2015-02-04 (Wed)

戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
ちょっとした雑学の中にも、知っておいた方が良い大切な事実が隠れています。
それでは、この本を見ていきましょう!
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『 「ブラッディーマリー(Bloody Mary)」いわずと知れたカクテルの名前である。…「ブラディーメアリー」とも「ブラッディーマリー」とも呼ばれるが、本来の発音に近いのは「ブラディーメアリー」だろう。…

1553年、エドワード6世のあとを継いでイングランド国王に即位したメアリー1世は熱心なカトリック教徒であった。彼女の父ヘンリー8世以来、イングランドでは独自に宗教改革が進んでいて、ドイツ、オランダなどに広まったプロテスタントとは別に、イギリス国教会が信仰されていた。
イングランドは、もともとバチカンの法王庁とは良好な関係を保っていた。それが、ヘンリー8世の時代、離婚問題でこじれたのがもとで袂を分かつことになる。王は妻との離婚を法王庁に認めるように頼んだのだが、教皇クレメンス7世がこれを却下したのだ(※カトリックでは離婚や避妊、中絶、自殺は禁止されている)。

そのため、ヘンリー8世はそれまでの態度を変え、教皇が公私を問わず生活面においても首位を保っているのはおかしいと主張、国内の聖職者に対しても、自身が首長であり保護者であると公言…聖職者たちも…それを認めた。

それに従ったカンタベリー司教がヘンリー8世の離婚と別の女性との再婚を認めたため、教皇はヘンリー8世を破門する。

だがヘンリー8世は1534年、首長令を公布しイギリス国教会のトップに君臨することになった。…
(その流れを)ひっくり返したのが後継のメアリー1世だった。メアリー1世はカトリックへの復帰を宣言し、国内に増えつつあったプロテスタントを迫害、女性や子どもを含む約300人を処刑したため、「ブラディーメアリー」と呼ばれたのだ。処刑された者のなかには、カンタベリー司教…もいた。ただ、メアリー1世が亡くなると、カトリックへの復帰運動は立ち消えになる。 』


いかがでしょうか?
宗教上の考え方の違いで、自国民を虐殺してしまう女王だったんです♥
怖いですね♥
ちなみに、このあとの話ですが、エリザベス女王以後、再びイギリス国教会が強化されます。そして、プロテスタント的な法律は廃止され、さらに清教徒(ピューリタン)と国教会の対立が激化し、清教徒たちはアメリカへと渡っていきました。
カトリックと違って、プロテスタントの聖職者は「結婚」が許されています。その源流をつくったのは、あの有名なルターでした。
偉人? 宗教改革のルター♥
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ですので、プロテスタントの聖職者たちは、自分の家族を持っていて生活していくための「お金」が必要になります。
自然と、世俗的になってしまいます♥
アメリカのクリスチャンの半分は、この「お金に弱い」プロテスタントです。
続きは次回に♥
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