2014-11-21 (Fri)

ラヴレンチー・パーヴロヴィチ・ベリヤはソビエト連邦の政治家。ヨシフ・スターリンの大粛清の主要な執行者とみなされている。1953年1月13日、プラウダの報道により、ソヴィエトにおける最大規模の反ユダヤ事件が幕を開けた。これは、後に”医師団陰謀事件”として知られる。国内の著名なユダヤ人医師たちの一部が「ソヴィエトの首脳を毒殺した」という理由で告訴・逮捕された。これと平行してヒステリックな反ユダヤプロパガンダキャンペーンが、ソビエトのマスメディアを通じて溢れた。最初に37人の医師(内17人がユダヤ人)が逮捕され、逮捕者は数百人にまで伸びた。ソビエト国内のユダヤ人の多くは、自分の仕事を解雇されるか、逮捕されるか、強制収容所に連行されるか、処刑された。このとき、スターリンの命令により、MGBはソビエト国内の全ユダヤ人をロシア極東へ強制移住させるか、あるいは虐殺する準備を始めたと主張されている。スターリンが死去すると、ベリヤは集団指導体制に移り、首相であったマレンコフに次ぐ第一副首相兼内相として、ソ連の指導的地位に就く。スターリンの死後の数日後、ベリヤは逮捕された全ての医師を解放し、この事件全体はでっち上げによるものだと公表、この件に直接関与したMGBの役人を逮捕した。計画されていたユダヤ人強制移住は取り止めとなった。ソビエトのマスメディアによる反ユダヤキャンペーンとユダヤ人への迫害は終わった。
1953年3月1日、スターリンは、フルシチョフ、マレンコフ、ブルガーニン、ベリヤとの徹夜での夕食の夜に倒れ、その4日後の3月5日に死去した。1993年に出版されたヴャチェスラフ・モロトフの政治回顧録によると、ベリヤはモロトフに対し、スターリンに毒を盛ったことを自慢したとされる。ロシアの作家エドワード・ラジンスキーの著書『スターリン』にもこのことは記述されており、公表される兆候もあったという。モロトフの回顧録は、新たに公開された膨大なロシアの機密文書、スターリンの元ボディガードが出版した回想録、その他のデータに基づいたものである。スターリンが意識不明の状態で発見されてから数時間、医師の助けが拒否されたことや、治療にワルファリンが使用されたことが示唆されたことも報告されている。2006年、ロシアの週刊誌にて、ロシア公文書館でスターリン暗殺説を裏付ける有力な証拠が発見されたと報じられた。その文書記録によると、内容は、倒れたスターリンに対する治療が毒物接種時に施される物で、当初言われていた症状での治療法では絶対にあり得ない治療法を施していたことなどが記されていた。

前回からの続きです♥
米ソ二カ国による演出だった「東西冷戦」、
「東西冷戦」は欺瞞だった。。。と著者は言っています。
こんなことは、「学校の先生」は、まったく教えてくれませんね♥
引き続き、謎の多い朝鮮戦争に焦点を当てています。
さあ、一緒に、見ていきましょう!
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『 朝鮮戦争に中国を介入させ、ソ連の中国に対する支配力を強化するというスターリンとアメリカの狙いは成功したかにみえました。しかし、朝鮮戦争休戦の前に(1953年3月5日)、なぜスターリンは「暗殺」されたのでしょうか。

スターリンが自らを排除しようとする勢力がいるとの恐怖に駆られて、ユダヤ人医師団を処刑したのを手始めに、反スターリンとみなした人物を次々と粛正してゆきます。そして最後にはスターリンは側近のベリアによって暗殺されてしまいます。

…グロムイコはスターリンが暗殺されたことを暗示する叙述をしています。
「臨終の際、スターリンはベッドサイドに居合わせたマレンコフ、フルシチョフ、モロトフなどの政治局員に対し、壁に架かっていた絵画に描かれた子羊を指差した後、自分を指差して自らを子羊に見立てていた。」(『グロムイコ回想録』)
…スターリンは、当初はアメリカやイギリスの国際金融家たちの力を借りてソ連の発展を図ろうとしましたが、次第に利害が衝突し、国際金融家たちの意向に従わなくなった…
その理由は、ソ連一国で一つの「世界」を構成しており、スターリンは国際金融家たちが目指すグローバルな利益ではなく、ソ連の国益を守ることに心血を傾けるようになったのだと思われます。要するに、ソ連の利益が第一と考えたのです…
ソ連にとって世界とはソ連を意味します。ロシア語で世界をミールといいますが、ミールは平和という意味でもあります。スターリンはソ連以外の権力に服従する事を潔しとしなかったのではないでしょうか。スターリンにとっての世界はソ連そのものだったのです。逆に言えば、ソ連に君臨することは世界に君臨することと同じだったということです。

大韓民国の国民防衛軍(1951年1月) ↑これで軍隊なんでしょうか?
いかがでしょうか?
朝鮮戦争は米ソが演じた芝居であった、
しかし最後はスターリンも暗殺されてしまったんですね♥
続きは次回に♥
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