2017-06-06 (Tue)

まど・みちお(本名:石田 道雄〈いしだ みちお〉、1909年〈明治42年〉11月16日 - 2014年〈平成26年〉2月28日)は、日本の詩人。25歳のときに北原白秋にその才能を認められた。詩作りは20代から始め、以来生涯にわたって詩を作り続けた。「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」などの、そのおおらかでユーモラスな作品は童謡としても親しまれている。表現の前に存在があるという意味で「存在の詩人」とも称された。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 中国と対する際に、何より重要なのは、【中国政府の外交の特異な構造】をよく理解しておくことだ。

【中国の外交部】(外務省に相当)は、私が知る他のどの国の外務省とも異なる性質を持っている。

支那の外交部
【外交部が集めた情報は、決して「中央」には到達しない】。

各国で集められた情報は、北京の外交部には届くが、そのボスである【習近平には届いていない】のだ。

習近平は常務委員には定期的に会っているが、そもそも【外交部の人間は、中国共産党の最高意思決定機関である常務委員会には参加していない】。

だから、日本にいる中国大使を呼び出して「こうして欲しい」などと囁(ささや)いても、【習近平には、何の効果もない】。【通常の外交ルートを使っても、まったく意味がない】のだ。

そのことを踏まえた上での私の個人的かつ具体的な提案は、【サンゴ・漁業保護部隊のような組織を結成して、その隊員を尖閣に駐在させる】というものだ。

彼らには、そのような隊員が本来持つべき【軽い武器などを携帯】させ、制服は明るい青色のものを着用させ、日ごろからシュノーケリングやスキューバダイビングをさせる。こうすれば、【中国の沿岸警備隊(海警)の公船や漁船も近づけない】し、【中国の漁民が上陸することもできなくなる】。

つまり、ドアに鍵をかけて出かけるのではなく、【泥棒に対して「ここは私の家ですよ。中にいつも人がいますよ」とアピールする】のだ。【泥棒に対して、「そこに入って盗みを働いても何も良いことはない」というシグナルを強く送るべき】なのである。

もちろんこのような私の提案に対しては、もっともらしい反論が可能だろう。
「近づけないは今のところ尖閣に対して具体的なことはなにもしてきていないのに、そのような行動は挑発的すぎる」
「日本側のイメージが悪くなるばかりだ」
このような意見は、一見、納得できる。だが、果たして本当にそうだろうか。【危機は、すぐそこに迫っている】。このまま何もしないでいたら、どのようなことが起こり得るか、具体的に考えてみよう。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させて頂く書物は、「安倍晋三は生まれついての戦略家である」と、イギリスのチャーチル元首相を引き合いに出しながら評した、あの世界的な戦略家エドワード・ルトワックです。

エドワード・ルトワック
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆慰安婦像問題について、安倍総理が韓国に冷ややかな理由
以前にご紹介させて頂いておりますが、『中国4.0 暴発する中華帝国』という書物も、大変参考になるものでした。

詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆エドワード ルトワック 中国4.0 暴発する中華帝国
さて、本文中に書かれていましたが、「中国政府の外交の特異な構造」について、少し見てみましょう。
まず、現在の支那は「中国共産党」による「一党独裁制」です。

そもそも、このような「独裁体制」の始まりは、1917年のロシア革命に遡ります。
第一次世界大戦の真っ只中の1917年、ロシア革命の第1段階である「2月革命」が勃発し、帝政ロシアが崩壊させられます。

1917年2月、抗議デモ
ここに、ロシアのロマノフ王家が皆殺しにされるわけです。
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆日本史の最大のタブーって何? ~ 100年前のソ連の人気ツアー 「イパチェフ館 地下2階」
さらに、第2段階である「10月革命」によって、

赤の広場を行進するボリシェヴィキ軍
暴力革命とプロレタリア独裁を掲げる共産主義のボリシェヴィキが他の野党を非合法化し、マルクス・レーニン主義を掲げるソビエト連邦共産党が誕生します。

ソビエト連邦共産党
これが、「一党独裁制」の始まりであり、後のロシア・ソビエト連邦社会主義共和国共産党となり、また、現在のロシア連邦共産党の前身となるわけです。
ただし、これは「プロレタリア独裁」とは決して言えるものではなく、その本来の理想とは遠くかけ離れた、単なる「一派閥による純粋な専制国家」を生み出しただけであり、しかも、その指導者たちはロシアの敵国ドイツが送り込んだ連中でした♥
「 もちろん、実際問題として、樹立されたのはプロレタリアートの政府などではなかった。プロレタリアートの「独裁」というには、政府という以上におこがましい、ありえない代物(しろもの)だったし、言葉としても矛盾するものだった。それは「労働者と農民の共和国」と呼ばれていた。しかし実際は、そのような類いのものではまるでなかった。それは一派閥による純粋な専制国家であり、その指導者も、ロシアの軍事力が復活する芽を摘むため、ドイツの指導下で、ロシアへ特別に送り込まれた者たちだった。
そしてこの指導者たちは、すべて例外なく、ユダヤ人か、あるいは、ユダヤ人が国内での人間関係を通して押さえていた連中だった。その後に起こったことは、ことごとくユダヤ人の直接の命令の下で行われた。
その中の最重要人物がブラウンシュタインという人物で、トロツキーと名前を変え、身元を隠していた男である。」

レフ・ダヴィードヴィチ・トロツキー
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆赤いユダヤとスパルタクス団
実は、この時に、ドイツが送り込んだトロツキーとかユダヤ人とかのパヨク連中に繋がる系譜が、アメリカの「ネオコン」です♥

で、レーニンの死後、その後継争いに敗れたのがトロツキーで、その後のソ連を私物化したのが勝ち組のスターリンでした。

ヨシフ・スターリン
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆日本の「珍パヨク(新左翼)」と関西地区生コン支部
そして、勝ち組のスターリンのパシリだったのが、支那の共産党の毛沢東だったわけです。

毛沢東
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆中国共産党の「北上抗日」と「西安事件」 ~ スターリンのパシリだった毛沢東
ですから、現在の支那でも、「中国共産党」による「一党独裁制」が平然と行われているわけなんです。何しろ、単なる「パシリ」がトップになっていたわけですから、そうでもしないと。。。

逃亡する毛沢東
この「中国共産党」による「一党独裁制」と、まったく同じなのが、ファシズムを掲げたイタリアの、ベニート・ムッソリーニの国家ファシスト党であり、

ベニート・ムッソリーニ
あのヒトラーの国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス党)でした。

全権委任法成立後に演説を行うヒトラー(1933年3月)
ここで、お話を元に戻しますと、現在の支那は、一党独裁制の社会主義国で、なんと「憲法」によって、「国を指導する」ことが明確に定められています(笑)
つまり、単なるスターリンのパシリだった毛沢東の共産党が、国家の上に据えられているという、非民主的な独裁体制となっているんです♥

そして、そんな支那共産党が勝手に決めた方針に従って、いわゆる普通の国の「政府」に相当する「国務院」や、「地方政府」が、とりあえず置かれているだけです。
そして、もう1つが、支那共産党が支配する人民解放軍。
つまり、支那共産党、国家機関、行政機関、人民解放軍、の4つで構成される体制、これが支那の政治体制になっています。
憲法によって国家の上に据えられている「支那共産党」のトップの役職(つまり「党首」に相当)を「中央委員会総書記」(1982年以前は中央委員会主席)と呼びますが、必ずしもこの職位についた者が党の最高指導者となるとは限りません。

大東亜戦争の後にできた歴史の無い国が中華人民共和国ですが、その建国前の時代に、「中央委員会総書記」(1982年以前は中央委員会主席)に就任していたのは、次の者どもです。
初代 : 陳独秀(1927年) ※代行 : 瞿秋白(1927年 - 1928年)
第2代 : 向忠発(1928年 - 1931年) ※代行 : 王明(1931年 - 1932年)
第3代 : 博古(1932年 - 1935年)
第4代 : 張聞天(1935年 - 1943年)
誰なのか、さっぱり分かりませんね♥
で、その後、この役職が消滅し、1982年に復活するのですが、それが次の者どもです。
初代 : 胡耀邦(1982年9月12日 - 1987年1月16日)
※代行 : 趙紫陽(1987年1月16日 - 1987年11月2日)
第2代 : 趙紫陽(1987年11月2日 - 1989年6月23日)
第3代 : 江沢民(1989年6月24日 - 2002年11月15日)
第4代 : 胡錦濤(2002年11月15日 - 2012年11月15日)
第5代 : 習近平(2012年11月15日 - )
ようやく、名前が認識できるようになりました。
支那共産党の党首に相当する「中央委員会総書記」は、御覧のとおり、もともと絶対的なものでもなんでもなく、本当のトップ、つまり「最高指導者」は別に存在していて、それが支那共産党の党首を兼ねているだけであり、支那共産党の党首に就かないこともあり得るんです。
では、本当のトップである「最高指導者」って、何なのでしょうか?

続きは次回に♥
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村

人気ブログランキングへ

- 関連記事
-
- 桃太郎の鬼退治、安倍総理の「パヨク退治」 (2017/06/20)
- 自分が自分の気持ちに「嘘」をついているということ (2017/06/19)
- 死に絶えるリベラル、退化するプログレッシブ (2017/06/18)
- いま、世界中のメディアが戸惑っている理由 (2017/06/17)
- 政治があって新聞がない世界 (2017/06/16)
- 左翼メディアの負け惜しみ (2017/06/15)
- もし私が米国大統領顧問だったら。。。 (2017/06/07)
- 習近平には届けられないこと (2017/06/06)
- 支那がやってる負け戦 (2017/06/05)
- 生まれついての戦略家 (2017/06/04)
- 密告 (2017/04/05)
- パヨクの落とし穴 (2017/04/04)
- イギリスの首都はどこ? ~ 知っているつもりで、実はゼンゼン知らないこと (2017/03/09)
- 与えられた「ルール」と、自ら決める「ルール」・・・どっちが良いの? ~ グリニッジ標準時 (2017/03/08)
- いちぬけた♪ (2017/03/07)