2021-08-16 (Mon)

本日のキーワード : 特権階級、中国共産党、共産主義
特権階級 (とっけんかいきゅう / privileged class)とは、ほかの諸階級、諸階層より名誉、知識、技能、富、権力などいわゆる社会諸価値をかなり高い程度に独占している社会階級をいう。 これらの社会的諸価値の独占度と固定性とが高ければ高いほど特権階級である度合いは高まる。
本日の書物 : 『新・階級闘争論 ― 暴走するメディア・SNS ― 』 門田 隆将 ワック
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 革命は、恐ろしいパワーがなければ実現することはできない。歴史に残る革命は、すべてそうだった。
しかし、二十一世紀の今、日本あるいはアメリカなどでおこなわれているのは、【マスコミやSNSが煽(あお)り、それに同調した人々が拡散し、当事者を追い詰めていくかたちをとる】。
【個人を徹底的に責め抜き、吊し上げ、うねりのような 「力」 を生み出す】のだ。狙われた側は、まさしく恐怖以外のなにものでもないだろう。
【資本家打倒を掲げたかつての共産主義革命の階級闘争とは、全く異なるものである】ことがわかっていただけるだろうか。
だが、ベルリンの壁が崩壊した 1989 年以降、【共産主義の敗北はすでに歴史上、決定している】。共産主義陣営を率いた盟主・ソ連も解体されてロシアとなり、東欧をはじめ【共産主義圏は総崩れになった】。
【共産主義】とは、文字どおり、【人民が “すべての財産を共有すること” 】である。資本家と労働者といった階級もなく、【財産は再配分される】のだ。
社会に 「階級」 も 「貧富の差」 も存在しないという理想の社会にほかならない。
【しかし、財産を再配分するのは、あくまで 「政府」 】だ。【共産党がつくった独裁政権である】。
【彼らが富の再配分に対して全権を持ち、特権階級をつくり、財産を独占し、人民を搾取する】 ―― 【そのことが新たな 「不平等」 を生み、耐えがたい 「不条理」 が創り出されていく】のである。
それなら貧富の差はあっても、【自由】に職業を選び、指導者を選び、定期的に権力も交代させる【民主主義】、【資本主義】の方がマシではないか、という方に人々が 「傾いていった」 のは当然だろう。
【人類史の上では、自由と民主主義が共産主義、つまり独裁を前提とする全体主義に打ち勝った】はずだった。
【だが、共産主義は形を変えて、どっこい生きていた】。』

アシュケナジームの超正統派ユダヤ人(ハシディーム)の義人廟崇拝の中心地
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、当ブログがこれまでに繰り返し書かせて頂いているように、ドイツ発祥の「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を起点とする、マルクス主義・共産主義・社会主義という類の“妄想信仰”が、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれているという事実を、「新・階級闘争」と表現し、広く国民に警鐘を鳴らす書物で、我が国においてだけでなく、特に現在のアメリカでおきている現象も、まさに同根であるという現実を正しく理解することができる御薦めの良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 614,020(613,493)÷35,170,544(35,079,979)=0.0174・・・(0.0174) 「1.74%(1.74%)」

イタリア : 128,115(128,091)÷4,363,374(4,358,073)=0.0293・・・(0.0293) 「2.93%(2.93%)」

日本 : 15,232(15,222)÷957,644(945,627)=0.0159・・・(0.0160) 「1.59%(1.60%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その理解を一層深めるために、少し視点を変えて、ウクライナにおけるユダヤ人に焦点をあてて、次の論文を参照しながら考えているところとなります。

☆『ウマン巡礼の歴史 : ウクライナにおけるユダヤ人の聖地とその変遷』 赤尾 光春
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 1.ユダヤ文化における聖者廟崇拝
・・・現代におけるユダヤ人の義人廟崇拝の中心は、イスラエルである。最大の巡礼はオーメルの第三十三節 [Lag Ba’Omer] (37) にメロン山で行われるラビ・シモン・バール・ヨハイのヒルラーであるが、今や 10 万人から 20 万人もの巡礼者を集める国民的な行事へと変貌した。そうした古くからある霊場と並んで、ネティヴォット [Netivot] のバーバ・サリー [Baba Sali 1889-1984] (モロッコ出身)、ベエル・シェバのハイム・フーリー [Rabbi Chaim Chori 1885-1957] (チュニジア出身) などに代表される、比較的新しい義人廟も、すでに毎年数万人の巡礼者を集めている (38)。また、スファラディームの新移民のために建設されたイスラエルの発展途上都市を中心に、とりわけ 70 年代以降、興味深い現象が次々と起こった。かつて離散の地で崇拝の対象とされた義人が人々の夢に現れ、その夢の 「お告げ」 に基づいて、人々のアパートや敷地内に義人廟が再建された結果、新たな聖域が次々と出現したのである。
こうした一連の現象は、多くの研究者が指摘しているように、北アフリカ出身のユダヤ人 (特にモロッコ系) を中心としたスファラディームによるエスニック・リバイバルの表現形態の一つであるが、広くみられる共通要素として以下の二点があげられる。一つは新たな伝統の創出者の存在、すなわち巡礼という一大イベントの発生を促す 「興行主」 [impresario] ともいうべき存在、もう一つは、イスラエルへの移民後、周辺的な未開拓地域に居住することを余儀なくされた住民により創出された、土地との地縁的つながり、という二つの要素である (39)。いずれにしても、政治的にも経済的にもアシュケナジームが支配してきた現代イスラエルにおいて、常に 「二流市民」 としての地位に甘んじてきたスファラディームが、眠りの中にあった彼らの離散文化を再興させた、と要約できるだろう。
一方、アシュケナジーム、特にハシディームの間でみられる義人廟崇拝の中心は東欧地域である。イスラエルのそれと比べて、東欧を中心とした義人廟崇拝に関する情報は限られているため、その全貌を掴むのは困難であるが、旧ユダヤ人墓地に存在する有名な義人の墓は、ポーランド、ウクライナ、ルーマニアを始め東欧諸国の隅々にまで分布し、今もなお参拝者の足が途絶えることはない。中でも古くから大衆巡礼の磁場を形成していたウクライナのメジボジ [Mezhybizh] (バール・シェム・トーヴ)、ベルディーチェフ [Berdychiv] (ラビ・レヴィ・イツァーク [Rabbi Levi Yitzhak 1740 - 1810] )、ポーランドのレジャイスク [Lezhajsk] (ラビ・エリメレフ [Rabbi Elimelech 1717 - 1786] )など、流派を超えて尊ばれる大義人の墓への巡礼は、現在再びかつての賑わいを取り戻しつつある。また、特定の流派に限定された巡礼も盛んである。この種の巡礼では、現在の指導者であるレベに率いられ、より組織立った訪問という形をとることが多い (40)。
際立った例外は、ニューヨークのクイーンズ [Queens] に眠るハバード・ハシディズム [Khasidut Khabad] (41) の 「最後のレベ」、メナヘム・メンデル・シュネールゾン [Menachem Mendel Shneersohn 1902 - 1994] の墓である。ある報告によれば、死後わずか数年を経た現時点で、連日 500 人以上もの参拝者を集めているという (42)。これはアメリカにおける、ユダヤ人の 「聖なる地誌」 の中心地であるばかりか、短期間で巨大な巡礼センターに発展した稀有な例である。
注 (37)
過越しの祭りの第二日から 33 日目に当たる祭日。ユダヤの指導者 Bar Kokhba と Akiba ben Joseph の英雄的行為を記念する。ユダヤ暦 Iyyar 月 (4 月か 5 月) の 18 日に当たる比較的マイナーな祭。
注 (41)
Rabbi Shneur Zalman of Liady (1747 - 1812) を開祖とするハシディズムの一派で、白ロシアの村 Lubavitch で始まったことから Lubavitch 派とも呼ばれる。世俗ユダヤ人を対象にした宣教活動で知られる。後期ハバードとブレスラフの両ハシディズムは、レベへの絶対的信頼、メシア主義への極端な傾倒、スファラディームやバアレイ・チュヴァーなど新参者に開かれた普遍主義的な教説、緩やかな組織形態、など共通した要素が多い。とりわけ、ハバードのレベが死して後、後継者を立てなかったにも関わらず組織が存続している点は、ブレスラフとの比較の観点から注目される。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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