2015-04-22 (Wed)

伊勢神宮
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
さて、日本の中心地は、昔から「関西」だったのでしょうか?
これを確かめるためには、「関東」の歴史を理解する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
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『 『古事記』や『日本書紀』に描かれる神話の世界からも、関東は対象外の地域であったと思われてきたのではないでしょうか。

出雲大社
ところが、『古事記』『日本書紀』で大きなウェイトを占める【出雲神話】のなかでも、ことに重要な「国譲りの神話」に東国が関わっています。

大陸から入ってきた新しい弥生文化が西日本に発展してくると、従来の縄文文化が高度に発達していた東国とのあいだにせめぎ合いが起こったということが、国譲りの神話から読みとることができるのです。

神話で高天原(たかまがはら)系の天津神(あまつかみ)と葦原中津国(あしはらのなかつのくに)系国津神(くにつかみ)との対立として描かれているのは、そのまま【大和系と出雲系との対立】と置き換えられます。それは同時に、【東国の縄文系と西国の弥生系との対立】に置き換えられると提案したいと思います。

国譲りの神話は、高天原のアマテラスオオミカミ(天照大神)が葦原中津国(地上の国)を治めていたオオクニヌシノミコト(大国主命)に迫って、【話し合いで】葦原中津国の支配権を譲らせた顛末を語ったものです。

アマテラスが最初に高天原から出雲に遣わした二神は、オオクニヌシに従って帰ってこなくなってしまったので、改めてタケミカヅチノカミ(武甕槌神)とフツヌシノカミ(経津主神)という二神が送られます(『日本書紀』による。『古事記』では、タケミカヅチとともに派遣されるのは、フツヌシではなく乗り物のアメノトリフネノカミ=天鳥船神となっています)。

二神は出雲の伊耶佐(いざさ)の小浜(稲佐の浜)に降り立ち、タケミカヅチが十拳剣(とつかのつるぎ)を逆さに立てて国を譲るよう迫ると、「自分の一存では決められない」とオオクニヌシは息子のコトシロヌシノミコト(事代主命)に判断を委ねます。コトシロヌシが国譲りに同意すると、もう一人の息子タケミナカタノカミ(建御名方神)にも聞くようにとオオクニヌシは言います。

諏訪大社
タケミナカタは、「力比べで決めよう」とタケミカヅチに勝負を挑みますが(これが相撲の起源とされています)、タケミカヅチの圧倒的な力に恐れをなして逃げ出し、信濃の諏訪湖まで追い詰められます。そこで、タケミナカタはその地から外へは出ないことを約束して国譲りに同意し、諏訪の神として祀られることになるのです。

鹿島神宮
二人の息子が国譲りに同意したのを知ったオオクニヌシは、ついに国譲りを受け入れます。代わりに天津国の御子が住む宮殿と同じくらい広大な住居を、地底の岩盤に柱を太く立て、高天原にも届くくらい立派に建てるよう望みます。高天原はオオクニヌシの願い通りに大きな神殿を建て、それがいまの【出雲大社】となっているのです。こうして出雲は天津神の治める地となり、【国家統一の基盤】ができあがったわけです。

香取神宮
ここではつまり、出雲系が大和系に国を譲ったということが物語られています。そして、このとき中心的な役割を果たしたタケミカヅチとフツヌシが、まさに鹿島神宮と香取神宮の祭神なのです。どちらも武神、剣の神として崇められています。』

いかがでしょうか?
近年の発見により、「国譲りの神話」は、神話ではなく、「史実」である可能性が高まってきています。
私たちの日本には、このように古より伝承される神話に基づいた史跡や神社がたくさんあります。
ちょこっと足を運ぶだけで、新しい発見が出来るかも知れませんよ♥
ちなみに、鹿島神宮には、国歌に謳われる「さざれ石」も祀られています。
是非、お参りに行ってみて下さい^^

続きは次回に♥
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