2014-09-22 (Mon)
『 1980年代は、日米間の経済摩擦が大きく顕在化した時期である。
…往々にして不当ともいえるアメリカ側の圧力が、
日本に重くのしかかる。
日本はそれを不当と撥ねつけたり、
無視したりすることは許されず、
ひたすら圧力にどう応え、
どうすれば先方に納得してもらえるかを考える。
…この構図は幕末の黒船来航の時代からあまり変わっていない』
『 外交交渉では、もっぱら
「受け身の姿勢」
「言い訳の姿勢」
「小出しの姿勢」
という三つのパターンが用いられる。
そこでは、相手に注文をつけることにはほとんど関心がなく、
向こうから要求される内容に折り合いをつけることに、
ひたすら労力を費やすことになる。』
『 「アメリカは、少し中国に甘いのではないか。
日米経済摩擦のときとはずいぶん違う。
…なぜアメリカは中国に文句を言わないのか?
どうして、そんなに中国に遠慮するのか?」
「中国に文句を言っても、反応がないからだ。
反応しない相手はやりにくい。
それに比べて、日本は敏感に反応してくれた。
それでますます日本叩きも激しくなったというわけだ。
…しかし、現実として、米中がかなり相互依存の関係になっていることが大きい…」 』
『 端的に言って、
日米経済摩擦は米国内ではメディアに大きく取り上げられることは少なかった。
しかし日本の新聞などでは常にトップニュース扱いだった…
その事が交渉を難航させ、
ときに自国の利益を損ねるようなことにもなっていた…
マスコミはアメリカの御用聞きかマッチポンプ、
日本へ向けて懸命に火種を吹き起こしているようなものだった。』
えっ!日本のメディアが大騒ぎしたせいで、日本が不利益になっていたって言う事なんですね♥
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