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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  日本 >  占領軍のための 「当用漢字表の強制と新仮名遣いの採用」

    占領軍のための 「当用漢字表の強制と新仮名遣いの採用」

    A storm is coming 454

    本日のキーワード : ウクライナ、ネオナチ、シュトラウス派、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教、当用漢字、新仮名遣い、土岐善麿、宮沢俊義



    Israel stunned by Ukrainian neo-Nazis
    ウクライナネオナチに唖然とするイスラエル ③

    The state-organized presence of neo-Nazis within the Ukrainian army is not anecdotal, even if it is not possible to quantify it in a certain way. On the other hand, it is easy to count their victims. In general indifference, they have killed 14,000 Ukrainians in eight years. This situation is one of the causes of the Russian military intervention in Ukraine. Israel is confronted for the first time with what it could never have imagined: the support of its US protector to its historical enemy, Nazism.
    ウクライナ軍内に国家的に組織されたネオナチの存在は、たとえある種の定量化が不可能であったとしても、それは決して逸話ではない。その一方で、彼らの犠牲になった人々を数え上げることは容易である。世間一般に知られていないことだが彼らは 8 年間で 1 万 4 千人のウクライナ人を殺害しているこのような事態がロシアのウクライナへの軍事介入の原因の 1 つとなっているイスラエルは想像もしなかった事態に初めて直面することになった歴史的な敵であるナチズムを米国の指導者が支持しているのだ

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    Naftali Bennett and Olaf Scholtz at the Yad Vashem Memorial. Israel and Germany discover the magnitude of the problem.
    Prime Minister’s Press Office
    ナフタリ・ベネットとオーラフ・ショルツ、ヤド・ヴァシェム記念館にて。問題の大きさを知ったイスラエルとドイツ。
    首相官邸報道室




    WHAT DO THE UKRAINIAN NEO-NAZIS REPRESENT?
    ウクライナネオナチは何を意味するのか? (二)

    Dmitro Yarosh is an agent of NATO’s stay-behind networks who organized an anti-Russian congress in Ternopol in 2007 with the Emir Doku Umarov, under the watchful eye of Victoria Nuland, who was the US ambassador to NATO at the time. Yarosh gathered neo-Nazis from all over Europe and Islamists from the Middle East to wage jihad in Chechnya against Russia. Later, he was the leader of "Stepan Bandera’s Trident" (also known as "Tryzub"), a small group glorifying Ukrainian collaboration with the Nazis. According to Stepan Bandera, genuine Ukrainians are of Scandinavian or proto-Germanic origin, unfortunately, they have mixed with Slavs, the Russians, whom they must fight and dominate. At the end of 2013, Yarosh’s men and the youth of another Nazi group were trained in street fighting by Nato instructors in Poland. I was heavily criticized when I revealed this case because I had quoted a satirical newspaper as a note, however the Polish Prosecutor General opened an investigation which, of course, never came to fruition because it would have implicated the Minister of Defense.
    ドミトリー・ヤロシは NATO の残留工作員で当時 NATO の米国大使だったビクトリア・ヌーランドが見守る中首長のドク・ウマロフとともに 2007 年にテルノピリで反ロシア会議を組織したヤロシはヨーロッパ中からネオナチを中東からはイスラム教徒を集めチェチェンでロシアに対する聖戦を展開した

    ドミトリー・ヤロシ
    ドミトリー・ヤロシ

    ビクトリア・ヌーランド ユダヤ
    ビクトリア・ヌーランド

    ドク・ウマロフ
    ドク・ウマロフ

    その後彼はウクライナのナチスとの協力を賛美する小グループ 「ステパーン・バンデーラの三叉槍 (さんさそう)」 (「トルィーズブ」 とも呼ばれる) のリーダーを務めていたステパーン・バンデーラによれば生粋のウクライナ人はスカンジナビアまたは原ゲルマン起源で不幸にもスラブ人であるロシア人と混ざり合ってしまっているため彼らはそれと戦い支配しなければならないというのである2013 年末ヤロシの部下と別のナチスグループの若者たちはポーランドで NATO の教官から路上戦闘の訓練を受けた。この事件を明らかにしたとき、私はある風刺新聞を資料として引用したため、激しい批判を受けたが、ポーランド検事総長が調査を開始した。もちろん、国防大臣が巻き込まれることになるので、実現することはなかった。

    ステパーン・バンデーラ
    ステパーン・バンデーラ

    ウクライナの国章
    ウクライナの国章

    トルィーズブのロゴ
    トルィーズブのロゴ

    三叉槍を持つポセイドン像
    三叉槍を持つポセイドン像

    By the summer of 2014, the Azov Battalion already included all these neo-Nazi groups, but not only them. They were sent to fight the rebels in Donetsk and Lugansk, which they did with pleasure. Their pay was increased to more than twice that of regular soldiers. The Battalion took the city of Marinka from the self-proclaimed Donestk People’s Republic, where they massacred "separatists."
    2014 年の夏にはアゾフ大隊にはすでにこれらすべてのネオナチグループが含まれていたが彼らだけではなかった彼らはドネツクとルガンスクで反政府勢力と戦うために派遣されそれを快く引き受けた彼らの給与は正規兵の 2 倍以上に引き上げられた大隊は自称ドネツク人民共和国からマリンカ市を奪取しそこで 「分離主義者」 を大量に虐殺した

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    岸田内閣



    Israel stunned by Ukrainian neo-Nazis



    本日の書物 : 『新文系ウソ社会の研究 : 悪とペテンの仕組を解明する』 長浜 浩明 展転社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 先生 (江藤淳) は GHQ (連合国軍最高司令官指令本部)「電話の盗聴、私信の開封」 も大々的に行なっていたことも明らかにした

     《 昭和二十一年九月に、検閲局は日本を九つの地域に分割し、その各地について毎日五百通の私信をランダムに抽出し、開封して、あらかじめ定められた項目に関して世論の動向を調査していた。同年十二月には抽出されるべき私信の数が、各地区あたり千五百通に増加し、一ケ月に三十三万七千五百通の多きに達した。この結果、CCD (民間教育情報局) 当局はいかなる世論調査機関が企てても果たしえない、精密極まる日本の世論動向を把握するに至った。 》

     《 更に CCD 電信電話部は、毎月三百五十万通の電信を検閲し、二万五千に達する電話の会話を盗聴していた。 》

     GHQ 技術作戦部は 「無害な手紙は、鋏 (はさみ) を用いて開封すること。必要とあれば、全ての私信を、蒸気を用いて開封し、秘密に封をした上で、無害な文面のみを挟みを用いて再び開封し、テープで封をすること」 と巧妙で厳格な指示を与えていた。

     その目的は、有害な手紙はそれと分からぬよう相手を油断させ情報を入手し、無害な手紙は検閲が行われていることを敢えて知らしめ、人々の軍政批判を委縮させることにあった。

     更に CI&E (米国民間情報教育局) が推進した 「当用漢字表の強制と新仮名遣いの採用」 には、「占領軍の私信の判読並びに検閲を容易にする目的があった」 というから驚きである。「当用」 とは 「当分の間用いる」 であり、将来は漢字全廃の含みを持たせての命名だった。お先棒を担いだのは 「国語審議会」 会長の土岐善麿、副会長の宮沢俊義らであり、反対したのが福田恆在や宇野精一らだった戦後の国語改革でさえ 「検閲」 とは無縁ではなかった

    土岐善麿
    土岐善麿

    宮沢俊義2
    宮沢俊義

    福田恆在

    宇野精一
    宇野精一

     これだけ大規模な私信の開封や盗聴という人権侵害ポツダム宣言や憲法違反に対し「ゴケン、ゴケン」 と叫んでいた左翼も陰で協力していた。』

    日の丸

    パウロにおける神の 「ノモス」 ~ 「命の系列」 と 「死の系列」


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、理系の大学である東京工業大学に在学中に同教授であった江藤淳氏に学んだ著者がロジカルな思考能力を持つ理系人間から見た非ロジカルで思い込みや感情だけで思考・行動する (まるで野生動物そのまんまw) 文系人間のウソ社会の欺瞞を暴く良書で、特に 「ウクライナが可哀想」 などと言ってまんまと騙されてしまっている文系思考しか持ち合わせていない方々 ( ← 文系のクセに東欧の歴史も知らず人種差別主義者のネオナチを配下に持つ “お笑い芸人” ゼレンスキーを応援する 「恥知らず」 ) が読むべき当ブログお薦めの書物になります。

    読書 4-61

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

    dayiltune.jpg
    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,039,421(1,039,023)÷93,357,101(93,278,036)=0.0111・・・(0.0111) 「1.11%(1.11%)」
    dayiltune2.jpg

    イタリア : 174,447(174,300)÷21,581,917(21,554,626)=0.0080・・・(0.0080) 「0.80%(0.80%)」
    dayiltune1.jpg

    日本 : 36,285(35,998)÷16,448,037(16,192,610)=0.0022・・・(0.0022) 「0.22%(0.22%)」
    dayiltune3.jpg











    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

    fhdeusid.jpg
    『初期ユダヤ教と原始キリスト教団における解釈と受容 : 「霊」と「天使」の概念の変遷を辿る』大澤 香

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 3 章 原始キリスト教団
     2 章では初期ユダヤ教において当時の神殿体制に異議を唱えるセクトが誕生したこと、神殿から離れたそれらセクトの中で神殿での犠牲儀礼に代わって内面の悔い改めを重視する 「聖化」 儀礼としての洗礼が発達したこと、それに伴ってセクトメンバーには 「聖霊」 が与えられ天使たちと共にあるとの認識があったことを、彼らが トーラーの重要性を前提としつつ多様な解釈を展開したことを示す資料を通して確認した。原始キリスト教団もまたこれらの初期ユダヤ教のセクト運動の中から生まれたことが想定される本章では原始キリスト教団が初期ユダヤ教の中の一セクトとしてユダヤ教の解釈を 「継承」 しつつ同時にいかにユニークな解釈を行ってユダヤ教から独自の宗教への 「転換」 を行っていったのかを考察する

    3 - 1 パウロ


    3 - 1 - 3 パウロにおける律法

    (3) 天使と律法
     本研究のこれまでの内容においても、天使と律法の様々な関連が確認されるのであるが (301)、天使と律法との関連は新約聖書においても確認することができるそこには 「律法が天使たちの手を通して与えられた」 との伝承の存在が窺われる (302)。しばしばガラ 3:19 の 「天使たちを通して」 イスラエルに律法が与えられたとの記述は 「神から直接に」 アブラハムに授与された約束と比べて律法が劣ることを表現しており、「天使たちが律法の価値を減じる効果となっている」 と指摘されるが (303)、私市はここで律法は 「 『聖なるもの』 『正しいもの』 としての本質を失ってはいない」 とし、パウロがここで 「律法を 『劣ったもの』 と見ているとすれば、それは彼が 『キリストの律法』 (ガラ 6:2 ) あるいは 『神の律法』 (ロマ 7:22 ) に比較してモーセ律法を見ているからであろう (Betz)」 と述べる (304)。
     私市は、パウロにおける神の 「ノモス」 は、「キリスト → キリストの御霊 → 聖なる律法 → これを喜ぶ英知」 という 「命の系列」 と「サタン → 悪霊 → 罪を誘う堕落した律法 → 罪の肉にある自我」 という 「死の系列」 の二つの相が 「同時存在的に」 働いていると指摘する (305)。この後者の 「罪を誘う堕落した律法」 についてはパウロは 「律法」 自体を 「霊」 と対立させているのではなく律法の本来の性質が人間の罪のために歪められて 「ちょ うど堕落天使のように」 逆に人間を罪に陥れる道具に化していると指摘される (306)。これらの指摘から、パウロにおいては先に <表 2 > で示したように、律法の概念に霊界のイメージが重ねられていることが考えられる

    lopeassdl.jpg


    (301) ヨベル書では、シナイ山でのモーセへの律法授与の場面において、天使が天地創造以来の経緯をモーセに告げる。クムラン共同体の成員の認識では、セクト祭司と対応する天使は天上における十戒の守護者であった。

    (302) ガラ 3:19 「律法は…天使たちを通し、仲介者の手を経て制定されたものです」。使 7:35 「…このモーセを、神は芝の中に現れた天使の手を通して、指導者また解放者としてお遣わしになったのです」。ヘブ 2:2 「もし、天使たちを通して語られた言葉が効力を発し、すべての違反や不従順が当然な罰を受けたとするならば」。
     これらの伝承の背後には、モーセがイスラエルの人々に与えた祝福の言葉 (申 33:1 - 4 ) でシナイより主が 「千よろずの聖なる者を従えて来られ」 ( 「その右の手には燃える炎がある」 の箇所が LXX では 「彼 [主] の右からは天使たちが彼と共に [来た] 」 となっている)、モーセがイスラエルに 「教え (トーラー)を授けた」 との箇所や、詩 68:18 「神の戦車 (天使たちの軍勢を乗せた馬車は幾千、幾万、主はそのただ中にいます。シナイの神は聖所にいます」 の箇所があると考えられる (同上、121 頁参照)。

    (303) ガラ 3:19 の天使が 「悪霊的な天使たち」 (Hübner , 1984 )なのかそうでないのか ( ダン; Betz )については意見が分かれるが、 ここでパウロが、律法は「神が直接もたらしたものではない」 ことを言おうとしているという点では諸説が一致している (同上、122 頁)。
     ただしガラ 3:19 には 「天使たちを通し、仲介者の手を経て」 とある。ユダヤ教にも 「モーセは天に昇り天使たちからトーラーを受け取った ( חלנודר ؜בבלי , Shab. 89a 等)」との伝承があること( Encyclopedia Judaica, 2nd ed. vol. 20 , p. 41 )、またヘブライ語聖書でも 死海文書でも 「モーセ (の手) を通して」 与えられた神の律法、掟、戒め、の表現が頻出する (注 351 参照) ことを考慮に入れると、ここでの 「仲介者」 は 「モーセ」 を指している可能性が高い。律法が 「天使たちを通して」 「モーセの手を通して」 与えられたとのよく知られた表現 (その表現自体にはマイナスイメージはない) を、パウロはここで 「約束」 と 「律法」 を対比させる文脈で解釈しているということだろう。
     しかしここでは更に、「天使 ( άγγελος)」 と 「約束 ( έπαγγελία )」 が言葉遊びのように用いられていることが考えられる。その場合の効果としては、単に 「律法」 と 「約束」 の対照性のみが述べられているのではなく、「天使 ( άγγελος ) を通して与えられた律法」 との関連性において約束 ( έπαγγελία )が語られていることが考えられる。

    (304) 同上。

    (305) 同上、242 頁。

    (306) 同上、197 頁。』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。











    続きは次回に♥




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