2017-06-17 (Sat)

とまどう : ①対処の仕方がわからず、まごまごする。まごつく。②夜中に目をさました時、ねぼけて方向がわからなくなる。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 たとえば、アメリカ合衆国とスペイン帝国のあいだで勃発した1898年の【米西戦争】はその典型です。…
スペイン帝国の地位は19世紀後半までの数世紀のあいだに低下し、西インド諸島、太平洋、インド洋にわずかに散在していた植民地しか残っておらず、その多くは独立運動を繰り広げていました。

黄金の世紀におけるスペイン帝国(赤はスペイン王国、青はポルトガル王国)の領土、植民地、属領(1580年-1640年)
西インド諸島の【キューバもその1つ】で、同国の独立を阻止するために駐屯しているスペイン軍によってキューバの人たちが難渋している、奴隷扱いされて抵抗している、それを【助けるという口実でアメリカは戦艦メイン号で示威行動に出ます】。

メイン号

しかし、【メイン号は、ハバナ湾について間もなく爆発、沈没】してしまい、乗員266名が死ぬ。【アメリカの各紙は「スペインがやった」と騒ぎ立て】、この“スペイン犯人説”に【議会が踊らされ】て1898年4月25日に【米西戦争が始まってしまいます】。

ハバナで爆沈したUSS ACR-1 メイン
ところが、アメリカは4月25日に宣戦布告して、すぐさま艦隊をキューバに向けると思いきや、【キューバを後回しにしてフィリピンに行っていました】。

5月1日に【フィリピンのマニラを攻撃】していますから、アメリカ艦隊はそれより2カ月前の【少なくとも3月にはフィリピンに向かって出航していた】ことになります。

つまり、【メイン号爆発も折り込み済みのやらせだった】ということです。

その結果、【アメリカはフィリピンを獲り】、ついでにスペイン領であった【グアムも獲り】、同時に【ハワイ共和国だったハワイを併合】してしまい、【太平洋を横断する戦略ラインを確立】してしまったわけです。

アメリカ艦隊が太平洋に出撃しているあいだ、アメリカはキューバにどう対処していたのでしょうか?

そのあいだ、海軍省次官だった【セオドア・ルーズベルト】(後の第26代合衆国大統領)が職を辞し、【一介の義勇兵としてキューバで「ラフ・ライダーズ」(荒馬乗りたちという意味。義勇騎兵隊の通称)を指揮】しました。…

セオドア・ルーズベルト
セオドア・ルーズベルトがラフ・ライダーズを集めて【キューバに侵攻】し、【新聞はその勇猛果敢な戦いぶりをずっと報道】したわけですが、

セオドア・ルーズベルト率いるラフ・ライダーズ
その一方で、アメリカ艦隊はフィリピンを占領していた。【本命であった太平洋戦略ライン形成から内外の目をそらすため】に「キューバで我々は闘っているのだ」という【演出を新聞は手助けしていた】ことになります。

もし【新聞がまともだったら】ラフ・ライダーズを取材するのではなく、【わが艦隊は何でフィリピンに行ったのかと、政府の不実をあばく】ところだったでしょうが、【口をつぐんだままセオドア・ルーズベルトとラフ・ライダーズを持ち上げるだけ】でした。

☆< #テレビが絶対に報道しないニュース >山城博治被告の国連演説に先立ち、我那覇真子さんが国連で演説「山城被告は人権とか言論の自由を語るのには一番ふさわしくない人物だ!」~ネットの反応「反日マスコミと反日左翼に弾圧されそう」
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☆< #テレビが絶対に報道しないニュース >【加計学園】民進党 玉木雄一郎議員が入手したとされるメール文書が捏造だとバレるw~ネットの反応「加工学園」
おかげで、【各紙とも新聞の発行部数を伸ばし、その後も、部数を伸ばすための戦争を政府にやらせるように仕向けました】。…

つまり、【インディアン戦争】、【メキシコ戦争】、【米西戦争】、それから私は【対日戦争のときもそうだった】と思いますが、【アメリカでは新聞と国策が常に表裏の関係】でくっ付いていていた。

【国益のためにホワイトハウスとメディアは切っても切れない関係】にあり、長年これが“伝統的”に続いてきたと言えます。
ところが、

【その伝統にそぐわないトランプという人物が登場した】ので、【世界中のメディアが戸惑っている】ということです…』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させて頂く書物は、楽しい対談の中で、世界的な左翼の末期的症状について解説をされているもので、その「根っこには何があるのか」を明らかにされている良書です。
本文中にも書かれていました通り、新聞とホワイトハウスの共存関係があるのがアメリカの政治パターンだったのですが、それを破壊しようとしているのが、紛れもなくトランプ大統領です。

同じ構図になっているのが、私たちの日本で、そのことはすでに周知の事実となっていますね♥

『 昨年11月の米ニューヨークのトランプタワーでの初会談で、軽くゴルフ談議をした後、安倍はこう切り出した。
「実はあなたと私には共通点がある」
怪訝な顔をするトランプを横目に安倍は続けた。
「あなたはニューヨーク・タイムズ(NYT)に徹底的にたたかれた。私もNYTと提携している朝日新聞に徹底的にたたかれた。だが、私は勝った…」

これを聞いたトランプは右手の親指を突き立ててこう言った。
「俺も勝った!」

トランプの警戒心はここで吹っ飛んだと思われる。トランプタワーでの初会談は90分間に及んだ。安倍は、中国の軍事的な脅威と経済的な危うさ、そして日米同盟の重要性をとうとうと説き、トランプは真剣な表情で聞き続けた。・・・』
☆安倍晋三首相「私は朝日新聞に勝った」 トランプ大統領「俺も勝った!」 ゴルフ会談で日米同盟はより強固になるか?
それでは、折角ですので、「新聞とホワイトハウスの共存関係」にあった、これまでのアメリカがやってきたことを少し振り返ってみましょう。

マニラに向けて進撃する日本軍戦車隊(1942年1月)
「 1898年に始まった米西戦争では、アメリカはスペイン領のフィリピン独立革命軍を支援すると声明し、革命軍を利用しながらもともに戦いスペイン軍を破った。しかし、講和条約の時に至って、前言を翻しフィリピンの独立を認めず、米国領にした挙げ句、革命軍の撃滅を図ったのである。これがアメリカの実態だった。
そこで、革命軍の支持者は日本の協力を切望した。…1943年5月には、時の東條英機首相がマニラに赴き、フィリピンの独立を約束し、その年の10月に日本の軍政が廃しされ、独立が達成された。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆正しいのはどっち? 日本 or アメリカ♥
「 1898年、スペイン領キューバを巡るスペインとの「米西戦争」を契機に、アメリカは太平洋の島々を次々と自国領に組み入れていった。一方、…フィリピン独立の好機ととらえたフィリピン人の独立運動家エミリオ・アギナルドは、1898年6月に独立を宣言し、翌年には初代大統領に就任した。これで300年以上にもわたるスペインの植民地支配は終焉し、ついにフィリピンが独立するはずだった。だが、アメリカがそれを許さなかった。
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エミリオ・アギナルド・イ・ファミイ
スペインとの覇権戦争中にハワイを併合したアメリカは、米西戦争の講和条約によって、なんとスペインからグアム、フィリピンを獲得していたのだった。アメリカは、フィリピンがその半年前に独立を宣言していたことを黙殺し、スペインに代わってフィリピンの新しい宗主国となったのである。むろんフィリピンは激しく抵抗した。ここに3年にわたるフィリピンの第2次独立戦争ともいうべき「米比戦争」が勃発した。フィリピンは、スペインとの独立闘争が終わるや、今度はアメリカと戦わねばならなかったのである。白人の優越感や奢りは、有色人種の自由と希望をいとも簡単に奪っていったのだ。
「米西戦争でたくさんのフィリピン人が殺されたんです。フィリピンは白色人種によってすべてを奪われたんですよ。スペインが去った後、アメリカはフィリピンに英語を強要し、アメリカの植民地にしてゆきました。」 「アメリカは、アジアにおける唯一の植民地フィリピンを徹底的に弾圧しました。アメリカの国旗に頭を下げない人々は皆グアム島に送られたんですよ。グアム島の人口の30%がフィリピン系である理由にはこうした歴史的背景があります。」 フィリピン人通訳 マリオ・ピネダ氏
さらにピネダ氏は、戦後の日本人を蝕む自虐史観を木っ端微塵に粉砕した。
「かつて日本の統治を受けた台湾や韓国を見てください。立派に経済的な繁栄を遂げているでしょう。これは日本の゛教育゛の成果です。ですが、アメリカの統治を受けたフィリピンでは、人々は鉛筆すら作ることができなかったのですよ。アメリカが自分たちの作ったものを一方的にフィリピンに売りつけてきたからでした。」 」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆グアム島の人口の30%がフィリピン系である理由♥
「 メキシコ戦に味をしめたアメリカは、1898年、…今度はスペインと戦端を開くことになった。アメリカはキューバのハバナを表敬訪問中の戦艦メーン号を“自ら”爆沈させ、260名ほどの犠牲者を出した上で、これを敵の仕業だと因縁をつけ、スペインに宣戦布告をした。これによってカリブ海のスペイン領…を占領し、中南米諸国を支配するきっかけをつくった。
1898年…米艦隊は極東のスペイン領のフィリピンを侵略するにあたって、フィリピン民族独立軍のアギナルド将軍に対し、スペイン撃退後のフィリピン独立を「約束」し、その協力をとりつけた。
ところが、スペインが敗退降伏すると、アメリカは「約束を反故」にし、フィリピン「併合」を宣言し、それどころかアギナルド゙軍を「攻撃」した。明らかに裏切りである。アギナルドは米軍との戦いに先立ち、その援助を“日本”に求めてきた。…犬養毅(いぬかいつよし)などによって、武器弾薬の支援もあった…(敗北してスペインは)キューバを放棄(させられ)、プエルトリコ、グアム、ミッドウェー、ウェーク、フィリピンを“アメリカに割譲”させられた。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆大宮島(だいきゅうとう)の『チャモロ人』も被害者です♥
「 『戦犯裁判の実相』には、グアムのみならず、アジア各地で行われた連合軍による裁判の様子と、日本人容疑者に対する凄まじい蛮行の限りが詳細に書かれているが、それらの状況は涙なしに読むことはできない。…
トラック島海軍病院に勤務した坂上信次看護中尉の体験が書かれている。それによると、抑留された日本人らは全員、フンドシ一本、ボロ靴一足のみで全裸とし、暗い中で起こされて洗顔も許されず、「壁に向かって立たせしめ両腕を目の高さに挙げ、左右前膊(ぜんはく 肘から手首まで)を曲げ、目の前にて重ね合わせ直立不動の姿勢を執らしむる」ということを行い、朝食を挟んで昼までずっとこのままの姿勢で立たせることを強要した。…
昼食が終わると、今度は「運動」と称して、「四つん這になるケンスイ運動、跳躍運動を倒れるまで行わせ、最後に泥沼に突き倒し這い上がってくると蹴ったり、又腹這いにさせて身体の上を番兵がピョンピョン跳んで踏みつける。一同が失神するまで繰り返す」という凄まじさだ。

その後は、身体を少し洗ってから、室内に入ってまた直立不動の姿勢を取らせる。ようやく夕食を終え、楽になるかと思うと、今度は、「眼前二十糎(センチ)位の所の二百ワット電球を注視せしめられ、両腕は顎の前方に重ね合わして不動の姿勢、番兵は各房を廻り歩きて天井を向かせ、両腕を降ろさせた突然水落の急所を突き上げ気絶する者続出す」という仕打ちが待っている。
これをやっているアメリカ兵らについては、「しかして彼等は呵々大笑(かかたいしょう)して嬉々として嬉しがっており、全く鬼畜の振る舞いだ」と記述されており、「殆ど毎日毎晩斯様(かよう)な行動が繰り返され恐怖の為、遂に熊谷看護兵は発狂せり」とある。
また、ある海軍中佐はペンチで生爪をはがされ、別の海軍大尉は草刈りの際に首に縄をかけられて引きずり回されたというし、アメリカ兵らに羽交い締めにされ、その陰茎を口の中にねじ込まれるという「コクサカ(Cock Sucker)」も頻発した。
間違いないように付け加えるが、この蛮行が行われていたのは「戦後」の話である。場所は、今でも多くの日本人が観光に訪れる、あのグアム島だ。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆「戦後」の「コクサカ」

さて、ここからは昨日の続きとなります。

200年ぶりに「上皇」が復活する皇室のお話と、「妻問婚(つまどいこん)」の習わしから生じた、平安時代の藤原氏による摂関政治の問題点のお話、そして、「私たちの日本という国の形」、つまり「くにがら(国柄)」であり、「國体」である「憲法」のお話、これらは、すべて一つのお話として、まとめて考えることが出来ます。

それを考える上で、昨日までに、第4代「懿徳天皇(いとくてんのう)」のところまでを確認してきました。

懿徳天皇
懿徳天皇(いとくてんのう)とその皇后、師木県主(しきのあがたぬし)の祖に繋がる「賦登麻和訶比売命(ふとまわかひめのみこと)」、別名で「飯日比売命(いひひひめのみこと)」との間には、第一子で長男の「御真津日子訶恵志泥命(みまつひこかえしねのみこと)」、第二子で次男の「多芸志比古命(たぎしひこのみこと)」がいました。

懿徳天皇 畝傍山南纖沙溪上陵(奈良県橿原市)
そして、長男である「御真津日子訶恵志泥命(みまつひこかえしねのみこと)」が、統治の王である第5代「孝昭天皇(こうしょうてんのう)」となられ、次男の「多芸志比古命(たぎしひこのみこと)」が祭祀の王となります。

孝昭天皇
「孝昭天皇(こうしょうてんのう)」の皇后は、「余曽多本毘売命(よそたほびめのみこと)」で、尾張の連(むらじ)の祖先である奥津余曽(おきつよそ)の妹です。
尾張氏(おわりうじ)は、天火明命(あめのほあかりのみこと)を祖神としています。
天火明命(あめのほあかりのみこと)は、別名で、天照国照彦天火明櫛玉饒速日命(あまてらすくにてらすひこあまのほあかりくしたまにぎはやひのみこと)だと以前にも書かせて頂いておりますが、要するに、「大物主命(おおものぬしのみこと)」であり、「大年命(おおとしのみこと)」であり、神武天皇が大和を統一する前の支配者だった「饒速日命(にぎはやひのみこと)」のことになります。
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆日本にあった?! 不老不死の薬
そして、第一子で長男である「天押帯日子命(あめおしたらしひこのみこと)」、第二子で次男である「大倭帯日子国押人命(おほやまとたらしひこくにおしびとのみこと)」が生まれます。
孝昭天皇(こうしょうてんのう)のあとを継がれるのが、次男である「大倭帯日子国押人命(おほやまとたらしひこくにおしびとのみこと)」で、第6代「孝安天皇(こうあんてんのう)」として即位します。

孝安天皇
以上、見てきました通り、ここまで、いずれの天皇も、「神武天皇」のY染色体を受け継いでいます。

こちらもご参照♥
↓
☆磯野家を継ぐのは、誰が良いの?
そして、やはり血縁関係を強化していることが御理解いただけると思います。

で、ちょうど、この時代に、私たちの日本で、大規模な戦争が行われていたようなんです。

孝昭天皇 掖上博多山上陵(奈良県御所市)
続きは次回に♥
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