2022-12-09 (Fri)

本日のキーワード : ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ナチズム、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教、フランクリン・デラノ・ルーズベルト、歴史修正主義
Ukraine : misunderstandings and misunderstandings
ウクライナ: 誤解と不和 ⑨
The war in Ukraine is only taking place because of the ignorance of the Westerners of what was happening in Ukraine and because of a series of misunderstandings and misinterpretations. The Westerners, focused on themselves, unable to think like their interlocutors, kept making mistakes. Finally, when the military operations end and the Russians have achieved their publicly stated objectives from day one, they can even persuade themselves that they have won. In the end, the only thing that matters to the West is not saving human lives, but having the conviction that they are on the right side of history.
ウクライナでの戦争は、ウクライナで起こっていることに対する欧米人の無知と、一連の誤解と不和のために起こっているに過ぎない。欧米人は、自分のことにばかり集中し、相手側のように考えることができず、間違いを犯し続けてきた。最終的に、軍事作戦が終了し、ロシア側が当初から公言していた目的を達成した時点で、彼らは自分たちが勝利を収めたと錯覚することさえあり得るのである。結局、西側諸国にとって重要なのは、人命を救うことではなく、自分たちは歴史の正しい側にいるという確信を持つことでしかないのだ。

Proving the followers of the "clash of civilizations" wrong, the Chechen soldiers crushed the Ukrainian Nazis with the cry of "Allah Akbar!"
「文明の衝突」 の信奉者が間違っていることを証明した。チェチェン共和国の兵士たちは、「アッラーファクバル! (アッラーは最も偉大なり!) 」 の叫びとともに、ウクライナのナチスを粉砕したのだ。
THE OPERATIVE ART
作戦術 (一)
While Hollywood war films feature heroic initiatives of a few men turning the tide of a battle, Russian war films are all about heroes sacrificing themselves to delay the enemy advance and allow the population to retreat. Russians are not ashamed to flee if it avoids a bloodbath.
ハリウッドの戦争映画では、少数の兵士が英雄的な活躍をして戦いの流れを変えるのが特徴だが、ロシアの戦争映画では、英雄が自らを犠牲にして敵の進撃を遅らせ、住民が退却できるようにするのが特徴である。ロシア人は血の海を避けるためなら、逃げることを恥としない。
This difference led the Slavic military to imagine the "operative art", halfway between strategy and tactics. It is not about thinking about the deployment of armies, nor the conduct of a battle, but what could be done to delay the enemy army and prevent the battle. Western armies have also tried to imagine an "operative art", but they have not succeeded because they do not need it.
この違いがスラブ系の軍隊に、戦略と戦術の中間に位置する 「作戦術」 を思いつかせた。それは軍隊の配置や戦闘の遂行を考えるのではなく、敵軍を遅らせ、戦闘を回避するために何ができるかを考えることである。欧米の軍隊も 「作戦術」 を考えようとしたが、それが必要ないためうまくいっていない。
In military terms, the war in Ukraine can be summarized as follows: the objective, publicly stated by President Vladimir Putin, was "to disarm and denazify" Ukraine. Its implementation by his staff consisted first of confusing the adversaries, then of achieving the objective once the Ukrainian army was disorganized.
軍事的な観点から、ウクライナの戦争をまとめると、次のようになる : その目的は、プーチン大統領によって公言された、ウクライナの 「武装解除と非ナチス化」 であった。それを実行に移すには、まず敵を混乱させ、ウクライナ軍を混乱させたところで目的を達成する、というのがプーチン大統領のやり方であった。




2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
☆Ukraine : misunderstandings and misunderstandings
本日の書物 : 『戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実』 渡辺 惣樹 文藝春秋
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 大陸での戦いが始まった当時のアメリカ大統領はウッドロー・ウィルソンであった。一九一二年の大統領選挙で勝利した久方ぶりの民主党の大統領だった。

ウッドロー・ウィルソン
民主党の基盤は南部諸州の白人勢力であった。南北戦争 (一八六一年 - 六五年) では南部諸州 (南部連合) が敗北し民主党はその力を失った。エイブラハム・リンカーン大統領の政策を引き継いだユリシーズ・グラント大統領以降の政治は共和党が担った。途中わずかにグローバー・クリーブランドが民主党の大統領となっているが、これは党勢の回復というよりも、彼の個人的人気によるところが大きかった。グラント大統領の就任 (一八六九年) から九人の大統領が出ているが八人が共和党出身者だった。
民主党は南部諸州を基盤としていると書いた。同党は奴隷解放がなった南北戦争以後も黒人を差別し、黒人との共生を拒否する政策をとった。それが黒人隔離政策だった。バスでも公共のトイレでも黒人専用のスペースを作った。人種差別の正当性を訴え南部諸州の結束を訴えた。それが民主党の党是だった (南部連帯政策 : Solid South)。この政策では国民から広範な支持を得ることは出来なかった。それが民主党の劣勢が続いた理由だった。そんな状況にあって、一九一二年の大統領選挙で好機が訪れた。共和党が分裂したのである。一九〇八年の選挙では現職のセオドア・ルーズベルトは再選を狙わずウィリアム・タフト陸軍長官を後継指名して職を辞した。ところが大統領となったタフトはルーズベルトの政策を継続しなかった。

セオドア・ルーズベルト

ウィリアム・タフト
タフトは、ルーズベルトが重視した対日外交を軽視し中国に肩入れした。ルーズベルトが残した政府高官もタフトは入れ替えた。ルーズベルトはそれを快く思わず一九一二年の選挙では共和党候補に名乗りを上げた。ルーズベルトは共和党予備選に敗れると自身で新政党 「進歩党」 を立ち上げ本選に臨んだ。ルーズベルトの人気は高かっただけに共和党票は二分された。漁夫の利を得た民主党は久方ぶりに権力を奪い返したのである。一般投票の結果からそれは歴然としていた。ウィルソン四一・八%、ルーズベルト二七・四%、タフト二三・二%だった。
民主党は南部諸州を基盤とする人種差別政党だと書いた。ウィルソンも当然に人種差別主義者であった。ウィルソンはカリフォルニア州の票獲得のために、日本人排斥を主張するアジア人差別組織の支援を受けた。』

イスラエルの民の 「人間的指導」
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、米軍占領下の政策の流れをそのまま引き継いでいる、わが国の “暗記するだけ” の歴史教育でお勉強をしてきた ( = したつもりになっている) だけのヒトには、決して知り得ない、実際に起きていたこと、そしてその流れが現代にも連なっているということ (例えば、アメリカ (とイギリス) が引き起こしたウクライナ紛争) を理解できるようになる 『学び』 のために必須の書物になります。具体的に申しますと、アメリカ (とイギリス、そしてその背後に隠れているユダヤ人) が捏造し流布してきた “通説的歴史” を、膨大な証拠や根拠を提示しながら、非常に高度に、より論理的に、より科学的に解析を行うことで “通説的歴史” の誤り・嘘を糺し、『正しい歴史認識』 を人びとに知らしめる学問的立場である 『歴史修正主義』 に基づく、当ブログお薦めの良書になります。ちなみに・・・ですが、“通説的歴史” を主張し続けているような “自称専門家” 連中の知的能力では、『歴史修正主義』 の主張に反論することも、論破することも不可能で、せいぜいトンチンカンな “レッテル貼り” をするのが精一杯だ、という現実は、世に知られるところでもあります。ということで、是非一度、お手に取ってご覧頂きますように🌸

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 1,078,261(1,077,031)÷98,430,457(98,306,842)=0.0109・・・(0.0109) 「1.09%(1.09%)」

イタリア : 180,518(180,518)÷24,031,538(24,031,538)=0.0075・・・(0.0075) 「0.75%(0.75%)」

日本 : 48,650(48,289)÷24,090,948(23,793,927)=0.0020・・・(0.0020) 「0.20%(0.20%)」

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」・「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓)

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである (詳しくはこちらから💓)
そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない (詳しくはこちらから💓)
また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる (詳しくはこちらから💓)
で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう (詳しくはこちらから💓)
このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓)

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア (詳しくはこちらから💓) やウクライナ (詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」 (こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓)

そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』 平岡 光太郎
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 第三章 イツハク・アバルヴァネルとその聖書注解
第二節 アバルヴァネルのテクスト
本節では本論のヴァイレルとラヴィツキーの論争に関わるアバルヴァネルの聖書注解と論考を要約と共に提示する。以下、提示の順序は著述された年代に沿うものである。
申命記注解
パラシャット・ショフティーム (申命記 16 : 18 ― 21 : 9 )
パラシャット・ショフティームは 「あなたの神、主が部族ごとに与えられるすべての町に、裁判人と役人を置き、正しい裁きをもって民を裁かせなさい」 に始まる朗読箇所である。
申命記注解はナポリ王国アプリア地区のモノポリで 1496 年の 2 月に書かれ、注解の最後には 1494 年にあったフランスによるナポリ侵攻の記述がある。
後の論争でこの箇所をヴァイレルは法的支配と捉え、ラヴィツキーが混合した政治状況と捉えた。またこの箇所はアルヴィン・レイネスとエリック・ラウィーなどによってアバルヴァネルの重要な政治思想として取り上げられる箇所でもある。以上のように、パラシャット・ショフティームに見られるアバルヴァネルの思想は研究者たちによって注目される。
ここでアバルヴァネルはイスラエルの民の指導について論じ、それを二つの種類に分けている。一つは人間的指導である。これは 3 つの段階から編成されており、一番低い段階はすべての町に存在する小裁判所、そして中間の段階はエルサレムのリシュカット・ガズィート 〔切り石の間の法廷〕 にあった大裁判所 〔サンヘドリン〕、そして最上段階は王である。もう一つは神的・霊的指導である。この指導も 3 つの段階から編成されており、下から順にレビ人、祭司、預言者である。最上段階の預言者の段階は霊的に、また神聖さにおいて神に近い位置にある。
本稿文ではヴァイレルとラヴィツキーの論争を理解するために特に重要と思われる人間的指導のみに焦点をあてる。以下に三段階からなる人間的指導を小裁判所、大裁判所、王の順番で取り上げる。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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