2015-02-23 (Mon)

戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
メディアが流す嘘は、戦中・戦後の話だけではありません。
あの江戸時代に関しても、非常に多くの嘘を流しています。
それでは、この本を見ていきましょう!
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『 少し前まで「百姓」は差別用語だという理由で、かなりの長期間、放送禁止用語になり、代替用語として「農民」が使われた。
とんでもない間違いで、【歴史的に無知な人権擁護論者】が、知ったかぶりをしてしゃしゃり出ると、こういう情けないことが起きる。

『百姓』は全く差別用語ではなく、むしろ『農民』のほうが当時の農業従事者を見下して呼ぶ差別用語なのだ。

現代でも、田舎に行って「農民」と言うと、激怒する方が多い。
「俺は百姓だ!農民なんかじゃないぞ!」と。

「農民」は農業従事者にしてみれば差別用語だし、そもそも江戸時代に「農民」という言葉は、今の意味合いにおいて使われていない。

江戸時代に士農工商という身分制度は【存在しなかった】。『士農工商』という言葉自体は存在したが、それは、あくまでも『武士業、農漁業、工業、商業』という業種の差異を区別するもので、階級を意味するものでは【なかった】。

しかも、「百姓」は、農業専業者に限らず、複数の業種に跨がって活動した者も意味した。だから、仮に「農民」に差別的なニュアンスがなかったとしても百姓の代替用語としては使えない。

戦国時代には、武士業と農漁業、工業、商業の全部を掛け持ちしている者さえ決して希有ではなかった。

例えば、白兵戦において戦国最強を謳われた上杉謙信の軍勢の9割は、平時には、農業に従事する百姓だった。そのため上杉軍の合戦は基本的に農閑期のみを選んで行われた。

武士業と農業を兼務する百姓がいなかったのは織田軍で、織田信長は、いつでも合戦が可能なように、兵農分離を推し進めた。

理由は、今でこそ濃尾平野は穀倉地帯だが、信長の時代には木曽川、長良川、揖斐川という木曽三川が年がら年中、氾濫洪水を引き起こして、全く安定した農業収入が望めなかったからである。…

信長が楽市楽座を推進した動機も、農業には頼れない、という必然的な理由があったからで、信長に天才的な先見の明があったわけでも何でもない。
ここまで書けば呑み込めるだろう。織田軍には、商人を兼務する武士が存在したのである。

さて「士農工商」は、あくまでも業種を意味する概念であったから、一つの業種から他の業種に移ることも、【全く自由】だった。

武士が、武士を捨てて農業、漁業、工業、商業従事者になることは自由で、その逆もまた、有り得た。
戦国時代には数多くの事例があるので、いちいち挙げないが、江戸時代だと、武士を捨てた有名人には中江藤樹が、逆に百姓から武士になった者には、勝海舟、男谷信友などの一族がある。 』


いかがでしょうか?
「士農工商」っていう身分制度は、そもそも存在していませんね♥
同じような話は、下記(↓)の書物にも出てきています。
「慶安の御触書」はでっちあげだった♥
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不思議なのですが、何故かいまだに現役の教師でさえ、「身分制度があった」、「農民は苦しんだ」、「差別があった」などと吹聴している人々が多く存在しています。
みなさんも、ご自身の近くに居る人々に、「士農工商って知っている?」って、ぜひ試してみて下さい♥
戦後の教育の過程で、思い込まされたままの方々が沢山いらっしゃいますよ!
そういう身近なところから、変えていきたいですね♥
続きは次回に♥
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No title * by みっちゃん
ご訪問ありがとうございま~す♥
仰る通りですね!
うさぎ屋さんのお話にあるように、実は私たち一家も、祖先は「水呑み」で、売薬・昆布廻送をしていた海洋民族「日本人」の末裔です♥
これからも、宜しくお願い致します^^
仰る通りですね!
うさぎ屋さんのお話にあるように、実は私たち一家も、祖先は「水呑み」で、売薬・昆布廻送をしていた海洋民族「日本人」の末裔です♥
これからも、宜しくお願い致します^^
農民=百姓という思い込みは根強いですね。百姓の中でも「水呑み」と呼ばれた人たちは土地を持たない。小作人ということでもなくて、土地を持つ必要のない廻船などの商売をしていたと言います。(網野善彦「日本の歴史をよみなおす」)
農民という言葉は比較的新しい言葉のようですね。古くからある言葉はせいぜい「農人」でしょうか。
今後ともよろしくお願いします。