2016-04-12 (Tue)

「黄禍」を世界に知らしめた寓意画 「ヨーロッパの諸国民よ、諸君らの最も神聖な宝を守れ」
黄禍論(おうかろん / こうかろん、独: Gelbe Gefahr、英語: Yellow Peril)とは、19世紀半ばから20世紀前半にかけてヨーロッパ・北アメリカ・オーストラリアなどの白人国家において現れた、黄色人種脅威論。人種差別の一種である。フランスでは1896年の時点でこの言葉の使用が確認されており、ドイツ帝国の皇帝ヴィルヘルム2世が広めた寓意画『ヨーロッパの諸国民よ、諸君らの最も神聖な宝を守れ』によって世界に流布した。日清戦争に勝利した日本に対して、ロシア・ドイツ・フランスが自らの三国干渉を正当化するために浴びせた人種差別政策で、続く日露戦争の日本勝利で欧州全体に広まった。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 「宇宙戦争の帰趨がアメリカの命運を決めることになる。冷戦が終わって以来、【初めてアメリカは、深刻な安全保障上の危機に直面】している」

アメリカ国防総省をはじめ、宇宙戦争やサイバー戦争の責任者が強い危機感に捉われているのは、【中国の核戦略が危険な考え方に基づいている】からだ。

アメリカ国防総省で長いあいだ中国との戦いの責任者であった【ジェームズ・シュレンジャー】元国防長官や、【アンドリュー・マーシャル】博士のもとで中国の戦略を分析してきた【マイケル・フィルズベリー】博士は、次のように述べている。

ジェームズ・ロドニー・シュレシンジャー

アンドリュー・マーシャル
「中国は核兵器を抑止力とは考えていない。【実際に使うことのできる兵器だと思っている】。アメリカは核兵器を、戦争を起こさないための抑止力として使っているのに対して、【中国は、戦いを有利に進めるための兵器として使おうとしている】」

マイケル・ピルズベリー

こちらもご参照♥
↓
☆マイケル・ピルズベリー China 2049
マイケル・フィルズベリー博士は、ニクソン大統領からオバマ大統領に到るまで歴代アメリカ大統領のもとで核戦略の専門家として働き、とくに1989年にソビエトが崩壊して冷戦が終わり、【中国の脅威がアメリカの脅威に】なって以来、中国の戦略問題を分析してきた。
フィルズベリー博士は現在、私のいるハドソン研究所で中国戦略の研究責任者になっているが、私が注目しているのは、博士が【アメリカ核戦略の中核であったジェームズ・シュレンジャー博士の最も信頼するスタッフ】であったことだ。…
「中国に対しては、ライオンがネズミかウサギを狙うときでも全力を挙げるように、【アメリカの核戦力のすべてを挙げて対処することが正しい】」

シュレンジャー博士は常に、こう主張していた。博士は中国が核兵器を開発しつづけていること、通常戦争で勝てないとなれば危険な核兵器を使う意志のあることを、認識していたのである。

こうしたシュレンジャー博士の考え方は、【中国を「話せば分かる相手」としているキッシンジャー博士などと対照的】だが、中国政府が進めている軍事戦略を分析すれば、【中国の核兵器についての戦略構想がきわめて危険】であることは明白である。…中国はアメリカが最新技術を駆使して通常兵力を強化したため、【通常兵力で戦えば必ず負け戦になることをはっきりと認識し、核戦力を強化した】のである。…

ヘンリー・キッシンジャー
アメリカ…が実施してきた【対中国オフショア戦略は、中国本土を攻撃することなく、中国沿岸で中国の海軍や空軍を壊滅する戦略】である。中国はこの戦略にとうてい対抗できないことが明確になったため、核戦力の強化に奔走しはじめた。

中国の核戦略が危険なのは、通常兵器の延長線上で核兵器を使おうとしているからである。中国は実際に使う兵器として、大量の核兵器を製造している。【核兵器で周辺のアメリカの同盟国、日本や韓国、さらには台湾などを攻撃する意図を持って、核戦力を強化している】のだ。…

中国は核兵器でアメリカの強力な通常兵器に対峙しようとしている。それどころか、【アメリカ本土を核攻撃することも考えている】。

そもそも【中国の戦争についての考え方は、歴史から窺える戦争についての常識とは大きく違っている】のである。

人類の戦争の歴史を見ると、戦争はまず利害の対立から始まる。利害の対立の延長線上で戦争が始まっている。戦争の前には外交上の駆け引きがある。このことはあらゆる戦争の歴史が示しているが、【中国はそういった歴史の範疇外にいる】。【利害の対立があれば直ちに攻撃を仕掛けてくる】。

南シナ海の島々の領有についても、【外交交渉を行わず、軍事行動を仕掛けている】。

尖閣諸島についても、日本との交渉が始まる前から、軍艦ではないものの、沿岸警備隊の艦艇が日本の海上保安庁の艦艇を攻撃したりしている。

☆中国公船等による尖閣諸島周辺の接続水域内入域及び領海侵入隻数
こうした事態が深刻化すれば、【中国がこれまでの戦争のルールを破り、突如として核戦争を始める恐れが十分にある】。


日本は中国の無謀な核戦略に押し潰されようとしていることを認識しなければならない。現在、【日本が進めている集団的自衛権の拡大といった、その場しのぎの対応策では、回避できない危機が日本に迫っている】。


中国が核戦争の準備をどこまで進めているか、アメリカの宇宙司令部が集めている資料をもとに、その全貌を明らかにしてみよう。』

いかがでしょうか?
繰り返しますが、信じがたいことに、これは事実です♥
ですから、こんなことをやっている暇は、私たち日本人にはありません♥
↓

もちろん、こんな暇もありません!中国の核兵器が落ちてきたら、本当に死ぬんですから♥ 保育園ごと、吹っ飛びますw
↓

どこまでも、「目先」のことだけしか考えない、こういった無責任な個人主義を主張する輩が、何も考えずに「意見する」のは、本当にウンザリしますね♥

それでは、昨日の続きに入ります♥
私たち日本が戦った中華民国の蒋介石のスポンサーだった孔子の子孫・孔祥煕と並ぶヒトラー。

この組み合わせは、どういうことなんでしょうか?

私たち日本人は、戦後の教育で、「第二次世界大戦」あるいは「太平洋戦争」という意味不明な言葉で表現された戦争において、ファシズム国家だった、「ヒトラーのドイツ」や「ムッソリーニのイタリア」と手を組み、アジアの国々を侵略し、「民主主義」の連合軍と戦い、そして敗戦、ようやく戦前の体制が崩壊し、「民主主義国家」としての道を歩み始めた、と教え込まれています♥
さて、本当でしょうか?

それでは、ご一緒に見て参りましょう♥
日清戦争(1894-1895)の勝利により、私たちの日本は多額の賠償金とともに、台湾そして遼東半島を領有することになりました♥ 19世紀末、今から約120年前のお話です。
この頃の世界の大国は、イギリス、ロシア、ドイツ帝国、オーストリア、フランスです♥
そして、私たち日本を中心に考えて、この時代の関係を現しますと、このようになります。
大日本帝国(明治時代) VS ロシア、ドイツ帝国、フランス
ここで、私たち日本に敵対する国として、「ドイツ帝国」が初めて出てきました。
いわゆる「三国干渉」をドイツ帝国が主導し、ドイツ帝国、ロシア、フランスの圧力により、私たち日本は、正式に割譲を受けた遼東半島を清に返還させられます。

詳しくはこちらもご参照♥
↓
☆ロシアとドイツとフランスが。。。♥
なぜ、ここでドイツ帝国が、突然出てきたのでしょうか?

それは、弱冠29歳のドイツ帝国の「金正恩」こと、ヴィルヘルム2世(在位:1888年-1918年)がドイツ皇帝に就いたからでした♥

1888年、即位まもないヴィルヘルム2世

金正恩
ヴィルヘルム2世は、就任間もなく、ビスマルクを辞任に追いやり(1890年)、その後、ヨーロッパの大国間の微妙な勢力バランスを崩壊させてしまいました♥

1894年、ロシアとフランスが、ドイツ帝国とオーストリ、イタリアによる「三国同盟」を仮想敵とする「露仏同盟」を結び、挟み撃ちの体制を築きます♥もちろん、この同盟はイギリスへの牽制の狙いもありました♥
ロシアとフランスによる挟撃を恐れたヴィルヘルム2世率いるドイツ帝国は、ロシアとフランスに日清戦争後の「三国干渉」を持ちかけ、ロシアの目をアジア極東へと向けるように仕向けました。
このとき、ヴィルヘルム2世が掲げたスローガン、それが冒頭でご紹介しております「黄禍論」です♥
それではその「黄禍論」とは、一体どのような内容だったのでしょうか?
以下はWikipediaの抜粋です♥
「 主な論者に独: gelbe Gefahr(「黄禍」)というスローガンを掲げたドイツ帝国の皇帝ヴィルヘルム2世が挙げられる。
古来白人は、モンゴル帝国をはじめとした東方系民族による侵攻に苦しめられてきた。キタイ(=Qitai/中国および中国の一部の地域を指して使用する言葉)と言う言葉の直接の意味は、10世紀頃に華北にて遼朝を建国した遊牧民族「契丹」を指すが、ロシア語においては(現在も含めた)「中国」を意味し、北方への対外侵略を常としてきた契丹と同一視する事で警戒心・畏怖の意味も込められている。そのため黄色人種は、モスクワ大公国(後のロシア帝国)においては「タタールのくびき」として、また、西ヨーロッパではアンチキリストがアジアから現れると信じられ、共に恐れられてきた。
近代の黄禍論で対象とされる民族は、主に中国人、日本人である。とくにアメリカ合衆国では1882年に制定された排華移民法、1924年に制定された排日移民法など露骨に反中、反日的な立法に顕われ、影響が論じられる。」
いかがでしょうか?
白人を苦しめたのは、本来ならば「モンゴル人」とすべきところを、ドイツ帝国の「金正恩」ことヴィルヘルム2世は、中国人と捉え、さらになんら迷惑をかけていない私たち日本人をも含め、黄色人種を白人の禍(わざわい)だとプロパガンダしたんです♥

黄禍に関する諷刺画。辮髪の中国人が女性を踏みつけにしている(1899年)
ちなみに、ヴィルヘルム2世は「逆子」で生まれたため、左半身に後遺症を患っており、平衡感覚に難がありました。また、同性愛者でもあり、しばしばオイレンブルク伯爵のもとを訪れ同性愛に耽(ふけ)っていた人物です♥
これだけであれば、何の問題もありませんが、大国間の外交でも「平衡感覚に難」があったため、世界中に禍の種を撒き散らしてしまいます♥
思想的には、反ユダヤであり「社会主義」的な思想の持ち主です。これは、後のヒトラーと同じ考え方です♥

ユダヤ人にも爵位を与えた実の祖母のイギリス帝国・ヴィクトリア女王、そして実母ヴィクトリア・アデレイド・メアリ・ルイーズが「自由主義」的な思想であったこととは、まったく正反対の思想でした。

ヴィクトリア (イギリス女王)

ヴィクトリア・アデレイド・メアリ・ルイーズ
「 「黄禍」という言葉が生まれる以前の黄禍思想は日清戦争の講和条約に際してロシア、ドイツ、フランスの三国が1895年4月23日に行った三国干渉によって広まった。ヒューストン・ステュアート・チェンバレンの人種理論の影響を受けたドイツ帝国の皇帝ヴィルヘルム2世は「黄禍」を説くことによって、それまでの汎スラヴ主義と汎ゲルマン主義の対立によってドイツと敵対していたロシアを極東に釘付けし、更にロシアと同盟関係にあったフランス相手にドイツのヨーロッパに於ける立場を有利にすることを画策したのであった。三国干渉と同年の1895年の秋にヴィルヘルム2世は自らが原画を描き、宮廷画家ヘルマン・クナックフースが仕上げた寓意画「ヨーロッパの諸国民よ、汝らの最も神聖な宝を守れ!」をロシア帝国の皇帝ニコライ2世に贈呈し、さらにその複製がフランスのフェリックス・フォール大統領、アメリカ合衆国のウィリアム・マッキンリー大統領らに配布され、この寓意画のイメージは西洋世界に黄禍論を普及させるに至った」

寓意画 「ヨーロッパの諸国民よ、諸君らの最も神聖な宝を守れ」
「 ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の図案をもとに、歴史画家ヘルマン・クナックフースが描いたこの絵は、当時のヨーロッパの日本や中国(清朝)に対する警戒心を端的に表したイラストである。右手の田園で燃え盛る炎の中に仏陀がおり、左手の十字架が頭上に輝く高台には、ブリタニア(イギリス)、ゲルマニア(ドイツ)、マリアンヌ(フランス)などヨーロッパ諸国を擬人化した女神たちの前でキリスト教の大天使ミカエルが戦いを呼び掛けている。」
このように、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世が掲げた「黄禍論」は、やがてキリスト教白人国家に拡がり、20世紀に引き起こされた大戦争の遠因となっていきます。そして、19世紀から20世紀へと時代が変わる、ちょうとその時、ある事件が起こります。それが「義和団の乱」です♥

こちらもご参照♥
↓
☆岩田温 人種差別から読み解く大東亜戦争
続きは次回に♥
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