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    ウクライナの明日と 『ミュンヘン会談』 ~ 国際政治は寡頭政治

    A storm is coming 253

    本日のキーワード : ミュンヘン会談、国際政治、列強政治、寡頭政治



    Larry C. Johnson: "The Ukrainian Army Has Been Defeated. What's Left Is Mop-Up"
    ラリー・C・ジョンソン 「ウクライナ軍は敗退した。残されたのは掃討作戦だ」 ①

    Question 1– Can you explain to me why you think Russia is winning the war in Ukraine?
    質問 1 : なぜ、ロシアがウクライナに勝っていると思うのか、説明してください。

    Larry C. Johnson– Within the first 24 hours of the Russian military operation in Ukraine, all Ukrainian Ground Radar Intercept capabilities were wiped out. Without those radars, the Ukrainian Air Force lost its ability to do air to air intercept. In the intervening three weeks, Russia has established a de facto No Fly Zone over Ukraine. While still vulnerable to shoulder fired Surface to Air Missiles supplied by the U.S. and NATO to the Ukrainians, there is no evidence that Russia has had to curtail Combat Air Operations.
    ラリー・C・ジョンソン : ロシア軍のウクライナ侵攻作戦が始まってから 24 時間以内に、ウクライナの地上レーダー迎撃能力はすべて一掃された。レーダーがなければ、ウクライナ空軍は空対空迎撃の能力を失う。この 3 週間の間に、ロシアはウクライナ上空に事実上の飛行禁止区域を設定した。米国とNATOがウクライナに提供した肩撃ちの地対空ミサイルにはまだ脆弱だが、ロシアが戦闘航空作戦を抑制しなければならなかったという証拠はない。



    Russia’s arrival in Kiev within three days of the invasion also caught my attention. I recalled that the Nazi’s in Operation Barbarossa took seven weeks to reach Kiev and the required 7 more weeks to subdue the city. The Nazis had the advantage of not pulling punches to avoid civilian casualties and were eager to destroy critical infrastructure. Yet many so-called American military experts claimed that Russia was bogged down. When a 24 mile (or 40 mile, depends on the news source) was positioned north of Kiev for more than a week, it was clear that Ukraine’s ability to launch significant military operations had been eliminated. If their artillery was intact, then that column was easy pickings for massive destruction. That did not happen. Alternatively, if the Ukrainian’s had a viable fixed wing or rotary wing capability they should have destroyed that column from the air. That did not happen. Or, if they had a viable cruise missile capability they should have rained down hell on the supposedly stalled Russian column. That did not happen. The Ukrainians did not even mount a significant infantry ambush of the column with their newly supplied U.S. Javelins.
    また、ロシアが侵攻後 3 日でキエフに到着したことも目を引きましたナチスのバルバロッサ作戦では、キエフに到着するのに 7 週間、制圧するのにさらに 7 週間を要したことを思い出したからだ。ナチスは、民間人の犠牲を避けるために手段を選ばず、重要なインフラを破壊することに躍起になっていた。しかし、いわゆるアメリカの軍事専門家の多くは、ロシアは泥沼にはまったと主張した。24 マイル (または 40 マイル、ニュースソースによる) がキエフの北に 1 週間以上配置されたとき、ウクライナの重要な軍事作戦を行う能力が消滅したことは明らかであった。もし彼らの大砲が無傷なら、その隊列は簡単に大破壊の餌食になる。しかし、そうはならなかった。あるいは、もしウクライナ軍に有効な固定翼や回転翼の能力があれば、空からあの隊列を破壊できたはずだ。それは実現しなかった。あるいは、もし彼らが実行可能な巡航ミサイルの能力を持っていれば、停滞したはずのロシアの隊列に地獄の雨を降らせるべきであった。それは実現しなかった。ウクライナ軍は、新しく供給された米国のジャベリンを使って、隊列に対して重要な歩兵の待ち伏せをすることさえしなかった。



    The scale and scope of the Russian attack is remarkable. They captured territory in three weeks that is larger than the land mass of the United Kingdom. They then proceeded to carry out targeted attacks on key cities and military installations. We have not seen a single instance of a Ukrainian regiment or brigade size unit attacking and defeating a comparable Russian unit. Instead, the Russians have split the Ukrainian Army into fragments and cut their lines of communication. The Russians are consolidating their control of Mariupol and have secured all approaches on the Black Sea. Ukraine is now cut off in the South and the North.
    ロシアの攻撃の規模と範囲には目を見張るものがある彼らは 3 週間で、イギリスの国土を上回る領土を獲得した。そして、主要都市や軍事施設に狙いを定めて攻撃を開始した。ウクライナの連隊や旅団規模の部隊が、同等のロシア軍部隊を攻撃して打ち破った例は一度もない。その代わりに、ロシア軍はウクライナ軍を断片的に分割し、通信網を遮断した。ロシア軍はマリウポリの支配を強化し、黒海のすべてのアプローチを確保したウクライナは南部と北部で分断されている

    I would note that the U.S. had a tougher time capturing this much territory in Iraq in 2003 while fighting against a far inferior, less capable military force. If anything, this Russian operation should scare the hell out of U.S. military and political leaders.
    2003 年のイラク戦争では、米国ははるかに劣る、能力の低い軍隊と戦いながら、これだけの領土を獲得するのは困難だったということに注意したい。どちらかといえば、このロシアの作戦は、アメリカの軍と政治指導者を脅かすものである



    The really big news came this week with the Russian missile strikes on what are de facto NATO bases in Yavoriv and Zhytomyr. NATO conducted cyber security training at Zhytomyr in September 2018 and described Ukraine as a “NATO partner.” Zhytomyr was destroyed with hypersonic missiles on Saturday. Yavoriv suffered a similar fate last Sunday. It was the primary training and logistics center that NATO and EUCOM used to supply fighters and weapons to Ukraine. A large number of the military and civilian personnel at that base became casualties.
    今週、本当に大きなニュースとなったのは、ヤーヴォリウとジトーミルの事実上のNATO基地であるところへのロシアのミサイル攻撃です。NATOは 2018 年 9 月にジトーミルでサイバーセキュリティの訓練を行い、ウクライナを 「NATOパートナー」 と表現した。ジトーミルは土曜日に極超音速ミサイルで破壊された。ヤーヴォリウは先週の日曜日に同様の運命をたどった。それは、NATOとEUCOM (アメリカ欧州軍) がウクライナに戦闘機と武器を供給するために使用した主要な訓練と兵站センターだった。その基地の多くの軍人と民間人が犠牲となった。

    Not only is Russia striking and destroying bases used by NATO regularly since 2015, but there was no air raid warning and there was no shutdown of the attacking missiles.
    ロシアは 2015 年から定期的にNATOが使用する基地を攻撃し破壊しているだけでなく、空襲警報もなかったし、攻撃ミサイルの機能停止もなかった。



    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    パペット岸田・林

    Larry C. Johnson: "The Ukrainian Army Has Been Defeated. What's Left Is Mop-Up" The Unz Review・ An Alternative Media Selection

    投資家サーベイ結果発表 「岸田政権、支持しますか?」



    本日の書物 : 『戦争と国際法を知らない日本人へ』 小室 直樹 徳間書店



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 【列強以外の国の存在なんか、まさに無限小】【並・弱に少しの発言権もなく、それらの国ぐにの国民なんて踏みつけられっばなし】

    photo_2022-03-14_23-04-28.jpg

     二つだけ例をあげておこうか。二つで十分。

     ひとつは、かの【ミュンヘン会談】

     【デモクラシー敗北の記念碑】として、若き日のケネディも論文にしている。いろんな意味で、歴史上有名。

     英独海軍協定で英国と肚 (はら) を合わせた【ヒットラー】は1936 年 3 月ラインラント進駐、… 1938 年 3 月オーストリア併合と征服のプログラムを進めていった

     つぎに目をつけたのが【チェコスロバキアのズデーテンラント】【ドイツ人が居住していることを理由に、ズデーテンラントの割譲を要求した】ズデーテンラントはチェコスロバキアの急所

     要求が容 (い) れられなければ、ドイツ軍はチェコスロバキアを攻撃するぞ。

     すわ大戦。

     ヨーロッパ中が色めいた。

     チェコスロバキアがドイツに攻撃されれば、フランスは、条約上、チェコスロバキアに助太刀する義務がある。そうなったら、フランスの同盟国は加勢しなければならない。英国は、どういう態度にでるか。

     これは大戦だと誰もが思った。

     しかし、英国やフランスにおける 「平和主義者 (パスィフィスト) 」 の勢力は強かった。いかなる戦争にも反対。

     英国首相チェンバレンは、いかなる犠牲をはらっても、ヒットラーに戦争を思い止まらせようとした。英国は、ドイツとフランスとの間を仲介しようとした。イタリアも英国に同調した。

     【1938 年 9 月 29 日、独裁者ヒットラー、英首相チェンバレン、仏首相ダラディエ、伊首相ムッソリーニがミュンヘンのベルヒテスガルテン山荘に会合してチェコスロバキア問題を議した】

     英仏は、何がなんでも平和を懇請 (こんせい) した。ヒットラーの決意は不動であった。

     【結果】は

     ヒットラーは、ズデーテンラントこそ、ドイツの最終的領土要求であると誓った。ズデーテンラント以外のチェコスロバキアの領土を保障したことはいうまでもない。英仏は、彼の言葉を信用するしかなかった。

     【チェコ領ズデーテンラントは、無条件でドイツに割譲されることになった】。』

    日の丸

    多くのドイツ国民を巻き込んだ 「脱ユダヤ化」


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、ロシアによるウクライナ侵攻という歴史的な出来事理解する上で必要不可欠な要素であるにもかかわらず、特に戦後の日本人に欠けている「戦争・国際法・国際政治・国際経済」 の基礎に歴として存在しているのが 「キリスト教」 という宗教である、という歴史認識を、著者独特の表現で事の本質を見事に射貫く解説がなされている書物になります。「宗教」 あるいは 「哲学」、はたまた 「法律」 というものを、いわゆる “文系アタマ” の人々は、主観的な感覚・感情によって “自分勝手な” 解釈をしがち (例 : 入試国語選択問題の「正解」について――早稲田大学教育学部の説明責任) なのですが、「宗教」 にも 「哲学」 にも 「法律」 にも、「数学」 的 (= 論理的) な要素が多分に含まれていて (というか、それそのものですがw)“自分勝手な” 解釈何ら意味をなさないものであるということが本書を通じて広く日本国民全体で共有できるようにという願いを込めて当ブログはお薦めさせて頂きます

    読書7-37

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

    fdplstrong.jpg
    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 987,801(986,630)÷80,545,474(80,488,781)=0.0122・・・(0.0122) 「1.22%(1.22%)」
    fdplstrong1.jpg

    イタリア : 161,339(161,187)÷15,532,520(15,467,395)=0.0103・・・(0.0104) 「1.03%(1.04%)」
    fdplstrong2.jpg

    日本 : 28,888(28,836)÷7,235,040(7,179,839)=0.0039・・・(0.0040) 「0.39%(0.40%)」
    fdplstrong3.jpg











    さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」出発点として、その後人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にあるユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっているそんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。



    ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。

    その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。

    では、なぜそれを目指そうとするのでしょうか?

    それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとである連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

    ポイント 女性

    その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」同根の言葉である「オリガルヒ(oligarch)」につきましても、ロシアやウクライナの事例を参照して、それがいまから数十年前にマルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたものであることを確認し、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 (=ユダヤ教徒)」 が存在していることも判明いたしました。さらにはウクライナとユダヤ人 (=ユダヤ教徒) と特異な関係をウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認することができました。



    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために、次の論文を見ているところとなります。

    egdhsied.jpg
    『ナチ・ドイツにおける経済の脱ユダヤ化 ― 1938年十一月ポグロムの社会経済的背景 ―』 山本達夫

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 第 7 章 経済の脱ユダヤ化とアーリア化

    おわりに
     当時の新聞・雑誌の報道を見ると,国家・党当局が一体となって 「国民経済の強化」,すなわち戦時経済体制の効率化という方針に沿って経済の脱ユダヤ化を計画的,組織的に推進しようとしていたことがわかるこの政策の実施結果としての経営の閉鎖や,労働力の配置転換がもたらす犠牲はもっぱら 「ユダヤ営業経営」 が負うべきものとされていた。経済集団小売業の年間報告,『経済集団小売業 : 課題と成果 1937 年 7 月 ~ 1938 年 8 月』 は,つぎのように明言していた。


     「小売業における供給過剰と,そこから生じる小売業の浄化の必要性が繰り返し強調されるのであれば,ドイツ経済の脱ユダヤ化こそが小売業の浄化のために役立てられるべきである」。 *689 )


     しかし実際には,ある営業経営を存続させるのか清算するのかの決定は容易ではなかった。経済集団小売業の報告はこう続けている。「ユダヤ営業経営が一般経済と密接に絡み合っていることが原因となって経済的,社会的にさまざまな結果が生じるため,ある経営を清算すべきかアーリア化すべきかという決定は,しばしば非常に責任重大である 〔…〕 労働投入担当の当局が気軽に同意を与えることができるほどには,清算がもたらす社会的な諸結果をくい止めることは容易ではない」。 *690 )
     「もっぱらユダヤ営業経営が負うべきもの」 とされた経済の脱ユダヤ化が,実際には多くのドイツ国民を巻き込んで行われたことは 「六月行動」 で見たとおりである
     「ユダヤ人政策」 の概観を装った経済・労働配置政策は,1938 年 3 月にドイツとの合邦がおこなわれたオーストリアにおいては国家指導部が意識的に追求していた。
     

    *689 ) Wirtschaftsgruppe Einzelhandel. Übersicht über Aufgaben und Arbeiten. Juli 1937 bis August 1938, Berlin, 1938, p. 79.

    *690 ) Ibid., p.79. 』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。











    続きは次回に♥




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