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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  朝鮮 >  お粗末な某アイヌ研究者 ~ 文系あるある!“主観的民族論” なるものを唱えるおバカな連中w

    お粗末な某アイヌ研究者 ~ 文系あるある!“主観的民族論” なるものを唱えるおバカな連中w

    A storm is coming 415

    本日のキーワード : アイヌ、アイヌ利権、北朝鮮、チュチェ思想、21 世紀自主フォーラム、尾上健一、阿部ユポ、ユダヤ人、ユダヤ教



    Jeffrey Sachs and Philip Giraldi: the Ukraine War Is Yet Another Neocon War
    ジェフリー・サックス氏とフィリップ・ジラルディ氏 : ウクライナ戦争はまたもやネオコンの戦争だ ①

    dggehsdue.jpg

    Jeffrey Sachs in Tikkun (a liberal-left Jewish publication):
    ジェフリー・サックス氏がTikkun (ユダヤ系リベラル左派の出版物) に寄稿している。

    ジェフリー・サックス
    ジェフリー・サックス

    The war in Ukraine is the culmination of a 30-year project of the American neoconservative movement. The Biden Administration is packed with the same neocons who championed the US wars of choice in Serbia (1999), Afghanistan (2001), Iraq (2003), Syria (2011), Libya (2011), and who did so much to provoke Russia’s invasion of Ukraine. The neocon track record is one of unmitigated disaster, yet Biden has staffed his team with neocons. As a result, Biden is steering Ukraine, the US, and the European Union towards yet another geopolitical debacle. If Europe has any insight, it will separate itself from these US foreign policy debacles.
    ウクライナでの戦争はアメリカのネオコン (新保守主義) 運動の 30 年にわたるプロジェクトの集大成であるバイデン政権は、セルビア ( 1999 年)、アフガニスタン ( 2001 年)、イラク ( 2003 年)、シリア ( 2011 年)、リビア ( 2011 年) でアメリカが選択した戦争を支持し、ロシアのウクライナ侵攻を誘発するために多くのことを行った同じネオコンたちで構成されているネオコンの実績は大失敗の一言に尽きるがバイデン氏は自分のチームをネオコンで固めているその結果バイデン氏はウクライナ、米国、そして欧州連合を、またもや地政学的な大失敗へと導こうとしている。もしヨーロッパに洞察力があれば、このようなアメリカの外交政策の大失敗から離脱することだろう。



    The neocon outlook is based on an overriding false premise: that the US military, financial, technological, and economic superiority enables it to dictate terms in all regions of the world. It is a position of both remarkable hubris and remarkable disdain of evidence. Since the 1950s, the US has been stymied or defeated in nearly every regional conflict in which it has participated. Yet in the “battle for Ukraine,” the neocons were ready to provoke a military confrontation with Russia by expanding NATO over Russia’s vehement objections because they fervently believe that Russia will be defeated by US financial sanctions and NATO weaponry.
    ネオコンのビジョンは、米国の軍事的、財政的、技術的、経済的優位性によって、世界のすべての地域で政治的リーダーシップを発揮することができるという誤った前提に基づくものである。これは、驚くほどの傲慢さと著しい根拠の欠如を伴う態度である。1950 年代以降米国は参加したほぼすべての地域紛争で足止めを食らうか敗北してきたしかし「ウクライナのための戦い」ではネオコンはロシアの猛反対を押し切ってNATOを拡大しロシアとの軍事衝突を誘発する準備を整えていたなぜなら彼らはロシアが米国の金融制裁とNATOの兵器によって敗北すると固く信じているためである



    The Institute for the Study of War (ISW), a neocon think-tank led by Kimberley Allen Kagan (and backed by a who’s who of defense contractors such as General Dynamics and Raytheon), continues to promise a Ukrainian victory. Regarding Russia’s advances, the ISW offered a typical comment: “[R]egardless of which side holds the city [of Sievierodonetsk], the Russian offensive at the operational and strategic levels will probably have culminated, giving Ukraine the chance to restart its operational-level counteroffensives to push Russian forces back.”
    キンバリー・アレン・ケイガンが率いるネオコンのシンクタンク戦争研究所 (ISW) は (ゼネラル・ダイナミクスやレイセオンといった国防企業の錚々たるメンバーに支えられて)ウクライナの勝利を約束し続けているロシアの優勢について、ISWはよくあるコメントを発表している : 「セベロドネツク市をどちらが押さえるにしても、作戦・戦略レベルでのロシアの攻勢はおそらく頂点に達し、ウクライナは作戦レベルでの反撃を再開し、ロシア軍を押し返す機会を得ることになるだろう」

    キンバリー・ケイガン
    キンバリー・ケイガン



    Notice that Sachs, writing in a Jewish publication, avoids any mention of advancing Israeli interests as the main motive of the neocons. However, Jewish motives and Israeli interests are always front and center for Jewish neocons, but to establish that, one needs to delve into biographical details (e.g., associational patterns, history of pro-Israel activism, family connections). (This 2014 article shows that Victoria Nuland, a central figure in both the 2014 coup and the current war, is enmeshed in a family dedicated to pro-Israel activism.)
    サックス氏はユダヤ系の出版物に書いているがネオコンの主な動機であるイスラエルの利益促進についての言及を避けていることに注目しよう。しかし、ユダヤ人ネオコンにとってユダヤ人の動機とイスラエルの利益は常に前面に出てくるが、それを立証するためには、経歴の詳細(例えば、交際パターン、親イスラエル活動の歴史、家族のつながりなど)を掘り下げる必要がある。(この 2014 年の記事では、2014 年のクーデターと現在の戦争の両方の中心人物であるヴィクトリア・ヌーランドが、親イスラエル活動に熱心な家族に取り込まれていることを示している)。

    ビクトリア・ヌーランド ユダヤ
    ビクトリア・ヌーランド

    These sorts of details are essentially missing on the Ukraine war in both the Sachs article as well as in Philip Giraldi’s article in The Unz Review (“How Jewish Is the War against Russia?”). However, as indicated below, Giraldi notes such details in his treatment of the lead-up to the war in Iraq.
    この種の詳細については、ウクライナ戦争に関するサックス氏の記事にも、Unz Review誌のフィリップ・ジラルディ氏の記事 ( 「How Jewish Is the War against Russia? (対露戦争はいかにユダヤ的か) 」 )にも本質的に欠けている。しかし、以下に示すように、ジラルディ氏はイラク戦争に至る経緯について、そのような詳細を記している。

    フィリップ・ジラルディ
    フィリップ・ジラルディ

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    『Jeffrey Sachs and Philip Giraldi: the Ukraine War Is Yet Another Neocon War』 The Unz Review • An Alternative Media Selection



    本日の書物 : 『アイヌ副読本 『アイヌ民族:歴史と現在』 を斬る ― 北朝鮮チュチェ思想汚染から子供を守れ』 的場 光昭 展転社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 今から十二年ほど前、【アイヌ先住民族国会決議】が出されたころ、【民族の定義】についてネット上で私を盛んに批判する自称大学の研究者がありました。お若い研究者ということですので、非礼を通り越して浅ましいほど無礼な言い掛かりに対しても、私は大目に見て可能な限り礼を尽くして回答していました。

     【アイヌ民族】ということで【様々な税金で賄われる政策的優遇措置 (運転免許取得・職業訓練・就学資金・住宅建築等々) を受けている現状】を考えれば、この国会決議によって【さらにその優遇措置が拡大される可能性】があります (昨年の新法によって現実のものになりました)。その前に【アイヌ民族の定義】をしっかりと定めてほしい、そして彼らがその優遇措置の根拠を先住民族だというのであれば【先住民族の定義】についても明らかにしてほしいという、【普通の納税者として当然の思い】から始まった議論でした。



     【一般に、民族の定義として用いられるのは、言語・宗教・土地との関係・社会組織・共有される価値観や伝統文化・生物学的な人種という六つの客観的基準によって決められる客観的民族の定義です】

     しかしこれに対して

    ① 共通の伝統や共通の価値【意識】
    ② 共通の歴史あるいは共通の祖先を自分たちの集団がもっているという【認識】
    ③ 自分たちの内部でもっているというよりは、外から一定の地位を強制され、あるいは一定の地位に押し込められた集団がもつアイデンティティーの【意識】


    という【 “意識” や “認識” を重視した主観的民族の定義】をもとに私への批判反論を展開したこの研究者私が指摘する問題について答えられずついには

    【現代の学問的潮流では、「民族は客観的には定義できない」 というのが定説である】

    という学説までもち出す始末です。…

     そもそも【この主観的民族論を唱える人々】は 「現代の学問的潮流では、民族は客観的には定義できないというのが定説である」 などと言って、的場は学問的ではないと、【私を論破したつもり】のようですが、【 「本を読みすぎてバカになる」 とはまさにこのこと】です。

     ご一緒にじっくり見てみましょう。先ず

    【現代の学問的潮流では、「民族は客観的には定義できない」 というのが定説である】

    ということは

    【現代の学問的潮流では、「民族の客観的定義」 には定説がない】

    ということですね。ここまでよろしいですね。読者ご自身で確認してください。

    そうすると結局は

    【 「民族の客観的定義」 には現代の学問的潮流などない】

    といっていることになります



     つまりこのお若い研究者は、【民族の客観的定義には現代の学問的潮流などないと自分でいいながら】、私の定義を【 「現代の学問的潮流」 をもち出して学問的に批判する】という学問的潮流がないにもかかわらず私の意見を学問的でないと批判するという【混乱状態に陥っている】のです【この程度のお粗末な研究者でも、アイヌが研究テーマならば大学で研究費をもらって食っていけるのです】

    日の丸

    エッセネ派の浸水儀礼とエルサレム神殿


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、北海道の白老町にある、我が国の代表的な “汚物” である 「ウポポイ」 (通称 : ウソッポイ) などを巡るいわゆる 「アイヌ利権問題」 の理解する上でも知っておく必要がある学校教育の現場で実際にどのようなデタラメ教育が子供たちに施されているのかを、その利権に関与する人物を実名を挙げて個別具体的に解説がなされている良書で「アイヌ利権問題」 と深く関係する北朝鮮のチュチェ思想 (主体思想) についても同時に学ぶことができるとてもお得な当ブログお薦めの良書になります。

    読書 女性 4-20

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

    joudtres.jpg
    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,024,436(1,023,888)÷89,761,135(89,601,808)=0.0114・・・(0.0114) 「1.14%(1.14%)」
    joudtres1.jpg

    イタリア : 170,213(170,037)÷20,299,013(20,177,910)=0.0083・・・(0.0084) 「0.83%(0.84%)」
    joudtres2.jpg

    日本 : 31,645(31,617)÷10,461,481(10,394,789)=0.0030・・・(0.0030) 「0.30%(0.30%)」
    joudtres3.jpg









    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

    fhdeusid.jpg
    『初期ユダヤ教と原始キリスト教団における解釈と受容 : 「霊」と「天使」の概念の変遷を辿る』大澤 香

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 2 章 初期ユダヤ教
     「初期ユダヤ教」 という時代区分は、狭くは前 2 ~ 後 2 世紀広くは前 6 ~ 後 1、2 世紀など研究者によって様々に定義されるが (69)、ここでは捕囚後の第二神殿時代に再建した神殿とモーセ五書 (トーラー) を柱とする改革が行われトーラーの絶対的な重要性のもとに特徴的でしかし多様な聖書解釈がなされていった時期を指してこの用語を用いたい (70)。TovTov (71) は 「逆説的だがモーセ五書への関心の高まりが紀元前最後の数世紀間に多種多様な本文形式の創出に寄与した」 と指摘する (72)。本章では聖典としての聖書テキストの解釈が著しく発達した初期ユダヤ教の時代状況の中での具体的な読者・解釈者の視点に焦点を当てつつテキストと彼らとの間に成立した特徴的で多様な解釈を分析する。解釈者の視点を想定することによって、特にこの時期に発達した 「霊 (聖霊) 」 「天使」 の概念がいかに重要かつ特徴的な形象であったのかを示すことができるだろう。

    2 - 2 - 3 洗礼儀礼と霊

    (2) 神殿犠牲 に代わる 「真の」 神殿礼拝の実践 ‐ 礼拝概念の霊化 ‐
     Freyneは、捕囚前のものとは異なり第二神殿時代の文献はパレスティナとディアスポラの地両方における敬虔なユダヤ人による儀礼実践を明確に示していることを指摘する。 そして 「そのような慣例についての最初期の記録証言は恐らくディアスポラから来ている」 と述べる (137)。また ユディ 9 : 1、12 : 7 - 9 の記述から、恐らく神殿の 「永遠の灯」 (TamidTamid) あるいは日毎の献げ物に刺激されて 「ディアスポラのユダヤ人にとって、祈りが神殿での犠牲に置き代えられた」 可能性を指摘している (138)。
     クムラン共同体はディアスポラとは状況を異にするが「神殿から離れた地での信仰生活」 という点では似た状況にあったことが考えられるクムラン共同体は実際のエルサレム神殿からは離れ自分たちを荒れ野における神殿共同体とみなしていたと思われる (139)。「忠実なユダヤ人は出 30 : 18 - 21 で規定されているように、神殿での礼拝に要求された状態を模写することを願ったことだろう」 との指摘 (140) は、ディアスポラ のユダヤ人のみでなくクムラン共同体にも十分に当てはまるものであるだろう


     エッセネ派については 以下のような報告もなされている。


    こちらもご参照💓

    ファリサイ派、サドカイ派、エッセネ派 ~ ユダヤ教徒のイエスは何派?


     彼らの 「洗い」 の儀礼において基本的な役割を担っているのは「清浄」 と 「聖化」 の急進的な概念である沐浴と浸水 ( 「יבוא בנויס ; 水に入ること (1Q S5 : 13 ) 」 ) は聖なる儀式であり、その規則のメンバーたち・入会希望者たちの特権であり“神の前での贖罪と浄化” として作用した (1QS3 : 4)。 どの程度この浄化の儀式の強調が、犠牲の儀式とエルサレム神殿の礼拝の当時における放棄と関係していたのかについて不確かな部分が残るが、その傾向は明らかに “より早い時期の礼拝としての犠牲の形態を、より優れた儀礼的効力を有する聖化の表現としての聖化的沐浴によって置き換える” ことに向いていた 。この程度まで “礼拝の概念の霊化への強い動き” がエッセネ派の中に見られるのである (141)。


    この記述はエッセネ派の浸水儀礼が 「聖化」 儀礼としてエルサレム神殿での犠牲の儀式に置き換わっていったことをはっきりと指摘しておりエッセネ派によるこの動きが礼拝概念の 「霊化」 の動きとして捉えられている


    『ヨハネによるイエスの洗礼』 グイド・レーニ
    『ヨハネによるイエスの洗礼』 グイド・レーニ

    (137) Freyne, op.cit., p.227. その理由として、ディアスポラにおいては分離されたユダヤ人のアイデンティティの懸念がパレスティナより大きかったと思われることが指摘されて いる。

    (138) ibid.

    (139) ibid., p.232.

    (140) ibid., p.227.

    (141) The Cam bridge History of Judaism, vol. 3, The Early Roman Period Period, W.D. Davies, Louis Finkelstein (ed s), New York: Cambridge University Press , 1984 , pp.474 - 5..』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。









    続きは次回に♥




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