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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

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    日本の神社が伝えていること ~ 理想的な古代世界が再現された空間

    高床式倉庫(復元、吉野ヶ里遺跡)
    高床式倉庫(復元、吉野ヶ里遺跡)

    高床式倉庫(たかゆかしきそうこ)は、高床建築の倉庫のことである。高床倉庫とも表記される。

    平地住居や竪穴式住居に壁立式で掘立柱を用いるものがあるが、高床建築は壁立式の側壁を用いない掘立柱建物の一種である。住居としては東南アジアでとりわけ、雨期に出水する地域や山岳の傾斜に用いられている。それとは別に湿気対策やネズミなどの害を防ぎ、風通しをよくするために床が高く造られ、稲やとうもろこし、小麦などを蓄える倉として古くから世界各地で用いられた。神社建築様式の1つである神明造はこれから発展したとされる。現在でもアフリカ中央・南アジア・東南アジアに同様のものが見られる

    アイヌの高床式倉庫
    アイヌの高床式倉庫

    オレオ(スペイン ポンテベドラ)
    オレオ(スペイン ポンテベドラ)






    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 我々の祖先は、土器や漆器というような工芸品ばかりでなく【巨大な建造物についても、世界史に大きな足跡】を残している。…

    ポイント 女性

     三内丸山(さんないまるやま)遺跡では、約百棟もの堀立柱(ほったてばしら)建物整然と配置されているが、それらは直径2メートル深さ2メートル巨大な柱穴に、栗の巨木をたてたもので、柱の高さは10メートル以上と推定されている。【最大の建物は長さが32メートル、床面積が百坪】もある。

    三内丸山遺跡 全景
    三内丸山遺跡 全景
    三内丸山遺跡 2 三内丸山遺跡 高床式建物



     縄文時代の日本人毛皮を着て洞窟に住み狩りをして生活していたというイメージは、すでに過去のものとなっている。



     その巨大建造技術がさらに蓄積されてつくられたのが、【出雲大社(いずもたいしゃ)】であろう。現在の出雲大社本殿高さ24メートルで、延亨(えんきょう)元(1744)年に造営されたものだが、平安時代に建てられた本殿は高さ約48メートルであり、

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    さらにそれ以前は約96メートルもあった、と宮司である千家(せんげ)家に代々伝わる『金輪御造営差図(かなわのごぞうえいさしず)』に記されている。

    出雲大社

     96メートルというのは事実かどうか分からないが、48メートルの方は物証がある出雲大社の境内三カ所から巨大な柱が発見されているのである。それぞれの柱は、直径1・35メートルの杉材三本を金輪で締めて一組にしたもので、さしわたし約3メートルもあった。



     これらの柱は、『金輪御造営差図』で記されている図とよく一致しており、また科学分析の結果、宝治(ほうじ)二(1248)年に造営された本殿跡の可能性が高いとされている。

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     神話によれば、大国主神(おおくにぬしのかみ)天津神(あまつかみ)国譲りをした時に、天津神が大国主神の住居を造り、

    「高天原(たかまがはら)にとどくほど千木(ちぎ)を高く聳(そび)えさせる」

    と約束したという。大国主神を祀る出雲族との平和的統一を実現しようという狙いがあったのだろう。

    こちらもご参照♥

    日本の神話を学びましょう



    御存知ですか?古代日本の民族大移動 ~ あさっては『紀元節』の日です



     大国主神を祀ることを命ぜられたのが、【天照大神の第二子・天穂日命(あめのほひのみこと)】だが、現宮司の千家尊祐(せんげたかまさ)氏はその84代の子孫にあたる。ちなみに【第一子の天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)の子孫が現在の皇室】である。』

    日の丸

    いかがでしょうか?

    古代の私たち日本の建築技術が、いかに素晴らしいものだということがご理解いただけましたでしょうか♥

    冒頭に出てくる青森県の三内丸山遺跡。これは旧約聖書に描かれている時代に存在していた私たち日本人の祖先の遺跡です♥

    高さ15メートルの建造物、今でいえば5階建てマンションに相当する大きさのものですが、当時の日本人の祖先は、建てることができました

    三内丸山 10 001_20160128172334b19.jpg

    その一本の直径は約1メートル(柱穴は約2メートル)です。

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    しかも、その柱に用いたのがクリの木ですが、そのクリの木を何代も何代もかけて、植林していた事も判明しています♥ つまり、必要な時に伐採して利用するために植樹していたんです。

    ちなみに、クリの木の太さ100年で直径約50センチメートルほどになります。(※三内丸山の柱の直径は約1メートル)

    こちらもご参照♥

    日本にあった「バベルの塔」 ~ 三内丸山遺跡のスゴイところ



    歴史区分 4

    続いて、本文中にございました出雲大社高さ48メートルの本殿が実在したわけですが、これはいったいどのくらいの高さになるでしょうか?

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    三内丸山遺跡の建物の3倍ですから、今でいえば15階建てマンションに相当します♥

    15kai.png 出雲大社

    このように、古代より私たち日本人の祖先は、巨大な建造物を造る技術を伝承してきたわけですが、もう一つ大切に受け継いできたものがあります♥

    それは建築物そのものの形の中に見ることができます。

    「 神社は神話で語られる理想的な古代世界が再現された空間となっている。

     つまり、神々が活躍していた頃の風景がイメージされているわけで、社殿それにふさわしい形が求められる。…


    三内丸山 11
    三内丸山 12

     古代建築をベースとしているのはそのためで、具体的にいうと、掘っ立て柱・高床式・横板壁・外開きの扉・白木造・屋根を自然素材(檜皮(ひわだ)や茅(かや)、こけらなど)で葺(ふ)くこと・千木(ちぎ)や鰹木(かつおぎ)を棟に載せる、といった特徴がある。…

     なかでも、千木・鰹木は社殿建築特有のもので、仏教建築ではけっして使われることがない。いずれも古代建築の部材を装飾品としたものだ。」


    img_1_20160123050622013.jpg

    いかがでしょうか?

    現代の日本の至る所に存在している「神社」の本殿その形は、太古の昔からの継承でもあるわけなんです♥ 凄いですね^^

    では、本日の最後に、本文中にもあった「千木(ちぎ)」について。

    「高天原(たかまがはら)にとどくほど千木(ちぎ)を高く聳(そび)えさせる」

    出雲大社の本殿の「千木」は、こうなっています。

    出雲大社 本殿

    伊勢神宮の内宮と外宮の「千木」は、それぞれこうなっています。

    千木 内宮と外宮

    「千木」の先端が水平なのか垂直なのかで、祀られている神さまの性別が判ります。同様に、鰹木(かつおぎ)の数でも判ります。

    これを知っているだけで、神社巡りも楽しくなりますよ^^

    詳しくはこちらをご参照♥

    伊勢神宮を探検してみましょう





    続きは次回に♥




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    * by 七紙
    日本の神社が古代イスラエルの神殿とか、原始キリスト教が日本の神社とか日本古代イスラエル同文化みたいな日ユ同祖論みたいなのはガセなんですかね。

    Re: タイトルなし * by みっちゃん
    七紙さん、こんにちは^^
    いつもコメント有難うございます♥

    先史時代において、日本人とユダヤ人が同じ祖先だって言われているお話は存じ上げていますが、正直、説得力がないように思います。信じるか信じないかの問題で、証明できることではないんだと思います。もっとも、いずれもホモ・サピエンスには違いないんですけど(笑)

    一方で、有史時代においての日本人とユダヤ人は、その民族の在り方が、正反対のような気がしてなりません。多神教であり、性善説であり、国を護り維持し続けてきた日本人と、一神教の典型例であり、性悪説であり、簡単に国を滅ぼされたユダヤ人とが、同じだとはとても考えにくい、そのように思っています♥

    今後とも宜しくお願いいたしま~す^^



    > 日本の神社が古代イスラエルの神殿とか、原始キリスト教が日本の神社とか日本古代イスラエル同文化みたいな日ユ同祖論みたいなのはガセなんですかね。

    コメント






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    日本の神社が古代イスラエルの神殿とか、原始キリスト教が日本の神社とか日本古代イスラエル同文化みたいな日ユ同祖論みたいなのはガセなんですかね。
    2016-08-31 * 七紙 [ 編集 ]

    Re: タイトルなし

    七紙さん、こんにちは^^
    いつもコメント有難うございます♥

    先史時代において、日本人とユダヤ人が同じ祖先だって言われているお話は存じ上げていますが、正直、説得力がないように思います。信じるか信じないかの問題で、証明できることではないんだと思います。もっとも、いずれもホモ・サピエンスには違いないんですけど(笑)

    一方で、有史時代においての日本人とユダヤ人は、その民族の在り方が、正反対のような気がしてなりません。多神教であり、性善説であり、国を護り維持し続けてきた日本人と、一神教の典型例であり、性悪説であり、簡単に国を滅ぼされたユダヤ人とが、同じだとはとても考えにくい、そのように思っています♥

    今後とも宜しくお願いいたしま~す^^



    > 日本の神社が古代イスラエルの神殿とか、原始キリスト教が日本の神社とか日本古代イスラエル同文化みたいな日ユ同祖論みたいなのはガセなんですかね。
    2016-08-31 * みっちゃん [ 編集 ]