マスク・ネタニヤフ会談は AI とイノベーションが全てだ、とワシントン・ポスト紙が「反ユダヤ主義」の援護報道を推し進める中、イスラエルが発表

2023-10-07 (Sat)

こちらは、以下の『ZeroHedge』さん記事の翻訳となります。
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☆Musk-Netanyahu Meeting All About AI & Innovation, Israel Says, As WaPo Pushes 'Antisemitism' Cover-Up

ベンヤミン・ネタニヤフ首相の官邸は、首相が来週サンフランシスコを訪問する際に、イーロン・マスク氏と会談することを確認し、その際、首相はニューヨークで開催される国連総会で演説し、ジョー・バイデン米大統領と副次的に会談する予定であることを明らかにした（ホワイトハウスへの招待を希望していたが、首相就任以来まだ実現していない）。

ネタニヤフ首相の官邸を代表する役人は、月曜日のシリコンバレーでのマスク氏らテック業界のリーダーたちとの会談は、人工知能について議論するためのものだと強調した。しかし、ワシントン・ポスト紙をはじめとする主要メディアは、この会合を反ユダヤ主義をめぐる激しい論争と関連付ける見出しをつけ、広報上のダメージコントロールとして誇大宣伝に躍起になっている。

ワシントン・ポスト紙は木曜日の報道で、検証可能な証拠を提示することなく、この構想全体を次のような枠組みで報じている：「事情に詳しい 5 人の関係者が、非公式の話をするために匿名を条件に語ったところによると、この会談は、高まりつつある論争を食い止めるための、マスク氏のユダヤ人の友人や協力者、そして彼のソーシャルメディア会社の幹部によるキャンペーンの最新の一歩である。」

また、この報道では、この夏の最初の論争に言及し、「この夏、ネタニヤフ首相は、X のオーナーがユダヤ人金融家ジョージ・ソロスについて反ユダヤ主義的な表現を繰り返した後、マスク氏との対話で事態を収拾した」と書いている。

しかし当時、反ユダヤ主義対策を担当するイスラエルの大臣、アミカイ・チクリディアスポラ問題担当大臣はこのように語っていた ：

「反ユダヤ主義との闘いを任されているイスラエルの大臣として、イスラエル政府とイスラエル国民の大多数が、イーロン・マスク氏を素晴らしい企業家であり、模範的な人物であると考えていることを明確にしておきたいと思います。」

チクリ氏は、マスク氏が X に投稿したいくつかの記事に言及し、こう反論を続けた： 「ユダヤ人とイスラエル国家に最も敵対的な組織に資金を提供しているソロス氏への批判は、反ユダヤ主義どころか、まったく正反対だ！」 とイスラエルの大臣は語った。

もっとも、今度の会談でイスラエル政府自身が強調しているのは、ネタニヤフ首相が「イスラエルのハイテク・セクターの擁護者」として、米国を代表する AI やハイテク業界の大物たちとイノベーションに関する話を進めたいということだ。

それにもかかわらず、批評家たちは今、ネタニヤフ首相が米国訪問中にマスク氏とこのような目に見える会談を行うことで「憎しみを助長している」と攻撃している。ワシントン・ポスト紙の報道もそれを示唆しており、客観的で合法的な報道というよりは、ヒット・ピース （客観的かつ真実であるように見える方法で虚偽または偏った情報を提示することによって世論を揺さぶることを目的とした出版記事または投稿）という形を取っている。

その一方で Times of Israel 紙は、月曜日に予定されている抗議行動について報じている：

サンフランシスコのイスラエル人は、会談に抗議するつもりだと述べた。

「世界で唯一のユダヤ人国家の指導者であるベンヤミン・ネタニヤフ首相が、反ユダヤ・ヘイトスピーチの悪名高き支援者に相談し、支援を求めるためにアメリカ中を飛び回っていることは、深く憂慮すべきことだ」と、シリコンバレーのイスラエル人技術起業家オフィール・グテルゾンはワシントン・ポスト紙に語った。

これはまた、ADL （名誉毀損防止同盟、Anti-Defamation League、米国最大のユダヤ人団体）がマスク氏に圧力をかけ続け、X （旧 Twitter ）上でユダヤ人がしばしば「憎悪に満ちた反シオニスト、反ユダヤ主義者の罵詈雑言」の標的になっていると言って論争を煽り、最終的にマスク氏を非難していることでもある。

No kidding … https://t.co/XjA0GASc81
— Elon Musk (@elonmusk) September 14, 2023

イーロン・マスクは ADL と 220 億ドルの訴訟を起こす可能性がある。

しかし、ADL とは何者なのか？

彼らは憎しみに対抗する正義の味方なのだろうか？

ADL のあまり知られていない歴史については、以下をご覧ください。

冗談じゃない…

ネタニヤフ首相とマスク氏との会談が、強力で影響力のあるユダヤ人とイスラエル政府がマスク氏を庇護しているという主張の難点のひとつは、（国家元首による）この種の外遊は通常、数週間かけて計画されるという事実だ。

ADL とのこの最新の争いは、今月、そして主に先週、億万長者であるテスラとスペース X のオーナーを攻撃する ADL の公的声明がより顕著になるにつれて、より激しく燃え上がった。このタイミングは、2024 年の選挙に向けてトランプ氏の支持率がバイデン氏の支持率を上回るという最近の世論調査を考えると、不思議なことでもある。マスク氏は今週、ロサンゼルスで開催された「オール・イン・サミット」での仮想演説の中で、これについていくつかの発言をしている。

ELON MUSK: “The ADL was instrumental in getting Donald Trump deplatformed. When we restored the account, they made it super clear that they regarded simply restoring his account on Twitter, now X, constituted hateful speech. He hasn't even said anything”pic.twitter.com/RQYjYjMDJO
— ALX 🇺🇸 (@alx) September 13, 2023

イーロン・マスク氏：「 ADL は、ドナルド・トランプを脱プラットフォームするのに貢献した。私たちがアカウントを復活させたとき、彼らはツイッターの彼のアカウントを復活させただけで、憎悪に満ちた言論とみなすとはっきり言った。トランプは何も言っていない。」

また、AI に関するマスク・ネタニヤフの協力体制も長く続いている：「ネタニヤフ首相は 6 月にも、マスク氏や OpenAI CEO のサム・アルトマン氏との対話の後、人工知能に関するイスラエルの政策を策定するチームを立ち上げると発表した。ネタニヤフ首相は、イスラエルを AI の世界的リーダーにしたいと語っている」とイスラエルのメディアは以前確認している。

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