2021-01-19 (Tue)

本日のキーワード : 水の神、川の神
水神(すいじん、みずがみ)は、水(主に淡水)に関する神の総称である。
農耕民族にとって水は最も重要なものの一つであり、水の状況によって収獲が左右されることから、日本においては水神は田の神と結びついた。田の神と結びついた水神は、田のそばや用水路沿いに祀られていることが多い。
また、水源地に祀られる水神(水分神(みくまりのかみ))は山の神とも結びついている。農耕以外の日常生活で使用する水については、井戸・水汲み場に水神が祀られる。
水神の象徴として河童、蛇、龍などがあり、これらは水神の神使とされたり、神そのものとされたりする。

木曽川にある水神
本日の書物 : 『百田尚樹の日本国憲法』 百田 尚樹 祥伝社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 日本国憲法は全部で11章103条文から成りますが、第1章で【「天皇」】について規定しています。第1条を見てみましょう。
〈 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く 〉
〈 象徴 〉とは、きわめて抽象的な表現です。GHQの草案では
「 The Emperor shall be the symbol of the State and of the unity of the people, deriving his position from the will of the people with whom resides sovereign power. 」
となっており、やはり「 symbol 」と表現していました。おそらくGHQは、日本国憲法で天皇をどう位置づけるか、相当悩んだと思います。彼らも、【天皇】が【特別な存在である】ことをよく理解していたからです。
【天皇】という【唯一無二の存在】を一言で的確に表現することは不可能です。だから、抽象的に「象徴」と表現するしかない。しかし、このような曖昧な表現ではなく、「天皇が国家元首であることを明確にするべきだ」との意見もあります。…
実は、日本国憲法には「元首」の規定がありません。【大日本帝国憲法】では、第一章で次のように謳っています。
( 第一条 大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス )
( 第四条 天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ此ノ憲法ノ条規ニ依リ之ヲ行フ )
ここでは【天皇が元首であることを明示】し、その権限を明確にしています。しかし、この権限を行使しなかったのが、【昭和天皇】です。

【昭和天皇】は大日本帝国憲法下で君臨しましたが、内閣の決定に異議を唱えることはせず、【「君臨すれども親裁せず」】という姿勢を貫きました。親裁とは、君主自らが政治的な裁決を下すことです。昭和天皇は非常に進歩的な方で、【立憲君主】であろうとしました。【親裁を行えば、専制君主になってしまうと考えた】のです。
戦後の日本で、国家元首を明確に定めていないことは確かに問題です。ただ、国家元首は通常、王や大統領を指します。しかし、【天皇】はそれら【世界の国家元首とは異なる、もっと特別な存在】です。わざわざ「国家元首である」などと謳う必要はないと思います。「象徴」だけで十分です。虚心坦懐に見れば、【〈 天皇は、日本国の象徴 〉とはすごい表現】です。【日本国の「象徴」ということは、「天皇は日本である」と言っているに等しい】。つまり、【天皇とは日本そのもの】なのです。』

それが存在するためには“悪”が必要?
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「マルクス主義」と同様に我が国を蝕み、さらには日本国民の生命と安全を守らない口実を与える根拠となっている「THE・日本国憲法」の、どこがどう問題で、なにがどれほど異常なのか、が簡単に理解できる良書で、いわゆる「おパヨクの砦」である「THE・日本国憲法」を廃止し、本来あるべき「天皇陛下がしらす日本国の憲法」を新たに創設するためにも、知っておきたい事実が数多く紹介されているお薦めの良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 386,194(382,624)÷23,154,603(22,959,610)=0.0166・・・(0.0166) 「1.66%(1.66%)」

イタリア : 80,848(80,326)÷2,366,279(2,319,036)=0.0341・・・(0.0346) 「3.41%(3.46%)」

日本 : 4,119(4,059)÷310,734(304,129)=0.0132・・・(0.0133) 「1.32%(1.33%)」

続いて、一昨日に引き続きまして、次の論文を読み進めることで、「社会主義」・「共産主義」の世界観について確認して参りたいと思います。

☆『社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点 :剰余価値学説と唯物史観の批判的検討(3)』筒井正夫
それでは早速見て参りましょう。
『 社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点
剰余価値学説と唯物史観の批判的検討(3)
Ⅱ 唯物史観とその問題点
2 問題点
以上、唯物史観の内容を概説し、未曾有の影響力を持ちえた理由の一端を考察してきた。だが、この唯物史観は多大な問題をはらんでいる。次にそれを、1)・2)・3) の内容に即して検討していこう。
(2)社会構成体の歴史的移行論について
マルクスは、唯物史観の公式のなかで社会構成体の発展の原動力を、下部構造における物質的生産諸力の発展と捉え、それが一定の段階に達して既存の生産諸関係が桎梏となり、矛盾する関係に至った時に社会変革の時が始まり、階級闘争による社会革命を通して成長する生産諸力に見合った上部構造(政治体制等)が産みだされて新たな社会構成体へと転換していくと説いた。ここでは、まず下部構造、上部構造のそれぞれについてこうした進歩発展史観が妥当かどうかを検討し、その上で社会構成体の移行論の問題点を指摘しよう。
1)下部構造の発展論について
・・・近代以前の日本人は、その神秘な生命体の総合に親しみと畏敬の念を込めて、山・海・水・火・太陽、稲・蚕等々に神性を見ていた。それは、自然と人間が、直接的かつ多義的に係わっていたからである。例えば、川とは伝統社会においては飲料水や生活用水の供給、水田の用・排水、舟運、漁場、洗濯場、遊び場、そしてゴミの廃棄場等として機能していた。その際、川を汚染しないために洗濯は下流域で行い、また汚染物が流されないような柵などの構築物を設けるなどの配慮が慣習的になされていた。
こうした環境で魚貝類の棲息も保たれ、藻や水草も繁茂して多少のゴミや汚物はそうした動植物による自然の浄化力によって除去されていたのである。「三尺流れれば清水」といった格言もこうした人間と自然との関係のなかで生まれ、また自然の多様な恵みと同時に時として大きな被害をもたらす洪水や日照りの脅威を含んで、自然への感謝と怖れの感情が生まれ、その結晶として「水の神」「川の神」といった信仰心が育まれてきたのである。
しかし、商品経済が進展し、生産力が増大し、近代社会の諸施設、インフラ等が整備されてくるにしたがって、人間と川との関係も大きな変化を余儀なくされた。家庭への水道の普及は、人間の手による川からの生活用水や飲料水の運搬を不要とし、舟運は鉄道や自動車運送に取って代わられて筏師などの水運業者は廃業を余儀なくされた。川での水遊びや水泳はプールが普及するにつれて忘れられていった。さらに産業化のなかで農薬や化学洗剤の使用は川の汚染を招き、漁場・遊び場・生活用水の直接的摂取の場としての川の機能は衰えていった。また農業用水の水路もコンクリート三面張りに施工されて、魚類や水生動植物の生息環境を阻害していった。
こうして日常的な川は、唯一「排水手段」という機能を残すのみとなり、人と川(自然)との関係は、かつての直接的で多義的なものから間接的で疎遠な関係に変質していったのである。こうした関係からは、豊かな恵みをもたらしていた川に対する感謝の感情も消えうせ、「三尺流れても清水にならない」汚染された川の現状を前にしても、水道水がきれいな水を常時供給してくれるので、まるで他人事のように無関心となってしまうのである。日々、川の水量や水質、水生動植物の状態や水面の変化などに気を配り、育んできた自然への豊饒な感情や、川の多様な性質を熟知してその活用方法を会得してきた知恵も消え失せてしまうのである。「水の神」「川の神」などは唯物論的観点から古臭い迷信として排除されてしまうのである。』

さて、こちらも一昨日の続きになりますが、マルクスに至るまでの「ドイツ思想」に決定的な影響を与えた、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)について確認するために、次の論文を見て参りたいと思います。

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

カール・マルクス

☆『ヤコブ・ベーメにおける悪の思索 : 形而上の悪と人間』 中山みどり
因みに、ベーメの言っていたことというのは、次のようなもので。。。
〇 人類は、神の恵みの状態から、罪と苦しみの状態に堕ちた
〇 悪の力には神に反抗した堕天使も含まれている
〇 神の目標は世界を恵みの状態に回復させることである
これが意味することは、世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである、ということになります。
それでは早速見て参りましょう。
『 1.悪の起源 ―― 形而上の悪の省察
はじめに、ベーメが悪について基本的にはどのように理解しているのかをみる。彼は人間をはじめとして、万物のうちに悪が実在することを、自己の内面の省察や万象の観察を通して認識している。例えば、悪の実在に関して『神の本体の三つの原理について』では、以下のように言及されている。
一切の善と悪の起源はそもそも何であろうか。どこから、又はどこを通って悪は悪魔や人間のうちに、同様にすべての被造物の中に入って来るのだろうか。悪魔は聖なる天使だったし、人間もまた善きものとして作られたが、あらゆる被造物においてはいがみ合い、殴り合い、ぶつかり合い、潰し合い、互いに敵対するという不快なものも見い出されるのであって、すなわち一切の被造物の中には反逆の意志があり、、すべての物体は自己自身と一つにまとまらず矛盾しているのである。そのようなことは生き生きと動く生物だけではなく、星辰(せいしん)、エレメント、大地、石、金属や木、葉、草のうちにも見られる。万物のうちには毒と悪しきものが存在するが、そうあらねばならない。もしそうではなく、そうした悪しきものが存在しなければ、生命も運動性もなく、色、働き、太いも細いも、わずかな知覚もなく、一切は無であろう。
このように、あらゆる存在の中で働き、そのもの自身に反抗し、矛盾や内部分裂を引き起こす「反逆の意志」(Widerwille)として悪を捉え、そのような反逆の意志である悪が無ければ存在そのものがありえない、というのがベーメの悪についての基本的な見解である。ベーメは倫理・道徳的次元で悪を把握しているのではなく、悪とは自己自身に逆らう力であると考えている。そして、そうした悪は存在を存在たらしめている必須の力として、あらゆる存在の内部で機能しているのである。』

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
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