2017-12-02 (Sat)

『花鳥文花瓶』 並河靖之
七宝焼き(しっぽうやき、英語: enamel)とは、金属工芸の一種で伝統工芸技法のひとつ。金属を素地にした焼物ともいえる。金、銀、銅、鉄、青銅などの金属素地に、釉薬(ゆうやく)を摂氏800度前後の高温で焼成することによって、融けた釉薬によるガラス様あるいはエナメル様の美しい彩色を施す。
日本へは中近東からシルクロードを経てもたらされたと考えられている。日本最古のものは奈良県明日香村の牽牛子塚古墳より出土した「七宝亀甲形座金具」であり、奈良時代には正倉院宝物の「黄金瑠璃鈿背十二稜鏡」(おうごんるりでんはいじゅうにりょうきょう)、平安時代には平等院鳳凰堂の扉の七宝鐶(かん)がある。その後、室町時代になると多くの七宝に関する記録が残っており、桃山時代頃に七宝が日本各地で作られるようになったと推定される。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 渡邉 : 猫組長さんは、いつぐらいから中東と関係してきたのですか?

☆世界経済のネタ帳
猫組長 : 2004年です。石油の先物取引をやっていて、そこから原油の現物取引を画策して、最初に訪れたのが産油国の1つのマレーシアでした。ところがダメだということで、今度はブルネイ。そこもダメで「安い原油が欲しかったら中東へ行きなさい」と言われて、紹介してもらったのが中東でした。それが最初です。

AQAPが使用している旗
当時は【アルカイーダ】の時代で、【「AQAP」と略される「アラビア半島のアルカイーダ」】が大きな勢力になっていました。私自身知らない間に接点を持っていたようです。

渡邉 : 猫組長さんは『週刊SPA!』で『ネコノミクス宣言』を連載されていますが、そこでは【中東の麻薬市場】を詳しく説明されていますね。
☆パナマ文書報道はピントがズレている――猫組長の教科書に載らない経済と犯罪の危ない話

猫組長 : 【アフガニスタン】のことですね。

1978年に軍事クーデターが起き、【アフガニスタンは社会主義政権となります】。

アフガニスタン人民民主党
これに反対して、【ムジャヒディン(イスラム義勇兵)が武装蜂起】し、アフガニスタン扮装となり政情が不安定化しました。

ムジャーヒディーンの兵士達(1987年)
79年には、【ソ連がアフガニスタンに武装介入】していますが、【アメリカ】をはじめとして多くの国が【ムジャヒディンを支援】して、

ソ連の侵攻に対する抵抗運動の中心となったムジャーヒディーン
【ムジャヒディンからタリバンが生まれ】、96年に首都・カブールを掌握して【タリバン政権】ができます。アフガニスタンに石油と天然ガスのパイプラインを通して、海まで資源を運ぶという「中央アジアパイプライン」構想があり、安定した政権として【タリバンに任せても良いのではないかという風潮があった】からです。

レーガン大統領とムジャーヒディーンのリーダーたち 1983年
ところが政権成立後から、【タリバンはアルカイーダと接近】、ついに2001年に【アメリカで9・11テロ】が起こります。

ユナイテッド航空175便が南棟に突入した瞬間
【タリバン政権】は、9・11テロの首謀者【ビンラディンらの身柄引き渡しを拒否し、かくまった】のです。

ビン・ラーディン、1997年頃
これにブチきれたのが、当時の大統領・ジョージ・W・ブッシュ氏。

ジョージ・W・ブッシュ
そしてテロからわずか1ヶ月後の10月に【アメリカ・イギリス】を中心とした有志連合による【空爆が開始】され、【アフガン紛争に発展】したのです。
その時【タリバン】は宗教上の問題で一応、【麻薬の取り扱いを禁止】してはいたのです。

しかし、【アフガニスタンの主要産業はケシ】なので、その販売を【資金源として武器を買っていた】わけです。その時、【タリバンの販売先となっていたのがニューヨークマフィア】でした。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、すでに当ブログで御紹介させて頂きました、こちらの良書に引き続く第二弾の書物になります。


☆猫組長、渡邉哲也 山口組分裂と国際金融 : インサイダーが明かすヤクザとカネと世界経済の関係
ずばり「経済のオモテとウラ」について書かれている書物ですが、実業の世界に身を置かれていて、それなりに世の中の仕組みを御存じな方であれば、特段何の変哲もない、常識が書かれた書物ですが、困ったことに、普通一般の方々であれば、驚愕される内容になってしまうのではないでしょうか❤
つまり、書かれている内容について、恐らくは、ほとんどの方々が「知らない」ということになります。
ぜひ、併せてご覧頂くことをお勧めさせて頂きます。

さて、本文中に「原油」、「麻薬」、「武器」という3つのキーワードが書かれていました。詳細は本書をご覧頂きますとして、これらを巡る「お金」の動きを知っておいて損はないと思います。
で、日本人には、あまり馴染みがないと思われがちな「アフガニスタン」について、確認しておきましょう。
「 日本人はどうにも説明ベタだが、私たちがアフガニスタンで何をしてきているか、具体的事実にもとづいて説明したい。
日本は、アフガンの地で五百の学校を建て、一万人の教師を養成し、三十万人の生徒に教育を与えてきた。五十箇所に病院を作り、四千万人分のワクチンを供与してきた。六五〇キロにおよぶ難しい道路を建設し、最近ではカブール空港のターミナルも完成させた。そして今も…現地の人々と一緒になって汗をかき、農業、医療、教育などに携わっている。それからアフガンの警察官の給与、これがきちんと払えないと治安もおぼつかないが、八万人の警察官の給与の半分を日本が支払っている。こうした日本の支援は、アフガンの大統領から住民まで幅広い人たちから感謝されている。」
詳しくはこちらをご参照❤
↓

他にも、こんなお話があります。
「 タリバンの影響力が強いアフガニスタン南部の都市カンダハル…1747年には統一アフガニスタンの最初の首都となった。1839年からは、イギリスが植民地インドを拠点にカンダハルの獲得を目指したが、1881年、激しい抵抗に遭い、領有を断念する。1990年代には、ソ連軍とアフガン・ムジャヒディンとの熾烈な戦闘の舞台となり、1990年代半ばからは厳格なイスラム主義を標榜するタリバンが支配した。対テロ戦争でカブールのタリバン政府は崩壊したが、カンダハルはなおタリバンが実行支配している。
カンダハルの街には日本車があふれている。…日本車に乗ることはアフガニスタン人にとってはステータス・シンボルとなっていて、アフガニスタンの砂埃が舞う気候の中でも故障が少ない日本車は重宝されているようだ。タリバンなどの武装勢力が使うのはほとんどが日本車の四輪駆動車である。そういえば、日本とアフガニスタンの独立記念日が同じであるという話を現地の人々がよくしていた。アフガニスタンは1919年にイギリス支配を脱し、8月19日に独立を宣言した。何を根拠に独立記念日が日本と同じというのか不明だが、日本はアフガニスタンに侵行したイギリス、ロシア、アメリカと戦った国という点で、アフガニスタン人から評価されている。」
詳しくはこちらをご参照❤
↓

余談ですが、仏教において、貴重とされる「七種の宝」のことを「七宝」(しちほう、しっぽう、サンスクリット語: सप्तरत्न, Saptaratna、サプタラットナ)と言いますが、具体的には、「金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、硨磲(しゃこ)、珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)」を指しています。
この中の「瑠璃(るり)」、またの名を「ラピスラズリ」と言いますが、

瑠璃(ラピスラズリ)
古代にはアフガニスタンでしか産出されなかった貴重なもので、私たちの日本にも伝えられ、正倉院の「宝物」などとして現存しています。

紺玉帯(こんぎょくのおび)
☆宮内庁HPより
で、お話を戻しまして、このアフガニスタンとの関連で知っておきたいのが「コソボ」です。

コソボ
今から、およそ10年ほど前のお話になりますが、コソボがセルビアから独立をした際、最初に独立国家として認めたのがアフガニスタンでした。

☆アフガニスタン、初のコソボ独立承認国家に
さて、何故なのでしょうか?

「 アメリカはソ連の影響力から脱した東欧の経済発展を妨害するような戦略をとります。

ジェイムズ・アディソン・ベイカー
たとえば、1991年6月にユーゴスラビアの首都ベオグラードを訪問したベイカー国務長官は、アメリカはユーゴ構成共和国の独立を認めない旨公言します。この発言に勇気付けられたユーゴのミロセビッチ政権は、以後構成共和国の独立運動を武力で弾圧します。

スロボダン・ミロシェヴィッチ(1995年)
しかし、数年後、アメリカは人道介入の口実の下、セルビア空爆を行い、ミロセビッチ大統領を失脚させて、国際戦犯法廷に戦犯として引きずり出します。これら一連の動きの中でも、世界の関心から比較的忘れ去られそうなのが、コソボ独立(2008年)の意味です。
コソボはなぜ独立したのでしょうか。

私たちはコソボで多数を占めるイスラム教徒のアルバニア系住民がセルビア人の弾圧を受けていると、世界のメディアから刷り込まれて来ました。

セルビアは人権弾圧を非難され、コソボは被害者であることが強調されました。しかし、本当にコソボは人権侵害の被害者なのでしょうか。

コソボの首相に就任したハシム・タチは、麻薬などの組織犯罪グループ(コソボ解放軍 KLA)のボスといわれ、いかがわしい噂の絶えない人物です。

ハシム・サチ
また、マデレーン・オルブライト元国務長官と親しかったとも言われています。

マデレーン・オルブライト(2013年4月)
コソボはアフガニスタンからヨーロッパへの主要な麻薬ルートに当っています。

ユーゴ空爆後、1999年6月アメリカはコソボとマケドニアの国境沿いの地区に巨大な米軍基地(Camp Bondsteel)を建設しました。

建設を請け負ったのはアメリカの巨大建設会社ハリバートンです。

ディック・チェイニー
父ブッシュ政権の国防長官であり、息子ブッシュ大統領の下で副大統領となるディック・チェイニー氏が最高経営責任者(CEO)でした。」
詳しくはこちらをご参照❤
↓

いかがでしょうか?
何となく繋がりが見えてきたのではないでしょうか?

本日は、ここまでとさせて頂きますが、明日以降のヒントと致しまして、こんな画像はいかがでしょうか❤



続きは次回に♥
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