2014-09-13 (Sat)

江戸図屏風に見る、初期の江戸
PHP研究所
日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】
著者 竹村公太郎著 《リバーフロント研究所研究参与》
『「におい」と文明の関係を考えるとき、
江戸から明治への変化がもっとも劇的である…
その主役は、【下水道】であった…
当時、100万以上の人が住む江戸は、
【世界最大の都市】であった。
しかし、疫病(えきびょう)が蔓延していたヨーロッパの都市と比べ、
江戸は、極めて【衛生的】な都市だった。
江戸には、衛星インフラとしてのヨーロッパ式の下水道はなかった。
それでも江戸が衛生的であった理由は、
江戸が【リサイクル都市】だったからだ。
江戸では「ゴミ発生」の余地がないほど、
徹底したリサイクル社会が構築されていた。
下肥(しもごえ)、つまり人の屎尿を農作物の肥料として使用していた。
農家の下肥だけではなく、江戸町民の下肥も農家に引き取られていた。
単に引き取られたのではない。
農家が【対価】を払ってまで、下肥を引き取っていたのだ。
化学肥料がない江戸時代、チッソ、リン、カリを含む下肥は、
農作物に欠かせない肥料であった。
その下肥は、常に不足気味で貴重品であった。
下肥運送業はもちろん、下肥問屋や小売商まで存在していた。
長屋に住む店子の下肥の所有権は大家に属していた。
馬が道で糞をすると、糞が温かいうちに子供らが拾ってしまった。
江戸の町では、屎尿と生ゴミは廃棄物ではなかった。
金銭に換えられる貴重な肥料であった。』
え~っ! 「あれ」が、貴重な宝物、お金に換えられる程の「モノ」だったんですね♥
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