2016-05-19 (Thu)
通州事件(つうしゅうじけん)とは、1937年(昭和12年)7月29日に中国の通州(現:北京市通州区)において冀東防共自治政府保安隊(中国人部隊)が日本軍の通州守備隊・通州特務機関及び日本人居留民を襲撃した事件。通州守備隊は包囲下に置かれ、通州特務機関は壊滅し、猟奇的な殺害、処刑が行われた。通州虐殺事件とも。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 いま起こっているのは、精神医学的意味において退行的な、そして【アメリカが動因であるような伝統的東西紛争ではもはやない】。最近の危機は全面的に、【ウクライナへのヨーロッパの介入と関係】している。
近年「西側」のメディアはあたかも1956年頃、つまり熱くなりかねない冷戦の最中に戻ったかのような様相を呈しているが、その譫言(うわごと)に引きずられず、発生している現象の地理的現実を観察するならば、ごく単純に、【紛争が起こっているのは昔からドイツとロシアが衝突してきたゾーン】だということに気づく。
非常に早い時期から私が感じたのは、このたびは、【アメリカが、クリミア半島がロシアに戻ったことで体面を失うのを恐れ、ヨーロッパに追随した】ということだった。あるいはむしろ、【ドイツに追随したというべき】かもしれない。なにしろ【今やドイツがヨーロッパをコントロールしている】のだから。
ドイツから来る信号をキャッチしてみると、それはさまざまで、互いに矛盾している。
ときには、ドイツはむしろ平和主義的で、控え目で、協調路線をとっているように感じられる。ときには、それと真逆に、先頭に立ってロシアに対抗する異議申し立てと対決姿勢を引っ張っているように見える。
この強硬路線が日々力を増してきている。…
ドイツが突出してきたのはこの対立においてだけではない。…ウクライナの平原でロシアを相手にすでに潜在的紛争状態に入っているというのに、メルケルはヨーロッパ委員会の委員長に、元ルクセンブルク首相のジャン=クロード・ユンケルを据えた。ちょっと【信じがたい無作法さをもって、強い反対の意志を明らかにしていたキャメロンのイギリスを屈辱的な目に遭わせた】のだ。
さらに途方もないことに、【アメリカによるスパイ行為の問題を使って、アメリカにもぶつかり始めた】。冷戦時代以来のアメリカとドイツの諜報活動の複雑な絡み合いを知っている者にとっては、まったく信じがたい。
第一、今日明らかなこととして、【ドイツの連邦情報局(BND)はごく普通のこととして、アメリカの政治をスパイしているのだから】ね。
顰蹙(ひんしゅく)を買うのを承知であえて言うけれど、東方でのドイツの政治行動に曖昧なところがある以上、ドイツの政治責任者らをCIAがモニタリングすることには私は大賛成だ。フランスの情報局もちゃんと任務を果たし、国際的な面でますます積極的かつ冒険的になってきている【ドイツの監視】に参加してほしい。
ともあれ、【ドイツが反米的にアグレッシブな態度を取るのは新しい現象】だ。しっかり考慮しないといけない。ドイツのやり方には凄みがある。ドイツの政治家たちがアメリカ人について語るのを近くで聞いたことがあるが、その様子には【深い侮蔑】が表れていた。ライン川の向こう側には【かなりの厚みを持った反米感情の蓄積がある】。…
こちらもご参照♥
↓
☆小谷野敦 反米という病 なんとなく、リベラル
すでにかなり前から、【ドイツ政府は経済運営に関するアメリカの諫言(かんげん)を意に介さぬ態度をとっている】。
世界の需要のバランスに貢献せよだと?
それから他にどうしろというのだ?
ドイツにはドイツのプロジェクトがあるのだ。
福利よりもパワーを優先する、ドイツにおける需要を抑制する、債務を負っている南欧諸国は隷属させる、東ヨーロッパの人間を働かせる、フランスの銀行システムに多少の餌を与えてフランス大統領府をコントロールさせる、等々・・・』
いかがでしょうか?
はじめに、著者であるエマニュエル・トッドは、自身でも述べているように「親米左翼」です♥ 日本で見かける、自称リベラル、つまりパヨク=左翼=知性がない、こう言った連中は、何故か「反米」ですね♥
エマニュエル・トッド
この書物を読んでいると、そんな著者の「左翼的」な言説が出てくるのですが、ことドイツの現在の状況については、非常に示唆に富んだ見解を示しています♥
で、著者が指摘しているとおり、ヨーロッパ、特にドイツにおいても、日本のパヨク=左翼=知性がない連中と同様に、「反米病」が蔓延しているようですね♥
それでは、随分と間があいてしまいましたが、5月10日の記事(☆日本列島の誕生 ~ 日本、インドネシア、アメリカ大陸に共通して残っているもの)の続きに入ります♥
ゲルマン・ドイツが、如何に禍を撒き散らかしてきたか、現代でも陰でコソコソしているドイツに焦点を当てて、歴史を確認していこうと思います♥
国家社会主義ドイツ労働者党
歴史的背景から染み付いている思想ゆえに、世界が終焉を迎え、「最後の審判」がくだされ、来るべき理想の国家、「第三の国(Drittes Reich)」の時代がやってくる、と考えているのがドイツ人です♥
キリスト教における「来るべき理想の国家」、それが「第三の国」です♥ その「第三の国」、つまり最後の審判の後に訪れるはずだった、「自由な精神の下に修道士が生きる『聖霊の国』の時代」、それこそが20世紀のナチス・ドイツだったわけですが、このナチス・ドイツは滅びてしまいました♥
しかし、ナチス・ドイツの精神はきちんと受け継がれたままです♥
以上のことを踏まえて頂いたうえで、20世紀の歴史を振り返ってみます。
私たち日本人は、戦後の教育で、「第二次世界大戦」あるいは「太平洋戦争」という意味不明な言葉で表現された戦争において、ファシズム国家だった、「ヒトラーのドイツ」や「ムッソリーニのイタリア」と手を組み、アジアの国々を侵略し、「民主主義」の連合軍と戦い、そして敗戦、ようやく戦前の体制が崩壊し、「民主主義国家」としての道を歩み始めた、と教え込まれています♥
さて、本当でしょうか?
答えは、もちろん「NO!」です♥
それでは、ご一緒に見て参りましょう♥
20世紀、今から約80年前、世界の大国は、イギリス、大日本帝国、アメリカ、フランス、イタリアです♥
そして、私たち日本を中心に考えて、この時代の関係を現しますと、このようになります。
大日本帝国(明治時代) VS ソ連(コミンテルン)、アメリカ(左翼ユダヤ)
当時、ソ連(コミンテルン)とアメリカに蔓延(はびこ)る左翼ユダヤは、密接に結びついていました♥ そしてソ連(コミンテルン)は、謀略によって、自国の敵同士を互いに、戦わせようとしていました♥
まんまと罠にはまったのが、大日本帝国と中華民国でした。
この当時、すでに私たちの日本では、ソ連(コミンテルン)や共産党の暗躍は、一般常識として広く国民に認識されていて、新聞でも報道されていました♥
この辺りを、非常によく纏めていらっしゃるのがこちらになります♥ 是非、ご訪問してみてください♥
↓
☆ロシア革命後、ソ連はいかにして共産主義を全世界に拡散させたのか
1933年 世界地図
ソ連(コミンテルン)を中心に見た場合、周りが敵だらけでした♥
西側に、イギリス、フランス、イタリアがあり、東側には、大日本帝国、アメリカが存在していました。
ですから、大国と対峙する「緩衝地帯」に位置する「ドイツ」と「中華民国」を「道具」に使ったんです♥
「満州事変」「第一次上海事変」のあと、1933年(昭和8年)3月、私たちの日本は正式に国際連盟に脱退を表明しました。
そして、同年、ドイツで「妖怪」が生まれました♥ それが、ヒトラーです♥
この頃のキーとなる人物が、この三人の独裁者です♥
スターリンのソ連(コミンテルン)の指示のもと、中国共産党の毛沢東は、蒋介石の中華民国と大日本帝国を戦争状態に引き込もうと画策していました。本来、大日本帝国の最大の敵はソ連(コミンテルン)だったのですが、この画策によって、やがて中華民国との戦争に引き込まれていきます。
同時に、中独合作によって、中華民国はドイツによる軍事支援を得ていました。ヴェルサイユ条約に抵触するもので、明確に違反行為でしたが、これによって最新兵器が中華民国にもたらされることとなり、のちに大日本帝国が苦戦する理由の一つとなります。
中独合作
こちらもご参照♥
↓
☆ドイツの武器輸出急増が意味するもの~世界は今、確実に「いつか来た道」を辿っている
前回は、1937年、今から79年前に発生した、盧溝橋事件までのお話でした。この事件の背後に、ソ連(コミンテルン)やアメリカや日本の「共産党」の暗躍があったことが御理解いただけたと思います♥
そして、このあと大日本帝国は、支那を巡る泥沼の戦争へと引き込まれていくことになります。
盧溝橋事件(1937年7月7日)で始まった「紛争」は、一旦は停戦(1937年7月11日)になります。ところが、支那は、そんな停戦の約束なんて守ったりはしません♥
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
「 ●大紅門事件
大紅門事件(だいこうもんじけん)は、1937年7月13日に中華民国北平南苑区(現豊台区)の大紅門で中国軍第38師に日本兵が襲撃された事件。北京の大紅門で日本軍のトラックが中国軍第38師に爆破され日本兵4名が死亡。7月14日、日本軍騎兵1名が惨殺される。」
「 ●廊坊事件
廊坊事件(ろうぼうじけん)は、1937年(昭和12年)7月25日から26日に中華民国の北平(北京市)近郊の廊坊にある廊坊駅(現在の廊坊北駅)で発生した日中間の武力衝突。郎坊事件と表記される場合もある。」
「 ●広安門事件
広安門事件(こうあんもんじけん)は、日中戦争初期(北支事変)の1937年(昭和12年)7月26日、中華民国冀察政務委員会の支配地域であった北平(北京市)で起きた国民革命軍第二十九軍による日本軍への襲撃事件。この7月には7日に盧溝橋事件、25日に廊坊事件という別の衝突事件が起きていた。
広安門(1910年)
北平居留民保護の為に日本軍広部大隊は26台のトラックで北平城内の日本兵営に向かった。事前に松井特務機関長が部隊の北平外城広安門通過について、冀察政務委員会当局と交渉して秦徳純市長の承諾を得た上で、連絡の為に冀察政府軍事顧問桜井少佐が午後6時頃広安門に赴くと、門を警備していた中国軍が城門を閉鎖していたため、開門について交渉した結果午後7時半頃開門され部隊が門の通過を始めたが 、部隊の3分の2が通過した時に突如門が閉ざされ、広部部隊を城門の内と外に分断した状態で不意に手榴弾と機関銃の猛射による攻撃を加えてきたため、広部部隊も門の内外から応戦した。中国側は兵力を増強して大隊を包囲し、一方豊台の河辺旅団長により午後9時半救援隊が派遣されたところで折衝により中国軍は離れた場所に集結し、広部部隊の内、城内に入ったものは城内公使館区域に向かい、城外に残されたものは豊台に向かうという案がまとめられ午後10時過ぎに停戦し、広部部隊は27日午前2時頃公使館区域の兵営に入った。この戦闘における日本軍の死傷者の合計は19名で、その内訳は戦死が上等兵2、負傷が少佐1、大尉1、軍曹1、上等兵2、一等兵1、二等兵7、軍属2、新聞記者1であり、桜井顧問に同行した通訳1名も戦死している。」
広安門事件
いかがでしょうか?
すべて、支那がちょっかいを出してきた「戦闘」ですね♥
悪いのは、支那です♥
そして、日本国民を激昂させる事件が発生しました。それが、有名な「通州事件」(1937年(昭和12年)7月29日)です。
「 通州事件…1937年7月29日…通州の日本人居留民約350人に対し、中国保安隊と暴民が襲いかかり、掠奪、暴行のあげく、婦人・子供を含む日本人200余名が虐殺された事件である。…ある者は耳や鼻を削がれ、女性は陰部に丸太を突き刺され、乳房を削がれ、ある者は鉄線で数珠繋ぎにされて池に放り込まれた。
…南京事件のわずか5ヶ月前に、中国軍民によるこのような大量の日本居留民虐殺の暴虐事件があったことを記憶しておく必要があろう。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆南京事件のわずか5ヶ月前のこと♥ 【小学校教員採用試験レベル】
「 さて、日清戦争に関する、韓国検定教科書の主張です。
《 日本人をはじめとする外国の侵略に対し、東学農民運動が立ち上がった。 》
絶句しました。
確かに教科書の単元ごとのキーワードには「清日戦争」とあるのですが、延々と「東学農民運動」の話ばかりしているのです。日本人にとっては「東学党を名乗る農民反乱が朝鮮で起きました」、以上。で、すんでしまうレベルの出来事ですが、朝鮮民族の栄光を称える大韓民国の歴史観では、単元のほぼ全部を使ってでも称えるべき特記事項が農民反乱なのです。
歴史教科書の問題で日本人は、「こんなひどいことが書いてある」という指摘はよくするのですが、「こんな大事なことが書かれていない」ことのほうが重要な場合もあります。たとえば、「日本人が三十万人の中国人を殺した」とされる真偽不明の南京事件は載っているのに、日本人が虐殺された通州事件が無視されている、などです。
歴史では、「事実認定においてあからさまな誤りがあってはならない」ことは当たり前で、「どの事実を取り上げるか、また取り上げないか」によって歴史観が現れるものです。
ちなみに、このあたりは中国も同じです。ある雑誌で、近現代史における重要事件で中国人がどのような間違いを主張しているかを指摘したうえで反論するという企画があったのですが、中国人は日露戦争にはまったく言及していないので、担当者が困ったという話がありました。
「そんな人物は歴史上、最初から存在しなかった」「そんな事件は歴史上、最初から存在しなかった」とは儒教圏における歴史記述の得意技です。中国人は王朝そのものを平気でなくしてしまう…朝鮮を舞台にした日清戦争、清朝父祖の地・満州を舞台にした日露戦争のような重大事件が載っていなくて、自分たちの歴史がわかるのかと疑問に思います。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆儒教圏における歴史記述の得意技 ~ 通州事件
続きは次回に♥
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