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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  科学・数学 >  人が陰謀論を信じる理由、それは単純であること(笑)

    人が陰謀論を信じる理由、それは単純であること(笑)

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    本日のキーワード : 単純、陰謀論



    単純(たんじゅん) : 

    ① そのものだけでまじりけがないこと他の要素などが混入していないことまたそのさま

    ② 機能・構造・形式などがこみいっていないことまたそのさま

    ③ 考え方やとらえ方が素直であることとらえ方などが一面的で浅いことまたそのさま「その見方は単純すぎる」「彼は意外に単純なところがある」「単純明快な論理」⇔複雑

    ④ 条件・制限などがないことまたそのさま

    本日の書物 : 『賢い人ほど騙される 心と脳に仕掛けられた「落とし穴」のすべて』 ロブ・ブラザートン  ダイヤモンド社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 ある考え方によると、【人が陰謀論を信じる理由】【単純】だ――もっと正確に言うと、【「単純であること」】だ。

    ポイント 女性

    歴史学者のキャスリン・オルムステッドはそれを簡潔に述べた。【「陰謀論は複雑な話を簡単に話す方法だ」】。…マイケル・ビリッグが述べたように、「本質的に…【[陰謀論は]単純だ】。出来事には複数の原因はなく、歴史上の偶然の要素は取り除かれている。すべての出来事は、陰謀家のよく考えた決定に由来するものだ」。…つまり、【陰謀論】【説明できないものを説明できるように、複数なものを理解できるようにする】のだ。【陰謀論】は、【複雑で人々を困惑させる曖昧な現実を簡単な説明で覆いかくす】。実際に、【“陰謀論”はそうした】のだ。

    ポイント 22

     このように考えを押しすすめていくと、【陰謀論】は主に、【より微妙なニュアンスを含む説明を受け入れる傾向や能力に欠ける人々の心に訴える】ようだ。

    ポイント 21

    【この考え方は、現代の陰謀論の始まりまでさかのぼる】

    オーガスティン・ドゥ・バリュエル
    オーガスティン・ドゥ・バリュエル

    オーガスティン・ドゥ・バリュエルがつくった、フランス革命にまつわるイルミナティの陰謀論に応えて、批評家のジャン=ジョゼフ・ムーニエはそっけなく言った。「ものごとの複雑な原因は、きわめて単純な原因に置き換えられ、もっとも無精でうすっぺらな人の能力に適応するようになった」。シーゲルは、イルミナティと【反ユダヤ主義の陰謀論】の成功を同じ言葉で捉えた。「このばかばかしいほど単純な歴史の哲学は、単純な人々が考えるには魅力的だった。彼らの批判的能力が要求されることはなかったからだ」と彼は書いた。

    「敵基地攻撃能力」という「反撃能力」を持つことは、当たり前のことですが、それが何か?

    アイヌ&沖縄活動家の思想の素(もと) ~ 「人類が爬虫類人に支配されている」と信じていた「おバカ」な陰謀論者・太田竜

     【人はいつも、自分と意見が合わない人を知的に劣っているとして相手にしない傾向がある】。だが、【それは本当だろうか】? 世界で初めて、ムーニエが陰謀論は愚かな人のためのものだと遠まわしに言ってから2世紀後1999年になってようやく社会学者は最終的にその仮説を調べはじめた。』

    日の丸

    中国共産党は“リベラル”ですか?


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、「この世界は噓八百」「世界は嘘塗(まみ)れ」「真実(過去・現在・未来)を追求する」などと言って、「おバカ」丸出しの妄想SNS上で繰り広げるような陰謀論者らについて、そんな陰謀論にハマってしまう仕組みとその手口を、最新の科学的知見に基づいて明らかにしている書物で、

    無知なewkefc116

    過去が分かれば自動的に現在が分かりさらには未来まで分かるなどという短絡的な思考(縄文時代が分かれば昭和や令和の時代が分かるし、さらに数千年後の未来も分かるのだそうでw)しか持ちえない「おバカ」な陰謀論者らが、必死になって主にネットでかき集めた情報(?)に基づき無い知恵を絞りに絞って考え出した“陰謀の真相”とやらが、実は本人の意識とは無関係にその脳ミソが勝手に作用することで生み出される“幻想”に過ぎないものであるということが理解できる良書になります。

    読書 10-058

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 189,972(189,456)÷6,334,158(6,318,978)=0.0299・・・(0.0299) 「2.99%(2.99%)」
    ujkdastw1.jpg

    イタリア : 35,577(35,563)÷281,583(280,153)=0.1263・・・(0.1269) 「12.63%(12.69%)」
    ujkdastw2.jpg

    日本 : 1,412(1,397)÷73,266(72,724)=0.0192・・・(0.0192) 「1.92%(1.92%)」
    ujkdastw3.jpg




















    目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画 

    さて、ここからは昨日の続きになりますが、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒動の最中に、“ワクチン陰謀論”“ワクチン有害説”などの類の「疑似科学(pseudoscience)」

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    あるいは、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという珍説を、恥ずかしげもなく主張あるいは妄信する「おバカ(=“デュープス(Dupes)”)」について書かせて頂いているところになります。

    無知なewkefc114

    「無知なるマルキストのewkefc」
    「おバカ」な「おパヨク」という“塵芥”と、ヒトラーの「青写真」

    ポイント

    キリスト教世界である西洋社会の根底には、1000年以上の歴史を誇る「反ユダヤ主義」の伝統があるわけですが、あのマルクス正真正銘の「反ユダヤ主義者」で、その意味で、ヒトラーと同類でした。

    ヒトラーとマルクス

    そんなマルクスは、ヘーゲルの目指していたものを全く理解できず誤解・曲解した挙句それまでに培われてきた西欧民主主義を否定・断絶する形で、

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    「プロレタリアート」なる架空の階層による「暴力的革命」正当化する理論的根拠(←もちろん、デタラメな理論でしかないのですがw)を与えることになるわけですが、それにも関わらず

    これ 女性

    『 マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人 』  by ewkefc

    などと戯(たわ)けた珍説を唱える「おバカ」が実在していたり、今どきマルクス主義を強調するような「おバカ」な国家主席が居ちゃったりします(笑)



    で、マルクスと同じく「反ユダヤ主義」著名ドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーは、ナチスとの関わりが深かった(ハイデッガー自身がナチス党員でしたw)ことで知られますが、

    マルティン・ハイデッガー
    マルティン・ハイデッガー

    ハイデガーとナチズム 

    そのハイデッガーとその弟子たちの「危険な哲学」について、それが現代にまで脈々と受け継がれているある種の病気(伝染病みたいなモノ)である、ということを御理解頂くために、次の論文をご紹介させて頂いているところになります。

    これ 女性

    『 共同は善である、分離は悪である、と考えるこれ多くの哲学者がかかる病気の徴候である。とりわけ左派系の哲学者はこういう病気にかかりやすい。マルクス主義者とはいえないアーレントやハーパーマスにしてもそうした傾向と無縁ではない。そのあたりの心理の一端をのぞいてみよう。』

    『連帯の甘き幻想 ~ マルクーゼからコミュタリアンへ』 堀川 哲
    『連帯の甘き幻想 ~ マルクーゼからコミュニタリアンへ』 堀川 哲

    それでは昨日の続きを見て参りましょう。

    『 ボランティアの人生とギャンブルの人生どちらが優れているかそれを判定できない、という言い方は問題であるようにみえる。我々の自然的な道徳感覚に反しているようにみえる。だがこの種の問題はたいていは「程度問題」である。酒とギャンブルにあけくれる人生について言えば、その本人自身が満足している人生と思っているかどうか、疑わしい。しかしそう極端なものでなければ、人生の価値評価という問題は極めてリスキーな問題をはらんでいる

    人生について価値的に優劣があるとすればこの問題を究極までひっぱっていくとどこかに「最善の人生」といったものが想定される正しい生活はひとつであるとしようその場合には、もしあなたが(意志の弱さゆえに)正しい生活を追求することができないとすればあなたにかわって他の人間(あるいは組織)があなたを指導し・教育する場合によっては強制するという行為は正しい行為だということになるこれが「教育独裁」「自由への強制」論である自由は抑圧に転嫁するバーリンが恐れた自由の自己転回である。』


    アイザイア・バーリン
    アイザイア・バーリン

    自由論【新装版】 















    『 リベラリズムはこの種の全体主義のトリックを避けたい。そこであくまでも人々の人生に優劣はないという観点を堅持する。もし優劣がありうるとしても、それの補正は諸個人とその周辺の人々の問題である。政治や社会がとやかく言うべきものではない(それに第一、他人がどう言っても効果はない)。

    こうしてリベラルな社会では人々は私生活の世界を確保し、その世界ではどういう人間であっても許される。べつに反ユダヤ主義者であってもけっこうだ。しかし他人との世界公的な世界では寛容な人間として登場し他人の人生を尊重する。ローティの言葉では、「ミルの仮面をかぶったニーチェであること」、これがリベラルな社会に生きる人間でありリベラルな社会で生きていくための条件であるリベラリストは他人との「コミュニケーション」にハーパーマス的な期待をおかないのである。連帯に期待するのは危険であると考えるのである。だからリベラリストはハーパーマスもアーレントも嫌いなのである。』


    ホルクハイマー(左)とアドルノ(右)。背後にハーバーマス。
    ホルクハイマー(左)とアドルノ(右)。背後にハーバーマス。

    ユルゲン・ハーバーマス
    ユルゲン・ハーバーマス

    ハンナ・アーレント(1933年)
    ハンナ・アーレント(1933年)

    ハイデガーの子どもたち―アーレント/レーヴィット/ヨーナス/マルクーゼ 

    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。








    立憲民主党 枝野 まっとう

    続きは次回に♥




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