2014-11-06 (Thu)

〈教科書を比べる〉
日本―人物コラムで掘り下げる
辛亥革命は、日本の教科書では、日露戦争後に中国や朝鮮で起きた重大な変化の一つという位置づけだ。東京書籍の「新しい社会 歴史」は、その説明に約1ページを割く。
《中国では、帝国主義列強の圧迫に対抗する動きが強まり、清をたおして民族の独立と近代国家の建設をめざす運動が始まりました。その中心となったのが、三民主義を唱えた孫文です》
こう書き出した後、「アジア最初の共和国」である中華民国が建国されたものの、袁世凱の独裁的な政治を経て、軍閥が割拠するようになったことを概説している。
3・1独立運動と5・4運動は、インドの民族運動とともに「アジアの民族運動」というテーマで、2ページにまとめられている。学習指導要領は第1次世界大戦後の「民族運動の高まり」を理解させることを求めており、それに対応した内容だ。日本が中国に強引に認めさせた21カ条の要求については、その要点を抜き出して別に掲載している。
(省略)
(吉沢龍彦)
↑記事はこちらから♥

長野朗(ながのあきら)
…戦前を代表する秀れた【シナ通、中国通】で…
GHQに焚書された本は18冊もあり…
没収された本の多い著者としては3番目にランクされる人物です。
…1975年までご存命でしたから、戦後も中国共産党に関する本を出しておられます。
…洞察力も鋭いし、シナという国に愛情を持ちつつも
知的に冷徹に【この民族の本性を見抜いて】います。
しかも、扱う事象の幅が広い。

今度の事変(支那事変)の起こりは大正八年の排日で、
そのとき私は…私のいたすぐ近所で排日の第一声が起こり、
それから排日が抗日になるまで見物してきたから、
ここには北京政府時代の排日の起こった時からの私の実見記を簡単に述べてみやう。
排日が起こったのは大正八年の五月四日であるから、
五四運動といはれている。
やったのは北京大学の学生だが、起こりはいろいろで…
第一には英米が欧州戦争(第一次世界大戦)中に、
東亜の市場を日本に独占されていたのを、
何とかして取り戻さうとして、
排日を煽り日貨排斥(日本製品ボイコット)を宣伝した。
欧州戦争中はさすがに気兼ねしていたが(日本が英米側についていたから)、休戦ラッパが鳴り響くや(1918年)
たちまち英米新聞が排日の宣伝を始め、それが支那新聞に伝染し、
ようやく気勢(排日の気運)が出来てきた。
そこに欧州戦後の新思想(マルクス主義)が
北京大学の学生教授の中に流れ込み、一方では
当時北京政府の政権を握っていた親日派の段祺瑞(だんきずい)一派に対し、
反対派の直隷派や
失意政客(段祺瑞によって中央政府を追われた政治家たち)が
段派を倒して政権を握る手段とした。
それに新興支那財閥の国貨運動(国貨=国産品)も加わって、
排日の気勢が醞醸(うんじょう)されてきた。

イギリスとアメリカが自国製品を中国に販売しようとして、日本製品ボイコットをメディアを通して煽り、そこに中国人が加わって来たってことなんですね♥ 中国人自らが、民族運動を起こした訳ではないですね~ 教科書が間違っているんですね!

↑記事はこちらから♥
(解説)
まず軍閥とは、軍事力を背景とした私兵集団のことで、簡潔に言うと武装した暴力団。清朝滅亡後(1912年)、中国では各地で武装暴力団である軍閥が割拠していた。その様な中、蒋介石の軍閥(国民党)が「北伐」(1926~28年)と称して、南から北へ侵軍する事になる。そのきっかけは、北方の軍閥における内争であって、内争により南北軍閥間のバランスが崩れたのが基本的な流れ。

1910年代末の軍閥勢力図/『中国革命とソ連 抗日戦までの舞台裏【1917-37年】』
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