
本日のキーワード : 無関係、偶然の一致、陰謀論
無関係(むかんけい) : 関係が無いこと。なんのかかわりも無いこと。
本日の書物 : 『賢い人ほど騙される 心と脳に仕掛けられた「落とし穴」のすべて』 ロブ・ブラザートン ダイヤモンド社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 医療に関わる人には、【偶然の一致が病気の原因だと誤解しない】よう思い起こさせる、【「本当、本当、無関係」という言葉】がある。【自閉症のような発達障害の症状】が1歳から2歳のあいだに明らかになることが多い、というのは【本当】だ。親たちが、推奨されているワクチン接種のスケジュールに従うならば、子どもは同時にたくさんの【ワクチン】を受けなければならない、というのも【本当】だ。【だが、圧倒的な量の科学的証拠が、その2つが無関係であることを示している】。関係があるように見えるのは、ただタイミングが【偶然に一致】したからだ。けれども、私たちの本能はめったに【統計】の影響を受けない。【本能は点をつなぎたい】のだ。特に、偶然の一致に意味なんてないと言われるときには。

2009年の調査によると、アメリカの親たちは半分以上が、ワクチンには深刻な副反応があると懸念している。4分の1の人が、あるワクチンによって、健康な子どもが自閉症になる可能性があると思っている。私たちが【パターンや原因という錯覚の影響を受けやすい】ことを考えると、【理由は簡単にわかる】。

インターネットは多くの親にとって重要な情報源で、マウスを数回クリックすれば、メッセンジャーやフィッシャーのように、【以前健康だった子どもがワクチン接種後に自分たちの目の前で変わったと確信している親たちの無数の物語と出会える】。さらに数回クリックすると、【親、評論家、自称専門家、一見信頼する価値のある一握りの科学者の活動のサイトに至る】。【そのすべてが、点がつながっていると言う】。【ワクチンが原因なのだと】。

原因という錯覚はとても説得力があり、【あなたにとって明白であるのと同じくらい、ほかのすべての人にとっても明白であるはずだと思ってしまう】。結果として、ワクチンと自閉症の関係を否定する人は嘘を言っているかもしれない――疑う余地のないワクチンの危険を隠す【陰謀があると考えることもできてしまう】。

2009年、医療人類学者のアナ・カタは、インターネット上のワクチンの誤情報に対する総合的な調査に取り組んだ。結果は驚くべきものだった。分析した「すべて」のウェブサイトで、ある種の陰謀論支持者が主張をしていた。彼女が選んだサイトは目立つものではなかった。それらはすべて「ワクチン」や「予防接種」のような普通の言葉をグーグル検索して見つかった結果の最初のページにあったものだ。』

社会は異性・財・権力の分配システム
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「この世界は噓八百」、「世界は嘘塗(まみ)れ」、「真実(過去・現在・未来)を追求する」などと言って、「おバカ」丸出しの妄想をSNS上で繰り広げるような陰謀論者らについて、そんな陰謀論にハマってしまう仕組みとその手口を、最新の科学的知見に基づいて明らかにしている書物で、

過去が分かれば、自動的に現在が分かり、さらには未来まで分かる、などという短絡的な思考(縄文時代が分かれば昭和や令和の時代が分かるし、さらに数千年後の未来も分かるのだそうでw)しか持ちえない「おバカ」な陰謀論者らが、必死になって主にネットでかき集めた情報(?)に基づき、無い知恵を絞りに絞って考え出した“陰謀の真相”とやらが、実は本人の意識とは無関係に、その脳ミソが勝手に作用することで生み出される“幻想”に過ぎないものであるということが理解できる良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 195,275(194,339)÷6,585,763(6,559,483)=0.0296・・・(0.0297) 「2.96%(2.97%)」

イタリア : 35,633(35,624)÷289,990(288,761)=0.1228・・・(0.1233) 「12.28%(12.33%)」

日本 : 1,463(1,455)÷76,445(75,914)=0.0191・・・(0.0191) 「1.91%(1.91%)」

訳 ジョー・バイデン:「Covidは、発生以来ちょうど100年以上かかっています。考えてみると、ここに、人生があります。」
— 坂東 忠信 (@Japangard) September 2, 2020
・・・なんか時を超えて悟りを開いちゃった模様です。 https://t.co/yi3CEkOyP6
トランプ大統領が「シンゾーはしばらくしたら日本史上最高の総理大臣と認識されるだろう」
— 加藤 健 (@JapanLobby) August 31, 2020
陳情した私としては、国連調査委員会を設置させ北朝鮮人道犯罪の国連認定を引き出し、国際刑事裁判所に付託すべしとの国連決議を採択させた歴史的業績が忘れられない。解説しました↓https://t.co/HOc6b0N1U7 https://t.co/dARXKsqIqQ
<尖閣中国船衝突事件>岡田克也・元外相「船長釈放以外に方法なかった」「中国側の報復措置などが日中関係に悪影響」 当時の対応を肯定~ネットの反応「『検察への政治介入』を批判してた人達は、これにはダンマリするんだろ?」 https://t.co/RrMscsW1yE
— アノニマス ポスト ニュースとネットの反応 (@anonymous_post2) September 12, 2020
恫喝されたら屈します。脅迫されたら飲みます。それでも政治家かよ!民主党政権はどうしようもない奴ら。 https://t.co/N78LmKaAe8
— 和田憲治 ON THE BOARD (@media_otb) September 12, 2020
中国船衝突事件の際の外相で船長釈放時の民主党幹事長・岡田克也氏が「中国側の報復で日中関係に悪影響を及ぼし裁判になれば緊張関係が長期間に亘る。釈放は検察の総合的判断。これ以外に方法はなかったのではないか」と述懐。国家の主権が何たるかも知らない人々。恐ろしい。 https://t.co/MIJq0qOCgn
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) September 12, 2020
中国の王毅外相は、上海協力機構会議で米国を名指しして「現在の国際秩序の最大の破壊者だ」と非難。ウイグル、チベット、内モンゴル、香港等で人権弾圧し、一帯一路で他国を経済的に支配し、知財などのスパイ行為で国際秩序を最も破壊してきたのは他ならぬ中国。これこそ今世紀最大の「おまいう」だ!
— てつや (@tezheya) September 12, 2020

さて、ここからは昨日の続きになりますが、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒動の最中に、“ワクチン陰謀論”、“ワクチン有害説”などの類の「疑似科学(pseudoscience)」、

あるいは、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという珍説を、恥ずかしげもなく主張あるいは妄信する「おバカ(=“デュープス(Dupes)”)」について書かせて頂いているところになります。


☆「おバカ」な「おパヨク」という“塵芥”と、ヒトラーの「青写真」

キリスト教世界である西洋社会の根底には、1000年以上の歴史を誇る「反ユダヤ主義」の伝統があるわけですが、あのマルクスも正真正銘の「反ユダヤ主義者」で、その意味で、ヒトラーと同類でした。

そんなマルクスは、ヘーゲルの目指していたものを全く理解できず、誤解・曲解した挙句、それまでに培われてきた西欧民主主義を否定・断絶する形で、

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
「プロレタリアート」なる架空の階層による「暴力的革命」を正当化する理論的根拠(←もちろん、デタラメな理論でしかないのですがw)を与えることになるわけですが、それにも関わらず、

『 マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人 』 by ewkefc
などと戯(たわ)けた珍説を唱える「おバカ」が実在していたり、今どきマルクス主義を強調するような「おバカ」な国家主席が居ちゃったりします(笑)
で、昨日までのところで、マルクスと同じく「反ユダヤ主義」で著名なドイツの哲学者のマルティン・ハイデッガーは、ナチスとの関わりが深かった(ハイデッガー自身がナチス党員でしたw)ことで知られますが、

マルティン・ハイデッガー

そのハイデッガーと、その弟子たち(“ポリコレの父”であるフランクフルト学派のマルクーゼを含む)の「危険な哲学」、

ヘルベルト・マルクーゼ
すなわち左翼リベラル(自称リベラルで中身はコミュニタリアン)が大好きな「共同体主義(コミュニタリアリズム)」という幻想が、現代においても脈々と受け継がれているということを確認してきたわけですが、

そのことを踏まえた上で、マルクス主義の“致命的な間違い・勘違い”がどこにあったのか(すでに過去の遺物でしかないために過去形で表現させて頂いておりますw)を御理解頂くために、次の論文をご紹介させて頂いているところになります。


☆『マルクス主義と稀少性』堀川哲
それでは早速中身を拝見してみたいと思います。
『 人間はなぜ争うか?
人々が(1)おなじものを欲し、(2)そのものが稀少であり、(3)欲求されるものの分配が「公正ではない」と感じられるときである。稀少性と公正感覚(正義感覚)、これが人間社会の平和と闘争を決定する主要な原因となる。
稀少性と争いの関係はすべての生物を支配する自然法則である。肥沃な土地が無限にあれば土地争いはおきない。獲物が多ければ争いも少ない。一般に社会の平和度は「欲求対象量/欲求量」で決まる。たとえば、チンパンジーの社会がボノボの社会にくらべて闘争的であるのは成人オスが欲求する対象(発情メス)が相対的に稀少であることに原因があると言われる。ここには「オス間の平和度=発情メス/成人オス」という関係がある。したがって社会平和にとっては(もし可能であれば)欲求対象の存在量を増加し、稀少性の度合いを減らすことが肝要になる。
正義感覚の基本は「因果応報」、目には目を歯には歯を、である。人間は、平等なものが不等に扱われるとき、不等なものが平等に扱われるとき、それは公正ではないと感じる。もっとも何が平等で、何が平等でないかの感覚は歴史的・文化的に変化する。この変化の過程が文化の成熟(あるいは退廃)過程である。』

『 人間が欲するものはまず異性と財である。人間はこれらのものの獲得をめぐって争う。
異性と財は無原則に分配されるわけではない。そこにはある種の規則があり、異性と財という資源はこの規則にそって分配される。この規則を制定し・遵守させるものが権力であり、したがって権力もまた人々の欲求対象として、分配の対象、抗争の対象となる。
社会とは異性・財・権力の分配システムである。それぞれの社会はそれ特有の方式でこれら欲求対象の分配問題を解決している。
ここでは財の分配に注目する。
f を一人あたりの食糧(あるいは所得)、F を総食糧(あるいは総所得)、N を人口とすると、次の関係が成立する。
f = F / N
f = F / N は単純な式であるが、経済の基本問題のありかを教えてくれる。
たとえば、
1) F の分配率が一定であっても、F の増加率が N の増加率を上回るとき、一人あたりの所得は増加する。社会の誰もがハッピーとなる。
2) F が停滞的で増加しないような社会では、社会の存続のためには、N の増加を抑制することが必要である。』

もちろん、私たち日本国民が望むのは「1)のような社会」のはずですが、実際に起こっていることは「2)のような社会」になりつつあるということです。
それはどうしてなのでしょうか? そのヒントは、この論文の中に書かれています。

ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
【花束贈呈】
— ピーチ太郎2nd (@PeachTjapan2) September 14, 2020
菅新総裁が安倍前総裁に
花束を渡すシーン
時代の節目を感じる😢 pic.twitter.com/CwPZBjFbAD
2007年創設時、総務省官僚も納得した。この人は自分の意見が通らないとおかしいという古いタイプの官僚→菅官房長官に意見して“左遷”された元総務官僚が実名告発「役人を押さえつけることがリーダーシップと思っている」 (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット) https://t.co/oryB1ZzLht
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) September 10, 2020
「#スガやめろ」 というハッシュタグはなぜトレンド入りしたのか… 東大准教授「自然発生的に生じた現象ではない」「Twitterの『#スガやめろ』トレンド入りは一部の人間が必死に工作してるだけ」との分析結果~ネットの反応「みんな知ってます」 https://t.co/o9heX8CNGm
— アノニマス ポスト ニュースとネットの反応 (@anonymous_post2) September 14, 2020
これ、白くまですよね?思わずつられて食べたくなってしまう笑顔、素敵です😊 https://t.co/2MPJwprVRt
— 杉田 水脈 (@miosugita) September 10, 2020
自民党総裁選により菅義偉内閣が新たに発足しましたが、ここで鳩山由紀夫内閣と並んで「歴代最悪」とも言われる悪夢の民主党政権、菅直人内閣の伝説のシーンをご覧ください。pic.twitter.com/UWF712mNn0
— 黒瀬 深 (@Shin_kurose) September 14, 2020
ねぇねぇ、教えて教えて(˘・ω・˘)
— Tomo (@Tomo20309138) September 11, 2020
コロナの議論しましょうって時に離脱した人たちって、どこの党の人だった?? https://t.co/HBi5gHbFIM
民主党政権が成立したとき「顔が変わるだけ」と甘くみていた国民も多かったと思う。
— 加藤 健 (@JapanLobby) September 14, 2020
とんでもなかった。悪夢の時代となった。あのまま続いていたら尖閣だけでなく有人の島も中国に占領されていた。
多くの国民が目覚めた。もう昔と違う。有田芳生議員は国民をバカにしたことを書かないように。 https://t.co/1LU3iwzLmF pic.twitter.com/BCx9pv7Caq
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