2021-08-17 (Tue)

本日のキーワード : 左翼、中国、共産主義
拠り所(よりどころ) : 頼るところ。支えとするところ。 根拠となる事柄。
本日の書物 : 『新・階級闘争論 ― 暴走するメディア・SNS ― 』 門田 隆将 ワック
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 ソ連の崩壊後も、【共産党一党独裁政権】の【中華人民共和国】は生き抜いた。国家管理の下、自由経済を取り入れて、当初は安い労働力で世界と低価格による競争をおこない、次第に【外国の資本と技術を盗んだり】、取り込んだりしながら、一党独裁政権下の経済成長という 「奇跡」 を実現したのである。
そして、【中国】はそれでは飽き足らず、【世界中に工作の手を伸ばしていった】。
巷間 (こうかん)、【 「左翼」 と呼ばれる人々にとっては、中国の存在は一種、心の支え】でもあっただろう。
【彼らは、資本主義が大嫌いだ】。あらゆることを政権叩きの材料にし、【いつの日か国家転覆を果たすのが目標だ】。共産主義、あるいは階級闘争が敗北しても、さまざまな抵抗を試みてきたのが彼らなのだ。
【その手段が新しい 「階級闘争」 にほかならない】。左翼は脈々と生き続け、新たな戦い方を考え、練り上げ、工夫し、創出しつづけているのである。
【ひとつの怪物がヨーロッパを徘徊してゐる。――共産主義の怪物が。旧 (ふる) いヨーロッパの全ての権力がこの怪物の神聖な退治のために、同盟してゐる】。
これは、カール・マルクスとフリードリッヒ・エンゲルスが著者『共産党宣言』 (1848年刊行) の冒頭で記した有名な一節である。
十九世紀から二十世紀にかけて、【世界を徘徊した共産主義というモンスター】は、【多くの民衆の命を奪い、不幸と惨禍 (さんか) をもたらした末に敗れ去った】。
しかし、二十一世紀の今、【彼らは再び姿を現した】。それも【インターネット、特にSNSという歴史上なかった情報伝達手段をもとにして、見事に蘇った】のである。』

ウマン巡礼のイデオロギー
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、当ブログがこれまでに繰り返し書かせて頂いているように、ドイツ発祥の「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を起点とする、マルクス主義・共産主義・社会主義という類の“妄想信仰”が、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれているという事実を、「新・階級闘争」と表現し、広く国民に警鐘を鳴らす書物で、我が国においてだけでなく、特に現在のアメリカでおきている現象も、まさに同根であるという現実を正しく理解することができる御薦めの良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 614,590(614,020)÷35,277,683(35,170,544)=0.0174・・・(0.0174) 「1.74%(1.74%)」

イタリア : 128,136(128,115)÷4,369,964(4,363,374)=0.0293・・・(0.0293) 「2.93%(2.93%)」

日本 : 15,245(15,232)÷971,851(957,644)=0.0156・・・(0.0159) 「1.56%(1.59%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その理解を一層深めるために、少し視点を変えて、ウクライナにおけるユダヤ人に焦点をあてて、次の論文を参照しながら考えているところとなります。

☆『ウマン巡礼の歴史 : ウクライナにおけるユダヤ人の聖地とその変遷』 赤尾 光春
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 2.ラビ・ナフマンとウマン巡礼
巡礼が時代を超えて存続するか否かは、それが満たす様々な条件にかかっている。聖者廟崇拝のような巡礼の場合、最も肝要な条件はその聖者の評判が高いということにあるが、生前よりもむしろ死後その人物に対する評価が高まり、その墓へ詣でたいという人々の願望が高まった結果確立されるのが普通である。また、自然発生的に生まれる信仰や、欲求の実現を可能にする様々な社会的条件 (地理的、経済的、政治的等) が、多かれ少なかれ巡礼の盛衰を左右する要因であることはいうまでもない。もしこれらの条件が有利に働けば、当然巡礼の発展を促すであろう。
巡礼の人類学的研究の草分けであったヴィクター・ターナーは、「自発性」 を巡礼の基本的性格として挙げているが 、ときにはイスラム教徒によるメッカ巡礼 [hajji] の場合のように、義務としての側面が強調されることもある。教義の中に組み込まれたこのような巡礼の場合、ある程度不利な社会的条件にあっても、その伝統が容易に衰えることはないだろう。このような要因を仮にイデオロギー的な条件と呼ぶとすると、ウマン巡礼は第一にこの点で際立っている。もちろん、この現象を大なり小なり支えているのが様々な社会的条件であることに変わりはない。ただ、ウマン巡礼のように、巡礼そのものが特定の社会集団の間で中心的な教義にまで高められたのは、ユダヤ教史上殆ど前例のないことである。そこでまず、巡礼を準備したラビ・ナフマンの生前の教えと活動に見られる、イデオロギー的な側面に光を当ててみたい。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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