2021-07-04 (Sun)

本日のキーワード : 健康寿命、進化、バイオテック
健康寿命(けんこうじゅみょう、英: Health expectancy, Healthy life expectancy)とは日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のこと。


本日の書物 : 『LIFESPAN (ライフスパン) : 老いなき世界』 デビッド・A・シンクレア 東洋経済新報社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【そもそも寿命の上限とは何だろうか】。そんなものがあるとは思わない。私と同じ分野にいる研究者も多くが同じ意見である。【老化は避けて通れないと定めた生物学の法則など存在しない】のだ。存在するといい張る者がいたら、それは物を知らない証拠である。死ぬことが珍しくなるような世界はまだはるかな未来の話だとしても、【死を先へ先へと追いやれる時代】は遠からぬところまで来ている。
むしろ、こうしたすべてが【起きるのは必然】だといっていい。【長い健康寿命を謳歌できる人生】はすでに【射程圏内に入っている】。確かに、人類の歴史すべてがそれは無理だと告げているかに思える。だが、【今世紀に入ってこの研究分野では様々な解明が大きく進んだ】。それを踏まえる限り、過去がどれだけ八方ふさがりであろうと何の参考にもならない。
【健康寿命が大幅に延びることが、生物としての私たちにどんな意味をもつのか】。それを理解するための一歩を踏み出そうとするだけでも、【発想を根本から改めることが求められる】。なにしろ、数十億年の進化の延長線上では予測できないことなのだ。だから、そんなものはどだい無理だと信じるほうが簡単だし、そう信じたい気持ちに駆られる。
でもそれは、人類が初めて空を飛ぶ前に世間が考えていたことと同じだ。実際に誰かが成功して初めて、人々は見方を改めた。
今現在起きつつあることは、ライト兄弟が作業小屋で準備を進めている段階に似ている。これから見事にグライダーを飛ばして、ノースカロライナ州キティホークの砂地に着陸させるのだ。【世界は変わろうとしている】。
初飛行が成功する 1903 年 12 月 17 日までがそうだったように、現在も人類の大多数はその変化に気づいていない。かつては、「制御された動力飛行」 というもの自体が想像の外だった。そんな発想を組み立てられるような材料がどこにもなかったからである。だから、空を飛ぶなど夢物語か魔法であって、空想小説に出てくる絵空事だとみなされていた。
そのとき、1 機の飛行機が地面を離れた。そして世界は一変したのである。
私たちは今、同じような【歴史の転換点】に立っている。これまで魔法と思われていたことが現実になるのだ。人類には何ができて何ができないのか。その線を引き直し、【避けて通れないとされているものに終止符を打つ】時がきた。
いやむしろ、人間とは何かを定義し直す時だというべきかもしれない。なぜなら、これは 1 つの【革命 (レボリューション) の幕あけ】であるだけでなく、【新たな進化 (エボリューション) の始まり】でもあるのだから。』

現代ロシアのオリガルヒ
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、『老化』 に対して私たちが思い描くイメージあるいは先入観を、その根底から覆す可能性があるということを主張する著者によって書かれた書物で、ひょっとすると、現代を生きる私たちが近い将来に目の当たりにするかもしれない 「コペルニクス的転回」 が、果たしてどういった科学的な考え方に立脚して現在進行形で進んでいるのかについて、分かりやすい表現で解説がなされている良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 602,350(601,978)÷33,559,716(33,550,465)=0.0179・・・(0.0179) 「1.79%(1.79%)」

イタリア : 127,322(127,291)÷4,254,294(4,253,460)=0.0299・・・(0.0299) 「2.99%(2.99%)」

日本 : 14,451(14,385)÷787,997(786,157)=0.0183・・・(0.0182) 「1.83%(1.82%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その過程を理解するために、次の論文を参照しながら理解を深めようとしているところになります。

☆『ロシアにおけるオリガルヒヤについて ― その形成期における権力との癒着を中心に ―』 中澤 孝之
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 4. オリガルヒヤの分類
既にオリガルヒヤという言葉の解説の中で、具体的な人名が出て来たが、その時期によって、対象者 (グループ) に若干の違いが見られる。
まず、オリガルヒあるいはオリガルヒヤのリストに共通して挙げられる第 1 のグループは、次の 8 組織 (代表者氏名) である。
(1) オネクシムバンク (ウラジーミル・ポターニン)

(2) ロゴヴァス (ポリス・ベレゾフスキー)

(3) モスト (ウラジーミル・グシンスキー)

(4) メナテップ (ミハイル・ホドルコフスキー)

(5) СЪС・アグロ (アレクサンドル・スモレンスキー)

(6) アリファ・グループ (ミハイル・フリードマン)

(7) ガスプロム (レム・ヴャヒレフ)

(8) ルクオイル (ワギト・アレクペロフ)

また、企業グループではないが、マスコミ、工業、銀行の分配に大きな役割を果たしたオリガルヒヤとして、次の二つが追加される。
(9) モスクワ市長 (ユーリー・ルシコフ) およびその金融パートナー、АФК (株式金融コーポレーション) 「システマ」 (ウラジーミル・エフトシェンコフ)

(10) マーケットの主体としての 「ロシア政府(中央銀行とズベルバンクも含む)」
オリガルヒヤ第 2 のグループは次の 4 組織 (代表者氏名) である。
(11) ラシスキー・クレジット (ヴィタリー・マルキン) (12) インコムバンク (ウラジーミル・ヴィノグラードフ) (13) スルグトネフチェガス (ウラジーミル・ボグダノブ)

(14) РАО 「ロシアЕЭС」 (アナトーリー ・チュバイス)

このうち (13 )と (14) は、大統領との会見のためにクレムリンに招待された 10 人に加えられた 98 年 5 月末にオリガルヒヤの仲間入りした。
なお、96 年夏の大統領選挙で、レベジ候補支持を鮮明にしたインコムバンクのヴィノグラードブは、これが致命的となり、結局、倒産に追い込まれた。ラシスキー・クレジットもエリツィン政権と距離を置いたために、政権から次第に疎まれることになった。
さらに追加するならば、ニジェゴロド州出身者が大量モスクワ中央政府に採用された1989 年、「アフトバンク・インゴストラフ・Г 」 (ニコライ・ブギン、ナタリヤ・ラエフスカヤ) が新たに、オリガルヒヤ・グループに加えられた。
98 年 4 月英誌 「エコノミスト」 は 「政治家たちの背後のタイクーン(ロシアの新しい政府を真に営する者は誰か)」 なる記事を掲載し、有力日刊紙 「セヴォードニャ」 が 4 月 16 日にこれを転載した。そこでは次の 8 つのロシアの主要金融産業グループが挙げられている。代表者名、提携金融機関、経営企業、関連マスコミ、同盟政治家の順。
(1) ガスプロム=レム・ヴャヒレフ/「インペリアル」 銀行 (ルクオイルと共同) ・ガスプロムバンク、ナツィオナリヌイ・レゼルヴヌイ銀行/PAOガスプロム (ガス、石油) /トルード、ラボーチャヤ・トリブン、НТВ (モストと共同) /ヴィクトル・チェルノムイルジン
(2) ベレゾフスキー=ポリス・ベレゾフスキー/連合銀行、ロゴヴァス/シブネフチ (石油) /OPT、独立新聞、アガニョーク/エリツィン一家とその側近たち、ワレンチン・ユマシェフ、チェルノムイルジン
(3) オネクシムバンク=ウラジーミル・ポターニン/オネクシムバンク、МФКルネサンス/シダンコ、ノリリスクニッケル/スヴャジインベスト/コムソモリスカヤ・プラウダ、ルースキー・テレグラフ、イズベスチヤ (ルクオイルと共同) /アナトーリー・チュバイス、ユーリー・ルシコフ
(4) ルクオイル=ワギト・アレクペロフ/「インペリアル」 銀行 (ガスプロムと共同) /ルクオイル/イズベスチヤ (オネクシムと共同)
/―
(5) メナテップ=ミハイル・ホドルコフスキー/「メナテップ」 銀行/ユコス、複数の貿易会社/独立メディア/―
(6) モスト=ウラジーミル・グシンスキー/モストバンク/―/セヴォードニャ、イトーギ、HTB (ガスプロムと共同) /ユーリー・ル
シコフ、グリゴリー・ヤヴリンスキー (?)
(7) СЪС ・アグロニアレクサンドル・スモレンスキー/СЪС ・アグロ/―/コメルサントЪ/―
(8) アリファ=ミハイル・フリードマン/アリファバンク/チュメニ石油、貿易会社/―/―
なお、99 年 2 月にも 「エコノミスト」 誌はオリガルヒヤ特集を組み、これを 「ラシースカヤ・ガゼータ」 紙 (2 月 20 日付け) が転載した。今回はオリガルヒヤ氏名で、その順位は次の通り。マスコミにおける筋力、資金力、政治的影響力の順で、数字の 1 は最上位。ルシコフ市長が最高にランクされているのが特徴だ。

ユーリ・ミハイロヴィチ・ルシコフ
(1) ユーリー・ルシコフ (モスクワ市) /2/3/3
(2) レム・ヴャヒレフ (ガスプロム) /-/3/2
(3) ワギト・アレクペロフ (ルクオイル) /-/3/2
(4) アレクサンドル・スモレンスキー (СЪС・アグロ) /1/2/2
(5) ポリス・ベレゾフスキー (ロゴヴァス) /1/1/2
(6) ミハイル・フリードマン (アリファ・グループ) /1/2/1
(7) ウラジーミル・グシンスキー (モスト) /3/1/1
(8) ウラジーミル・ポターニン (インチェルロス) /-/1/-
(9) ミハイル・ホドルコフスキー (ユコス) /-/1/- 』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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