2017-12-05 (Tue)

中東(ちゅうとう、英語: Middle East)は、狭義の地域概念では、インド以西のアフガニスタンを除く西アジアとアフリカ北東部の総称。西ヨーロッパから見た文化の同一性や距離感によって、おおまかに定義される地政学あるいは国際政治学上の地理区分。

戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 アメリカの【オバマ政権】においては、アメリカは【反サウジアラビア】でした。

対サウジ関係がどんどん悪化していき、【逆にイランとの関係を深めました】。

イランで新しい油田開発を認めるとともに、【石油開発の利権をアメリカが取ろうとした】わけです。

それに対してこれまでの中東の盟主であった【サウジが怒って、アメリカとの関係が悪化】した。対サウジで考えると、関係が良かったのはアメリカ共和党で、【共和党は親イスラエル】です。そして【アメリカ民主党はその反対】だったと。ところが2017年にドナルド・トランプ氏が大統領になり、アメリカが共和党へと政権交代したことが、【中東においてもそのまま反映】されているのです。

トランプ大統領の娘婿で選挙顧問であり、大統領上級顧問の【クシュナー氏】は祖父母がアメリカへ移民した【ユダヤ人】で、【正統派ユダヤ教徒】。同じユダヤ人グループの中でも【シオニスト・グループ】と呼ばれる、【イスラエル建国運動を主とするグループ】に属しています。

こちらもご参照❤
↓
☆安倍総理がトランプと会談したことの価値 ~ 安倍総理、GJ♥

一方で、【シオニスト・グループは共和党と軍部のバックヤードに多くいる人たち】で、この層が支援する形でトランプ氏が大統領選に勝利しました。

☆トランプ氏、サウジを訪問 12兆円の武器売却に署名
こうした背景もあって【トランプ政権では、サウジアラビアとの関係を一気に改善】して、【イランとの関係をもう一度白紙化する】となっています。

中東はアメリカの戦略によって、一気にひっくり返ったということです。それがまたさらに混乱を生んでいるという状況ですね。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、すでに当ブログで御紹介させて頂きました、こちらの良書に引き続く第二弾の書物になります。


☆猫組長、渡邉哲也 山口組分裂と国際金融 : インサイダーが明かすヤクザとカネと世界経済の関係
ずばり「経済のオモテとウラ」について書かれている書物ですが、実業の世界に身を置かれていて、それなりに世の中の仕組みを御存じな方であれば、特段何の変哲もない、常識が書かれた書物ですが、困ったことに、普通一般の方々であれば、驚愕される内容になってしまうのではないでしょうか❤
つまり、書かれている内容について、恐らくは、ほとんどの方々が「知らない」ということになります。
ぜひ、併せてご覧頂くことをお勧めさせて頂きます。

さて、本書のご紹介に当たって、一番初めに「原油」、「麻薬」、「武器」という3つのキーワードが書かれている点に触れましたが、これらを巡る「お金」の動きを知っておいて損はないと思います。
で、昨日までところでは、まずキーワードの1つである「麻薬」について、「アフガニスタン」を巡る一連の流れとして、続いて、これもキーワードの1つである「原油」について、「イラク」を巡る一連の流れとして書かせて頂きました。
そして、3つのキーワードとなる「武器」、これが現在、私たちが目にしている勢力争いのポイントです。

ここまでを簡単に整理しますと、繰り返し申し上げますが、共和党の「ネオコン」も、民主党の「リベラル」も、同じ仲間同士であって、それらと対峙する形で登場したのがトランプ大統領なのですが、




詳しくはこちらをご参照❤
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☆リベラルと、ネオコンと、「ケーガン一家」 ⇒ すべて「パヨク」です

彼らが何をやってきたのかというと、
100年前のロシア革命は「左翼ユダヤ人」による革命で、社会主義国家・ソ連は、レーニンの後を受け継ぎ、スターンが独裁体制を敷くことで、ロシア革命に貢献した「左翼ユダヤ人」らが、次々と追い出されていきます。

ヨシフ・スターリン
東西冷戦と呼ばれる時期の対立の構図は、「左翼ユダヤ人」らを粛清したスターリンが指導して以来の社会主義国家・ソ連と、アンチ・スターリン、アンチ・ソ連である米英、特にアメリカの「左翼ユダヤ人」らとの勢力争いの構図になっています。

東西冷戦の終結とは、アンチ・スターリン、アンチ・ソ連である米英、特にアメリカの「左翼ユダヤ人」らが、スターリンが指導して以来の社会主義国家・ソ連を、文字通り「崩壊させた」ことを表現しているだけです。

詳しくはこちらをご参照❤
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☆アメリカのメディアが、ロシアを嫌っている理由

「左翼ユダヤ人」から連なる「リベラル」も「ネオコン」も、ソ連に勝利した後、アフガニスタンの「麻薬」を抑え、旧ユーゴスラビア、すなわち「ユーゴスラビア社会主義連邦共和国」を解体(1992年)させ、そこからロシアへ「麻薬」を流しているというわけです。
そして、「原油」についても同様で、対ロシアとの関係で、「左翼ユダヤ人」から連なる「リベラル」や「ネオコン」は、原油の価格の主導権を抑えたんです。

『 現在では、エジプトとシリアにイスラエルを攻撃させ、イスラエルがパレスチナを占領しているのを口実としてアラブ産油国を中心とするOPECが石油禁輸や価格の値上げを断行するとのシナリオを書いたのは、キッシンジャーであることが有力説となっている…禁輸の対象はオランダとアメリカでした。アメリカ国民の利益を犠牲にしてもキッシンジャーはこのシナリオを実践したのです。

ところで、石油危機をアメリカが演出する必要があった事情を、三十年後にグリーンスパンが仄めかしています。彼の回想録『波乱の時代』において、アメリカは自国原油生産量が世界の半分以上を占めていたため、原油価格決定力を持っていたが、その優位は1971年に消えたとして、以下のように続けます。
「 だが、アメリカの原油は、1971年にその歴史的役割を終える。世界の需要が拡大し、ついにアメリカの過剰な産油能力を吸収したのである。この時点で、アメリカはエネルギーでの独自の立場を失った。突如として、価格決定の中心は移った。最初は中東の大規模産油国に、最終的にはグローバル化した市場の力に。市場の力は、産油国にも他の誰にも抑えることはできないものである。」


グリーンスパンは直接的には言及していませんが、アメリカは失った原油価格決定力を取り戻すために手を打つ必要があったのです。そして、現在は「グローバル化した市場の力」に価格決定権が移ったといっていますが、「グローバル化した市場の力」こそウォール街やシティーの金融資本家の力そのものではないでしょうか。彼らは誰も抑えることのできない原油価格決定権を獲得したのです。』
『 OPECの石油禁輸戦略によって石油価格は一挙に六倍(1バレル当り1.9ドルから11.65ドルへ)に暴騰します。アメリカなどの石油財閥やその背後にいる金融資本家が大儲けしたことは当然ですが、コスト高の北海油田(BP、ローヤルダッチシェルなど)は、石油危機による原油価格の暴騰のおかげで、採算が取れるようになったことも、注目される事実です。

こちらもご参照❤
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☆日本の安倍、そして世界の安倍へ ~ スコットランド独立問題のポイント

産油国には巨額の石油輸出代金が蓄積されます。最大の産油国サウディアラビアは、巨額のオイルマネーを米英などの銀行に環流させるために、サウディ投資庁の投資顧問としてウォール街の投資銀行家デイビッド・マルフォードを迎えいれます。彼らの指導の下に米英の銀行に環流したオイルマネーは、石油輸入代金を賄うため中南米等の非産油途上国の銀行への融資に使われます。
やがて、英米の金利の上昇の結果、これらの銀行は返済不可能となり債務危機が発生することとなります。英米の高金利政策と通貨供給の削減によって、公共投資が減少し経済社会インフラの劣化が進み、大衆の生活水準が低下してゆきます。世界から高金利の投資を求めてドルがアメリカへ流入し、ドル高が続きます。
中東戦争時に、西ドイツは中立の立場を取ろうとしましたが、アメリカはブラント首相に西ドイツを批判する厳しい書簡を送り、西ドイツの中立を認めませんでした。但し、イギリスはちゃっかり中立を宣言して、アメリカもこれを認め、石油の禁輸を免れています。』
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『 アメリカは原油制裁法でイランの核開発を牽制しているが、その一方で、イランをめぐる緊張は軍需産業に恩恵をもたらしている。
イラク戦争の失敗によって、アメリカがイラン攻撃に踏み切れないため、湾岸諸国は軍備拡張を迫られ、それがアメリカの軍需産業が利益を上げる絶好の機会ともなっているのだ。
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によれば、北アフリカを除く中東地域は、2007年から2011年の間に武器購入額を14%増加させ、また同時期のアメリカの武器輸出全体の27%を占めており(イギリスの場合は30%)、武器市場としての中東はアメリカの軍需産業にとって魅力あるものとなっている。…
中国はイランの最大の貿易相手国であり、各国のイランに対する経済制裁は中国との貿易を拡大させ、中国の利益にかなうものになっている。
しかし、アメリカは中国とイランの経済関係にくさびを打ち込まないままになっている。』
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つまり、「原油」と「武器」という2つのキーワードが現在の中東問題におけるポイントとなっているのですが、「キッシンジャー」、「支那」、「イラン」という3つの言葉が出てきました。

本日は、ここまでとさせて頂きますが、キッシンジャーのかつての戦略と、現在の戦略、その変化を認識することが、とても大切なことだと思います。
続きは次回に♥
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