2017-12-11 (Mon)

☆ヤッベ失敗した さしみさんのイラスト
失敗 : 方法がまずかったり情勢が悪かったりで、目的が達せられないこと。

戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【東西の冷戦構造】は40年近く続くことになったわけだが、対立軸であった【共産主義、社会主義の経済実験が失敗に終わった】ことで、これは【終焉することになった】のであった。

そして、【世界はひとつにまとまるかのように思われた】が、【それも幻想】であり、…【再び対立がはじまった】。…

このような大きな歴史の流れのなかで、【取り残されたのが朝鮮半島】であり、【韓国と北朝鮮であった】ともいえる。…

【北朝鮮】は【支援国家であったソビエトが1991年崩壊】し、【中国もその関与の度合いを薄めていった】。しかし、中国、ロシア、38度線に三方を囲まれる地政学的構図のなかで、【自立したくても自立できない】状況だけが継続し、【どんどん窮乏化していった】わけである。

そこで金正日総書記は、【高付加価値商品である武器や偽札に手を出す】とともに、【核開発】を利用した恫喝(どうかつ)により国際社会から支援を得る瀬戸際外交を繰り広げたのである。これに対して、アメリカおよび国際社会は、【問題の先送り】を選択し、金融制裁を強めたものの【強硬な軍事的対応を避け続けてきた】。

そして、金正恩朝鮮労働党委員長に政権が変わり、【北朝鮮はミサイルと核開発を加速化】させ、【国際社会への脅威の度合いを強めている】わけである。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、いよいよ目前に迫ってきた「半島有事」を前にして、「狂人理論(マッドマン・セオリー)」を中心とした分析を含め、アメリカ、北朝鮮、韓国、そして支那、ロシア、さらには日本の「朝日新聞」に代表される「狂ったメディア」などについて、対談形式によって、非常にテンポ良く、深く突っ込んだ議論がなされている良書です。

☆トランプ氏の「マッドマン・セオリー=狂人理論」は金正恩氏に通じるか 「マッドvsマッド」なら戦争は不可避だ

さて、この書物のメインテーマである「狂人理論(マッドマン・セオリー)」は、ニクソン大統領が採った政治理論・外交戦略で、敵対的な共産主義国家の指導者たちに対して、ニクソンが非合理で不安定で予測不可能だと考えさせるようにしたものです。

リチャード・ミルハウス・ニクソン
先日も書かせて頂きましたが、ニクソンは1949年に政界にデビューした後、「下院非米活動委員会」のメンバーとなり、反共産主義の闘士として頭角を現したわけですが、そこは、ソ連のスパイ、反国家的な共産主義者をあぶり出す、「赤狩り」の舞台となったところです。
また、昨年からのトランプ大統領に対する左翼メディア、つまり共産主義者であるメディアが批判する中で勝利したように、1952年に行われた大統領選挙において、わずか39歳でドワイト・D・アイゼンハワーの副大統領候補に指名され、アイゼンハワーとニクソンのコンビは、大統領選本選で一般投票の55%、48州のうち39州を制して、民主党の候補者を破り、ニクソンは1953年1月20日にアイゼンハワー政権の副大統領になります。

アイゼンハワーと大統領就任式典に臨むニクソン
さて、いよいよ「朝鮮戦争、再び」という状況になってきましたが、そもそも「朝鮮戦争」って何だったのでしょう?

『 朝鮮戦争はいったい何のための戦争だったのでしょうか。
北朝鮮に侵攻の餌を蒔いたのはアメリカです。そのアメリカが国連軍の名の下に戦争に参加するのを可能にしたのは、北朝鮮の同盟国ソ連です。

中共軍が介入してきた時、中共軍の進入経路の橋梁を爆破するなと、アメリカ軍に命令したのはイギリスの意を受けたアメリカです。中共軍にインドやソ連を通じアメリカ軍の作戦行動を伝えていたのはイギリスです。
そのイギリスに自らの作戦を伝えたのが当のアメリカ政府なのです。

もう弁解の余地はありません。朝鮮戦争はアメリカ政府とイギリス政府がソ連の協力を得て アメリカ軍を敗北させた戦争です。
なんという喜劇でしょうか。そしてこの喜劇の犠牲者はアメリカの軍人たちだったのです。三年の長期にわたる戦争の結果、南北朝鮮の境界線は戦争前とほとんど同じで変わりませんでした。いったい誰がこの戦争で利益を得たのでしょうか。

答えは言うまでもないことです。戦争資金を融資した国際金融家と武器を売って儲けた軍需産業です。これらを軍産複合体と呼んでアメリカ国民に警告を発したのは、朝鮮戦争末期に大統領に就任したアイゼンハワーでした。
アイゼンハワー大統領は、大統領の就任演説において軍産複合体の危険をアメリカ国民に警告したのです。しかし、その後も、アメリカの戦争は終わることがありませんでした。』
詳しくはこちらをご参照❤
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いかがでしょうか?
つまり、「八百長」だったということです。

ポイントだけを書かせて頂きますと、今から100年前のロシア革命は「左翼ユダヤ人」による革命で、社会主義国家・ソ連は、レーニンの後を受け継ぎ、スターンが独裁体制を敷くことで、ロシア革命に貢献した「左翼ユダヤ人」らが、次々と追い出されていきます。

ヨシフ・スターリン
東西冷戦と呼ばれる時期の対立の構図は、「左翼ユダヤ人」らを粛清したスターリンが指導して以来の社会主義国家・ソ連と、アンチ・スターリン、アンチ・ソ連である米英、特にアメリカの「左翼ユダヤ人」らとの勢力争いの構図になっています。

東西冷戦の終結とは、アンチ・スターリン、アンチ・ソ連である米英、特にアメリカの「左翼ユダヤ人」らが、スターリンが指導して以来の社会主義国家・ソ連を、文字通り「崩壊させた」ことを表現しているだけです。

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☆アメリカのメディアが、ロシアを嫌っている理由

以上を踏まえた上で、次に進んでみましょう。
ちなみに、朝鮮戦争の休戦直前に「暗殺」されたのが、スターリンでした。

『 朝鮮戦争に中国を介入させ、ソ連の中国に対する支配力を強化するというスターリンとアメリカの狙いは成功したかにみえました。しかし、朝鮮戦争休戦の前に(1953年3月5日)、なぜスターリンは「暗殺」されたのでしょうか。
スターリンが自らを排除しようとする勢力がいるとの恐怖に駆られて、ユダヤ人医師団を処刑したのを手始めに、反スターリンとみなした人物を次々と粛正してゆきます。そして最後にはスターリンは側近のベリアによって暗殺されてしまいます。…

ラヴレンチー・パーヴロヴィチ・ベリヤ
グロムイコはスターリンが暗殺されたことを暗示する叙述をしています。
「 臨終の際、スターリンはベッドサイドに居合わせたマレンコフ、フルシチョフ、モロトフなどの政治局員に対し、壁に架かっていた絵画に描かれた子羊を指差した後、自分を指差して自らを子羊に見立てていた。」(『グロムイコ回想録』)…

スターリンは、当初はアメリカやイギリスの国際金融家たちの力を借りてソ連の発展を図ろうとしましたが、次第に利害が衝突し、国際金融家たちの意向に従わなくなった…
その理由は、ソ連一国で一つの「世界」を構成しており、スターリンは国際金融家たちが目指すグローバルな利益ではなく、ソ連の国益を守ることに心血を傾けるようになったのだと思われます。要するに、ソ連の利益が第一と考えたのです…
ソ連にとって世界とはソ連を意味します。ロシア語で世界をミールといいますが、ミールは平和という意味でもあります。スターリンはソ連以外の権力に服従する事を潔しとしなかったのではないでしょうか。スターリンにとっての世界はソ連そのものだったのです。逆に言えば、ソ連に君臨することは世界に君臨することと同じだったということです。』
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で、本日の最後になりますが、トランプ大統領の「アメリカ・ファースト」、その意味を真面目に考える必要があるのではないでしょうか?

スターリンと対立し、もう一つの流れとなるのがトロツキー派です。

レフ・ダヴィードヴィチ・トロツキー
そのトロツキーに連なる、のちの共和党の「ネオコン」、民主党の「リベラル」、それらが執拗に攻撃しているのがトランプ大統領である理由が、まさにここに存在しているんです。

続きは次回に♥
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