2014-12-20 (Sat)

明治4年銘の1圓金貨幣
日本の金貨(にほんのきんか)とは、日本で鋳造され発行、流通した金貨の総称であり、大判、小判、分金、本位金貨、記念金貨等がこれに相当する。明治政府は、それまでの小判、分金、穴銭などの貨幣に変えて近代的な洋式貨幣を発行すべく香港および英国から鋳造機を導入し明治3年11月27日から最初に銀貨の鋳造を初め、明治4年(1871年)8月から金貨が発行された。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
実は「お金」にまつわる嘘の報道も多いのです。
それでは、幕末から明治にかけた「お金」のお話しを、こちらの本で見ていきましょう!
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『 当初、大蔵省はこの国立銀行(※)創設により、総額4800万両以上の太政官札などの不換紙幣を早急に回収できると踏んだ。また、三井組や小野組などの銀行創設者にも大きな利益を期待させる条件が整っていた。 』

第一国立銀行
明治の国立銀行(こくりつぎんこう)とは、1872年(明治5年)の国立銀行条例に基づいて開設された金融機関である。当時の大蔵少輔・伊藤博文のもとで制度が創られた。
「国立銀行」とはアメリカのnational bank(現在では国法銀行と訳すことが多い)の直訳であり、「国法によって立てられた銀行」という意味である。したがって民間資本が法律に基づいて設立して経営したものであり、国が設立して経営した銀行ではない。金貨との交換義務を持つ兌換紙幣の発行権を持ち、当初は第一から第五の4行が設立された。

『 まず、資本金の6割を安値で買い取った金札、つまり太政官札で納めれば、大蔵省が発行した年6分の利息を得ることができた。つまり、発行した紙幣からの貸し出し利息、預け入れた公債証書からの利息、つまり資本金100万円のうち、60万円の金札を用意すれば、二つの受け取り利息の合計、9万6000円が懐に入るという仕組みであった。もっとも、4割の40万円は正貨、つまり大坂で発行を開始した円金貨を用意し、兌換を望む人々にはその要求に応じねばならなかった。
そして、この金貨との兌換規定が、思わぬ結果を生んだのである。

幕末時代の制度がまだ頭の中から払拭できていなかった明治六年頃のことだ。銀行という貸し出しと預け入れという二つの仕組みがなかなか世間に浸透していなかった。借りることはできても、預金して利息を受け取るという近代的な金融システムがまだ理解できていない。
とすると、どうなるか。借りた金額と同額の銀行紙幣を受け取ると、それを市中で使って流通させるのでなく、そのまま国立銀行に持ち込み、金貨と引き換えるという事態が次々と起きたのである。

いかがでしょうか?
国が発行する「明治通宝札」は、金との交換はできませんでした(不換紙幣)。
ところが、「民間の銀行」が発行する紙幣は、「金」と交換できたんです(兌換紙幣)。
当然、国と民間であれば、国は大丈夫、民間はどうだろう?ってなりますね♥
ですから、民間の会社が発行する「紙のお金」を、とっとと「金貨」に交換したわけです♥
みなさんも、そうなされませんか?
続きは次回に♥
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