2021-08-19 (Thu)

本日のキーワード : 異論、Twitter、全体主義
異論 (いろん) : 他と異なる意見。対立した考え。また、それを表明すること。
本日の書物 : 『新・階級闘争論 ― 暴走するメディア・SNS ― 』 門田 隆将 ワック
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 勢いづいた【民主党】の行動は凄まじかった。いきなり【ナンシー・ペロシ】下院議長を中心に、「弾劾だ!」「トランプを大統領から引きずり下ろせ!」との運動が起こり、実際に【下院では弾劾決議】がおこなわれた。
もちろん【「暴動を煽動した」 という事実確認もなければ、弁護の機会も与えられず、公聴会も開かれない】上でのことである。【中国の文化大革命もかくや、と思われる強硬な行動】に【民主党支持者は熱狂した】。
「行動自体が気に入らない」 「弾劾してやれ」 「【証拠?】 人が死んだんだ。【そんなもの関係ない】」 と言いたいのだろう。【異論を差し挟めない全体主義の狂気】がワシントンDCを覆った。当のペロシ氏は、
「錯乱した大統領はかつてないほど危険な状態にあり、我々は国や民主主義に対する偏向した攻撃から国民を守るためにあらゆる措置を講じなければならない」
そう言って解任と弾劾の必要性を強調した。【錯乱しているのはどちらなのか、常識ある大人なら誰もがわかる話である】。

だが驚くべきことはさらに続く。【ツィッター社】は 「今後も暴動を煽る恐れがある」 との理由をつけ、【トランプ氏のツイッターアカウントを永久停止にした】。ヒステリー状態は、ニューヨーク市がトランプ氏の会社に契約解除を通告したり、映画界では、トランプ氏が出ている映画 『ホーム・アローン 2 』 から登場場面をカットしようという動きまで出た。【写真からトロツキーや林彪 (りんぴょう) の姿を消したソ連や中国と全く同じだ】。私は抗弁する機会もなく殺された文革の犠牲者、劉少奇 (りゅうしょうき) 国家主席を思い浮かべた。まさか自由と民主主義のアメリカでこんなことが起きるとは信じられなかった。

だが【真に懸念されるのは 「これから」 である】。まだ胡錦濤 (こきんとう) 主席の下、【習近平】氏が国家副主席だった2011年8月から始まる【バイデン】氏 (当時、副大統領) との【親密関係】、さらには【息子・ハンター】氏を通じてぶち込まれた【巨額の中国マネー】 … これらが今後、アメリカの政策にどんな影響を与えるか、ということだ。
【習近平とバイデンの関係】は、【台湾への電撃侵略】を生むのか。そして苛烈になる一方の【チベット、ウイグル、香港への人権弾圧】、さらに【尖閣から始まる日本侵略】はどうなるのか。悪夢の 4 年間は今からなのだ。平和ボケ日本人は果たして 「覚悟」 は生まれるのだろうか。』

ラビ・ナフマンとウーマニ
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、当ブログがこれまでに繰り返し書かせて頂いているように、ドイツ発祥の「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を起点とする、マルクス主義・共産主義・社会主義という類の“妄想信仰”が、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれているという事実を、「新・階級闘争」と表現し、広く国民に警鐘を鳴らす書物で、我が国においてだけでなく、特に現在のアメリカでおきている現象も、まさに同根であるという現実を正しく理解することができる御薦めの良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 615,561(614,963)÷35,491,218(35,364,284)=0.0173・・・(0.0173) 「1.73%(1.73%)」

イタリア : 128,187(128,163)÷4,383,787(4,377,188)=0.0292・・・(0.0292) 「2.92%(2.92%)」

日本 : 15,272(15,253)÷1,002,693(986,750)=0.0152・・・(0.0154) 「1.52%(1.54%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その理解を一層深めるために、少し視点を変えて、ウクライナにおけるユダヤ人に焦点をあてて、次の論文を参照しながら考えているところとなります。

☆『ウマン巡礼の歴史 : ウクライナにおけるユダヤ人の聖地とその変遷』 赤尾 光春
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 2.ラビ・ナフマンとウマン巡礼
2 - 1 ラビ・ナフマンとウマン (ウーマニ)
・・・ここでナフマンによる墓場の選定条件として興味深いのは、イスラエルや、偉大な義人たちの存在といった理想主義的な要素よりも、弟子たちの多くが確実に来られる距離であるかどうかという、実際的な関心の方が勝っていることである。しかし、この条件から言えば、死に場所として自然に選択がなされてもよいはずのブラツラフを、何ら理由も語らずにあっさりと却下していることにいささか奇異な感じを受ける。では距離的に弟子たちが集まることが可能であり、なおかつ死に場所としてブラツラフに欠けていた要素をもつ第三の選択肢はどこにあったのか。それがまさしくウマン (ウーマニ) であり、1810 年の春、ナフマンは一行とともにブラツラフを出発し、ウーマニに到着した。死のわずか半年前の出来事であった。

キエフとオデッサのほぼ中間地点にあるウーマニは、ブラツラフを中心にしてブレスラフ・ハシディームが分散して住んでいた地域 (ネミーロフ [Nemirov]、トゥルチン [Tul’chin]、ガイシン [Gajsin]、テプリク [Teplik] 等)、すなわちナフマンの影響力が確実に浸透していた帯状地域の東の果てに位置していた (文末の地図を参照)。ブラツラフからは 100 キロほど離れていたが、鉄道などの交通機関がなかった当時でも、馬車を雇えば数日間で移動できる距離にあった。その点でレンベルク (リヴィウ) は、全く不可能ではないにせよ、恐らく馬車を利用しても最低数週間はかかってしまう。こうして死に場所に選ぶにあたって、ウーマニという町は、まず距離的な面での問題を解決していた。では (ウマン) ウーマニが選定された際に決め手となったのは何であったのか。晩年の彼の言動から、選定の真の理由として二つの主要な要素が浮かび上がってくる。
その一つは、当時のロシア帝国においてユダヤ啓蒙主義ハスカラー [Haskalah] (47) の影響力が最初に及んだ街の一つが、このウーマニだったことにある。すでにナフマンは、レンベルクにおいてユダヤ人啓蒙主義者 [maskilim] (48) の伸張ぶりを目の当たりにしていた。伝統的な生活様式を脅かすこの自由思想の脅威を、彼が肌で感じていたであろうことは想像に難くない。ナフマンは自分達の生活圏の目と鼻の先にあったウーマニに向かい、生涯最後の仕事と意を決し、ここに住む啓蒙主義者との対決に臨んだのである。この点に関してはすでにいくつかの研究があるので詳細な言及は避けるが、その際ナフマンのとった行動は逆説に満ちたものだった。例えば、ウーマニの住居として最初に選んだのは家主の啓蒙主義者が最近死んで空き家となっていた家であったこと、しばしば啓蒙主義者との接触・交流を図りながらも敢えて説教じみたことは言わず、世俗的な話題も辞さなかったことなど、何人かの弟子は師のとったこうした奇妙な行動の理解に苦しみ、彼のもとを去った者もいたという。師弟間でなされた次のような問答はとりわけ示唆的である。
弟子 1 : なぜ最初にナフマン = ナタン (故人となっていた啓蒙主義者の一人) の家を訪れ、その後ヨセフ・シュムエル (ウーマニに住んでいた敬虔なユダヤ人) の家に移られたのですか?
ナフマン : では、なぜ世界は初め混沌で、しかる後に調和をもって創造されたのかな?
弟子 2 : なぜあのような邪悪な連中をそば近く寄せてお話などなさるのですか?
ナフマン : 義人たちが私のもとに近寄って来ようとはしないから、私はああした不埒な手合いを近くに引き寄せねばならんのだ (50)。ことによると連中を真っ当な人間にすることができるかもしれぬ。
このようにウマン (ウーマニ) でナフマンが努めたのは、啓蒙主義者を神に近づけることであった。彼の教えの上で、啓蒙主義者は堕落した魂を持つ 「知恵者」 「選択の持ち主」 であり、救済が最も難しい存在であると考えられたからである。
注 (47)
ハスカラーとは、ヨーロッパ啓蒙主義の影響を受け、Moses Mendelssohn (1729 - 1786) を中心に発展したユダヤ教改革運動である。18 世紀後半より西欧のユダヤ人社会に浸透し、やや遅れてロシア帝国でも、商人やインテリ層を介して徐々に広まった。子女教育における世俗的科目の導入、ホスト国家への忠誠、服装、言語などにおける同化の奨励などがその主な綱領であったが、ユダヤ人のキリスト教への改宗に拍車を掛ける結果となった。
注 (48)
ハスカラーの信奉者のこと。伝統的なユダヤ人の間では、啓蒙主義者をはじめ自由主義的なユダヤ人のことを、ギリシャの哲学者エピキュロスに因んで、「異端者」 [epikoyres] と呼ぶ。
注 (50)
この箇所は以下のように解釈できると考えられる。ブラツラフにおけるラビ・ナフマンの活動は、「偽義人」 との対決を通して、バール・シェム・トーヴ以来数世代を経て低落したハシディズムの精神を再興し、他の義人や弟子たちを、できるだけ多く自身に引き寄せる努力であったと要約できる。だが実際には、ナフマンはこうした目標を何一つ実現できず、むしろハシディズム内では弟子の数でもひけをとるばかりか、孤立することになった。晩年のナフマンは、「模範的人物」 としての義人との対決から、啓蒙主義者という 「異端者」 との対決に目標を切り替えたのである。 』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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