米国、イスラエルによるガザ支援物資輸送虐殺事件を非難する安保理動議を阻止

2024-03-24 (Sun)

こちらは、以下の『ZeroHedge』さん記事の翻訳となります。
↓
☆US Blocks Security Council Motion Blaming Israel For Deadly Gaza Aid Delivery Incident

アラブ諸国の間で、国連安全保障理事会（UNSC）に対し、100 人を超えるパレスチナ市民の殺害を行ったとされる木曜日の援助隊虐殺事件についてイスラエル軍を非難する動議を可決させようとする動きが昨夜から活発化している。

非常任理事国として国連安保理のアラブ代表を務めるアルジェリアは、この事件に「深刻な懸念」を表明する声明を提出し、この大量殺戮事件は 「イスラエル軍による発砲が原因」 だと断言した。

国連安保理の採決では賛成 14 対反対 1 で、米国が拒否権を行使してこれを阻止した。米国は先月も、ガザでの即時人道停戦を求める国連安保理で拒否権を行使した。

ホワイトハウスは、昨日の早朝に発生した殺戮事件の直後、これを 「大変憂慮すべきこと」 だとし、何が起こったのかについての相反する証言を検証していると表明した。

「今回の事件は徹底的に調査される必要がある」とホワイトハウスのオリビア・ダルトン報道官は語った。「この出来事は、ガザへの人道支援を拡大する必要性を明確にした。」

パレスチナ側によれば、イスラエル軍は、ガザ市中心部に食料や物資を積んだトラック約 30 台が停車した後、援助を求める市民の大群衆に無差別に発砲したという。しかし、イスラエル側の説明では、群衆が押し寄せ、暴徒化したとのことだが、さらに、検問所に向かって押し寄せた群衆に軍隊が発砲したことも認めている。

イスラエルは、死者の大半はイスラエル軍兵士の発砲によるものではないとし、イスラエル軍は民間人の脚を狙って発砲しただけだと主張している。

ロバート・ウッド米副大使は、国連が声明を発表しようとする動きについて、「当事者たちは、声明を発表できるかどうか、表現を検討しているところだ」と語った。

「ここで問題なのは、我々がすべての事実を把握していないことだ」と彼は言い、「加害責任に関して必要なデュー・ディリジェンス」を反映した表現にしたいと付け加えた。

ハマス側は、この大量殺戮は停戦交渉の行方に疑問を投げかけるものだとの声明を発表した。ロイター通信が報じたところによると、「ハマスの指導者が行っている交渉は、我々の民衆の血を犠牲にした開かれたプロセスではない」、ということである。

After more than 100 people were killed near a convoy of trucks bringing in aid to civilians in Gaza City, calls in Congress for increased humanitarian aid and a cease-fire in Gaza are mounting https://t.co/gnaVVNCl0r pic.twitter.com/VTklyal1Rr
— The Hill (@thehill) March 1, 2024

火曜日、バイデン大統領は、ハマスとイスラエル間の停戦交渉が月曜日までに実現することを望むと、性急かつ早合点のような形で表明し、人々のひんしゅくを買った。しかし現在では、その可能性はさらに低くなっており、そのスケジュールはすべての当事者によって非現実的であると認められている。木曜日、大統領はこの声明を撤回した。

国連安全保障理事会でのアメリカの拒否権発動は、「アメリカとイスラエルが世界を敵に回した」もうひとつの例として国際的に注目されるだろう。

ランキング参加中で～す＾＾　ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓