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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  お金 >  日本初、全国で使える「紙幣」

    日本初、全国で使える「紙幣」

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    由利 公正(ゆり きみまさ(こうせい)、文政12年11月11日(1829年12月6日) - 明治42年(1909年)4月28日)は、日本の武士(福井藩士)、政治家、実業家。子爵、麝香間祗候。旧姓は三岡。通称を石五郎、八郎。字を義由、雅号に雲軒など。

    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    実は「お金」にまつわる嘘の報道も多いのです

    それでは、幕末から明治にかけた「お金」のお話しを、こちらの本で見ていきましょう!


    お金から見た幕末維新――財政破綻と円の誕生(祥伝社新書219)お金から見た幕末維新――財政破綻と円の誕生(祥伝社新書219)
    (2010/10/30)
    渡辺房男

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    『 名うての財政通である三岡八郎(みつおかはちろう)…

     三岡は、後年、由利公正(ゆりきみまさ)と名乗り、東京府知事として東京銀座の煉瓦街を作ったことで知られるが、かつて財政難にあえいでいた福井藩を藩札5万両の発行によって見事立ち直らせた人物として、京にもその名を轟かせていた。そのため、有能な「財務大臣」として、早くから京の太政官代に招かれていたのである。彼は、鳥羽伏見の戦が終わるとすぐに、各地への官軍派遣のための軍費調達に全力を傾けた。京、大坂の豪商たちをなだめすかし、時には刀で脅し挙げてのカネ集めを行い、東征軍の取りあえずの軍費を調達したのである。

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    銀座煉瓦街のミニチュア(江戸東京博物館)

     だがこれだけでは、今後の政府の施策を支え、民生安定のためにの資金には、全く足りない。三岡は、今では国民に広く浸透している「国債」に似た紙幣の発行を思いついた。彼が、かつて福井藩で行った5万両の藩札発行と同じ試みである。福井では5万両の藩札を領民に貸しつけて生糸などの生産の資金とし全国で販売させた。これが予想以上の成果をあげ、50万両ものカネを稼ぎだし藩の財政を豊かにしたのである

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    本来の貨幣とは別の「お金」を造って、財政を立て直す例は世界中にあります♥

    破綻した夕張市を立て直すヒント♥


    エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社+α文庫)エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社+α文庫)
    (2011/03/22)
    河邑 厚徳、グループ現代 他

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     この方法を日本全国で展開したらと、三岡は考えた。つまり、藩札ではなく日本全国で流通する紙幣の発行である。紙幣に刷られた発行元が「太政官会計局」となっていることから、太政官札と呼ばれたこの紙幣は日本初の全国通用紙幣と言えよう

     裏面には「通用一三年」と刷られている。これには、10年間で元金を返還させ残りの3年間は正金で3割の利息を支払わせるという政府の狙いがあった。 』

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    太政官札

     いかがでしょうか?

     この太政官札は、新政府自らが造り、新政府から、三井、小野、島田、鴻池などの豪商たちや各藩に貸し付けられた「お金」でした。

     政府保有の不動産や商品、政府が借りた借金の証書などを裏付け担保にして、政府が貸し与えたのです。

     しかも、この「お金」は、期限があって、13年で3割増にして元利金の返済を求める「お金」だったんです♥

     今の「お金」とは、全然違っていたことがよくわかりますね。

     政府が造って、利子を取って貸し付けた「お金」だったわけですから。

     今では、あたりまえの様に「円」という「お金」を使っている私たち。

     これは日本銀行という民間銀行が発行しています。

     ですが、明治時代の初期までは、「お金」は国家が造っていたんです♥

     「国のお金を国が造る」、これが当たり前なんです。

     ですが、今は違います。民間の一企業が造っているのです。

     不思議に感じませんでしょうか? 続きは次回に♥ 


    お金から見た幕末維新――財政破綻と円の誕生(祥伝社新書219)お金から見た幕末維新――財政破綻と円の誕生(祥伝社新書219)
    (2010/10/30)
    渡辺房男

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