2016-04-13 (Wed)

1900-1904年の東アジア時局図
義和団の乱(ぎわだんのらん)は、1900年に起こった、中国の清朝末期の動乱である。
当初は義和団を称する秘密結社による排外運動であったが、1900年(光緒26年)に西太后がこの反乱を支持して清国が6月21日に欧米列国に宣戦布告したため国家間戦争となった。だが、宣戦布告後2か月も経たないうちに欧米列強国軍は首都北京及び紫禁城を制圧、清朝は莫大な賠償金の支払いを余儀なくされる。禁圧の過程でイギリスとドイツは、清の許可を得ずに上海=北京間、膠州、威海衛、旅順に電信ケーブルを敷設した。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 私は机の上に、友人から借りてきた中国の軍事地図や写真を広げた。ハドソン研究所の専門家に分析してもらうためである。その一枚は、中国沿岸地域全体を衛星から写したもので、日本や北朝鮮も含まれている。地図には【中国が地下深くにつくった空軍基地と飛行機の格納庫の場所】が示されていた。

こちらもご参照♥
↓
☆地図蔵 中国の軍事施設
中国は浙江省から福建省、そして広東省に至る南シナ海沿岸に15の大きな空軍基地を持っているが、その【すべてが地下につくられていて、強力に防御されている】。…

中国は重要な潜水艦基地も地下につくっている。大連、上海、海南島の潜水艦基地は、すべて地下にある。…

同僚の専門家たちは、様々な写真や地図を見て、次のように分析してくれた。
「中国が空軍基地、それに戦闘司令部をすべて地中深く隠していることは、ただ単に敵の先制攻撃を恐れてのことではない。敵の第一次攻撃のあと、反撃を行う態勢を整えていることを示している」

私が入手した資料や写真を総合すると、中国はオバマ政権が成立する前後から地下の軍事施設を拡大してきている。これまで中国の軍事力強化について日本では海軍力に関心が集まっていたが、海軍力、通常兵力と並行して中国は、国内の様々な軍事基地を強化し戦う態勢を整えてきたのである。…

中国が…核戦力を急速に強化しているのは、…中国がこれまで力を入れてきた海軍力を増強し、世界の海を制覇する大艦隊をつくる計画が挫折したからである。

空母風・海上建造物「遼寧」
中国はロシアから空母を買い入れ、自前の空母も建設し、西太平洋からアメリカ軍を追い出そうと考えた。その計画のなかには「空母キラー」と呼ばれるDF21クルージング・ミサイルも含まれていたが、結局、さしたる効果がないことが明らかになってしまった。空軍力の増強について見ても、ステルス性戦闘機の開発に後れをとり、依然としてアメリカにはとうてい及ばない。

こうした状況のなかで、【中国がなぜ核戦力を強化しているのか】、新しい世界の脅威として分析をしてみたいと思う。通常兵力でアメリカと肩を並べるほどの兵器を持つようになり、まったくゼロであった中国海軍をとりあえずは強大なものにした中国が、その一つ上の軍事的なレベルに達するために核戦力の強化に乗り出した、とアメリカの軍事専門家の多くは見ている。だが私は、そうではないと考えている。

【中国は技術的にも財政的にも、アメリカには遠く及ばない】。軍事力増強でも超大国アメリカを追い越すことはできなかった。

そうしたなかで中国は核戦力の増強に力を入れ、アメリカと新しい対決を図ることによって、超大国としての立場を確立しようとしている。

われわれは、【なぜ中国がそこまで無理をするのか、なぜヒットラーやムッソリーニのような侵略政策に力を入れるのか】を知る必要がある。』

いかがでしょうか?
中国が通常兵器はもちろん、核戦力を急速に強化し、実際に核兵器を使用しようとしている。まさに「●●●●に刃物」ですね♥
昨年12月、国連の核兵器禁止を呼び掛ける決議でも、こんなことをやっています♥

☆中国要請で被爆の惨禍削除 国連の核兵器禁止決議
そもそも、中国は、保有核弾頭の数すら公表していません♥

☆岸田外相、中国念頭に「核弾頭の報告を」
ですから、今回の広島でのG7外相会議で、中国の保有核弾頭数公表を暗に要求しているんです♥ 私たち日本を含めた先進国が、発展途上国の中国に圧力をかけているっていうことです♥

☆10日からG7外相会合 「広島宣言」 中国念頭に核戦力の透明性向上求める
それでは、昨日の続きに入ります♥
私たち日本が戦った中華民国の蒋介石のスポンサーだった孔子の子孫・孔祥煕と並ぶヒトラー。

この組み合わせは、どういうことなんでしょうか?

私たち日本人は、戦後の教育で、「第二次世界大戦」あるいは「太平洋戦争」という意味不明な言葉で表現された戦争において、ファシズム国家だった、「ヒトラーのドイツ」や「ムッソリーニのイタリア」と手を組み、アジアの国々を侵略し、「民主主義」の連合軍と戦い、そして敗戦、ようやく戦前の体制が崩壊し、「民主主義国家」としての道を歩み始めた、と教え込まれています♥
さて、本当でしょうか?

それでは、ご一緒に見て参りましょう♥
20世紀初、今から約120年前、この頃の世界の大国は、イギリス、ロシア、ドイツ帝国、オーストリア、フランスです♥
そして、私たち日本を中心に考えて、この時代の関係を現しますと、このようになります。
大日本帝国(明治時代) VS ロシア、ドイツ帝国、フランス

1888年、即位まもないヴィルヘルム2世

金正恩
ドイツ帝国の「金正恩」こと皇帝ヴィルヘルム2世は、露仏同盟の挟撃を恐れ、

三国同盟(ドイツ帝国、オーストリア、イタリア)
ヨーロッパの大国、特にロシアの関心を東アジアに向けさせることを画策し、「三国干渉」によって私たちの日本へ圧力をかけ、遼東半島を清に返却させました。

詳しくはこちらもご参照♥
↓
☆ロシアとドイツとフランスが。。。♥
日清戦争で私たちの日本に敗れた清は、それまで恐れられていたの「眠れる獅子」から「眠れる豚」へと転落し、次々に国土を掠め取られていきます♥
戦勝国の大日本帝国に対する多額の賠償金を工面する必要に迫られた「眠れる豚」の清に、キリスト教侵略国家は、「借款」、つまりお金を貸す見返りに、租借地とその権益確保を要求します。
ロシアは、日本に返還させた遼東半島の南端部、「旅順」・「大連」を租借します。のちに日露戦争で激戦となる地であり、その後、日本が租借し、関東軍が守備した関東州となる地です♥
フランスは現在の広東省に位置する広州湾一帯を、

広東省
イギリスは山東半島の最東部の威海衛(いかいえい)と香港の位置する九龍半島を租借しました。

山東省

香港
もちろん、ドイツ帝国も、山東半島南海岸の膠州湾全域とその一帯を、ちゃっかり租借し、権益を手に入れています♥ 支那の青島ビールは有名ですが、それはドイツ帝国がこの地を租借し、都市「青島」を建設したことから始まります。

ドイツ勢力下にあった1912年の山東半島の地図。右上に膠州湾租借地の拡大図がある
で、この山東省こそ、反キリスト教の暴動、「義和団の乱」の起点になる地でした♥ 山東省には、先ほど出てきました孔祥熙の祖先、「孔子生誕の地」 の曲阜市(きょくふし)が存在しており、キリスト教侵略国家の一つ、ドイツ帝国が布教上重視していた地域でもありました♥

孔祥熙 (1930年代)
さて、ここで、もう一度、ドイツ帝国の「金正恩」こと、ヴィルヘルム2世が掲げたスローガン、「黄禍論」を確認してみましょう♥
思想的に、反ユダヤで「社会主義」的な思想の持ち主のヴィルヘルム2世は、後のヒトラーと同じ考え方の持ち主でした♥

そんなヴィルヘルム2世が自ら図案を考案し、欧米列強のトップに送りつけた「寓意画」が、コレです♥
↓

寓意画 「ヨーロッパの諸国民よ、諸君らの最も神聖な宝を守れ」
「 ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の図案をもとに、歴史画家ヘルマン・クナックフースが描いたこの絵は、当時のヨーロッパの日本や中国(清朝)に対する警戒心を端的に表したイラストである。右手の田園で燃え盛る炎の中に仏陀がおり、左手の十字架が頭上に輝く高台には、ブリタニア(イギリス)、ゲルマニア(ドイツ)、マリアンヌ(フランス)などヨーロッパ諸国を擬人化した女神たちの前でキリスト教の大天使ミカエルが戦いを呼び掛けている。」
つまり、黄色人種に対する「人種差別」の側面と、もう一つ、キリスト教対非キリスト教という「宗教対立」の側面もあることが理解できます♥ 神聖ローマ帝国を自負するドイツ帝国の考え方が、はっきりと見て取れますね♥
こちらもご参照♥
↓
☆岩田温 人種差別から読み解く大東亜戦争
では、義和団の乱について、見てみましょう♥
以下はWikipediaの抜粋です。
「 中国にキリスト教が伝来したのはかなり古いが、多くの信者を獲得することなく清末にいたった。しかしこうした事態に変化をもたらしたのが、相次ぐ西欧列強との戦争とその後の不平等条約締結である。それまで布教活動は条約港に限り認められていたが、アロー号戦争(第二次アヘン戦争)後結ばれた天津条約では、清朝内陸への布教を認める条項(内地布教権)が挿入されており、以後多くの外国人宣教師が内地へと入っていった。この結果、キリスト教は次第に信者を獲得していく。」

「 外国人宣教師たちは、宗教的信念と戦勝国に属しているという傲岸(ごうがん)さが入り交じった姿勢で中国社会に臨み、その慣行を無視することが多く、しばしば地域の官僚・郷紳と衝突した。そしてさらに事態を複雑にしたのは、ライス・クリスチャン(キリスト教会の飯を食う者)の存在である。飢饉などの天災により寄る辺をなくした民衆などは宣教師の慈善活動に救いを見出し、家族ぐるみ・村ぐるみで帰依することもあった。また当時中国の内部対立の結果、社会的弱者となった人々も庇護を求めて入信し、クリスチャンの勢力拡大に寄与した。たとえば南方では、現地人と客家がしばしば対立して土客械闘という争いを起こしていたが、地方官は客家を弾圧することが多く、救いを求めて客家が一斉にキリスト教に入信するようなことがあった。さらに最近の研究では、義和団の母胎となったと言われてきた白蓮教徒も、官憲の弾圧から逃れるために、その一部がキリスト教に入信していたことも分かってきた。
外国人宣教師やその信者たちと、郷紳や一般民衆との確執・事件を仇教事件(史料では「教案」と表記される)という。具体的には信者と一般民衆との土地境界線争いに宣教師が介入したり、教会建設への反感からくる確執といった民事事件などから発展したものが多い。1860年代から、史料には「教案」の文字が見られはじめ、1890年代になると主に長江流域で多発するようになる。事件の発生は、列強への反感を次第に募らせていった。何故なら、布教活動や宣教師のみならず、同じ中国人であるはずの信者も不平等条約によって強固に守られ、時には軍事力による威嚇を用いることさえあったため、おおむね事件は教会側に有利に妥結することが多かったからである。地方官の裁定に不満な民衆は、教会や神父たち、信者を襲い、暴力的に解決しようとすることが多かった。
仇教事件の頻発は、一般民衆の中に、西欧及びキリスト教への反感を醸成し、外国人に平身低頭せざるを得ない官僚・郷紳への失望感を拡大させたといえる。」
「宋家の三姉妹」で有名な客家(はっか)出身の宋嘉樹(チャーリー宋)も、キリスト教宣教師でしたね♥そして聖書の印刷で大儲けしていました♥そして、孔子の子孫の孔祥熙や、蒋介石に娘を嫁がせて血縁関係にありましたね♥ ここは、ポイントですので覚えておいてください♥

宋嘉樹(チャーリー宋)
「 乱の主体となった義和団は山東省で発生した。19世紀末、山東省ではドイツの進出が目立つようになり、それに伴い仇教事件が頻発するようになった。ドイツは、山東省を国家権益の観点のみならず、孔子の生地である曲阜がありキリスト教布教の観点からも特に重視していた。そして山東省における熱烈な布教活動はその反動として民衆の排外的な感情を呼び起こし、時を追うごとに高まっていったのである。」
つまり、ドイツ帝国の「金正恩」こと皇帝ヴィルヘルム2世率いるドイツ帝国が、暴動を発火させた主犯だったということです♥
やがて、キリスト教施設、つまり教会が暴徒によって襲撃されます♥そして、北京や天津へと、その動きが拡大していきます。北京には、20万人の義和団が入城、このとき、北京を警護していた董福祥(とうふくしょう)配下の兵士に日本公使館書記官の杉山彬が殺害され、他方でドイツ公使クレメンス・フォン・ケッテラー(Clemens Freiherr von Ketteler)が義和団に殺害されたりしました♥

天津の義和団
で、ここで、あの変人で有名な「西太后」が登場します♥

西太后
この変人「西太后」は、あろうことか、外国勢力に対し「宣戦布告」をしてしまいます♥
このときの関係を示しますと、このようになります♥
「眠れる豚」 清 VS イギリス帝国、ロシア帝国、ドイツ帝国、オーストリア、イタリア、フランス、アメリカ、大日本帝国
誰が見ても、勝てるはずがありませんね♥

1900年に日本で描かれた、連合軍将兵の軍装
で、当然の結末として、冒頭にご説明しておりますとおり、宣戦布告後2か月も経たないうちに首都北京及び紫禁城が制圧され、清は莫大な賠償金の支払いを余儀なくされました♥

紫禁城内の連合軍
そして、この義和団の乱により、私たちの日本とロシア帝国の対立が深まっていきます♥ いつまで経っても国をまとめることができない、ぐだぐだな朝鮮は、「三国干渉」をみて、ロシア帝国に尻尾を振るようになります♥ 同時に、「旅順」・「大連」を手に入れたロシアは、いよいよ満州・朝鮮の獲得に乗り出します♥
ここに、「大日本帝国 対 ロシア帝国」という、「白人 対 黄色人種」、そして「キリスト教 対 非キリスト教」の戦い、つまり「日露戦争」(1904年)が勃発するんです♥
続きは次回に♥
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