英米の伝統的なプロパガンダのデタラメ ： 「民主主義国家 VS 専制国家」

英米の伝統的なプロパガンダのデタラメ：「民主主義国家 VS 専制国家」

2022-12-12 (Mon)

本日のキーワード　：　ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ナチズム、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教、ウッドロー・ウィルソン、歴史修正主義

Ukraine : misunderstandings and misunderstandings
ウクライナ：誤解と不和 ⑩

The war in Ukraine is only taking place because of the ignorance of the Westerners of what was happening in Ukraine and because of a series of misunderstandings and misinterpretations. The Westerners, focused on themselves, unable to think like their interlocutors, kept making mistakes. Finally, when the military operations end and the Russians have achieved their publicly stated objectives from day one, they can even persuade themselves that they have won. In the end, the only thing that matters to the West is not saving human lives, but having the conviction that they are on the right side of history.
ウクライナでの戦争は、ウクライナで起こっていることに対する欧米人の無知と、一連の誤解と不和のために起こっているに過ぎない。欧米人は、自分のことにばかり集中し、相手側のように考えることができず、間違いを犯し続けてきた。最終的に、軍事作戦が終了し、ロシア側が当初から公言していた目的を達成した時点で、彼らは自分たちが勝利を収めたと錯覚することさえあり得るのである。結局、西側諸国にとって重要なのは、人命を救うことではなく、自分たちは歴史の正しい側にいるという確信を持つことでしかないのだ。

Proving the followers of the "clash of civilizations" wrong, the Chechen soldiers crushed the Ukrainian Nazis with the cry of "Allah Akbar!"
「文明の衝突」の信奉者が間違っていることを証明した。チェチェン共和国の兵士たちは、「アッラーファクバル！（アッラーは最も偉大なり！）」の叫びとともに、ウクライナのナチスを粉砕したのだ。

THE OPERATIVE ART
作戦術（二）

The Russian general staff attacked from all possible borders; from Crimea, from Rostov, from Belgorod, from Kursk and from Belarus. In this way, the Ukrainian armies did not know where they should concentrate. In this apparent disorder, the Russian armies destroyed the Ukrainian air defenses and raided the Zaporizhia nuclear power plant, from which they recovered the illegal reserves of uranium and plutonium, and several military laboratories where they destroyed containers of viruses and other biological weapons. They destroyed the railroads when the Westerners offered to send weapons to the front. Then they fought against the Bandarist Azov regiment in its stronghold of Mariupol. Finally, they are cleaning up the parts of Donetsk and Lugansk oblasts that were occupied by the Ukrainians.
ロシア軍参謀本部は、あらゆる国境から攻撃を仕掛けてきた；クリミアから、ロストフから、ベルゴロドから、クルスクから、そしてベラルーシから。こうして、ウクライナ軍はどこに集中すべきかがわからなくなった。この明らかな混乱の中で、ロシア軍はウクライナの防空網を破壊し、ザポリージャ原子力発電所を襲撃し、そこからウランとプルトニウムの違法な貯蔵物を回収し、いくつかの軍事研究所ではウイルスやその他の生物兵器のコンテナを破壊していったのである。西欧諸国が前線に兵器を送ると持ちかけたとき、彼らは鉄道を破壊した。その後、彼らはマリウポリの要塞で、バンデリストのアゾフ連隊と戦った。最後に、ドネツク州とルガンスク州でウクライナ人に占領された地域を掃討している。

Meanwhile, the West believed that the Russians wanted to take Kiev and arrest President Volodymyr Zelensky, who were never among their targets, and then that they were going to occupy the whole country, which they certainly do not want. So there was a misunderstanding about the Blitzkieg. The United States believed that they had to prevent a rapid fall of the regime, while they should have defended the reserves in Zaporijjia. Then they thought they had to protect Odessa and Lviv, while Mariupol fell. The "operative art" of the Russians was exercised by reaching the announced objectives in record time, while the Westerners congratulated themselves for preventing the capture of imaginary objectives.
その一方で、西側諸国は、ロシアがキエフを占領し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領を捕らえようとしていると思い込んでいたが、それは決して彼らの意図するところではなかったし、さらにロシアは国全体を占領しようとしているのだ、と信じて疑わなかったが、それは明らかに彼らが望んでいないことであった。だから、電撃戦には誤解があったのだ。米国は、ザポリージャの備蓄を守るべきところを、政権の急速な崩壊を防がなければならないと思い込んでいた。そして、オデッサとリヴィウを守らなければならないのに、マリウポリが陥落すると勘違いしたのだ。ロシア人の「作戦術」は、発表された目標に記録的な速さで到達することで発揮され、欧米人は妄想上の目標攻略を阻止することで自らを称揚したのである。

Westerners in general are so navel-gazing that they have not been able to think like their adversaries. The Pentagon was all the more easily deceived because most of the officers were unaware of the work of the Straussians: the structuring of the Banderists, their links with the extreme right-wing elements of many Western armies (the secret Centuria order), and their secret weapons programs.
欧米人は一般に、へそ曲がりで、敵の立場で考えることができない。国防総省は、ほとんどの将校がシュトラウス派の活動に気づいていなかったので、なおさら簡単に騙されたのである；バンデリストの組織化、西側諸国の軍隊の極右勢力とのつながり（センチュリア秘密指令）、秘密兵器プログラムなどである。

2000年世田谷一家惨殺事件の犯人の事言っちゃてるよ👀‼️大丈夫か
ヤッパリね🤔 pic.twitter.com/CPJiPfXFYb
— 橘賀昌 (@KyO3wTachibana) November 7, 2022

☆Ukraine : misunderstandings and misunderstandings

本日の書物　：　『戦争を始めるのは誰か歴史修正主義の真実』　渡辺惣樹　文藝春秋

戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

客観的に情勢を判断する必要があります。

それでは、この書物を見ていきましょう！

『　イギリスはアメリカの世論に訴えようと戦いの大義を創作した。「極悪非道なドイツ」というプロパガンダの主張に、あらたに「民主主義国家対専制国家」の戦いという大義を持ち出した。英仏は確かに議会制の国であり、ドイツ、オーストリアは皇帝による専制政治であった。しかし、この主張には欠点があった。連合国の一員であったロシアは皇帝ニコライ二世による専制政治の国であった。ロシア国内では、ユダヤ人排斥事件（ポグロム）も相次いでいた。従って、「民主主義国家対専制国家」の戦いを錦の御旗に掲げたとしてもアメリカ国民はそれが真実でないことはすぐにわかった。イギリスに加担したいウィルソン大統領もこのロジックでは動けなかった。

ウッドロー・ウィルソン

　そんなときにロシア革命（※別名：「ユダヤ人革命」）が起きた（一九一七年三月八日 - 一二日：グレゴリオ暦）。イギリスにとっては天祐であった。この時点での革命は穏健派ともいえるアレクサンドル・ケレンスキーに指導されていた。（過激なボルシェビキの指導者レーニンが権力を奪取するのは一一月〔グレゴリオ暦〕のことである。）

アレクサンドル・フョードロヴィチ・ケレンスキー

ウラジーミル・イリイチ・レーニン

革命の実体如何に関わらず、英米政府によっては専制皇帝ニコライ二世が消えたことは好都合だった。「民主主義国家対専制国家」の戦いのスローガンに真実味が生まれた。早くから英仏の側に立ちたかったランシング国務長官はこの革命を歓迎した。それに加えてケレンスキーは対独戦争の続行を主張していたことも好都合であった。

ワシントンDCのケレンスキー

こちらもご参照🌸
↓
☆レーニンやトロツキーといったマルクス主義者の男どもが戦った「ロシア帝国・死の大隊」

☆１００年前の「ソ連」と「ドイツ」と「アメリカ」を結びつけていたもの

　ドイツはこの時期に大きな外交的失策を犯した。アメリカ世論はイギリスには同情的であったものの参戦までの気持ちはなかった。自国の若者を死なせる大義がなかったからだ。ところがドイツはアメリカの隣国メキシコに反米外交工作を仕掛けてしまった。メキシコは米墨戦争（一八四六年 - 四八年）の敗北で無理やりに領土を割譲させられた。形式上は金銭譲渡の形ではあったが、現在のカリフォルニア、アリゾナ、ニューメキシコなどを失い反米感情が根強かった。国境付近では小競り合いが継続していた。ドイツは、このメキシコに対米戦争協力を要請し、対米戦争に勝利すれば失われた領土を回復させると約束した。

　暗号化されたメキシコ工作文書は英国に傍受され米国政府に伝えられた。文書の発信者はドイツ外務大臣アルトゥール・ツィンメルマンであった。ツィンメルマン外相は、公表されたこの暗号文書を偽物と主張することもできたがそうしなかった。

アルトゥール・ツィンメルマン

ワシントンからメキシコへ送られたツィンメルマン電報

地震の演説の中で本物であると認めてしまったのである（一九一七年三月）。これによってアメリカの「柔らかい下腹部メキシコ」との安全保障問題がアメリカ参戦の正当化に使えるようになった。』

裁判人を選ぶ権利

いかがでしょうか？

今回ご紹介させていただく書物は、米軍占領下の政策の流れをそのまま引き継いでいる、わが国の “暗記するだけ” の歴史教育でお勉強をしてきた（＝したつもりになっている）だけのヒトには、決して知り得ない、実際に起きていたこと、そしてその流れが現代にも連なっているということ（例えば、アメリカ（とイギリス）が引き起こしたウクライナ紛争）を理解できるようになる『学び』のために必須の書物になります。具体的に申しますと、アメリカ（とイギリス、そしてその背後に隠れているユダヤ人）が捏造し流布してきた “通説的歴史” を、膨大な証拠や根拠を提示しながら、非常に高度に、より論理的に、より科学的に解析を行うことで “通説的歴史” の誤り・嘘を糺し、『正しい歴史認識』を人びとに知らしめる学問的立場である『歴史修正主義』に基づく、当ブログお薦めの良書になります。ちなみに・・・ですが、“通説的歴史” を主張し続けているような “自称専門家” 連中の知的能力では、『歴史修正主義』の主張に反論することも、論破することも不可能で、せいぜいトンチンカンな “レッテル貼り” をするのが精一杯だ、という現実は、世に知られるところでもあります。ということで、是非一度、お手に取ってご覧頂きますように🌸

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

（死亡症例数）÷（感染症例数）＝（致死率）

※（　　）内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

アメリカ　：　1,081,424（1,078,261）÷98,963,609（98,430,457）＝0.0109・・・（0.0109）　「1.09％（1.09％）」

イタリア　：　181,733（180,518）÷24,488,080（24,031,538）＝0.0074・・・（0.0075）　「0.74％（0.75％）」

日本　：　50,201（48,650）÷25,153,028（24,090,948）＝0.0019・・・（0.0020）　「0.19％（0.20％）」

さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス（1818 - 1883） が生まれる約 200 年ほど前の時代（日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代）に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ（ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624） という名の人物がいて、その後の「ドイツ思想」に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学（Christian theosophy）」・「ベーメ神智学（Boehmian theosophy）」 なるものが世に生まれることになります。（詳しくはこちらから💓）

ヤーコプ・ベーメ（ヤコブ・ベーメ）

そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである（詳しくはこちらから💓）

そして、その影響を受けたのがプロイセン（ドイツ）の哲学者イマヌエル・カント（1724 - 1804） で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

イマヌエル・カント

たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない（詳しくはこちらから💓）

また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル（1770 - 1831） も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる（詳しくはこちらから💓）

で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン（1870 - 1924） で、彼らが言っているのは次のようなことです。

カール・マルクス

私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

ウラジーミル・イリイチ・レーニン

われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう（詳しくはこちらから💓）

このように、ドイツで生まれた「キリスト教神智学（Christian theosophy）」・「ベーメ神智学（Boehmian theosophy）」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた「ベーメ神智学（Boehmian theosophy）」が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために「悪なるもの」を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に「極左おパヨク」と呼ばれる連中は、その影響をもろに受けてしまうほどの「おバカ」で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な「贖罪（しょくざい）」の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償（つぐな）い・贖（あがな）いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制（oligarchy／オリガルキー）」の下で、人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し（ ← これが、ポリコレｗ）、人々の “自由” を奪う極めて「権威主義的な統制社会の再構築」を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在、私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていない、という状況にあるということです。

Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine

その 「寡頭制（oligarchy／オリガルキー）」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム（全体主義者） でもあったロベルト・ミヒェルス（ロベルト・ミヘルス） が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』（iron law of oligarchy） を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学（Christian theosophy）」・「ベーメ神智学（Boehmian theosophy）」の影響を見ることができます。（詳しくはこちらから💓）

ロベルト・ミヒェルス（ロベルト・ミヘルス）

また、「寡頭制（oligarchy／オリガルキー）」と同根の言葉である 「オリガルヒ（oligarch）」 につきましても、ロシア（詳しくはこちらから💓）やウクライナ（詳しくはこちらから💓）の事例から、そこには少なからぬ「ユダヤ人（＝ユダヤ教徒）」（こちらもご参照💓）が存在していることも判明しました。

さらには、ウクライナとユダヤ人（＝ユダヤ教徒）と特異な関係を、ウマン（ウーマニ）巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。（詳しくはこちらから💓）

そこで、現在 “ユダヤ人” （民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ）という存在に着目し、より一層理解を進めるために、様々な論文を見ているところとなります。

☆『現代ユダヤ思想における神権政治をめぐる論争 : ブーバー、ヴァイレル、ラヴィツキーの理解を中心に』平岡光太郎

それでは早速、続きを見て参りましょう。

『　第三章イツハク・アバルヴァネルとその聖書注解

第二節アバルヴァネルのテクスト

　本節では本論のヴァイレルとラヴィツキーの論争に関わるアバルヴァネルの聖書注解と論考を要約と共に提示する。以下、提示の順序は著述された年代に沿うものである。

申命記注解
　パラシャット・ショフティーム（申命記 16 ： 18 ― 21 ： 9 ）

第一段階小裁判所
　「あなたの神、主が部族ごとに与えられるすべての町に、裁判人と役人を置き、正しい裁きをもって民を裁かせなさい」（申命記 16 ： 18 ）という一文を注解する際に、アバルヴァネルは民が小裁判所の裁判人を任命すると理解する。

　それ〔裁判人の任命〕が王の手元にある国々がある。なぜなら彼こそが、ある町においてこの年に誰が裁判人になるかを命令する。そしてそれは全て残りの町においてである。なぜなら王が法の長として、見よ、彼の下にいる裁判人である肢体を彼が整える。王こそがカスティリャ・アラゴン王国、ナポリ王国すべてにおいて法であり、慣習である。そして裁判人の任命が民の手に渡されている王国があり、彼らが自身の上に彼らの目からよりふさわしく見える者たちを、一年おきに裁判人と役人に任命する。そして王にはこの事〔裁判人の任命〕には何〔の権限〕もない。そしてこれはスペインとフランスのいくつかの土地、全ての西の地での慣習である。そして見よ、預言者たちの主人〔モーセ〕はこれを説明する。イスラエルに起こる裁判人たちは、王が彼らを任命するのは適さない。そして彼〔王〕の手によってではなく、民が彼らを任命する。すなわちすべての諸部族が彼ら〔諸部族〕の全ての町々に適する裁判人たちを任命する。

　アバルヴァネルによると裁判人を選ぶ権利は王には与えられておらず、その権利は神が部族ごとに与える。部族が、賢者または神を畏れる者を裁判人としてそれぞれの町に任命する。それらの裁判人は町の門にいて、1 年ごと、もしくは 3 年ごとに任命された。もしくは一人の人間がその生涯に渡って裁くことを常として、その子供たちも彼らの道において良く、正しければその役目は受け継がれた。』

ということで、本日はここまでとさせて頂きます。

続きは次回に♥

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