2014-09-14 (Sun)
『硫黄島(いおうとう)の地下には、
延べ18kmに及ぶ地下壕が掘られていた。
掘った道具は今も、そのまま転がっている。
機械もツルハシもなく、
子供のおもちゃみたいなトンカチで掘られた。
トンカチが無い者は、素手で掘っていた。
生爪を剥がしながら…
しかも、硫黄島は暑く、地下では気温は70℃にもなった…
すべて祖国を護るため…
子孫である現代の日本人を護るため…
私たち日本人みんなを絶滅させないように…
硫黄島で地下壕を掘った二万一千人の日本兵。
その大半は、「民間人」だった…
パン屋さんだったり、
魚屋さんだったり、
学校の先生だったり、
会社の勤め人だったり…
私たちと同じ市民がそこで戦った…
あの戦争は悲惨だったという話だけを
ぼくたちは70年間してきたけれど、
それで済むのか…
70年前に犠牲となった英霊のかたがたが
本当に聞きたいのは
戦争は悲惨でしたという話だけではなくて、
今、自分たちが助けた女性と子供を手がかりにして蘇っていった日本民族が、
祖国をどんなよい国にしているのか、
その話を聞きたいんだ。
ぼくたちが、今、何をしているか、それを聞きたいんだ。
経済は繁栄したけれども、
いまだ国軍すらないから隣国に国民を拉致されて、
されたまま救えず、
憲法はアメリカが原案を英文でつくったまま、
そして子が親をあやめ、親が子をあやめ、さらにいじめられた子が自殺する。
そういう国になり果てましたと、英霊に言えるのか。
ぼくたちの一番の責任はそこでしょう。』
『硫黄島(いおうとう)の決戦一千三十三人の生き残り将兵のお一人、金井啓さんは言う。
「俺たちのどこが悪者なんだ。おまえたちのためにみんな戦ったんだ!」
日本は戦後教育で日本兵は悪者だったと教えてきた。
英霊は英霊ではなくて悪者だと教えてきた。
悪者だから忘れてよかった、
悪者だから放っておいてよかった、
悪者だから滑走路の下に閉じ込めてよかった…
日本人は硫黄島を忘れていた…』
そうですね。そのとおりですね♥
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