
本日のキーワード : 勤勉、文明社会のパラドックス、アダム・スミス
勤勉(きんべん) : 仕事や勉強に一所懸命に励むこと。
本日の書物 : 『賢い人ほど騙される 心と脳に仕掛けられた「落とし穴」のすべて』 ロブ・ブラザートン ダイヤモンド社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【陰謀論】は【ワクチンに対して被害妄想を抱くきっかけになる】。

2014年の研究によると、アメリカの大人(親だけでない)の5分の1が、医師や政府はワクチンが自閉症やほかの心理学的障害の原因となると知っているのに、子どもにワクチン接種をすることをたくらんでいると思っている。さらに36%がよくわからないと言った。討論は勢いを増す。【陰謀論に刺激され、原因という錯覚によって拍車がかかる】。
【偶然の一致】から【陰謀論をつくりだす】というのは、【反ワクチン運動に特有のことではない】。【ワクチンと自閉症の架空の関係】よりもはるかに少ない【偶然の一致】でさえ、【陰謀というレンズ】を通してみると、同じように【邪悪な意味を持つ】。間違った戦争を引き起こすテロ攻撃だろうと、空気のない月ではためく旗だろうと、暗殺された大統領のすぐそばにある開いた傘だろうと、【偶然の一致は陰謀論の活力源】だ。
最善の陰謀論者は、【陰謀の証拠となりうる一見説明できない異常を積極的に探す】。実際、【「点をつなぐこと」は陰謀論者にとってスローガンのようなもの】だ。
ぴったりと合う例として、【デイヴィッド・アイク】の2007年の著書『恐怖の世界大陰謀』を考えてみよう。


エマ・ジェーンとクリス・フレミングはアイクの作品をくまなく探して、【彼が「関係する」という言葉やその変形(関係の、関係している、関係など)を何回述べたかを数えた】。そして、それは大量に見つかった。625ページある本の200ページ以上で〔ここでのページ数は原著に準じている〕、【点をつなぐことに言及】していて、それらのページの多くで複数回述べていた。たとえば、序章で、アイクは読者に【「点がつながったときだけ絵が見える」】と言っている。


デイヴィッド・ヴォーン・アイク

太田竜
☆アイヌ&沖縄活動家の思想の素(もと) ~ 「人類が爬虫類人に支配されている」と信じていた「おバカ」な陰謀論者・太田竜
☆人類は爬虫類人によって支配されている!? ~ 「おパヨク」は陰謀論がお好き💗
☆緑の党って、どうなの?

2014年に、アイクがユーチューブのビデオシリーズ(その週の新聞をざっと読んで、【陰謀のヒントを探す】)を始めたとき、題名を選ぶのはかんたんだったに違いない。アイクはその番組を【「デイヴィッド・アイク――点をつなぐ人」】と名づけた。』

私有財産制度と自由競争的な市場経済
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「この世界は噓八百」、「世界は嘘塗(まみ)れ」、「真実(過去・現在・未来)を追求する」などと言って、「おバカ」丸出しの妄想をSNS上で繰り広げるような陰謀論者らについて、そんな陰謀論にハマってしまう仕組みとその手口を、最新の科学的知見に基づいて明らかにしている書物で、

過去が分かれば、自動的に現在が分かり、さらには未来まで分かる、などという短絡的な思考(縄文時代が分かれば昭和や令和の時代が分かるし、さらに数千年後の未来も分かるのだそうでw)しか持ちえない「おバカ」な陰謀論者らが、必死になって主にネットでかき集めた情報(?)に基づき、無い知恵を絞りに絞って考え出した“陰謀の真相”とやらが、実は本人の意識とは無関係に、その脳ミソが勝手に作用することで生み出される“幻想”に過ぎないものであるということが理解できる良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 196,436(195,275)÷6,616,458(6,585,763)=0.0296・・・(0.0296) 「2.96%(2.96%)」

イタリア : 35,645(35,633)÷291,442(289,990)=0.1223・・・(0.1228) 「12.23%(12.28%)」

日本 : 1,481(1,463)÷76,997(76,445)=0.0192・・・(0.0191) 「1.92%(1.91%)」

ウイグルなどの工場で作られた中国製品の多くが輸入禁止になったようです。
— くつざわ亮治 テレビ改革党 豊島区議員 (@mk00350) September 15, 2020
いまだに撤退せずに中国で商売やってる日本企業は自己責任で。
ポンペオ国務長官「我々の価値観と矛盾した、中国共産党による強制労働と人権侵害を強く非難する。ウイグル族や少数民族、宗教信者による製品の使用を認めない」 https://t.co/VtjHTrYKMd
案の定、もう中国を喜ばせている。今後二階氏と習近平国賓来日を画策するだろう。岸防衛相が踏ん張れるか?安全保障を米国に依存しながら中国と上手くやろうと図れば必ず壊滅する。そんな姑息な発想が許される国際情勢ではない。自由主義対全体主義の戦いに中立は無いのだ。 https://t.co/GQMMPFOQDu
— 山岡鉄秀 (@jcn92977110) September 15, 2020
橋下氏は中国擁護に必死やね。
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) September 15, 2020
よほど中国からいい待遇を受けたか、バカなのか、どっちかやね。 https://t.co/RHtM79PHHe

さて、ここからは昨日の続きになりますが、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒動の最中に、“ワクチン陰謀論”、“ワクチン有害説”などの類の「疑似科学(pseudoscience)」、

あるいは、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという珍説を、恥ずかしげもなく主張あるいは妄信する「おバカ(=“デュープス(Dupes)”)」について書かせて頂いているところになります。


☆「おバカ」な「おパヨク」という“塵芥”と、ヒトラーの「青写真」

キリスト教世界である西洋社会の根底には、1000年以上の歴史を誇る「反ユダヤ主義」の伝統があるわけですが、あのマルクスも正真正銘の「反ユダヤ主義者」で、その意味で、ヒトラーと同類でした。

そんなマルクスは、ヘーゲルの目指していたものを全く理解できず、誤解・曲解した挙句、それまでに培われてきた西欧民主主義を否定・断絶する形で、

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
「プロレタリアート」なる架空の階層による「暴力的革命」を正当化する理論的根拠(←もちろん、デタラメな理論でしかないのですがw)を与えることになるわけですが、それにも関わらず、

『 マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人 』 by ewkefc
などと戯(たわ)けた珍説を唱える「おバカ」が実在していたり、今どきマルクス主義を強調するような「おバカ」な国家主席が居ちゃったりします(笑)
で、マルクスと同じく「反ユダヤ主義」で著名なドイツの哲学者のマルティン・ハイデッガーは、ナチスとの関わりが深かった(ハイデッガー自身がナチス党員でしたw)ことで知られますが、

マルティン・ハイデッガー

そのハイデッガーと、その弟子たち(“ポリコレの父”であるフランクフルト学派のマルクーゼを含む)の「危険な哲学」、

ヘルベルト・マルクーゼ
すなわち左翼リベラル(自称リベラルで中身はコミュニタリアン)が大好きな「共同体主義(コミュニタリアリズム)」という幻想が、現代においても脈々と受け継がれているということを確認してきたわけですが、

そのことを踏まえた上で、マルクス主義の“致命的な間違い・勘違い”がどこにあったのか(すでに過去の遺物でしかないために過去形で表現させて頂いておりますw)を御理解頂くために、次の論文をご紹介させて頂いているところになります。


☆『マルクス主義と稀少性』堀川哲
それでは、昨日の続きを見て参りましょう。



アダム・スミス
『 スミスと稀少性
スミスのテーマは、一人あたりの所得( f )を増加させるにはどうすればいいか、であった。
文明社会(近代社会)では総人口の内で生産労働に従事する人間の割合は、未開社会にくらべて、極度に少ない。・・・しかも文明社会での財の分配は、未開社会にくらべると、きわめて不平等である。働かない人間が働く人間よりも多くを分配されるという不合理が存在する。
しかし、にもかかわらず、一人あたりの所得( f )は文明社会のほうがはるかに多い。なぜか? これが「文明社会のパラドックス」である。
周知のように、スミスの答えは生産性の上昇であった。
L を労働人口とすると、f = F / L という関係が成立する。
F を増やすには2種の方法がある。
1) F は L を単純に増やすことによって増加する。これは生産性の向上を伴うことのない F (総生産)の外延的な増加である。労働力が生産過程に追加投入され、それに比例して産出( F )も増加する。この場合は一人あたりの所得は変化しない。
2) 一人あたりの所得( f )を増やすためには F の増加率が L の増加率を超過しなければならない。これが労働生産性の増加である。文明社会のパラドックスを解くカギがここにある、とスミスはみる。』
『 カギは生産性にある。生産性を高めるのに必要なものは、スミスによれば、私有財産制度と自由競争的な市場経済である。
人間は誰でも自分の生活を良くしたいと思っている。勤勉に働いた成果が自分のものになる、ということが社会的に保証されていれば、人間は誰でも勤勉に働くようになる。そして競争環境におかれれば、人間は、おのずと、勤勉にならざるをえない(さもなければ滅びる)。逆に言えば、私有財産制度と自由な市場経済を持たない社会は人々を幸福にしない。これが人間と社会についてのスミスの基本的な哲学である。』
『 なるほど財( F )を増やし、それを平等に分配すれば、庶民の所得はいっそう増大する。パイを大きくし、それを平等に分ければ、下層の人々の取り分は多くなる。しかしスミスはこの道をとらない。人間は本質的に怠け者である。これは自然によって決まっているので、悪いわけでも良いわけでもない。自然の本性である。ゆえに、所得の平等がア・プリオリに保証されていれば、勤勉に働く人間はいなくなり、財は増えることはない。結果の不平等が認められていなければ競争はおきない。競争がなければパイが大きくならない、という関係にある。だから望ましいのは人間の標準的な道徳感情が許容しうる程度の所得の不平等であるということになろう。』

安倍内閣の安保論争は与野党の既得権に手を付けない左右両党のガス抜き戦後レジームそのもの。無意味なイデオロギー論争。
— ワタセユウヤ@Drain The Swamp! (@yuyawatase) September 15, 2020
菅内閣は本当に戦後レジームの解体を行う布陣、この闘争に手を突っ込むと左翼勢力と既得権層の反応が凄そう。この8年間のようなガス抜き議論では済まなくなると思う。
日本のことを真面目に考えている諸氏も目を覚まして、内政改革に目を向けるべきだ。
— ワタセユウヤ@Drain The Swamp! (@yuyawatase) September 16, 2020
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
正義のミカタ。前原誠司・国民民主、菅直人・立憲は目糞、鼻糞。目糞の方が鼻糞よりいいだろといいたいのだが、国民から見れば民主党政権が目糞鼻糞。釈放は間違いだか、それでもやむを得なかったといいたいなら、指揮権発動を認めてからいえ。そこはウソついているだろ
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) September 12, 2020
大村知事側がシャレで盗聴器を仕掛ける訳はない。愛知トリエンナーレ「表現の不自由展」はコンセプトが日本憎悪、反皇室の差別ヘイト。大村知事、津田大介から半島コネクションが見える。展覧会が初めから工作活動だから韓国や北朝鮮の情報組織の関与も当然。警察マターでなく公安マターではないのか? https://t.co/SdltWkrwFV
— 西村幸祐 (@kohyu1952) September 11, 2020
NHKが台風10号のさなか、災害情報そっちのけで立憲民主党の代表選記者会見を50分も完全中継してしまい非難轟々
— くつざわ亮治 テレビ改革党 豊島区議員 (@mk00350) September 8, 2020
日頃は「災害に備えてNHKは必要です!」とか言ってんのにねー
※東日本大震災の時は4日間停電しNHKは役立たずだった
もう公共放送と僭称するのやめろ、すぐやめろhttps://t.co/6cftbQ3Zz8
これは名作だなw
— 織田秀信 (@gifu_chunagon3) September 6, 2020
議員会館で喫煙をしていた件で
枝野幸男代表
「おそらくそういう議員が多いと思う」などと、他にも吸ってる人がいると発言
三原じゅん子議員
「愚か者の所業とのそしりは免れません! 恥を知りなさい!!」
👏 👏 👏 👏 👏#サンジャポ#立憲にうんざり https://t.co/8T1fOMDBJ2
枝野幸男「多数決が民主主義は勘違い。憲法上の手続きと個人の尊厳の尊重が立憲民主主義」
— くつざわ亮治 テレビ改革党 豊島区議員 (@mk00350) September 7, 2020
ちょっと何言ってるかわかんない
選挙の多数決で当選した議員の言うことじゃない
議員会館で規則違反のタバコ吸ってた人に、憲法うんぬん言われたくない、憲法より先にルールを守れhttps://t.co/scOC0AWngr
続きは次回に♥
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