2015-05-17 (Sun)

戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
いまだに世界を騒がせている「イスラム過激派組織」。
これに関しても、メディアはキチンとした報道をしていません。
それでは、この書物を見ていきましょう!
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『 2015年1月20日に湯川さんと後藤さんを映したビデオが流れた後、「イスラム国」は【日本政府とほとんど接触しないまま】、同月24日には【湯川さんを殺害】した。それと同時に、【呼びかける相手を突然ヨルダン政府に変更】し、後藤健二さんを解放する条件として、なぜかヨルダンで収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚の解放を要求するという「筋の通らない要求」を行った。…

しかし、ヨルダンのほうが一枚上手だった。ヨルダンは、
「捕虜となった我が国の戦闘機パイロット、ムアズ・カサースベ中尉を解放せよ」
と言ってきたのだ。

これは、実は1月3日の時点で、とっくにカサースベ中尉を殺害してしまっていた「イスラム国」がヨルダンとの交渉に「敗北」した瞬間であり、またヨルダン政府が、日本政府の「お願い」を却下した瞬間でもあった。

こうして、後藤さんをいとも簡単に交渉のテーブルから下ろしたヨルダンの強気の姿勢を前に、大いに調子が狂ったのだろうか。交渉敗北を認めざるを得なくなった「イスラム国」は二進も三進も(にっちもさっちも)いかなくなったため、後藤さんを殺害し、カサースベ中尉の焼殺映像を流すことで、「俺たちをナメるなよ」という強がりを見せた。…

以上が、私たち日本人が一般的に持っている認識であろうと思う。しかし、引き続きわからないのは、
「なぜ『イスラム国』の『第4グループ』は、日本政府との交渉をいっさい行わず、何の脈絡もなく急にヨルダンを交渉相手に選んだのであろうか」
ということだ。

この点を掘り下げていくと、今回「イスラム国」が、突然にヨルダンを交渉相手に指名したことは、【ヨルダンを含むいくつかの国々にとって、大変な利益】となる面が少なからずあったことに気づく。…

このことを理解するためには、ヨルダン国王の背景と、ヨルダンにおける政治状況を見る必要がある。…

現国王のアブドゥッラー二世は、1980年代にイギリス陸軍士官学校を卒業後、オックスフォード大学やジョージタウン大学などで国際関係を学んでおり、【極めて欧米的な人物】だ。父と違い、【イスラム主義者に対しては、強力な秘密警察と情報機関を用いて、かなり激しく弾圧】してきている。

そんな現国王の母は、イギリス人のアントワネット・アヴリル・ガードナーという女性である。つまり今のヨルダン国王は「白人とのハーフ」なのだ。…

こんなイギリス白人の血統を誇りとし(『アル・アクバル』2013年3月25日)、米英に長らく留学していた経験のある【現国王が親欧米であるのは至極当然】のことであり、2015年1月に発生したフランス・パリの週刊誌『シャルリー・エブド』に対する襲撃事件の後には、世界の首脳と肩を並べてパリの反テロ行進にも参加している。

一方、九割はイスラム教スンニ派というヨルダン国民の多くは、イスラム主義を掲げる「イスラム国」の思想に共鳴しており、
「多くの(ヨルダン)人は、なぜ自分たちの君主が『イスラム国(IS)』のジハード主義者に対する米国主導の有志連合に加わったのか不思議に思っている」
という指摘もある。実際、パリのテロ事件の後、各国首脳とともに現国王がパリのデモ行進に参加したことに対しても、国内からは大きな不満が出ていた(『エコノミスト』2015年1月24日号)。
「イスラム国」に入ったヨルダン人傭兵は非常に多く、その数は3000人を超えると言われているし…アルカイダ系武装組織「ヌスラ戦線」に至っては、その創設当初からヨルダン人が中枢を占めており、今もその大半が同国人だという。…

ヨルダン政府はこれまで、強力な秘密警察を使ってそんな国内のイスラム主義者の動きを封じ込めてきたが、完全に押さえ込むことはできず、ときおり大規模な反政府・反王室デモが起きている。』

画像はこちらからお借りいたしました♥
いかがでしょうか?
ヨルダン国民の多くが過激派集団「イスラム国」に共鳴していたことが、良く分かりますね♥
そして、そのヨルダン国民の不満は、王室や政府に向けられていました。
そんな中、私たち日本の国民が「人質」となってしまいます。
当初は、日本政府を相手とした交渉が行われていたかに見えました。
でも、実際には「日本人の人質を使って、ヨルダン政府と交渉」したんです。
おかしいですね?
例えば、ある過激派が、朝鮮人の人質をとって、日本政府に交渉してきても、筋違いですね♥
交渉にすらならないんじゃないでしょうか?
仮に、朝鮮政府が日本政府に「お願い」してきたとしても、日本政府には何もできませんね♥
こういう場合は、朝鮮政府が、自国民救出のために「軍隊」や「特殊部隊」を派遣せざるを得ません。
あくまでも、「人質」の方々が属している国家が、「国民を護る義務」を果たさなければなりません。
こう考えると、当時の日本のメディアや左翼が、まるで過激派組織「イスラム国」側に立っているかのように、「身代金を支払え」と言ってはばからなかった点が、非常に奇妙に感じますね♥
彼らは決して、国家主権である自衛権(=自国民を護る権利)の行使を口にしません。誘拐事件を警察に任せることなく、「すべて身代金の支払い」で済ませようとする考え方と同一です。そんなことになったら、誘拐事件のオンパレードになっちゃいます♥
怪しげな関係者みたいな人間が、次々と日本のメディアに登場し、過激派組織「イスラム国」側に同調するかのように、また、それを利用して「日本政府批判」を展開していました。その段取りの良さというか手際の良さは、今回の一件を、まるで「事前に知っていた」かのようにも思えてしまいますね♥



やがて、ムアズ・カサースベ中尉が焼殺された(その動画が公開された)ことによって、情勢が一気に変化します。
つまり、ヨルダン国民の攻撃対象が、ついに王室や政府から、過激派組織「イスラム国」に変わったんです。
この書物を読み進めていくと、日本のメディアがほとんど報じていない驚愕の事実が次々と出てきますよ。
続きは次回に♥
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Re: タイトルなし * by みっちゃん
七紙さん、こんばんは☆彡
確かに、そうですね♥ キリスト教と違って、イスラム教は穏やかな思想が底流にあるからなんでしょうか?
支那の兵隊の場合は、強姦・殺人・強奪を当然の権利だと考えていますから。。。論外ですね(笑)
これからも宜しくお願い致しま~す♥
確かに、そうですね♥ キリスト教と違って、イスラム教は穏やかな思想が底流にあるからなんでしょうか?
支那の兵隊の場合は、強姦・殺人・強奪を当然の権利だと考えていますから。。。論外ですね(笑)
これからも宜しくお願い致しま~す♥
アラブの文化ではコーランでジハードという割に武人や兵士が尊敬されないというのはまるで好戦主義でありながら武人が尊敬されない支那みたいだ。