本日のキーワード : ミトロヒン文書、インテリジェンス、KGB
ミトロヒン文書(ミトロヒンぶんしょ、英語:Mitrokhin Archive)は、1992年に旧ソビエト連邦からイギリスに亡命した元ソ連国家保安委員会(KGB)の幹部要員であったワシリー・ミトロヒンが密かにソ連から持ち出した機密文書のことである。25,000ページにわたる膨大な文書はMI6の協力を得てイギリスに持ち出され、ケンブリッジ大学のインテリジェンス歴史研究家であるクリストファー・アンドリューも分析に参加し、「Mitrokhin Archives I」「Mitrokhin Archives II」という書籍にまとめられ出版されている。その中では旧ソ連KGBが西側諸国に対して行っていた諜報活動が細かに記載されている。
本日の書物 : 『ミトロヒン文書 KGB(ソ連)・工作の近現代史』 山内智恵子 ワニブックス
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 ソ連崩壊からまだ間もない1992年3月のある日のこと、バルト三国のひとつであるラトヴィアの首都、リガの英国大使館に一人の男性がやってきて、「誰か権限のある人」との面会を求めました。男性が持参したキャスター付きのケースの一番上にはソーセージとパンと飲み物、中ほどには着替えの服、一番下にはたくさんのメモが詰め込まれていました。
ワシリー・ミトロヒン
男性の名前は【ワシリー・ミトロヒン】、1984年に退職するまで四半世紀あまり、【ソ連の情報機関KGB】の【海外諜報部門】である【第一総局】で、【文書や情報の整理と管理を担当】していた【元KGB将校】です。
そしてケースの一番下に隠すようにして英国大使館に持ち込まれたメモは、【ミトロヒンがKGB第一総局の機密文書から書き写したもの】でした。【20世紀の最重要史料のひとつ】、【「ミトロヒン文書」】が西側にもたらされた瞬間です。
【近年、欧米各国では現代史の見直しが急速に進んでいます】。1991年のソ連崩壊後に重要な史料が次々と公開されたことで、【秘密活動】、いわゆる【インテリジェンス】が【国際政治に与えた影響が、それまで考えられてきた以上に大きなものだった】ことが明らかになってきたからです。
「インテリジェンス」は広い意味を持つ言葉で、中西輝政京都大学名誉教授の定義によると、機密を含めた他国の情報を収集するいわゆるスパイ活動のほか、他国のスパイ活動や破壊工作を防ぐ防蝶(カウンター・インテリジェンス)、宣伝・プロパガンダ工作、さらには、敵国を不利にし、自国を有利にするための謀略(ソ連の用語では積極工作と呼ぶ)も含みます。また、これらの活動を行う情報機関を意味することもあります。
【インテリジェンスが現代史に与えた影響の大きさ】を【浮き彫り】にし、【現代史の見直しを迫るような重要な史料】が国際社会には【いくつも存在】します。これらの史料は、主に、安全保障や法律上の理由から【「機密」とされてきた政府のインテリジェンス関係の公文書】です。
本書は、そのような【機密文書のうちで最重要の一次史料のひとつ】である【「ミトロヒン文書」】について紹介します。』
相談や話し合いで解決できないこともあるのですが。。。
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、現在進められている現代史の見直しのうえで欠かせない、全体主義国家の旧ソ連の対外工作を解明する、重要な史料のひとつである「ミトロヒン文書」について、その内容を分かりやすく平易な文体で紹介して下さる良書であるとともに、ソ連と同様、現代の全体主義国家の中華人民共和国を支配する中国共産党の対外工作をイメージすることができる御薦めの書物となります。
それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値
☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 214,925(214,639)÷7,781,980(7,742,279)=0.0276・・・(0.0277) 「2.76%(2.77%)」
イタリア : 36,205(36,166)÷359,569(354,950)=0.1006・・・(0.1018) 「10.06%(10.18%)」
日本 : 1,631(1,627)÷89,652(89,385)=0.0181・・・(0.0182) 「1.81%(1.82%)」
シナにべったりのドイツまでも孔子学院を閉鎖。これは画期的。ドイツ外務省は安倍前総理が8年前の政権発足時に世界に提唱した、アジアの民主的安全保障ダイヤモンド戦略に基づいた「インド太平洋戦略ガイドライン」を9/2に発表した。世界が安倍総理の遺産を継承するのに日本に孔子学院が15大学にある。 https://t.co/9cgIztslRg
— 西村幸祐 (@kohyu1952) September 24, 2020
チャンネルくららでも指摘しましたが、インドやASEAN諸国は、反中包囲網を表向き否定しつつ、慎重に対中連携を模索中。
— 江崎道朗 (@ezakimichio) September 25, 2020
「インドやパートナー国の一部は、こうし協力体制は必ずしも中国への対抗を念頭に置いたものではないと主張している」https://t.co/X9gphR4ZJK
古森義久氏が「二階幹事長はなぜ中国と仲良くすべきか政策論を語らない。引越できないからと言う。隣国なら尚更厳しくすべき。反日教育や尖閣…中国の政策に一言も言わない」と媚中派の本質を語った。中国の要求は日本で通すが日本の意見は伝えない。だから重宝される。これが日本を滅ぼす“内なる敵”。 https://t.co/lOIFtZcCzY
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) September 24, 2020
二階幹事長、三男秘書が 大阪中国領事館で 受けた「恩返し」https://t.co/8R0vxwzcv8
— 鳥取ループ@示現舎 (@tottoriloop) October 2, 2020
中国が二回幹事長の後継者と目される三男に触手を伸ばしているというお話です
甘利明 Official Web | Akira Amari
— 江崎道朗 (@ezakimichio) October 3, 2020
日本学術会議は防衛省予算を使った研究開発には参加を禁じていますが、中国の「外国人研究者ヘッドハンティングプラン」である「千人計画」には積極的に協力しています。
↑
この指摘を徹底検証して欲しい。 https://t.co/sWMDm9aV97
さて、昨日の続きになりますが、これまでのところで(→☆社会の平和度を高めるために必要なものは?)、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒動をきっかけとして、根拠の無い妄想を繰り広げる「おパヨク」を例に挙げながら、他方で、キリスト教世界である西洋社会の根底にある、1000年以上の歴史を誇る「反ユダヤ主義」の伝統を受け継いだ2人の正真正銘の「反ユダヤ主義者」で「社会主義者」でもあった、ヒトラーとマルクスについて触れさせて頂いたうえで、
ヘーゲルを誤解・曲解した挙句、それまでに培われてきた西欧民主主義を否定・断絶する形で「マルクス主義」を生み出し、やがて生じる「プロレタリアート」なる架空の階層による「暴力的革命」を正当化する理論的根拠(←もちろん、デタラメな理論でしかないのですがw)を与えた重罪人であるカール・マルクスに、その後も連綿と連なり現代に至る大まかな流れについて、論文のご紹介を交えながら書かせて頂きました。
で、今どきマルクス主義を強調するような「おバカ」な国家主席が居ちゃったりする有様なので、
マルクスと同じく「反ユダヤ主義」で著名なドイツの哲学者のナチス党員でもあったマルティン・ハイデッガーとその弟子たち(“ポリコレの父”であるフランクフルト学派のマルクーゼを含む)の「危険な哲学」、すなわち左翼リベラル(自称リベラルで中身はコミュニタリアン)が大好きな「共同体主義(コミュニタリアリズム)」という幻想についても確認してきました。
そして、以上のことを踏まえた上で、マルクス主義の“致命的な間違い・勘違い”がどこにあったのか(すでに過去の遺物でしかないために過去形で表現させて頂いておりますw)を御理解頂くために、次の論文をご紹介させて頂いているところになります。
☆『マルクス主義と稀少性』堀川哲
それでは、昨日の続きを見て参りましょう。
1875年のマルクス
『 アソシエーション幻想
国家社会主義でもなく、リベラル・デモクラシー型資本主義でもない第三の道、ある人々によれば、それがアソシエーションである。アソシエーションとは語義的には「おなじ目的を持った人々の組織」である。だから政党も労働組合も、株式会社も協同組合も日本プロ野球連盟もアソシエーションである。しかしアソシエーション主義者が言う場合のアソシエーションは主に労働者の生産・消費協同組合をさしている。このアソシエーションが社会主義再生の切り札とされる。これはソ連崩壊後の左翼マルクス派の新しい動きである。・・・
マルクスもエンゲルスも、市場なき未来社会でのマクロ経済的な調整作業をあきらかに楽天的にみていた(というかなにも考えてはいなかった)。
☆マルクスという落ち零れの思想を崇拝する“トコトン無能”な国家主席
その理由は、市場と貨幣がなくなれば財の動きは透明になるとみていたからである。この人間関係・社会関係の「透明化への幻想」はマルクス思想に一貫している。物象の外皮におおわれた市場経済では、貨幣や信用制度に媒介されて、物価や利潤・賃金は複雑な運動を示すが、この「外皮」がはぎとられれば、経済の運動は一目瞭然となる、という幻想がマルクスにはある(そのとき経済学は不要になる)。であれば、誰が苦労して、わざわざ未来社会のマクロ経済学を考える必要があろうか、というわけである。』
『 マルクスの場合であれば、この素朴さは時代的な制約として大目にみることができないわけではない。
しかし現代のアソシエーション主義者は国家社会主義の経験を見たあとになっても、経済の計画は協同組合員たちの相談でできるはずだ、と夢想している。この素朴さは問題である(というか怠慢である)。
田畑稔(☆地域・アソシエーション研究所)
たとえば田畑稔は、(1)マクロ経済レベルでの調整は難しい作業であり、専門家でなければ(あるいは専門家でも)できないと考えるのは現代の物象化された社会経済を前提にしている、しかし(2)共産主義社会では価値法則は破壊され(市場経済がきえる)、物事は「透明なもの」となるから、協同組合間の相談で経済は調整可能である、と書いている。
ここで注記部分も確認しておきますと・・・
『 田畑稔『マルクスとアソシエーション』(新泉社、1994年)127-9ページ参照。たとえば田畑は「没規範的で物件化された市場調整や官僚調整とは異なり、各人自身が、消費主体としても生産主体としても、責任主体として、総社会的調整過程に論争的にかかわらなければならない」(128ページ)と書く。しかし、みなが論争的に加われば、そこに生まれるのは経済的カオスである。そしてこのカオスを制御するために、ある種の権力機関が要請されることになろう。これは「いつか来た道」である。』
それでは本文に戻りまして・・・
『 計画にこだわるかぎり、結局はアソシエーション主義も国家社会主義に帰着する。「自由人の連合」であれ、「協同組合の連合」であれ、経済の計画のためには「ゴスプラン」が必要になるが、その「連合」を国家と呼ぶか、アソシエーションと呼ぶかはたんに個人的な趣味の問題となろう。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
政治介入を許すな!ーーー
— Chinookのひと;プシュー (@461929) October 11, 2020
前川喜平氏 河野大臣「学術会議」行革断行を批判「政府部内で検討すべきことではない」 https://t.co/mM74KntzA2 #スマートニュース
行政改革目安箱(縦割り110番)を立ち上げました。
— 河野太郎 (@konotarogomame) September 17, 2020
無駄な規制、仕事を妨げている規制、役所の縦割りで困っていること等々、規制に関する情報をお送りください。
霞ヶ関の住民からのインプットも歓迎します。https://t.co/bCg371L4Xf
面白い→河野行革相、全府省庁に「ハンコ禁止令」…できない場合は理由回答求める : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン https://t.co/dxwLBz1lzI
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) September 25, 2020
そういうTVでデジタル化の議論。メリデメを聞かれるがハンコが当たり前の人に説明するのがかなり面倒。本人確認なら、サインのほうがましだし、電子的な本人確認のほうがより簡単。取引デジタル化とその裏側のキャッシュレスが進むとかなり便利になると思うが、今と変わるのでイヤと思うかどうか
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) September 25, 2020
国会対応。すべて紙で質問・答弁を作成する。以前に、答弁作成が間に合わず、メールで答弁を大臣に送ったが、国会内でスマホを見て答弁できないと言われた。オレが番組中にスマホを見ると視聴者からお叱りを受けるのと同じだな。ちゃんと仕事しようとしても、従来と違いやり方だと非難されてしまう笑
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) September 25, 2020
続きは次回に♥
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村
人気ブログランキング
- 関連記事
-
- 問) 「日本学術会議のメンバーになる自由」は、「消極的自由」(~からの自由)か「積極的自由」(~への自由)か答えよ(笑) (2020/10/25)
- アメリカよりも激しかった! ~ 1930年代のソ連による対日諜報工作活動 (2020/10/24)
- ソ連のじゃんけん、中国のじゃんけん、日本のじゃんけん → どこが違うの? (2020/10/23)
- 現代の“ハルマゲドン” ~ 「おパヨク」 V.S. 「自由」 (2020/10/22)
- あの中国共産党政権を賛美する「日本学士院」のトンデモ学者 ~ “なんちゃって学問”のマルクス経済学と伊藤誠 (2020/10/21)
- 「いつも陰謀を仕掛けられている」と思い込むのが、共産主義者の特徴です(笑) (2020/10/20)
- 『ミトロヒン文書』には、ソ連の対日工作の協力者である日本人の名前が数多く記載されています(笑) (2020/10/19)
- ソ連の対外工作を知れば、現在の中国共産党の対外工作が理解できます! (2020/10/17)
- 実は、現代の中華人民共和国と朝鮮半島は、『日本文化圏』なんです (2019/09/10)
- 中国共産党は、単なる「盗賊団」です (2019/09/09)
- 楊貴妃と“ノーパンしゃぶしゃぶ” (2019/09/05)
- 安倍政権が、いま韓国を「おもちゃ(玩具)」にして“もてあそぶ”理由 (2019/09/04)
- 日本では「ヒストリー」、支那では「プロパガンダ」、朝鮮では「ファンタジー」 (2019/09/03)
- キム・ソンジュ(金成柱)と「背乗り」と「チュチェ思想」 (2019/09/02)
- 「革命的祖国敗北主義」という「極左の共産主義者」の悪魔の理論 (2019/06/13)