。前者は “洗礼を施されたもの” という性質を有しており、後者は 「洗礼の特別なカテゴリー」 あるいは 「半分洗礼を受けた」 の意味で、 「恐らくセクタリアンの諸傾向を指すものとして理解されるかも しれない」 との報告である。また 併せて 「この特別な時期辺りに、入会儀礼の行為としての改宗者洗礼が、ユダヤ教の中で確立し始めたことは注目に値する (後 80 年あたり以降から証明可能である) 」 と指摘されているのである (147)。
     この報告は、共同体における 「聖化」 儀礼としての洗礼が神殿での犠牲の儀式に対応する形でユダヤ教セクトにおいて発達しその精神化・霊化の影響を受け継ぎつつ原始キリスト教団においてはイエス = キリスト信仰への 「入信」 儀礼として採用され (148)、更にこの原始キリスト教団における入信儀礼としての洗礼に対抗する反応としてユダヤ教の本流 において入会儀礼としての改宗者洗礼が確立した、という 一連の経過を示唆する大変興味深い報告であると思われる。
     しかしイエス = キリスト信仰への入信儀礼として洗礼儀式を採用した原始キリスト教団においてその洗礼は明らかに流水の中で行われ (149)、繰り返し行われる 「清め」 の側面も決して完全には失われず原始キリスト教団は 「祈り」 のような聖なる行為に先行してあるいは宗教コードの違反後に行われる一連の儀礼的沐浴全体を維持したことも指摘されており表面に現れないところでは初期ユダヤ教セクトから継承した特徴を維持していた原始キリスト教団の姿が想定される (150)。

    (144) ibid., pp.475, 481 481-95. その名から洗礼実践の重視が示唆されているセクトとして 「洗礼派( Baptistai)」 「ヘメロ洗礼派( Hēmerobaptistai)」 「 Masbōtheoi / Masbōthaioi 」 「 Sebuaeans (Sebouaioi) (アラム語のșebu'aiya )」 「 Dositheans 」 「バヌス」 「エルカサイ派 」 「マンダ教徒」 等が 挙げられている。アラム語の mașbū'tā は șb'から 「浸礼、洗礼」 を意味し、今日でもマンダ教徒の流水の中での 「洗礼」 を表す mașbūtā という専門用語が残っている。洗礼派のセクトとの関連で、多くの șb'の派生語が起こっていることが目立ち、これは明らかにこの (セクト) 世界における儀礼的な確立された術語に属する、と指摘されている (ibid., p.475)

    (145) ibid., p

    (146) ルカ (使 19 : 1 - 7) には、ヨハネの洗礼は、不完全な (水による) 洗礼であり、“イエスの名による” 洗礼を受け、「聖霊」 を吹き込まれなければならないということが言われている 。ここで 「二つの異なる洗礼概念が衝突している」。すなわちキリストの洗礼の重要性は明らかに 「贖罪」 から 「入会」 へと変わったことが指摘されている (ibid., pp.480 - 1)。しかし一方でその実践が 「恐らくは繰り返される行為でさえもあっただろう。少なくともクレメンス偽書 II.23.1 で言及されているような種類の聖化の沐浴が仮定されるかもしれない」 と言われている(ibid., p.481)。「イエスの名による洗礼」 については後に原始キリスト教団による解釈との関係において改めて取り扱う。

    (147) ibid ., p.482. この時期はルカ文書成立の時期でもある 。このユダヤ教における入会儀礼としての改宗者洗礼の確立の理由として 「一つには、キリスト教徒の洗礼に対抗する反応としてであり、もう一方では神の前での浄化と聖化に資する浸礼により大きな価値を置くことの表明としてである」 と述べられている (ibid)。

    (148) 明らかにキリスト教会の入会儀礼としての洗礼はただ一度行われるのみで、洗礼派セクトの繰り返し行われた洗礼とは異なる点において洗礼者ヨハネの洗礼実践と結びつけられている。しかしその形態と実践においては 洗礼派セク トの起源も明らかである、と述べられる (ibid., p.495)。

    (149) 使 8 : 36 、ヘブ 10 : 22、The Didache 7 : 1、The Epistle of Barnabas 11 : 11、ユスティノス 『第一弁明』 61 : 2 - 3。 しかしこのことは最初の時期において洗礼実践に不適切であると示され (Didache 7 : 2 - 3、Tertullian, De bapt. 4、Gregory of Nyssa, de bapt [PG46, col. 421] )、洗礼は段々と (少なくとも西方においては洗礼執行者によって行われる 「振り掛ける過程」 (Gregory of Nyssa) となった (ibid., p.496)。

    (150) ibid., pp.496 - 7. キリスト教の異端的洗礼派としてエビオン派 ( 「貧者」 ) が挙げられる ( ibid., pp.497 - 9).』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。











    続きは次回に♥




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