2015-02-02 (Mon)


戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この本を見ていきましょう!
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『 米国、イギリス、フランス、そしてサウジアラビアなどペルシャ湾岸のアラブ諸国の目標は、アサド政権の打倒にあった。だが、かりにアサド政権の崩壊となれば、反政府武装勢力を統合しつつある「イスラム国」が最も利益を得ることになるかもしれない。イラクの対イラン国境から地中海まで勢力を伸ばす「イスラム国」に軍事的に対抗できるのは、現在、シリアのアサド政権のみという状態になっている。米国はイラクでは、「イスラム国」を封じるためにイラク政府を軍事的に支援しているが、シリアには介入できないというジレンマに陥り、「イスラム国」はシリアからイラクでの活動を補強している。

2009年にヒラリー・クリントン国務長官が、サウジアラビアからの献金がスンニ派の「テロリスト集団」の最も重要な活動資金源となっていると発言した。米国は、サウジアラビアの一部の聖職者たちが唱える、シーア派など異宗派に対する否定的な発言や不寛容な姿勢を、問題にすることがない。…サウジアラビアは米国製兵器の主要な購入国であり、また米政界とも「献金」を通じてつながっているからである。

イスラム世界全体の急進的な潮流に幅広く目を配らずに、「イスラム国」ばかりに注意が集中するようだと、米国の「対テロ戦争」は果てしないものになるし、日本などの同盟国もつき合わされ続けることになるだろう。…

2014年6月下旬に米国は、シリアの「穏健な武装集団」に5億ドルの資金協力を行うことを決定した。しかし、シリアには「穏健な武装集団」など存在せず、米国は1980年代のアフガニスタンでの対ソ戦争の際に「ムジャヒディン(イスラムの聖なる戦士たち)」に武器、弾薬、資金、軍事訓練を与え、それがアルカイダになったという失敗から教訓を学んでいないようだ。 』


「イスラム国」の最高指導者アブー・バクル・バグダーディー

いかがでしょうか?
「アルカイダ」をつくったもアメリカであって、「イスラム国」をつくったのもアメリカだということが、良く分かりますね♥
つまり、対立する武装集団をつくり、戦争を引き起こしている、その張本人がアメリカなんです。
そうすることによって、アメリカ製の武器が売れるんです♥
ここまでの流れをまとめてみます。
著者は言います。
●同じイスラム内で、大きく二つの宗派(シーア派とスンニ派)の対立が激しくなってきている。
しかし、宗教上の教義で双方に大差はない。
●イラク戦争までは、双方の住民は仲良く暮らしていた。
●多国籍軍がイラクのサダム・フセイン政権を弱体化するために、双方に亀裂を生じさせた。
●つまり、アメリカが、双方の亀裂を深め、イスラム世界の【分断】にまんまと成功した。それが負の連鎖を引き起こしている。
と、こんな感じでしょうか?
この辺りは非常に理解し易いですね♥
ただし、冒頭で著者は、こうも言っています。
『 オバマ大統領は「イスラム国」を根絶すると決意を述べたが、軍事的行動で過激派や武装集団の活動を「根絶」することは不可能 』だと。そして、『 米国はなぜ「イスラム国」に勝てない 』と。
全編を通じてイスラム全体の流れが良く理解できる書籍ですが、この冒頭にある著者の見立てが「誤り」であるのではないかと思っています。
つまり、こうです。
『 オバマ大統領は「イスラム国」を根絶すると(表向きには)決意を述べたが、軍事的行動で過激派や武装集団の活動を「根絶」
もちろん、著者はそのようには、書いてはいません。
しかし、読み進めていくと、そのように解釈する方が腑に落ちる部分が多いんです。
例えば、そもそも、この「イスラム国」。
100年前の「支那の軍閥」とそっくりなんです。
※支那の軍閥は、こちらから♥
六国を滅ぼすのは六国。中国を滅ぼすのは、もちろん・・・♥
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支那の軍閥は、武装した暴力団のような存在です。国家の軍隊ではありません。
現在の中共も、台湾の国民党も、もともと「軍閥」です。
「イスラム国」と「支那」は、とても良く似ています♥
暴力、強奪、強姦、虐殺など、いずれも共通点です。
そして、イギリスやアメリカは、それらの軍閥を利用し、支那民衆を扇動していました。
※英米による支那民衆扇動についてはこちらから♥
英米キリスト教宣教師の活動♥
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※イラク戦争については、こちらから♥
イラク戦争のミステリー♥
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それでは、さらに読みすすめていきましょう♥
続きは次回に♥
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