ホンモノの“陰謀”を見抜いていた昭和天皇　～　それとは違って、典型的な「陰謀論」に騙されちゃう方々のスタイル（笑）

2020-07-28 (Tue)

本日のキーワード　：　昭和天皇

白雪（しらゆき、1921年 - 1947年）は、昭和天皇の愛馬。

白雪は1921年にハンガリーの国立バボルナ牧場で誕生した佐藤達次郎男爵が遊佐幸平に依頼して購入したアラブ種の白馬であった。

訓練の結果天皇の御料馬にふさわしい名馬に仕上がったとして、佐藤は宮内省に献上を働きかけた。当初宮内省側は白馬では敵の目につくなどの理由をつけて辞退しようとし、また民間への払い下げを視野にしてか買取の形を取ろうとしたが、佐藤は「あそこに陛下がいると分かれば、全軍の士気は百倍する」と押し通して1926年に白雪を献上した。

1942年に引退するまでの間に昭和天皇による白雪への騎乗は344回確認されている。

昭和天皇と白雪

本日の書物　：　『危うい国・日本』　百田尚樹・江崎道朗　ワック

戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

客観的に情勢を判断する必要があります。

それでは、この書物を見ていきましょう！

『百田　：　【「ヴェノナ文書」を日本でも本格的に研究しないといけません】ね。

　

　ところで、【日本の中で共産主義の危険性を感じ、その陰謀を食い止めようとしていた】のは【昭和天皇】と【吉田茂】総理の二人に尽きるといえますね。

昭和天皇

江崎　：　【昭和天皇】と【吉田茂】首相は、【戦前の「右翼全体主義者」の「被害者」】でもありましたが、【左翼全体主義者の酷さも同時にちゃんと理解】されていて、これに対して【どのように立ち向かっていくべきかを真剣に考えていた】のです。

　詳細は拙著『日本占領と「敗戦革命」の危機』（PHP新書）で書きましたが、【日本の共産化の動き】は戦前からあったのですが、【それが具体化したのは戦時中】です。

　

　特に１９４５年２月のヤルタ会談で【ソ連のスターリン】が、アメリカのルーズベルトと組んで、中国、特に満洲に対するソ連の進出から対日参戦へと踏み切ることで【日本を共産主義国に変えていこうとしました】。ソ連が満洲から日本、具体的には北海道へと進出することで、まずは北海道まで占領し、【日本を分割統治する】ことで【日本を共産国家にしようとしていた】わけです。【その動きは日本の敗戦後も続いていた】。

　そのためＧＨＱにいた反共保守派やインテリジェンスの関係者たちは、【ソ連による敗戦革命工作】を何とか阻止しようとした。

　【昭和天皇】は、【アメリカ、そしてＧＨＱの内部に、ソ連と同調する勢力と、それに反発する反共派の両方が存在】していることを【よく理解されていた】。だから、【昭和天皇】は吉田茂たちと一緒になって、ＧＨＱにいる反共派と手を組んで、【日本の共産革命を阻止するために、どうしたらいいのかを考えます】。

昭和天皇

　当時一番、大事なのは【食料】でした。

　敗戦直後、占領初期の段階では、【ＧＨＱの左派たち】は【わざと日本で食糧危機を起こして、国民が食糧不足になるように画策】しました。人間、食べられなくなると誰しも半狂乱になる。男は妻子を飢えから救うためになら何でもやります。その【怒りを利用】し、【暴動を起こして共産主義革命を起こそうとした】。

皇居坂下門に押し寄せるデモ隊

　１９４６年５月の【食糧メーデー（米よこせメーデー）】では、【共産党員】が「朕はタラフク食っているぞ。ナンジ人民飢えて死ね」なんて【プラカードを持ってデモ】をした。不敬罪というか名誉毀損で裁判沙汰になりましたが、【こういうデマ宣伝をＧＨＱは容認していた】。そうやって国民の反政府感情を駆り立てた。【それを阻止するためにも国民を飢えから救うことが大切】である事が分かっていたのが【昭和天皇】です。

　だから、マッカーサーに会いに行き、【皇室の財産を全部提供するから食料をアメリカから輸入して国民に与えてくれと頼まれる】のです。吉田茂もマッカーサーに食料の輸入をもっと認めてくれと、何度もお願いに行っています。【昭和天皇】と吉田茂の【こうした働き掛け】がなかったら、多くの日本国民は飢えで、反政府・反天皇感情が強くなったと思います。

昭和天皇

　有名な話で、【暴徒たちが空腹のあまり、皇居に忍び込んで食料を盗もうとした】。さぞかし、旨いものを天皇は食べているだろうと想像していたのです。【しかし実際、忍び込んだら食べ物が御所の中に全然なく、暴徒たちはみんな呆気にとられた】のでした。そして【暴徒たちもあっと、気づく】のです。【天皇陛下は自分たち国民と同じように相当、苦労されていることに】。そして、【自分たちは左翼に操られているだけ】かもしれないと。』

「陰謀論」にハマる人の６つの思考的特徴

いかがでしょうか？

今回ご紹介させていただく書物は、当ブログでも何冊かご紹介させて頂いている著者らによる対談本で、今回の「武漢肺炎（ＣＯＶＩＤ-19）禍」によって、次々とその正体が明らかにされている、我が国だけではなく世界に存在する「おバカ（＝“デュープス（Dupes）”）」らが、如何にウイルスの如く蔓延（はびこ）っているのかを理解することができ、そんな「おバカ（＝“デュープス（Dupes）”）」に対して有効な「抗体」・「免疫」を獲得するため「知識」が盛り沢山に書かれているお薦めの良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

（死亡症例数）÷（感染症例数）＝（致死率）

※（　　）内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

アメリカ　：　144,780（143,967）÷4,073,243（4,021,053）＝0.0355・・・（0.0358）　「3.55％（3.58％）」

イタリア　：　35,097（35,092）÷245,590（245,338）＝0.1429・・・（0.1430）　「14.29％（14.30％）」

日本　：　994（992）÷28,874（28,104）＝0.0344・・・（0.0352）　「3.44％（3.52％）」

We are United in our effort to defeat the Invisible China Virus, and many people say that it is Patriotic to wear a face mask when you can’t socially distance. There is nobody more Patriotic than me, your favorite President! pic.twitter.com/iQOd1whktN
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) July 20, 2020

　

さて、ここからは昨日の続きになりますが、今回の「武漢肺炎（ＣＯＶＩＤ-19）禍」の騒動の最中に、“ワクチン陰謀論”、“ワクチン有害説”などの類の「疑似科学（pseudoscience）」を主張あるいは妄信する「おバカ（＝“デュープス（Dupes）”）」について書かせて頂いているところになります。

ウェストが信じる「新型コロナウイルスのワクチンが、人々にマイクロチップを埋め込むために用いられる」との陰謀論は、共和党支持者の間では広く支持されている─

→大統領目指すカニエ・ウェスト、「ワクチン陰謀論」を熱弁https://t.co/hq5vZYPZrb
— Forbes JAPAN (@forbesjapan) July 9, 2020

新しいニセ医学「新型コロナ否認主義」 #BLOGOS https://t.co/Or2QFRK5DJ
— 親子チョコ♥(親子で、ちょこっと。。。) (@oyakochoko) July 14, 2020

Fake Science: XMRV, COVID-19, and the Toxic Legacy of Dr. Judy Mikovits | AIDS Research and Human Retroviruses https://t.co/J82bE55SSC
— 親子チョコ♥(親子で、ちょこっと。。。) (@oyakochoko) July 14, 2020

☆「おバカ」な「おパヨク」という“塵芥”と、ヒトラーの「青写真」

「そもそも陰謀論とは何か？」ということについて考える場合、「陰謀論」は解釈のスタイル（様式）であるとして捉え、様々な「陰謀論」の内容についての真偽という問題は考えないようにすることによって、「陰謀論支持者」のスタイル（考え方）が特定できるようになります。それはつまり、「陰謀論」にハマる人の思考回路が理解できるようになる、と言うことです。

現在読み進めている最中の次の書物の第３章に書かれている内容によりますと、典型的な「陰謀論」の解釈のスタイル（様式）には６つの特徴があります。

　　

それは、次のようなものになります（なお、詳細は上記の書物を御覧下さいませ）。

①　「陰謀論」は、何らかの陰謀による出来事を「描写」することを目的とはせず、依然として多数の人々が気付いていない、まだ誰にも発見されていない、そのような陰謀を「暴く」ことを意図しているため、そもそも疑う余地のない証拠が存在せず（すでに明らかな証拠があり、誰の目にも疑いようが無ければ、暴けないから）、“事実や真相は闇の中である”という暗黙の了解がある。すなわち、「陰謀論」は、それが真実であろうと嘘であろうと、そもそもが「答えのない疑問」であると考える。

②　「陰謀論」は、多くの人々に信じさせたい「表向きの話」によって隠蔽された、社会通念をひっくり返すような「見た目以上のもの」が、常に物事には存在していると疑い、極端な場合、事実が架空のものとなり、架空のものが事実となるような、完全にすべてのものを疑うことになる。“この世界は嘘に塗（まみ）れている”だとか、“この世界は嘘八百だ！”などのように、世の中には「見た目通りのものはない」と考える。

③　「陰謀論」は、その陰謀論どおり世界における“陰謀家”が、事実上、“全知全能者”であると考える。

④　「陰謀論」は、その陰謀論どおり世界は、善か悪かの二元論の世界であり、道徳が絶対であり、自分たちは「悪の化身」と対決している存在であり、他方、“陰謀家”は“邪悪で野心を抱いている極悪人”であると考える。

⑤　「陰謀論」は、ほんの些細な「異常」（間違い、矛盾、ずれ）を追及することで、すべてを陰謀に結び付けようと考える。

⑥　「陰謀論」は、“証拠がないこと”が「陰謀の証拠」だと考え、“矛盾した証拠”も「陰謀の証拠」だと考えるために、本質的に証明されないもので、反論に影響されないもので（むしろ、反論によって勢いを増す質が悪いもの）で、陰謀のように見えるものなら何でも陰謀と考え、その一方で、陰謀には見えなくても、それも間違いなく陰謀であると考え、陰謀論に対する証拠（反証）はすべて陰謀論に対する証拠であると考え、結果、いずれにしてもすべてが陰謀だと考える。

以上が、典型的な「陰謀論」の解釈のスタイル（様式）の６つの特徴ですが、これがそのまま、「陰謀論支持者」のスタイル（考え方）、つまり、「陰謀論」にハマる人の思考回路だと言うことになります。

具体的に申し上げますと、昨日ご紹介させて頂きました、次の問題の答えとして、（イ）を選んでしまう方々です💗

（問）　次の文章の（　　　）内に相応しいものを選択肢から選べ。

　２００１年９月１１日、ハイジャック犯が、ニューヨークのワールド・トレード・センタービル・バージニア州の国防総省ビル（ペンタゴン）、ペンシルヴェニア州の野原に飛行機を激突させ、２９９６人の命を奪った。そのテロ攻撃は（　　　　　　　）のメンバーによって、ひそかに計画された。

（ア）．アルカイダ　
（イ）．アメリカ政府

ここで、ご注意いただきたいのは、そのような「陰謀論」にハマる思考回路に陥ってしまう可能性は、実は誰にでもあるということです。