2015-04-08 (Wed)

本居 宣長(もとおり のりなが)は、江戸時代の国学者・文献学者・医師。荷田春満、賀茂真淵、平田篤胤とともに「国学の四大人(しうし)」の一人。本居宣長は、『源氏物語』の中にみられる「もののあはれ」という日本固有の情緒こそ文学の本質であると提唱し、大昔から脈々と伝わる自然情緒や精神を第一義とし、外来的な儒教の教え(「漢意」)を自然に背く考えであると非難し、中華文明を参考にして取り入れる荻生徂徠(おぎゅう そらい)を批判した。

伊耶那岐神(右)と伊耶那美神(左)
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
私たちが本当の意味での「日本を取り戻す」ためには、
「真の保守、真正保守」の考え方を理解する必要があります。
保守とは何か?その疑問を突き詰めていく、この書物を見ていきましょう!
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『 「真の保守」という意味で、近代日本にも、何人か傑出した人が出たことは事実です。…
小林秀雄は本居宣長に帰ったし、三島は、『豊饒(ほうじょう)の海』四部作を著し、切腹という行動で日本を示した。しかしわれわれはそこでとどまっていてはいけない。それを受けて、われわれの時代は保守をもっと掘り下げねばならない。…

三島由紀夫
保守は感覚だと言ったのが江藤淳だとすると、小林秀雄が言っているのは、要するに本居宣長はなぜ偉いかということです。
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それは突き詰めれば「もののあはれ」に代表されるけれども、一番のポイントは「漢意(からごころ)」を排斥して「もののあはれ」という日本の真の精神に立ち返ろうとしたことにあります。それをイデオロギー的に書き記すことはなかなか難しいから、やはり感覚です…

小林秀雄
小林秀雄というのは、時代が経つにつれ輝きを増す所がある。着眼点がすごい…
昭和10年代ですから、滔々(とうとう)たる国体論が論壇やマスコミを風靡している。それに対しては彼は文壇という孤独な仕事場を守った文学者ですから、世の風靡とは距離を置いていた。その場所にいながら、彼が真の歴史書としてあえて取り上げたのが、時代思潮のど真ん中で大切にされていた『神皇正統記』でした。今でも新潮文庫で読めるアンドレ・モロワの『英国史』が、当時読書界で流行っていた。それを小林は、こんなものは通俗的な歴史に過ぎないと書いた。

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「モオロアの『英国史』は第三流の史書である。何故かといふとそこには天才の刻印がないからだ。ここで言ふ天才とは、例へば、『神皇正統記』に明らかな様な歴史家の天才の意味だ。又それは、北畠親房(ちかふさ)にあつては、過去を正確に描いて未来を創り出した大歴史家としての条件が稀有(けう)な完璧を示してゐる。」
と書いている。皇国史観という風潮の内部からではなく、史眼の高さによって過去が民族の未来を作る、そういう天才を親房に認めた。それが凄いと思う。…
それで、戦後20年経って、今度はライフワークで宣長をやります。…小林秀雄は、戦前戦後を貫いて、つまり皇国史観全盛期と自虐史唯物史観全盛期、どちらにも全くぶれずに、この二人に歴史の魂を直知した。』

いかがでしょうか?
「真の保守」として、三島由紀夫と小林秀雄が挙げられていますね♥
三島由紀夫はその命と引き換えに行動で示し、
小林秀雄は文学者の立場から「日本人の歴史の魂」を見抜いた・・・
どうやら、そこに「保守とは何か」の答えがありそうですね^^
続きは次回に♥
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